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ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化遺産 > 彫刻・絵画・工芸品など > 絵画 > (いすみ市)紙本著色釈迦涅槃図
更新日:令和6(2024)年2月19日
ページ番号:6100
画面は縦255センチ、横257センチで、釈迦が跋提河のほとり、沙羅双樹の下で永遠の涅槃に入ろうとしている説話画的な図がらである。大画面の中央に置かれた床の上に、寂然と身を横たえる釈迦は、明るい金色で描かれ、これを巡って多くの弟子が、深い悲しみと号泣のコーラスを演じている。また動物界を代表する象や獅子をはじめ、鳥や虫けらに至るまで沈痛な雰囲気をかもし出している。
画面は極彩色、描写は緻密で彩色の技術に優れ、堂々たる画面を構成している。また周囲の表装が肉筆であるのが珍しく、蓮の線書きもみごとである。彩色や紙質から江戸初期と推定される。
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