令和5年6月定例会環境生活警察常任委員会県内調査報告書

令和5年7月5日

千葉県議会議長伊藤　昌弘様

環境生活警察常任委員長中村実

本委員会が所管事務調査のため、県内調査を実施したところ、その概要は下記のとおりでした。

記

1. 用務:環境生活警察常任委員会県内調査
2. 調査先:千葉県警察本部成田合同庁舎（警察犬訓練所）（成田市）
3. 期間:令和5年7月5日（水曜日）
4. 概要:以下のとおり

参加者名簿

日程表

調査の概要について

千葉県警察本部成田合同庁舎（警察犬訓練所）（成田市）

(1)日時：令和5年7月5日（水曜日）13時55分から15時8分

(2)調査項目：警察犬の活動概要及び施設環境について

(3)経過
　警察犬訓練所にて、鑑識課長から警察犬の活動概要及び施設の概要等について説明があり、質疑応答が行われた後、警察犬訓練所内を視察した。

(4)概要説明
　千葉県警察では、昭和39年から直轄警察犬制度の運用を開始した。
　現警察犬訓練所は、更なる体制強化及び飼育・訓練施設の充実を図るため、平成6年に2,489.672平方メートルの敷地面積内に訓練棟等を擁する直轄警察犬訓練所として建設され、令和2年の改修工事を経て、現在に至っている。
　警察犬係の体制は、訓練士が6名、直轄警察犬が6頭となる。
　警察犬の優れた嗅覚等の特性を活用するため、日々訓練に努めるとともに、遺留品等からの被疑者追及活動や行方不明者の捜索等に従事している。

(5)主な質疑応答

問:警察犬のこれまでの活用状況と実績はどうか。
答:令和4年中の直轄警察犬の出動件数は530件あり、内訳として犯罪捜査の追及・捜索活動48件、行方不明者の捜索471件、広報等11件となっている。
　また、嘱託警察犬の出動回数は66件あり、内訳として犯罪捜査の追及・捜索活動1件、行方不明者の捜索活動65件となっている。

問:千葉県警察では、直轄警察犬制度を採用しているが、嘱託警察犬制度と比較した場合のメリットはどうか。
答:直轄警察犬は、嘱託警察犬に比較して常時、迅速な出動及び深夜の出動も可能であり、かつ、危険な現場や特殊な事件への対応も可能である。

問:女性訓練士を増員すべきと考えるがどうか。 
答:警察犬係には、女性警察官1名が配置されており、性被害者の意向に沿った対応も可能である。
また、被害者保護の観点以外にも、警察の組織力を質的に強化するためには女性警察官の職域拡大が重要であり、男性、女性の区別無く、警察犬訓練士として、真に適性のある人材を登用、育成していくことが大切であるとも認識している。
　なお、現在の警察犬訓練所には女性職員専用スペースも整備されており、今後も女性職員が働きやすい職場環境の構築に努める。

参加者名簿

委員

職名	氏名	会派
委員長	中村実	自民党
副委員長	高橋祐子	自民党
委員	河上茂	自民党
委員	信田光保	自民党
委員	江野澤吉克	自民党
委員	小池正昭	自民党
委員	小川としゆき	自民党
委員	秋山　陽	立憲民
委員	横山秀明	公明党
委員	須永和良	千政団
委員	川口絵未	市民ネ

随行

所属・職名	氏名	備考
警察本部総務部長	松木伸二	-
警察本部総務部総務課課長補佐	小倉一晃	-
警察本部総務部理事官	岡村重仁	議事課主幹（併任）
議会事務局政務調査課班長	福島恵子	-
議会事務局議事課主事	赤沼浩輔	-

日程表

7月5日

場所	着	発	備考
県議会	-	12時57分	-
千葉県警察本部成田合同庁舎	13時55分	15時8分	調査
県議会	16時15分	-	-