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千葉県議会 > 本会議・委員会 > 常任委員会 > 県内調査報告/県外調査報告 > 令和5年9月定例会総務防災常任委員会県内調査報告書

更新日:令和5(2023)年11月6日

ページ番号:614504

令和5年9月定例会総務防災常任委員会県内調査報告書

令和5年10月3日

千葉県議会議長 伊藤 昌弘

総務防災常任委員長 宮川

本委員会が所管事務調査のため、県内調査を実施したところ、その概要は下記のとおりでした。

  1. 用務:総務防災常任委員会県内調査
  2. 調査先
    (1)山武合同庁舎(東金市)
    (2)長生地域振興事務所(茂原市)
  3. 期間:令和5年10月3日(火曜日)
  4. 概要:以下のとおり

参加者名簿

日程表

調査の概要について

(1)山武合同庁舎(東金市)

(1)日時:令和5年10月3日(火曜日)14時から14時45分

(2)調査項目:山武合同庁舎再整備事業について

(3)経過
 本年7月に完成し、10月23日から供用開始予定の新山武合同庁舎について資産経営課副課長より説明を受けたのち、庁舎を視察した。

(4)概要説明

 新しい合同庁舎は、窓口機関の集約による県民の利便性の向上のほか、地域の防災活動拠点として必要となる会議スペースの確保、非常用の発電設備・汚水槽を設置するなど、防災機能の強化を図っている。
〇建物の特徴

  • 防災対策
    防災活動拠点としての機能を確保するため、複数の会議室を可動間仕切りとし、非常時には災害対策本部の支部として転用を可能とするほか、72時間連続運転が可能な非常用発電設備、一時的に汚水を貯めておくことができる非常用汚水槽などを設置している。
  • 環境対策等
    外壁や窓の断熱性能を高めるとともに、自然採光を生かした執務室の配置や、自然通風を生かし窓から給排気を自動的に行う換気システムの採用など、環境負荷の低減に配慮している。また、内装には山武地域の特産品であるサンブスギを使用している。
  • 多様で柔軟な働き方等に対応する環境整備
    ペーパーレス化やテレワークなどの多様な働き方をより一層推進するとともに、効率的な業務運営に向けた執務室の在り方を検証するとともに、効率的な業務運営に向けた執務室の在り方を検証するためのオフィス改革実証事業の一環として、地域振興事務所と教育事務所において、「グループアドレス」などを導入する。

(5)主な質疑応答

問:海からはどの程度離れているのか。水害の恐れはあるか。
答:この敷地は海から約9キロメートル離れ、海抜は8.1メートルとなっており、ハザードマップ等で、津波や水害の恐れが低いことを確認している。

問:非常用汚水槽とはどのようなものか。
答:地震などで下水管が破損した場合を想定し、一時的に汚水を貯めておくことができるものであり、防災活動拠点としての機能の確保を目的として設置している。
 この汚水槽により、下水道が破損した場合にも、72時間の非常用発電設備と貯水槽を合わせることにより、3日間トイレの使用が可能となる。

問:給排気を自動的に行う換気システムとはどのようなものか。
答:この換気システムは、屋上に設置した温度センサーにより、建物内外の温度差を感知し、1階と最上階の窓が自動的に開閉するものである。
 上昇した温かい空気が、開いた窓から排出されることにより、建物内の通風、換気を行い、中間期における空調機器の利用を減らし、消費エネルギーの削減を見込んでいる。

(2)長生地域振興事務所(茂原市)

(1)日時:令和5年10月3日(火曜日)15時20分から16時

(2)調査項目:地域振興事務所における災害時の対応につい

(3)経過
 地域振興事務所長より令和5年台風第13号の接近に伴う大雨への災害対応について説明を受けた。

(4)概要説明

〇地域振興事務所の平常時・災害時の取組について
「平常時」

  • 市町村ごとに、地域リエゾン3名を置く。
  • 毎年度、人事異動により、リエゾンの交替が生じるため、年度当初に市町村を訪問し、顔合わせを行うとともに発災時の入庁方法等の確認を行う。
  • 市町村の防災訓練に参加し、防災意識の醸成に努める。
  • 京葉銀行創立80周年(及び県誕生150周年)を記念して防災用ドローンが寄贈され、今年度本庁及び各振興事務所に1台配備、各事務所職員2名が操作研修を受講し、発災時の情報収集への対応を準備。

「災害時」

  • 土砂災害警報情報等が発表された場合、管内市町村に地域リエゾンの派遣を行う。
  • リエゾンが市町村の災害対策本部会議へ出席するなど、情報収集を行う。
  • パソコンを使用し、災害ネット(クロノロジー型危機管理情報共有システム)に被害情報等を入力し、共有を行う。

〇管内の被害状況について(9月29日時点)
 人的被害は0人。
 住家被害は全壊:4棟、半壊:154棟、一部損壊:18棟、床上浸水:638棟、床下浸水:965棟。

〇県職員の派遣状況について(10月6日までの予定含む)
 住家被害が大変多く、住家被害調査や罹災証明書交付業務等に1日最大26名、延べ370名の県職員派遣を予定している。

(5)主な質疑応答

問:台風第13号の接近に伴う大雨による災害廃棄物はどうしているのか。
答:市からの要請により県立長生の森公園を仮置場として使用している。

問:発災後、防災用ドローンの活用状況はどうか。
答:台風第13号の接近に伴う大雨の翌日、防災用ドローンにより一宮川周辺の被害状況の確認を行った。
 また、茂原市からの要請により茂原公園土砂崩れの現状の撮影を行った。

参加者名簿

委員

職名

氏名

会派

委員長

宮川 太

自民党

副委員長

木名瀬訓光

自民党
委員

浜田穂積

自民党
委員 今井 勝 自民党
委員 川名康介 自民党
委員 鈴木ともなり 自民党
委員 河野俊紀 立憲民
委員 網中 肇 立憲民
委員 阿部俊昭

公明党

委員 加藤英雄 共産党
委員 水野友貴 千政団
委員 プリティ長嶋 県民声

随行

所属・職名

氏名

備考

総務部長 鎌形悦弘 -

防災危機管理部長

添谷 進

-

総務部資産経営課長 陣野正美 -
防災危機管理部危機管理政策課長 新村 理 -
総務部財政課副課長 青木 理 議事課主幹(併任)
総務部総務課副課長 藤原 慎 議事課主幹(併任)
防災危機管理部危機管理政策課副課長 原田孝明 議事課主幹(併任)
議会事務局政務調査課主査

櫛田佳緒里

-
議会事務局議事課主事 長島歩美 -

日程表

10月3日

場所

備考

県議会 -

13時20分

-
山武合同庁舎 14時 14時45分 調査
長生地域振興事務所

15時20分

16時

調査

県議会

17時

- -

お問い合わせ

所属課室:議会事務局議事課委員会班

電話番号:043-223-2518

ファックス番号:043-222-4073

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