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ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化遺産 > 彫刻・絵画・工芸品など > 絵画 > (いすみ市)紙本 水墨金箔六曲屏風 山水図
更新日:令和6(2024)年2月19日
ページ番号:6099
画面は縦155.3センチ、横351.2センチの一双屏風で、江戸時代中期の作である。
画面構成は、右屏風の中心が老木と楼閣で、中景の滝、遠景の山から舟へと移り、手前中央の人物で絵を締めている。左屏風の中心は、老松で近景の山の岩はだ、中景の建物、遠景の山並み、月と雁へと移り、手前中央の舟で絵を締めている。
画面は、狩野派の屏風様式のM字型に構成されており、初期狩野派に比べてやや弱いが、樹木の線描、岩石の斧劈皴に特徴が出ている。金箔に青墨を使って描くのは、滑りやすいため非常に難しいが、巧みに描かれ、墨のぼかしも素晴らしい。
作者鶴澤探索守照(安永頃の人)は、狩野探幽に学んで、禁裏御用を受けた鶴澤探山の孫である。
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