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更新日:令和6(2024)年2月19日
ページ番号:6064
銘記(千葉県史料金石文篇一、26頁参照)により、永徳2年(1382)大仏師鎌倉某仏師方俊の造立であることがわかる。
この仏師をはじめ銘文中の人名についてはすべて未詳だが、勧進僧士友が円覚寺の監事(諸出入を司どる役僧)であることは興味深い。
像高95.0センチ、全体に抑揚に乏しいものの量感は適度にあり、衣文も丁寧にまとめられており、面貌も穏やかである。
寄木漆箔造りで眼は玉眼入りである。
(台座墨書銘)
大勧進聖沙門士友 圓覚寺
監事也
別当大阿闍梨 覚円
大檀那安富兵庫助秀政
大仏師鎌倉并二□□□口開眼
仍□父勧進諸十方□□口□
奉造立薬師如来事 秀政
仏造立之仏師方俊□□□口□友
供養之時代参貫文□□□口□
□□□□之時立也
永徳弐年(1382)壬戌臘月(12月)
依為三宝吉日供養
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