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更新日:令和5(2023)年10月24日
ページ番号:335964
最近、結核が増えていると聞きましたが、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
医療や生活水準の向上により結核患者数は減少してきましたが、今でも全国で1日に約35人(2022年)の新しい患者が発生しています。
現在では、結核に対する有効な予防方法や治療方法がありますので、早期発見、早期治療により発病の予防や感染拡大を防止できます。
結核の感染・発病を防ぐには。。。
・バランスのとれた食事や十分な睡眠、適度な運動、ストレス解消を図り、結核菌に対する抵抗力をつけましょう。
・うがい、手洗いの習慣をつけましょう。人ごみに出かけるときや、自分自身が咳をしているときなどはマスクをつけましょう。
・特に抵抗力の弱い赤ちゃんの結核の感染予防には予防接種が有効です。市町村からの案内に従い1歳(国が示す標準的接種期間は生後5~8カ月)までの接種が推奨されています。
・定期健康診断を毎年必ず受けましょう。
・血液検査等で感染が疑われた場合には、抗結核薬を予防的に6か月間内服して「発病」を防ぐ方法があります。これにより発病は50~70%抑えられ、その効果は少なくとも10年間は認められます。発病した場合の治療には、複数の抗結核薬を6~9ヶ月間内服するのが標準です。どちらも症状が無くても決まった期間のみ続けることが重要です。感染の状況や体調などによっても治療方法は変わってきますので、次の症状が見受けられた際は、早めに医療機関に相談してください。
・痰のからむ咳・微熱・体のだるさが2週間以上続く
・痰に血が混じる、胸が痛い
・寝汗が多い、食欲がない、体重が減ってきた
なお、高齢者では上記症状が出ないことがあります。年に1度は胸部X線検査を受けるようにしましょう。
参考:公益社団法人 結核予防会 結核研究所
https://jata.or.jp/
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