ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化遺産 > 彫刻・絵画・工芸品など > 彫刻 > (南房総市)木造不動明王立像
更新日:令和6(2024)年2月19日
ページ番号:6054
智光寺の本尊不動明王立像は、内刳り一木造りで像高109.5センチ、面長12.5センチ、画幅12.0センチ、肩張り42.5センチ、裾張り28.0センチ、足先の開き24.5センチ、胸の厚さ17.5センチ、腹の厚さ19.2センチであり、高さ23.5センチの盤石座(岩座)に立っているので、総高133.0センチの堂々とした見事な立像である。左眼を半眼に閉し下の歯で上唇を噛み、2本の牙をむき出し、忿怒の形相を呈した不動明王の定形であるが、当初の左手の羂索や右手の利剣は失なわれている。全体が黒漆地に彩色され、玉眼は後世の補修である。
製作年代は、南北朝期と推定される。光背は火焔光で高さ148.5センチ、幅約64.0センチあり、江戸期の後補と考えられる。
なお、三尊形式で厨子に収められている不動明王の脇侍は、右の矜羯羅童子は像高61.0センチ、腹厚11.5センチ、左の制咤迦童子も像高61.0センチ、腹厚12.0センチで共に江戸期のものである。矜羯羅童子の右手は原形を残しているが、制咤迦童子の両手は肩のつけ根から欠落している。
関連リンク
お問い合わせ
※内容については、お手数ですが「問い合わせ先」の各市町村へお問い合わせください。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください