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ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化遺産 > 彫刻・絵画・工芸品など > 絵画 > (いすみ市)紙本 極彩色額装 貝合図
更新日:令和6(2024)年2月19日
ページ番号:6092
画面は縦39.7センチ、横33センチで、室町時代末期の大和絵の技法で描かれており、作者は不明である。
画面の中心となるのは人物四人で、人物描写がよくできており、特に貝合せを楽しむ貴人達の表情がよい。
画面構成は、下絵をしっかりと書き、そこから起こしたもののようで、整然と描かれている。
女性の髪の艶は、膠を使って出したものである。人物を7名も小さい画面に描くのは、かなりの労作といえるだろう。天然緑青の剥落、紙の折れ等の痛みもあるが、古い時代のものであり、そのために美術品としての価値が損なわれるものではない。
夷隅町に現存する絵画の中でも古い部類に属し、貴重な作品である。
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