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更新日:令和6(2024)年2月19日
ページ番号:6125
この軸は、菅原道真(845-903)が梅の枝を持った墨絵であるが、伝承によれば室町時代の作といわれている。絵師の名も詳らかでないが、同形式のものが京都北野天満宮に保存されている以外、全国でも十幅位しか現存していないということで、宝珠院寺宝として貴重な存在価値をもっているものである。
菅原道真は公卿であるが、学者でもあり、文人でもあったので菅公と尊称された。
宇多・醍醐両天皇の信任厚く右大垣に昇進したが、左大臣藤原時平らの中傷により九州大宰府に左遷されその地で没した。
後世天満天神として祭られ知恵の神天神様として親しまれ又渡唐天神としても崇拝された。
道真が流謫に当たり庭前の梅の花をうち眺めて詠んだ次の短歌や筑紫で作った9月10日の漢詩は感動深いものである。
東風吹かばにほひおこせよ梅の花
あるじなしとて春なわすれそ
去年今夜侍清涼 秋思詩篇獨斷腸
恩賜御衣今夜此 捧持毎日拜餘香
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