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更新日:令和6(2024)年2月19日
ページ番号:6126
この絵は縦91センチ、横53.5センチの絹地に描かれたもので、中央に、薬壺を持った金箔の薬師如来坐像、その下、左右に日光菩薩、月光菩薩の立像、そして左右は12神将が、それぞれ6体ずつ描かれている。
弘法大師御筆と書かれている箱書に
「慶応三年卯十二月 修禅(繕) 之栄運代」
と書かれている。
慶応3年(1867)に修復したもので、宝珠院創建後、智積院あたりから譲渡されたものか、あるいは他から移入したか不明である。
薬師如来は詳しくは薬師瑠璃光如来といい、東方瑠璃光世界の教主で、瑠璃先王、医王薬師如来、大医王仏とも呼んでいて、人の命をのばすことを本願とする仏であるが、その成立の時代や場所等は明らかにされていない如来である。
寺宝と思われる多くの絵画の中でも見る人の心を打つ重みのある逸品である。
薬師如来の信仰は、病気直しの現世利益の如来信仰として、日本でも民間社会に浸透した。平安時代以後の薬師像は手に薬壼を持っている。特に眼病の願かけに霊験あらたかだという。
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