令和元年6月定例会総合企画企業常任委員会県内調査報告書

令和元年6月24日

千葉県議会議長阿井伸也様

総合企画企業常任委員長實川隆

本委員会が所管事務調査のため、県内調査を実施したところ、その概要は下記のとおりでした。

記

1. 用務：総合企画企業常任委員会県内調査
2. 調査先：男女共同参画センター（千葉市中央区）
3. 期間：令和元年6月20日（木曜日）
4. 概要：別添のとおり

参加者名簿

日程表

調査の概要について

 男女共同参画センター（千葉市中央区）

（1）日時：令和元年6月20日（木曜日）13時45分～15時15分

（2）調査項目：男女共同参画推進について

（3）経過

男女共同参画センター到着後、男女共同参画センター所長及び次長からセンターの事業概要及び施設概要の説明があり、その後庁舎内を視察した。

（4）概要説明

ア男女共同参画センターの概要
昨年10月に都町合同庁舎に移転し、男女共同参画の推進拠点として、現在は職員10名、嘱託2名の12名体制で様々な事業を行っている。
男女共同参画社会とは、男性も女性も対等な社会の一員として自らの意思により社会のあらゆる分野における活動にかかわれる社会ということであり、センターではその実現に向け、様々な事業を実施している。

イ男女共同参画センターの主な事業
（相談事業）
相談事業は、生き方や労働問題をはじめとする様々な相談を受けるほか、配偶者暴力相談支援センターとしてDV相談等も行っている。
相談件数の実績では、面談を含め年間8千件弱となっている。男性の電話相談は火曜日と水曜日に行っているほか、カウンセリングを実施しており、女性の電話相談は、火曜日から日曜日まで実施しているほか、カウンセリングや精神科医による心の相談、弁護士による法律相談を実施している。
また、相談員の資質向上を図るため、相談事例を基に実績の豊富な専門家から指導・助言を受ける相談業務支援スーパービジョンを定期的に開催しており、本年度は9回の実施を予定している。
（市町村支援事業）
市町村支援事業には、男女共同参画地域推進員の活動支援がある。男女共同参画は、地域の特性に応じて普及・促進していく必要があるため、市町村から推薦された県民の方を男女共同参画地域推進員として委嘱し、センター及び市町村職員と連携・協力しながら、各地域においてセミナーの開催や、情報交換等の活動をしている。6月20日時点で、42市町村から推薦された62名の方に活動していただいている。
また、その他として、男女共同参画センター等連絡会議は、県内でセンターを設置している11市と当センターの担当者が年に1度集まり、事業内容の情報交換などを行っている。
そのほかの主な事業としては、情報誌の発行を行う広報・啓発事業、「女性が働くこと」に焦点をあてた講座を実施する等の学習・研修事業、センターの情報コーナーにおいて、男女共同参画に関する図書、ビデオ、行政資料などの収集、提供を行う情報収集・提供事業及び交流・活動支援事業等、男女共同参画に関する施策を関係団体との連携を図りながら、幅広く実施している。

（5）主な質疑応答

問:男女共同参画地域推進員の活動内容や役割は何か。
答:男女共同参画に関する普及啓発、地域への情報提供、男女共同参画施策に係る地域の要望把握等を担っていただいている。

問:現在、委嘱され活動されている男女共同参画地域推進員の男女比はどうか。
答:男女比は女性が50名、男性が12名である。

問:どのような方が男女共同参画地域推進員になっているのか。
答:民生委員、ボランティア活動等、地域で活動されていた方が多い。
最近では、元教員の方が増えてきている。

 参加者名簿

委員

職名	氏名	会派
委員長	實川隆	自民党
副委員長	伊豆倉雄太	自民党
委員	宍倉登	自民党
委員	今井勝	自民党
委員	田中幸太郎	自民党
委員	守屋貴子	立憲民主党
委員	松崎太洋	立憲民主党
委員	礒部裕和	千葉民主の会
委員	鈴木和宏	公明党
委員	秋葉就一	リベラル民主
委員	坂下しげき	無所属

随行

職名・所属	氏名	備考
総合企画部長	石川徹
総合企画部男女共同参画課長	板倉由妃子
総合企画部政策企画課副課長	安部康弘	議事課主幹（併任)
企業局管理部総務企画課副課長	椎名正明	議事課主幹（併任)
議会事務局議事課主査	飯嶋茂人
議会事務局総務課副主査	橋本真里

 日程表

月日	場所	着	発	備考
6月20日	県議会		13時30分
	男女共同参画センター	13時45分	15時15分	調査
	県議会	15時30分