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更新日:令和6(2024)年3月14日

ページ番号:335976

こどもの歩き方がおかしいように思えるのですが。

質問

こどもの歩き方がおかしいように思えるのですが。

回答

こどもが内股で歩き、転び易く心配だといって病院を訪れるお母さんが増えています。この内股歩きを「うちわ」といい、程度が軽いものの大部分は癖みたいな所があり、成長にしたっがて自然に治ってしまいます。
3歳頃までにみられるうちわの多くはO脚や膝から下の骨の内側への捻れ(下腿骨内捻・かたいこつないねん)、または足の前半分が内側に曲がっている(内転足・ないてんそく)ことが原因ですが、どれも自然に軽快していきます。3歳以降にみられるうちわは大腿骨頭(だいたいこっとう)が余分に前に捻れている場合が多くみられます。これも7歳頃までに軽快していきますが、日頃の床の坐り方がとんび座り(わり座)をしているようであれば、あぐら坐りに変更させましょう。
うまく症状を訴えることのできない小さなこどもが急に足をひきずって歩くことは何か異常があると思って下さい。炎症や骨折の早期発見につながることもあります。また、こどもが歩き始めてから、お母さんが跛行(はこう:びっこをひいて歩くこと)に気がつかれて、先天性の股関節脱臼(こかんせつだっきゅう)や両脚の長さの違いが発見されたりすることもあります。
少し大きくなってからでは、6歳頃の男の子がはじめは膝のあたりに痛みがあって、いつのまにか跛行をしている場合にはペルテス病が考えられます。さらに11、12歳頃の肥満気味の男の子が、股関節を痛がって脚を引きずり、足が「そとわ」で歩くようであれば大腿骨頭辷り症(だいたいこっとうすべりしょう)が考えられます。歩き方の異常の奥に病気が隠れています。よく注意を払い、見逃さないようにしましょう。
 

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所属課室:健康福祉部健康福祉指導課企画情報班

電話番号:043-223-2607

ファックス番号:043-222-6294

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