ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化遺産 > 彫刻・絵画・工芸品など > 絵画 > (いすみ市)杉戸絵「老梅と鷹図」
更新日:令和6(2024)年2月19日
ページ番号:6124
縦167センチ、横137センチの2枚からなる杉戸に描いたものである。白鷹が老梅の枝に羽根を休め、頭を右にむけて鋭い眼光を見せている。右足の爪は、力強く枝をつかみ、精惇で威厳に満ちた姿態である。
梅の木や椿、岩など力強い線描で狩野派の特色がよく出ている。黒ずんだ緑青の老樹や岩石に対し、赤い椿の花に鷹だけが白く浮き出ていて、一点のむだがない構図となっている。
裏面の獅子図の筆者も同一人と思われ、左右一対の獅子が水墨で書かれ、特に左の獅子は生き生きと描写され、狩野派の特色がでた、江戸時代の豪快な作である。
筆者は五楽院等随で三世堤等琳に学び、雪舟の後代を唱え、古河城土井侯の御抱え絵師である。
関連リンク
お問い合わせ
※内容については、お手数ですが「問い合わせ先」の各市町村へお問い合わせください。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください