ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化遺産 > 彫刻・絵画・工芸品など > 絵画 > (いすみ市)紙本 水墨淡彩軸装盧雁図
更新日:令和6(2024)年2月19日
ページ番号:6098
画面は縦20センチ、横18.5センチで、室町時代後期、狩野派の祖狩野祐勢正信(1434~1530)の作品と伝えられる。
画面構成は、右手三羽の雁を中心に右の蘆から左上の二羽の雁に、更に左下の沼に移り、右下の蘆の葉で締めている。
蘆の葉の線描は、正信独特のもののようである。青墨のぼかしが優秀である。この構図は、変化しながら襖、屏風等によく描かれており、歴史的資料としての価値もある作品である。
作者と伝えられる正信は、上総国伊北荘大野に生まれる。号は友清(祐勢)、行連、通称を四郎次郎、後に大炊介という。初め画法を父景信に学び、京都に出て漢画派小栗宗湛の門に入る。寛正頃から、盛んに将軍家や禅宗寺院のために描いている。
関連リンク
お問い合わせ
※内容については、お手数ですが「問い合わせ先」の各市町村へお問い合わせください。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください