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更新日:令和5(2023)年10月24日
ページ番号:335980
健康診断で「肝機能に異常がある」と言われたのですが、どのような食事(食習慣)および生活習慣にすればよいですか。
肝臓は胃や腸で消化・吸収された栄養素は肝臓に送り込まれ分解・合成されて、人間の体に合った成分に変えたり、食物の中にはさまざまな有害物や、腸内でつくられた毒物を無害な物に変えるなどたくさんの働きをもっています。肝臓は沈黙の臓器といわれ、肝臓が悪くなっても、はじめから症状が現れることが少ないのが特徴です。肝機能に異常が生じる原因としては、肝炎ウィルスの感染やアルコール、肥満、薬物などがあります。
肝機能に異常がみられたら、専門医に受診して原因を知ることが大切です。もし、ウイルスによるものなら専門医の指示に従い定期的な検査や治療を受けましょう。
肝臓をいたわるために下記の点に気をつけましょう。
たんぱく質は肝細胞再生のための重要な栄養素になりますので、肉、魚、卵、大豆製品などの良質なたんぱく質をとりましょう。また、肝臓が働くためにはビタミンのサポートが欠かせません。野菜や果物もしっかり食べましょう。脂肪分の取り過ぎは、肝臓の仕事量を増やすことになります。バターや油など油脂類の使い過ぎには気を付けましょう。
肝臓には、アルコールを分解する働きがありますが肝臓の限度を超えるような量のアルコールを摂取すると、肝機能の低下を招くことになります。また、アルコールの過剰摂取や過栄養による肥満は脂肪肝の原因となります。厚生労働省は「健康日本21」の中で「節度ある適度な飲酒」を「1日平均純アルコールで20g程度である。」と定義しています。飲酒は純アルコール20g程度にとどめましょう。純アルコール20gとは大体「ビール中ビン1本」「日本酒1合」「チュウハイ(7%)350mL缶1本」「ウィスキーダブル1杯」などに相当します。また、週に1~2日、休肝日を設けて肝臓を休ませることが大切です。
【参考文献】
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