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更新日:令和4(2022)年10月7日
ページ番号:336016
うつ病の人を励ましてはいけないと聞いたのですが。
うつ病の急性期にある人に対して、激励は禁忌です。うつ病の急性期では、患者さんは頑張りたくても頑張れない状態に陥っており、不用意に励ますことは、過度に自責的になっている患者さんを更に追い詰めることになります。うつ病の急性期の治療では、休養をとらせることが最優先であり、周囲が「怠けているのではないこと、安心して休んでよいこと」を保障する必要があります。
しかし、「いかなるときもうつ病の人を励ましてはならない」というのも誤りです。脳血管障害などの身体疾患では、急性期を過ぎたら積極的にベッドから起こし、リハビリを行うことが当たり前になっています。不必要な安静を続ければ、いわゆる「廃用症候群」が生じ、筋力低下や関節拘縮のため、身体機能が低下してしまいます。
うつが長く続いている人は「うつの気分が良くなったら行動する」と考えがちですが、不活発な生活自体がうつ状態を維持する悪循環に陥っていることがしばしば見られます。このようなときは、「気分が乗らなくても行動すること」を適切に励ますことが、快復のために重要です。
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