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更新日:令和6(2024)年9月30日
ページ番号:336058
頭を打ったときはどんなことに注意したらいいのですか。
まず、どんなふうに打ったかが重要です。脳というのは柔らかいもので、堅い頭蓋骨の中に収まっていますが、脳に傷が付かないように水の中に浮かんでいるような状態で入っています。鍋の中に水を張り、鍋よりやや小さめの木綿豆腐を浮かべたところを想像してみてください。水の中に入っていれば確かに豆腐は壊れにくいかもしれませんが、それでも鍋を落としたりすれば豆腐は傷付いてしまいます。一方、鍋の外から多少物で叩いても、鍋が揺れたり凹んだりしない限り中の豆腐は壊れません。頭のケガもちょうど同じように考えられます。
交通事故や転落事故のように動いていた頭が急に止まったような状況の時には、外見上大したことがなくても脳に傷が付いてしまう場合があります。それに対して、ゴルフボールのような比較的重量の軽い物が当たった場合には、脳には障害がないことが多いのです。
頭蓋骨の中に脳はちょうど良い大きさで入っています。頭蓋骨の中によけいな物(出血や腫瘍など)が増えると、脳は非常に窮屈な思いをすることになります。頭を打ったときにもし血管が切れてしまうと、血腫が脳を圧迫し、脳に傷が付いていなくても具合が悪くなることがあります。つまり頭を打ったときには「脳に傷が付いたか」と「出血しているか」が重要なわけです。
それではどんな時には病院へ行った方が良いのでしょう。まず、短時間でも意識を失うほど打ってしまった場合。時間とともに頭痛や吐き気が強くなってくる場合。手足がしびれたり舌がもつれたりする場合。こどもは1から2度吐くことはよくあることですが、繰り返して吐いたり、顔色が青白くなってきた場合などは急いで検査を受けた方がよいでしょう。また高齢者は、1から3ヶ月して血腫が出来てくることもありますので、そのころ頭痛や手足のしびれが出現してくるようなら、やはり検査をした方が良いでしょう。
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