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千葉県議会 > 本会議・委員会 > 常任委員会 > 県内調査報告/県外調査報告 > 令和元年6月定例会総務防災常任委員会県内調査報告書

更新日:令和4(2022)年10月7日

ページ番号:311141

令和元年6月定例会総務防災常任委員会県内調査報告書

令和元年6月20日

千葉県議会議長阿井伸也

総務防災常任委員長斉藤

本委員会が所管事務調査のため、県内調査を実施したところ、その概要は下記のとおりでした。

  1. 用務:総務防災常任委員会県内調査
  2. 調査先:
    <1>千葉県消防学校(市原市)
    <2>市原市総合防災センター(市原市)
  3. 期間:令和元年6月20日(木曜日)
  4. 概要:別添のとおり

参加者名簿

日程表

調査の概要について

 <1>千葉県消防学校(市原市)

(1)日時:令和元年6月20日(木曜日)14時00分~14時40分

(2)調査項目:新たに開校した千葉県消防学校の活用について

(3)経過

平成31年4月から全面供用開始している千葉県消防学校を視察した。消防学校長及び副校長より説明を受けた。

(4)概要説明

新たに開校した千葉県消防学校の活用
消防組織法第51条の規定に基づき、県内の消防職員及び消防団員に対し、消防の責務を正しく認識させるとともに人格の向上、学術技能の修得、体力の錬成、規律の保持、協働精神のかん養を図り、もって公正明朗かつ能率的に職務を遂行し得るよう、その資質を高めることを目的として設置され、平成31年4月1日より全面供用が開始されている。
また、敷地面積は、約62,000平方メートル、建築延面積は約17,000平方メートルとなっており、旧消防学校に比べ、敷地面積は、1.5倍で、建築延べ面積は、2.3倍となっている。
現在、初任科生141名が入校しており、そのうち女性職員16名で、専科である救急科に86名が入校しており、そのうち女性職員が3名となっている。
さらに、当施設は、防災研修センターの役割を担っており、地域の自主防災組織や企業・行政職員等を対象とした研修を実施し、今年度は、年間約60日程度の研修の開催を予定している。

(5)主な質疑応答

問:施設が新しくなり面積も増えたとのことだが、以前と比べ、消防職員の能力を高められるような内容の充実は図られたのか。また、教育課程は変わったのか。
答:従来に比べ、大規模化・多様化する災害に対応するための訓練施設の充実が図られ、より実践的な訓練をすることができるようになった。具体的には、模擬消火訓練装置を使用して実際に火災を発生させての訓練や、水深8メートルで底から泡を発生させ、視界不良の状況を再現させての水難救助訓練等が実施できるようになった。
また、高度救助科など、新たな教育課程を設けた。

 <2>市原市総合防災センター(市原市)

(1)日時:令和元年6月20日(木曜日)14時55分~15時30分

(2)調査項目:全国初配備の消防ロボットシステム部隊「スクラムフォース」について

(3)経過

全国で初めての配備となった消防ロボットシステム部隊「スクラムフォース」を視察した。八幡消防署長より説明を受けた。

(4)概要説明

全国初配備の消防ロボットシステム部隊「スクラムフォース」
スクラムフォースは、飛行型偵察・監視ロボット、走行型偵察・監視ロボット、放水砲ロボット、ホース延長ロボット及び指令システムで構成され、すべてが1台の車両に積載されている。それぞれのロボットが自律的に活動し、収集したデータを指令システムが解析して消防隊員に最適な消防活動を提案する。

  • 搬送車両
    消防ロボットシステムの搬送だけでなく、消防ロボットシステムの中心的な拠点の役割を担う。
  • 飛行型偵察・監視ロボット(スカイ・アイ)
    最初に現場上空を自律飛行し、災害の状況、放水砲ロボットが走行する経路の状況を偵察する。
  • 走行型偵察・監視ロボット(ランド・アイ)
    飛行型偵察・監視ロボットからの情報を参考として、放水砲ロボットが走行する経路を先に自律走行し、経路及び災害の状況をより詳しく偵察する。
  • 放水砲ロボット(ウォーター・キャノン)
    偵察・監視ロボットが偵察した情報を基に、自律走行し、放水位置まで移動、風の状況を勘案し、放水到達目標位置への最適なノズルの方向を設定する。
  • ホース延長ロボット(タフ・リーラ―)
    放水砲ロボットに自律的に追従、放水砲ロボットが放水する位置まで移動する。

(5)主な質疑応答

問:消防ロボットシステムは、災害があれば全国どこでも出動するのか。
答:全ての事案に出動するかはすぐに判断できないが、このロボットシステムでなければ対応できないと消防庁が判断した場合は、出動することになる。

問:消防ロボットシステムを動かすのに必要人員はどうか。また、職員は専任となるのか。
答:1チーム7名で動かすことになる。また、職員は兼任である。

 参加者名簿

委員

職名

氏名

会派

委員長

斉藤

自民党

副委員長

自民党
委員

浜田穂積

自民党
委員

武田正光

自民党
委員 佐藤健二郎 自民党
委員 宮川

自民党

委員 網中 立憲民主党
委員 野田剛彦 千葉民主の会
委員 仲村秀明 公明党
委員 プリティ長嶋 千葉県民の声

随行

所属・職名

氏名

備考

防災危機管理部長

岡本和貴

 

防災危機管理部消防課長 久本  
防災危機管理部消防課副主査 梅野  

総務部総務課副課長

直人

議事課主幹(併任)

防災危機管理部防災政策課副課長

服部正浩

議事課主幹(併任)

議会事務局政務調査課副主幹

吉田広美

 
議会事務局政務調査課主事

井下

 

 日程表

月日

場所

備考

6月20日 県議会   13時30分  
千葉県消防学校

14時00分

14時40分

調査

市原市総合防災センター 14時55分 15時30分 調査
県議会

16時15分

   

お問い合わせ

所属課室:議会事務局議事課委員会班

電話番号:043-223-2518

ファックス番号:043-222-4073

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