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ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化遺産 > 彫刻・絵画・工芸品など > 彫刻 > (いすみ市)木造飯縄権現立像
像高88センチ、肩張23.1センチ、羽開44.4センチ、羽長50.6センチの寄木造、玉眼の像である。
頭部は耳の後、顔面及び嘴基部近くで前後四材を矧ぎ寄せ、差首となっている。
体幹部を前後、さらに両肩部を矧ぎ寄せ、火炎光背を背にして岩座上に立っている。
像は、上半身を裸身とし手首足首に蛇を巻きつけ、さらに両肩部に羽をつけ、嘴を顕著に突出している。
胡粉の上に彩色仕上げである。
木寄せは一般的であるが、複雑な造像巧みにこなし、衣紋を自然に表現するなど優れた彫技がみてとれる。萬木城鎮護の仏神の一つで辰巳の方に祀り武門の長久を祈ったものである。町に現存する飯縄権現像としては、特に大きくこの地域の仏教彫刻としては貴重な作例である。
室町時代後期の制作である。
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