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更新日:令和6(2024)年8月27日

ページ番号:694643

知事定例記者会見(令和6年8月22日)概要

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日時

令和6年8月22日(木曜日)10時30分~11時6分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和6年8月22日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 「醤油の日」における「黒アヒージョ」の店頭PR等について

  2. パリ2024パラリンピックへ参加する千葉県ゆかりの選手紹介
  3. 千葉なし味自慢コンテスト、鳥取県と連携したPRについて

 「醤油の日」における「黒アヒージョ」の店頭PR等について

(知事)

皆様、こんにちは。

初めに、「黒アヒージョ」についてお話しいたします。県では、本県が生産量日本一を誇る「醤油」を隠し味に使った新ご当地グルメ、「黒アヒージョ」の普及を通じて、県産農林水産物の魅力発信に取り組んでいるところです。

本日は、「黒アヒージョ」に係る今後の取組についてご紹介いたします。

まず、「醤油の日」における店頭PRイベントについてです。10月1日は「醤油の日」であり、「日本酒の日」であります。

「黒アヒージョ」と「地酒」の“マリアージュ”を体験していただくため、リカーショップ「エクシヴァンそごう千葉店」で10月1日から「黒アヒージョ」の試食、また「地酒」の試飲ができるイベントを開催いたします。

また、店頭では、10月7日までのイベント期間中、ご自宅やキャンプ場などでお手軽に「黒アヒージョ」を楽しんでいただける缶詰などの商品や、本県の日本酒やワインなどの地酒をお求めいただけます。

次に、県内各所で開催をしている、「黒アヒージョ体験会」についてです。ご参加いただいた方からは、「醤油を入れることでどんな食材にも合う」、「千葉の野菜を覚えることができた」など、ご好評いただいております。

次回は、9月14日に、いすみ市での開催を予定しており、キャンプ場で参加者が自ら「黒アヒージョ」を調理をして、試食をお楽しみいただけるイベントとなっております。ご家族やご友人とご一緒に、ぜひご参加をしていただければと思います。

なお、今後の体験会の開催場所などの詳細は、特設サイトや県ホームページをご覧ください。

アウトドア、飲食店、ご家庭など、ライフスタイルに応じた様々なシーンで、多くの皆様に「黒アヒージョ」を召し上がっていただきたいと考えております。

また、「黒アヒージョ」をはじめ、本県の食の魅力発信に当たっては、各種イベントの開催やコラボ商品の販売、PRなどによって、多くの企業、団体の皆様にご協力をいただいています。

なお、コラボ商品は県内の販売に留まらず、アウトドアショップを中心に県外で販売されるなど、広がりを見せております。

引き続き、皆様と一緒にこうしたプロモーションを重ねていくことで、本県の農林水産物のイメージアップや消費の拡大につなげてまいりたいと思います。

  パリ2024パラリンピックへ参加する千葉県ゆかりの選手紹介

(知事)

次に、パリパラリンピックについてお話しいたします。

パリパラリンピックは、日本時間で8月29日の未明にいよいよ開会式を迎えます。大会には、本県で生まれ育った方や、県内に所属チームがある方など、千葉県にゆかりのある選手が10競技21名出場予定です。

連覇のかかる競技では、バドミントン、八街市出身の里見紗李奈選手、水泳、県内在住の鈴木孝幸選手が出場いたします。

また、日本選手団の旗手を務める陸上競技、順天堂大学大学院の石山大輝選手や、5大会連続で出場するボッチャ、君津市出身の廣瀬隆喜選手、さらに、車いすラグビーでは、松戸市出身の羽賀理之選手と、浦安市在住の池崎大輔選手が出場いたします。選手の皆さんには、最高の舞台で自身のベストに挑戦されることを願っています。

県では、オリンピックと同様に、パネル展示するとともに、ホームページや県公式Xで発信をしてまいります。

また、先ほど紹介をした里見選手、羽賀選手、池崎選手は、過去に県が主催する事業で、県内の小中学校を訪れ、競技の実演や講演を行うなど、競技以外の活動でも千葉県のスポーツ振興にご協力いただいております。

県民の皆さんには、パラリンピックを通じて、夢や希望を諦めずに、障害を乗り越えて躍動するパラアスリートの姿を見ていただき、パラスポーツへの理解を深めていただければと思います。

  千葉なし味自慢コンテスト、鳥取県と連携したPRについて

(知事)

次に、千葉なし味自慢コンテストと、鳥取県と連携した梨のPRについて、お話しいたします。

本県の梨は、栽培面積、生産量、産出額共に日本一を誇り、「味が自慢の千葉の梨」として、市場や消費者の方々から高い評価をいただいております。

県では、千葉県産の梨のさらなる品質の向上とPRのため、8月31日と9月1日の2日間、習志野市のイオンモール津田沼において「千葉なし味自慢コンテスト」を開催いたします。

昭和45年の第1回から数えて49回目を迎える今年のコンテストでは、8月下旬から旬を迎える「豊水」を対象とした審査を行います。県内の産地から集まった厳選された梨を、試験研究など栽培の専門家、小売店バイヤー、卸売会社、農協関係者が審査して、千葉が全国に誇る最高の一品を決定いたします。

2日目となる9月1日には、出品物の展示の他、午後からは梨の即売も行います。「豊水」は、甘みと酸味のバランスが良く、人気の高い品種であります。

併せて、先日の報道発表の際にもご紹介しました高さ2メートルの梨オブジェの展示や、梨の箱詰め体験イベントなどを行いますので、ご家族やご友人などとぜひお越しください。

続いて、鳥取県と連携した梨のPRイベントについてであります。

千葉県は、鳥取県で生産が盛んな「二十世紀」梨の発祥の地であります。1888年に、当時13歳の「松戸覚之助」が松戸市で自然交配の苗木を発見したことに起源をさかのぼるといわれており、「二十世紀」梨が1904年に鳥取県に伝わってから、今年で120年になります。

このことを記念し、千葉県と鳥取県が連携して、9月3日10時30分より伊勢丹新宿店でPRイベントを実施することとなりました。

当日は私も、平井鳥取県知事と共に出席し、本県の梨のおいしさを首都圏の皆様にPRしたいと考えており、また、千葉県産の梨と鳥取県産の梨の食べ比べセットの販売も行いますので、ぜひお越しください。

本県では様々な品種が生産されており、これから「豊水」、「あきづき」、「新高」、県育成品種の「秋満月」などお楽しみいただけます。今年の梨も、生産者の皆様の努力によって、とてもおいしく仕上がっております。精魂込めて作られた、みずみずしくておいしい千葉の梨を多くの方に味わっていただきたいと思います。私からは以上です。

質疑応答

(記者)

よろしくお願いします。

私からは大きく2つ教えてください。まず発表項目では、パラリンピックの関係なんですが、本県ゆかりの選手全てに活躍してもらいたいというところだと思うんですけれども、特に注目する競技などあれば教えてください。

それと、パラスポーツの体験イベントなどを、このところよく見聞きするようになっていると思います。県として今後、普及、啓発にどう取り組んでいきたいかというのも重ねてお願いします。

(知事)

ありがとうございます。まず注目している選手になりますけれども、途中で申し上げたとおり、まず2大会連続金メダルに期待がかかる選手という意味では、バドミントンの里見紗李奈選手と、水泳の鈴木孝幸選手だと思っています。それからレジェンドクラスだと思いますが、5大会連続で出場されているボッチャの廣瀬隆喜選手、こちらも当然ながら注目だと思っています。それから、非常に盛り上がる競技という観点で言えば、団体競技で、車いすラグビーの羽賀理之選手と池崎大輔選手、これは日本としても今、強くなってきておりますので、注目かと思います。そして、日本選手団の旗手を務める陸上競技の石山大輝選手。他にもたくさん、注目選手ばかりでありますけども、あえて挙げるとすれば、このあたりの方々になろうかなと思います。

それから、おっしゃっていただいたパラスポーツを体験する機会ですけれども、東京パラリンピックの競技会場になった県として、これまでもパラスポーツフェスタなどを通じて、県民の皆さん、障害のある人もない人も、こうしたパラスポーツに触れる、交流する機会を大事にしてまいりました。

東京パラリンピックが終わった後も、毎年開催しておりまして、パリパラリンピックの直前の8月24日に千葉ポートアリーナで開催いたします。多くの方々に参加をしていただきたいと思います。

また、障害のある方には、特別支援学校を拠点にしてパラスポーツ教室を開催しております。千葉県としては、パラリンピックを開催した県として、障害を持たれている方々が、比較的身近な地域で、その方の障害特性に合った障害者スポーツに出会える環境をこれからも大事に、他県に負けず充実していきたいと考えてます。

(記者)

ありがとうございます。

次は、発表外なんですが、県土整備部の検討会議から、先日報告書の提出があったと思います。改めて再発防止策を策定するに当たっての考え方とか姿勢とか、そういったところをお願いしたいのが1点と。

もう一点、知事は千葉市長時代から、不正防止に心を配られてきた方だと思います。今回制度をいじるとか、職員の意識改革とか、いろいろな側面あると思うんですけども、再発防止という点で、どういったところに一番重点を置くべきと考えてらっしゃるか教えてください。

(知事)

ありがとうございます。職員が逮捕されてすぐに、県民の信頼を取り戻すため、制度と運用の見直しが必要だということを庁内で指示をいたしました。

それに当たっては、内部で検討するのではなく、第三者の目線で徹底して検討していただいた上で抜本的な対策を行う、これが大原則だと思っています。

入札関係、発注業務、さらにはセキュリティーも含めて、様々なインシデントが起きないような体制をつくっていく上で大事なことは、大きく分けて2つありますが、一つは、何といってもシステムをしっかりさせるということです。個人のモラルに依存しない仕組みをどういうふうに構築をしていくかだと思っています。

この点において、今回、単純な職員倫理条例等々だけではなく、入札制度の在り方そのものまで、議論を広げてまいりました。これらも含めて、システム全体を見直ししていきたいと考えています。

そして、もう一つは、そうは言いながらモラルは大事であります。これを風化させることなく、適切に職員一人一人が緊張感を持てるような研修であったり、働きかけというのを、ずっと絶やさず行っていくということが大事だと思っています。その観点の中で、今回こういう事件が起きたからには、全庁挙げて再発防止に向けた取組を一つ一つ積み上げていくし、積み上げていけると考えています。

(記者)

ありがとうございます。

 

(記者)

よろしくお願いします。2点お伺いいたします。

まず1点目は、発表の鳥取県との連携といいますか、梨のPRの件についてです。千葉県と鳥取県は、先ほど知事からもご説明いただきましたように、二十世紀梨の関係がありまして、例えば本日も松戸市で、倉吉市の市長をお迎えして森林整備の実施に係る協定を締結するなど、梨以外にも関係を深めております。

また、梨以外でも、戦国時代、千葉県の南半分を支配しました里見氏が、江戸時代に入りまして、国替えで伯耆の国、鳥取県に移されまして、そこで終焉を迎えた、そういったご縁があります。

前置きはともかく、今回の鳥取県との連携について知事の受け止めと、あと、梨以外で鳥取県に関して、知事の思い出とかエピソードがございましたら聞かせていただければと思います。

(知事)

まず、梨に関して、生産量を抜きにして、イメージの強い県はどこかと言われれば、東の千葉か西の鳥取だと思っています。二十世紀梨を通じて極めて歴史的にも深いものがあります。実際に千葉県の主要品種は幸水と豊水ですけれども、これらは、いずれも二十世紀梨から派生した品種になります。お互い、今もなお二十世紀梨の系譜が受け継がれているという意味においては、鳥取に行って120年という節目で、東京のど真ん中で両県がPRするというのは大変意義があると思っています。

千葉県が江戸時代から梨の栽培の歴史があるということと、栽培面積や生産額を含めて日本一であるということを東京だけでなく全国の方々に、皆様方の報道を通じて知っていただきたいと思っています。

私の鳥取県との関わりですけれども、私、兵庫県に高校生までおりましたので、その関係で、鳥取県には旅行というんですかね、そういう形では行ったことはあるなという感じであります。

(記者)

旅行は、どちらに行かれましたか。

(知事)

砂丘に行きました。砂丘はすごく印象に残っております。あとは、温泉街に行ったなという記憶がありますけれども。鳥取から島根にかけて旅行した記憶があります。

(記者)

ありがとうございます。

もう一点は発表外なんですけども、自民党の総裁選と立憲民主党の代表選についてお伺いします。今回いつになく千葉県選出議員が関わってくるのではないかと思っております。これに関して、知事の受け止めと、あと両方の選挙について、知事からしての見どころといいますか、どういう点や側面に注目されているか、そこをお聞かせいただければと思います。

(知事)

おっしゃっていただいたとおり、まだ未確定の部分もありますけれども、千葉県選出の国会議員の方が、それぞれで立候補及び立候補が有力視されておりますので、非常に身近に感じるところはあります。

大事なことは、例えば政治資金の問題もそうでありますし、それ以外にも、少子化の問題であったり、地方自治の問題であったり、もしくは経済であったり、わが国を取り巻く環境というのは極めて厳しい状況だと思います。新しいリーダーとして何をおやりになるのか、今までできなかったことをどのように実現するのか、そうした政策本位で議論が深められることが大事だと思っています。報道機関の皆様方にも、そうした政策の範疇で、それぞれの候補者の違いであったり魅力などを報道していただければ、有意義な総裁選や代表選になるんじゃないかなと思っています。

(記者)

情勢はどのように見られておりますか。

(知事)

情勢は分かりませんね、これは分かりません。

(記者)

分かりました。どうもありがとうございます。

 

(記者)

よろしくお願いします。

総裁選の関係でまず伺いたいんですけども、岸田首相の退陣がほぼ確実かなと思うんですが、この3年間の政権運営の評価と、今回の辞任の受け止めをお願いいたします。

(知事)

県と岸田政権との関係という観点で言えば、この前も成田空港の関係でも要望に行かしていただきました。そういった意味では、成田空港関係の周辺の拠点整備においては、様々な形で前進をしたわけでありますので、その点については、私どももありがたいなと思っております。

岸田政権の評価というのはなかなか難しいところがありますけれども、デジタル田園都市国家構想も含めて、地方にはそれなりの配慮があったと思っております。いろいろなことを決めてきた、その部分については、評価されるべきところは多々あるんではないかなと考えています。

(記者)

ありがとうございます。

別件で、台風の被害予防の取組について伺いたいと思います。電線沿いの樹木を伐採する事前伐採の取組が進められているかと思うんですけども、現在の進捗状況を伺いたいのと、実施に当たっては、電気事業者との役割分担といった課題も指摘されているところなんですが、そのあたりの見解も伺えればと思います。

(知事)

令和元年の房総半島台風によって、かなりの風倒木がありました。それを契機に、災害に強い森づくり事業、これによって電柱などのインフラ施設の周辺にリスクがある部分の木に関して予防伐採をする、そうした市町村の森林整備の支援をしております。

これまでの取組状況ですけれども、昨年度まで14市町において、約30ヘクタールの森林が整備されておりまして、今年度は12市町において、約9ヘクタールの整備が実施される予定です。優先順位に基づいて、市町村と連携しながら確実にリスクを低減をしていきたいと思っています。

役割分担としては、市町村、森林所有者、電力会社、事業実施者、4者間で協定を締結をしているわけですけれども、森林を所有されている所有者の方々との調整にどうしても時間がかかります。県と市町村で連携しながら、丁寧にアプローチして、予防伐採の取組を着実に推進していきたいと考えています。

(記者)

ありがとうございます。

 

(記者)

よろしくお願いします。

総裁選の絡みになるんですけれども、次の国のリーダーには、どういう人になってほしいとか、どういう資質が求められるとお考えか、お願いします。

(知事)

まず一つは、何といっても少子化問題だと思っています。もちろん人口が減ることそのものが、全て問題だというわけではありません。子どもを産み育てたいと思う人たちが、そのとおりに産み育てられるような社会を、どのように経済界や様々な関係者と共につくり上げていくのか。これは、わが国にとって待ったなしの大きな課題になります。目の前の諸案件をしっかり解決していくというのも大事ですけれども、10年、20年、30年先のわが国を見たときに、今やらなければならないことに果敢に挑戦できるような方にリーダーになっていただきたいと思っています。

それからもう一つは、チーム力です。決して一人で物事を解決できるわけではありません。優れた人たち、信頼できる人たちとしっかりチームを組んで政権をつくることができる、そうしたチーム構成力であったり、また、そのリーダーを支えている周りの人たちにもしっかり注目して、チームとして、それぞれのチーム戦で選ばれるような、そういう形で選出されていくことが望ましいんじゃないかなと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

あと、災害関係で2点伺います。

まず、先日の台風7号の関連なんですけれども、改めて台風7号、被害は県内では大きくは見られなかったという、幸いにしてという結果でしたけれども、改めて対応がどうだったかという振り返りと、あと今回、時期がお盆期間ということもあって、直前には南海トラフ地震の臨時情報も出されたりもあったので、観光や県内経済への影響をどのように見ているか、お願いします。

(知事)

まず台風7号への対応に関しては、もう15日の段階で、先手を打って県の災害対策本部を立ち上げました。また、各市町村には県の情報連絡にリエゾンを配置をして、速やかに市町村の最前線の情報が取れる体制というのを確立いたしました。

また、副知事からも、各市町村へ何かあった場合に速やかに連絡ができる、そうした連絡を入れておりますし、私からも関係する市町村長などにも連絡を取ったりしてきておりますので、万全の体制で臨むことができたと思っています。

それから、台風が過ぎ去った後も、被害の概要を速やかにつかむべく、県警また千葉市消防がそれぞれでヘリを飛ばして、上空からも確認していただきました。そういった意味では、それぞれ、これまでの災害の教訓で積み上げてきた危機管理対策というのは十分に機能したと思っています。

もちろんこれは、常に不断の見直しをし、総括していかなければいけません。そこの部分は緊張感を持ってこれからもしっかり臨んでいきたいと思っています。

観光への影響ですけれども、これは私も、南海トラフも含めて非常に気にいたしました。確認した範囲では、南海トラフに関しては、特段市町村等々からのヒアリングでは、観光、宿泊等に影響は出ていないと聞いております。

台風第7号に関しては、16日に公共交通機関等々も計画運休等がありました。地域によっては宿泊のキャンセル等の影響が出ていると聞いております。

ただ、今年の夏の観光に関しては、気象、天候に恵まれておりまして、全体的に前年よりは非常にいい状況であります。おおむね関係事業者にとっても、いい夏になると総括できるではないかなと期待をしております。

(記者)

ありがとうございます。

あと最後に、南海トラフ地震の臨時情報についてなんですけれども、今回初めて出されたということで、県としても臨時情報への対応というのは初めてだったかと思います。改めて振り返って、当時の県の体制、情報収集する体制がどうだったかというのと、何か課題などが感じる部分があれば、お願いします。

(知事)

8日に政府から出てすぐに、情報収集体制をしきました。それから、備蓄品の再確認であったり、市町村や関係機関との連絡体制の確認も含めて、必要なものは、事前に整理されたとおり着手ができたと考えております。県民に対しても発信等を行いましたので、今後もいつでも情報が発信されれば、必要な対応が取れるようにしていきたいと思います。

振り返っての話ですけれども、県民や国民に十分に伝わっていないケースがあったと思います。例えば、注意報が1週間で呼び掛けがなくなったからリスクが落ちたと思う人が多くて。そういうことではないので、リスクは高いまま常に備えていただきたいと思います。逆に、日常の様々な取組やイベント等を中断、中止する必要も基本的にはないわけであります。この情報が持つ意味合いというのを、より分かりやすい形で県民には発信していかなければいけないなということを私も感じました。

(記者)

ありがとうございます。

 

(記者)

よろしくお願いします。8月15日の終戦の日以降で初めての定例会見となりますが、知事が15日に黙とうを捧げられた県の忠霊塔なんですけれども、あちらが耐震の問題で移転という形で、県議会でも議題に上がっていましたけれども、現在の計画の進捗状況はどうなっていますでしょうか。

(知事)

県忠霊塔に関しては、以前から耐震強度が満たされていない点について危惧があったところでありまして、県も耐震強度の調査をした上で、建て替えが必要であるという考え方の中で、基本設計、詳細設計と進めてきているところであります。その詳細設計の状況を見て、予算措置をしながら、建て替えに向けて関係者の調整を進めていきたいと考えています。

(記者)

ありがとうございます。大体めどとして、いつぐらいにそれが明らかになりますか。

(知事)

まだそれは示せる段階ではありません。いずれ設計が進み、その上で、例えば次年度予算化するということになれば、そのときに一定の見通しはお示しできるんじゃないかなと思います。まだそういう意味では調整中とご理解いただければと思います。

(記者)

分かりました。

別の話で、北千葉道路の汚職に伴う報告書を先日、知事、受け取られたと思いますが、私も報告書を拝読いたしました。構造的に業者からの働きかけというのは、行政として避けられないと思います。その中で、どのように対応していくかというのが詳細に書かれていたと思います。それについて、職員へのマニュアルですとか、提言になかった部分で知事が新たに付け加えたい部分がもしあるのであれば教えていただけますでしょうか。

(知事)

提言の中身に関しては、本当に県として必要だと考えるポイントが全てしっかりと列記されていると考えております。それに基づいて制度の設計であったり、運用をどうするかということをできる限り早く検討して、着手できるものからしていきたいと考えております。

大事なことは、少なくとも技術系の分野である以上、一定程度のコミュニケーション、これは避けては通れないわけでありますので、そうした業務を、より質を上げていくために必要なコミュニケーションとそうではない部分というのを、いかに透明性を高くして、切り分け、排除できるかという部分について、実効性のある制度と運用をしていくということだと考えています。

(記者)

どうもありがとうございました。

 

(記者)

よろしくお願いします。

宿泊税に関してなんですけれども、県が7月に素案を示して、それに対して市町村から、千葉市などは期待感を示す一方、南房総市などは少し懸念を示しております。このような議論を、市町村からの意見をどのように知事が見てらっしゃるかというのと、今後の検討会議をどのように進めてほしいかというところをお願いします。

(知事)

宿泊税に関しては、市町村の立場等を十分に配慮した上で制度の設計、検討を進めてきておりますし、委員からもいい制度設計だとご評価をいただいております。市町村に関しても、丁寧にコミュニケーションを取ってきております。全ての市町村の皆様方が納得する形で制度の検討や研究をこれからも進めていきたいと思います。

(記者)

ありがとうございます。

 

(記者)

よろしくお願いします。

発表項目で、梨の話をお伺いしたいんですけれども、先ほど東の千葉、西の鳥取というお話ありました。ある種ライバルとして切磋琢磨していきたいという意味も込められているのかなというふうな印象でお聞きしていたんですけれども、鳥取県と連携する意義、ライバルとしての鳥取県というふうに思っているか、どういう関係を築いていきたいか、もう少しお伺いできればと思います。

(知事)

縁がありますんで、ライバルであり仲間であるという感じを持ってきています。知名度のある2県が同時に行うことで、梨そのもののPRであったり、梨そのものの消費量の拡大というのはつなげられると思います。本県は堂々と日本一でありますので、その点に関しては、取り上げられる量が増えれば増えるほど、千葉が日本一であるというファクトは広がっていくと思っております。こういうご縁を機に他県とコラボするのは、全然ウェルカムだと思っております。

(記者)

ありがとうございます。

発表外でお伺いします。先日、港湾占用料の徴収に関して、条例に基づかない対応が21年ほど続いていた件について発表がありましたけれども、対応としては、実態に沿う形だったとはいえ、法的根拠がない対応がかなり長期間続いてしまったことについて、どういうふうに受け止めてらっしゃるか、一言お伺いできればと思います。

(知事)

これもまさにおっしゃっていただいたとおり、条例に即していない運用があったということに関しては遺憾に思いますけれども、実態に合った、そうした運用だったというふうに認識をしていますので、できる限り速やかに条例の改正を進めることが必要だと考えています。

(記者)

関連してなんですけれども、今回、別件の条例の確認でこうしたことが発覚したということで、意図しない形で見つかったわけですけれども、関連する県庁の様々な条例でこうしたものがないのか点検する考えだとか、そういったものは何か考えてらっしゃるのか、お伺いできればと思います。

(知事)

本事案を受けて、同様の事例がないかということは併せて確認を行っておりまして、そういうことはないと確認しております。今後もそうした条例と実態とのずれがないように、各部署がしっかり意識を持って臨んでいきたいと考えてます。

(記者)

ありがとうございます。

最後にもう一点、総裁選の話をお伺いしたいんですけれども、県内だと、小林鷹之代議士が出馬を表明されて、知事、要望等でも一緒になることが結構多いと思うんですけれども、何か期待感があるかというところと、あと小林さんの出馬会見では、若さを前面に出して、経済を優先的に取り組む、シン・ニッポン創造計画というものも打ち出されましたけれども、会見等をどう見られているか。あと、小林議員の人物評というか、どういった人なのか、何かイメージがあれば一言お伺いできればと思います。

(知事)

小林鷹之代議士は、以前からお付き合いをさせていただいております。幅広い分野において的確な政策の知識を持たれておりますし、かつ、国会議員はもとより、様々な方々との信頼関係を構築されております。人間性であったり、人格の安定性も含めて、私がお会いしてきた国会議員の中でもトップレベルの方だと思っております。そうした方がこの期数で総裁選に出られるというのは、大変希望があるなと受け止めています。

政策面に関しては、日頃から意見交換しております。経済安全保障であったり、経済政策含めて、お考えのものをお示しになられているなという感じがいたします。それをどう実現していくかも含めて、具体的な道筋を、この総裁選を通じてお示しになっていくと期待をしております。

 

(記者)

よろしくお願いします。

総裁選と立憲民主党代表選に絡んで、知事のSNSの投稿を拝見して、なぜ立憲民主党代表選は、自民党総裁選の日程を見てから日程を決められなかったのかという趣旨の投稿がありました。立憲民主党の代表選が埋没していると言われている状況で、知事のそのあたりのお考えをもう少し詳しくお願いできますか。

(知事)

今政権を取っているのは自民党である以上、自民党総裁選は、直接総理を選ぶのに近い選挙であり、どうしても報道量として差が出るのは、これはやむを得ないのかなと思っています。そういった意味では、埋没を避けるのであれば、普通は自民党総裁選後に選出されるほうがいいんではないかなと思ってしまいます。それぞれのご事情があるのかなと思っております。

まだ解散総選挙があると決まったわけではありませんけれども、有権者がそれぞれのいい政策のぶつかり合いの中で投票行為が行われるのが一番望ましいと考えています。ぜひ盛り上がっていただきたいなと思っております。

(記者)

関連でもう一点、そのSNSの投稿で、知事の従来からのお考えだと思うんですけれども、首相が好きなタイミングで解散することにも、知事は反対という。これ、元々の持論かと思いますが、今回の自民党総裁選の結果いかんで早期の衆院解散も予想されています。自民党総裁選の結果次第で、衆院解散が早く行われるということについてはどのようにお考えでしょうか。

(知事)

基本的に選ばれた直後が一番求心力高いわけですから、一般的には。その直後に解散総選挙ができるというのは、圧倒的に有利であることは間違いないですよね。そういう観点からもフェアではないと思います。それ以上に、これは与党も含めて、選挙が多いことによって、常に選挙を意識して、本来は有権者に不評だけれども、わが国のリーダーとしてやらなければならないことに、どうしても後ろ倒し、後ろ倒しになってきた結果、このわが国の今の状況があると私は思っております。

国政選挙の数、頻度、さらには常に選挙を意識して政治の意思決定が行われてしまう状況から、いかにそれを超えてわが国が意思決定できるか、これは民主主義の、常に世界中の課題なんですよね。そういう観点からすると、比較的先進国の中では珍しい、総理がいつでも解散できるというこの制度が、そもそもわが国の民主主義にとっていいのかどうかということは、ちゃんと議論をされるべきだと私はいつも思います。

(記者)

ありがとうございました。

内容についてのお問い合わせ先

  • 「醤油の日」における「黒アヒージョ」の店頭PR等について
    農林水産部販売輸出戦略課【電話】043-223-3085

  • パリ2024パラリンピックへ参加する千葉県ゆかりの選手紹介
    環境生活部競技スポーツ振興課【電話】043-223-4104

  • 千葉なし味自慢コンテスト、鳥取県と連携したPRについて
    農林水産部生産振興課【電話】043-223-2872  農林水産部販売輸出戦略課【電話】043-223-3085

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所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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