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更新日:令和6(2024)年8月8日

ページ番号:335921

膀胱に腫瘍があると言われました。膀胱を全部取らないといけないんでしょうか。

質問

膀胱に腫瘍があると言われました。膀胱を全部取らないといけないんでしょうか。

回答

 膀胱腫瘍(癌)は全悪性腫瘍の1%を占め、わが国の泌尿生殖器癌の中で前立腺に次いで多い癌です。膀胱腫瘍の95%以上は上皮性腫瘍でそのうち90%以上は尿路上皮癌(かつては移行上皮癌)です。

 年齢別では70~79歳が最も頻度が高く(約30%)、男女比は3対1と男性に多く見られます。

 初発症状は約70%に無症侯性血尿が見られ、排尿痛、頻尿、排尿困難を伴う場合もあります。

 検査は、超音波検査、膀胱鏡、尿細胞診、MRI、CTなどを行い、病期診断を行います。

 治療は、膀胱腫瘍(癌)の進展が粘膜下層までであれば表在性腫瘍として経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT…内視鏡手術)を第一選択します。TUR-BTで切除した検体は、病理学的検査を行って良悪性の判断や悪性度や深達度の評価を行います。

 表在性腫瘍は、膀胱腫瘍(癌)の約70%を占めており、上記で述べたようにTUR-BTを中心とした治療が行われます。しかしTUR-BTを行った結果、膀胱腫瘍(癌)が筋層を超えて進展している浸潤性癌であると判断した場合には原則的に膀胱全摘術+尿路変更術を施行します。

 質問への回答ですが、膀胱腫瘍では、癌が筋層を超えて進展している浸潤性癌である場合に原則として膀胱全摘術が施行されますので、これまで解説した様に膀胱腫瘍の全例が膀胱全摘術の適応ではありません。

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所属課室:健康福祉部健康福祉指導課企画情報班

電話番号:043-223-2607

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