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千葉県議会 > 本会議・委員会 > 常任委員会 > 県内調査報告/県外調査報告 > 令和6年6月定例会県土整備常任委員会県内調査報告書

更新日:令和6(2024)年7月23日

ページ番号:688191

令和6年6月定例会県土整備常任委員会県内調査報告書

令和6年7月2日

千葉県議会議長伊藤昌弘 様

県土整備常任委員長三沢

本委員会が所管事務調査のため、県内調査を実施したところ、その概要は下記のとおりでした。

  1. 用務:県土整備常任委員会県内調査
  2. 調査先:圏央道(大栄・横芝間)(成田市、香取郡多古町、山武郡芝山町)
  3. 期間:令和6年7月2日(火曜日)
  4. 概要:以下のとおり

参加者名簿

日程表

調査の概要について

圏央道(大栄・横芝間)(成田市、香取郡多古町、山武郡芝山町)

(1)日時:令和6年7月2日(火曜日)14時から17時

(2)調査項目:圏央道(大栄・横芝間)の進捗状況について

(3)経過
圏央道(大栄・横芝間)の概要と進捗状況ついて、国土交通省関東地方整備局千葉国道事務所長及び東日本高速道路株式会社関東支社千葉工事事務所長等から説明を受けた。県道成田小見川鹿島港線IC(仮称)及び高谷川高架橋(仮称)を現地調査し、空港周辺IC(検討中)付近及び芝山トンネル(仮称)は車窓から調査を行った。

(4)概要説明
ア 圏央道(大栄・横芝間)の概要
 現在、圏央道は、横浜市から千葉県の全長300キロメートルのうち270キロメートルの約9割が開通している。茨城県と千葉県の県境では4車線化の事業を進めており、令和7年度から令和8年度で全線開通見込みとなっている。
圏央道(大栄・横芝間)は、千葉国道事務所と東日本高速道路株式会社関東支社千葉工事事務所で開通に向け工事を進めており、令和8年度の開通を予定している。大栄JCTから国道296号IC(仮称)間については、1年程度前倒しで開通する見込みである。
 工事中、重金属(鉛、ヒ素)が検出され一部工事が中断された。圏央道(大栄・横芝間)延長18.5キロメートルの地歴調査をし、土壌汚染対策法に基づき千葉県において区域指定が行われ、「一定の規模以上の土地の形質の変更届出書」を提出し、令和6年8月から工事を再開した。

イ 県道成田小見川鹿島港線IC(仮称)
 県道成田小見川鹿島港線IC(仮称)と交差する一部の道路では、1年前まで何もない状態であったが、現在は橋梁の下部工事が完了し、上部工事を進めるため型枠や鉄筋を組むなどしてコンクリートの打設の準備を進めているところである。
 県道成田小見川鹿島港線IC(仮称)の工区の多くは、盛土で道路を作る構造が多い。土を盛るには、現状の通行を止めることなく作業をしなければいけない。
 そのため、道路を切り回すためのボックスカルバートを先行して作成し、生活道路を確保し、周りに土を盛っていく。
 県道成田小見川鹿島港線IC(仮称)は特殊な作りで、車が高速道路の出口を出て、本線の下をくぐり料金所側に出る。高速道路に乗る車は、本線を跨いでいく構造である。
 通常だと、トランペット型といわれる構造で、本線を出たら料金所まで、ぐるりと回る形となっているが、県道成田小見川鹿島港線IC(仮称)はシンプルな形になっている。

ウ 空港周辺IC(検討中)付近
 県道成田小見川鹿島港線IC(仮称)と国道296号IC(仮称)の間に、千葉県と空港会社で検討しているICである。
 現状は検討中のため何もない場所であるが、圏央道に新しくICを作っていこうと検討している。

エ 芝山トンネル(仮称)
 芝山トンネル(仮称)は全長616メートルあるが、掘削地の上に町道やゴルフ場があることから安全最優先で工事を行う必要があった。また、土被りが10メートルしかなく、かつ、砂質であり崩れやすく、特殊な工法を使用し掘削が完了し開通したところである。
 現在、掘削箇所をコンクリートで固める二次覆工工事を進めている。

オ 高谷川高架橋(仮称)
 高谷川の上部は、高架橋で道路を作る。
 圏央道の事業の中で橋梁の連続する区間は少なく、高谷川高架橋(仮称)は1.7キロメートルとなる予定である。
 令和6年4月は何もない状態であったが、現在、橋梁を作るための基礎工事を進めているところである。進捗については、橋脚を作り始め、地盤への杭の打設など基礎構造は7割程度を終えた。順次、橋梁の鉄筋、型枠、コンクリートの打設を行っていく予定である。その後、高架橋に鉄製の橋を架けるが、現在は工場で製作中である。橋脚の間は136メートルあり700トンの大型クレーンを使用し、仮設していくことから見どころのある工事となると思う。

(5)主な質疑応答
問:成田小見川鹿島港線IC(仮称)を特殊な作りとしたのは、面積を最小化するためか。

答:トランペット型にすると大きな形になってしまう。周辺の農家の方への影響も最小限に抑えている。

問:高谷川にかける橋は、コンクリート製でなく鉄製なのか。強度はどうか。
答:強度に差はないと思われる。コンクリート製より鉄製のほうが軽く、橋脚の間が長いのであれば鉄製のほうが良い。コンクリート製か鉄製かで基礎構造にも影響がでると思うが、トータル的に判断した。

問:高架橋より盛土のほうが安いのではないか。住民との話し合いはどうか。
答:現在の経済比較では高架橋のほうが一般的には安い。ただし、ケースバイケースで軟弱地盤が関わってくると、盛土のほうが安い場合もある。
 住民とも話し合い、全体的に判断して高架橋を選択した。

参加者名簿

委員

職名

氏名

会派

委員長

三沢 智

自民党

副委員長 岩井泰憲 自民党
委員

宇野 裕

自民党
委員 阿井伸也 自民党
委員

瀧田敏幸

自民党
委員 山本義一 自民党
委員 西ケ谷正士 自民党
委員 高橋 浩 立憲民
委員 小宮明史 立憲民
委員

赤間正明

公明党
委員 松戸隆政 千政団
委員 丸山慎一 共産党

随行

所属・職名

氏名

備考

県土整備部長

池口正晃

-

県土整備部県土整備政策課長 新村 理 -
県土整備部道路計画課長 横田彰洋 -
県土整備部道路計画課副課長 木下博道 -
県土整備部道路計画課圏央道促進班長 泉川友宏 -
県土整備部県土整備政策課副課長 相馬大輔 議事課主幹(併任)
議会事務局議事課副主査

平出哲朗

-
議会事務局政務調査課主事 杉谷京悟 -

日程表

7月2日

場所

備考

県議会 - 14時 -
県道成田小見川鹿島港線IC(仮称) 14時55分 15時18分 調査
空港周辺IC(検討中)付近 15時29分 15時32分 調査
芝山トンネル(仮称) 15時40分 15時42分 調査
高谷川高架橋(仮称) 15時50分 16時5分 調査
県議会

16時20分

- -

 

お問い合わせ

所属課室:議会事務局議事課委員会班

電話番号:043-223-2518

ファックス番号:043-222-4073

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