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更新日:令和5(2023)年7月7日
ページ番号:335970
自宅で介護している80歳の母は、寝たきりのため週1回しか入浴ができません。お風呂好きな母のために、せめて足だけでも洗ってあげたいのですが、可能でしょうか。具体的な方法について教えてください。
寝たままで足を洗うことは可能です。足をお湯につけて洗ったり、つけたお湯のなかで、マッサージをしたりすることを足浴といいます。
入浴ができなくても、足浴を行うことで、足を清潔にし、循環を促し、温熱作用で入眠促進効果があり、爽快感を得ることができます。家庭で足浴を行うための具体的な方法について示しますので、是非やってみてください。
・用意するもの
大きめの洗面器、38~40℃のお湯、やわらかい布、沐浴剤や入浴剤・石鹸など、やかんなどに40℃前後のお湯(最後に流すのに使います)、足を拭くタオル、周りが濡れないように新聞紙とビニールの敷物(ゴミ袋でもよい)
もし座れるならイス(座って行う場合は、洗面器ではなくバケツでもよい)
・方法
1.バケツまたは大きめの洗面器にお湯を入れます。半分くらいを目安にすると良いでしょう。
2.お湯の温度は38~40℃で用意します。少しぬるいと感じるくらいの方が、寝たきりの方にとっては適温であることが多いです。ですが、人によって好みがあると思いますので調整してください。お湯に沐浴剤や、入浴剤を入れてもよいでしょう。石鹸を使用する場合は、石鹸と小さめのタオルを準備します。
3.足浴を行う場所には、周りを水で濡らさないように、ビニールの敷物と新聞紙を敷き、その上にお湯の入った洗面器(またはバケツ)をおきます。
4.お湯の中に足をいれ、少し温めてから足を洗います。ガーゼや小さめのタオルなど、やわらかい布を使ってマッサージするように洗うとよいでしょう。指の間やかかとなどは、垢がたまりやすいのでしっかりと洗いましょう。
石鹸を使った場合は、最後にきれいなお湯で石鹸分を流しましょう。石鹸分が残っていると、かゆみが出たり、皮膚が荒れる原因になりますので、しっかりと流してください。。
5.流し終えたら、指の間などの水分をタオルでしっかり拭きます。
*同じ要領で、手をお湯につけて洗うこともできます。
*寝たままで行う場合、図のように膝を立てて行うと良いでしょう。(図参照)
膝の下に枕などを入れ、足をタオルで巻くと、寝ている人も楽であり、足も崩れにくく洗いやすい
寝たままでおこなう足浴
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