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更新日:令和5(2023)年10月24日
ページ番号:335992
こどもが中耳炎になったらどうすればいいのでしょうか。
夜中に急に「耳が痛い」と泣き出す、あるいは「朝起きたら耳から膿のような汁がでていた」。これらは小さなお子さんをお持ちであれば、1度や2度は経験するようです。これは「急性中耳炎」といって、中耳(鼓膜の内側)が炎症を起こしてしまう病気です。風邪ぎみの時に起こることが多いようで、細菌が鼻から耳管という管を通って中耳に入り感染を引き起こすことで中耳炎が生じます。
中耳に感染が生じると、中耳に膿がいっぱい溜まり鼓膜が真っ赤になりはれてしまいます。腫れがひどくなると鼓膜に小さなあながあいて膿が出てしまいます。膿が出ると痛みはずいぶん治まります。
日中であれば耳鼻科に行って薬をもらったり、鼓膜切開をして膿を出したりの治療が受けられます。夜間は痛みに対する対応を行ない、翌朝耳鼻科に行きましょう。痛みに対しては痛み止めの薬(鎮痛解熱剤、同時に熱を下げる作用もあります)を飲ませ、気持ちがよければ痛いほうの耳を冷たいタオルで冷やしてあげましょう。このような時のために小さなこどものいる家庭は鎮痛解熱剤を常備しておくのもよいでしょう。もし休日であれば、休日当番の耳鼻科・小児科・内科で薬をもらいます。休み明けまで待ち耳鼻科に行っても構いません。
耳漏(みみだれ)が出ている場合は綿球(綿で作った玉)を耳のあなに当て耳漏が外にたれてこないようにしましょう。耳漏がたれていると外耳炎や耳介など耳の周囲にまで湿疹が広がり不愉快な思いをすることがあります。
詳しくは、主治医またはお近くの医療機関に御相談ください。
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