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ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化遺産 > 彫刻・絵画・工芸品など > 絵画 > (いすみ市)絹本 水墨著色軸装 琴棋書画図
更新日:令和6(2024)年2月19日
ページ番号:6108
画面は縦90.5センチ、横49.8センチの双幅で、古来から中国で、士君子の教養として行なわれた琴、囲碁、書、絵画の四芸を描いたものである。
この絵は、江戸時代後期の作で、任月山(名は仁発、13世紀後期)筆の琴棋書画図(東京芸術大学蔵)の模写である。画面上部に「月山図伊川法眼」とある。
初期狩野派にみられる力強い線で描いてはいないが、人物や松竹をみても驚くほど巧みな筆使いで、一点の隙もない作品である。絵の完成度といい、任月山の模写である点から、美術品として、歴史的資料として、価値ある貴重な作品である。
作者狩野伊川院栄信(1775~1828)は、木挽町狩野家栄川院惟信の子で、享和2年(1802)法橋となって伊川院と号し、文化13年(1816)法印となる。
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