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更新日:令和7(2025)年3月27日

ページ番号:753452

知事定例記者会見(令和7年3月25日)概要

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日時

令和7年3月25日(火曜日)15時00分から15時26分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和7年3月25日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 定期人事異動について

  2. 次期「千葉県総合計画」の策定方針について
  3. 「夏のさつまいも博2025」の千葉県開催について

 定期人事異動について

(知事)

皆様、こんにちは。

はじめに、定期人事異動についてお話をいたします。

まず、今回の人事異動の基本的な考え方についてです。人事異動に当たっては、職員一人一人が能力を最大限発揮できるよう、職員の意欲・能力・実績を重視した「適材適所」の人事異動を行ったところです。

また、県民の命と暮らしを守り、そして飛躍する千葉の実現に向けた各種施策を着実に推進するための人事体制を整えました。

なお、人事異動の規模についてですけれども、今回の異動者数は2,695人であり、前年度の2,606人と比べ、89人増加いたしました。

次に、役付職員の登用についてです。

登用に当たっては、男女の区別なく、それぞれの職にふさわしい能力・適性を備えた職員の積極的な登用を図りました。

幹部職員については、部局長のうち7人が退職するため、総務部長に前田敏也農林水産部長を、総合企画部長に三神彰企業局長を、防災危機管理部長に青柳徹地域防災担当部長を、商工労働部長に関雄二総務部秘書課長を、農林水産部長に高橋輝子地域産業推進・観光担当部長を、企業局長に野村宗作商工労働部長を、教育長に杉野可愛教育次長を充てるなど、10人を交代といたしました。

女性幹部職員については、組織の中枢となるポストに積極的に登用した結果、部長級で女性が過去最高の5人となりました。また、課長級以上の女性幹部職員は、前年度から8人増で、過去最高の55人となったところです。千葉県女性職員活躍推進プランを策定した平成28年と比較をいたしますと、令和7年は約2倍以上となりました。この間、女性初の総務部長や教育長が誕生するなど、多くの女性職員が県庁内で活躍しております。

その他、民間投資を呼び込む環境づくりに向けて、様々な分野・地域において国家戦略特区を活用するため、交通・規制緩和担当部長を配置するとともに、政策企画課に戦略特区・規制緩和担当課長を配置し、体制の強化を図りました。

また、空港周辺地域に特化した立地企業の掘り起こしなど、空港周辺の産業拠点化に向けた取組を強力に推進するため、成田空港政策課に空港関連産業集積担当課長を配置し、体制の強化を図りました。

さらに、京葉臨海コンビナートのカーボンニュートラル化や、洋上風力をはじめとした再生可能エネルギーの導入など、本県における産業部門のカーボンニュートラルを積極的に推進するため、商工労働部にカーボンニュートラル推進課を新設し、体制の強化を図りました。

今回が2期目初めての人事異動であり、この新たな体制の下で、職員と共に議論を重ねながら、県民の命と暮らしを守り、飛躍する千葉の実現に向けた各種施策について、着実に推進が図られるよう、スピード感を持って挑戦をしながら、しっかりと取り組んでいきたいと思います。

最後に、被災自治体への職員派遣についてです。

被災自治体の復旧・復興支援のため、中長期派遣として、県から計11名の職員を派遣いたします。派遣先は、東日本大震災の被災地である福島県へ1名、令和6年能登半島地震の被災地である石川県へ3名、石川県珠洲市へ6名、能登町に1名を派遣いたいします。引き続き、被災自治体への支援を行ってまいります。

  次期「千葉県総合計画」の策定方針について

(知事)

次に、次期「千葉県総合計画」の策定方針について、お話をいたします。

私は、令和3年の知事就任以来、県民の命と暮らしを守るとともに、本県の海と緑に囲まれた自然環境や、優れた都市機能を活かして、豊かな県民生活を実現できる「千葉の未来」を切り開いていくため、各種施策を進めてまいりました。

本県の政策の基本的方向を示す総合計画については、今年度末で実施計画の期間が終了することから、新たな総合計画を策定する必要があります。このため、本日、「千葉県総合計画策定推進本部会議」を開催し、私から各部局長に対して、次期計画の策定について指示をいたしました。

次期計画では、今回の知事選で私が県民の皆様にお示しした様々な政策を、県の施策として具体化することとし、中長期を見据え、本県が目指す姿を示す基本構想と、その実現に向け、今後4年間で重点的に取り組む施策を整理した実施計画を策定いたします。

また、本県を新たな飛躍へ導くため、自然災害の激甚化や人口減少、成田空港での「第二の開港」とも言うべき機能強化といった、本県を取り巻く社会経済環境の変化を的確に捉え、各施策に反映してまいります。あわせて、県内各地域の特性や強みを最大限に活かして県全体の発展につなげていくため、地域の活性化に向けた取組の方向性を示してまいります。

今後、直ちに策定に着手し、県民の皆様をはじめ、県議会や市町村、有識者の皆様の御意見を伺いながら計画案を取りまとめ、できる限り速やかな策定を目指していきたいと考えています。

  「夏のさつまいも博2025」の千葉県開催について

(知事)

最後に、この夏、県内初開催をする「夏のさつまいも博2025」についてお話をいたします。

千葉県は、江戸時代、青木昆陽がさつまいもの栽培を始め、成功した地として知られ、現在、その産出額は全国3位を誇っております。さつまいもは、ポリフェノールやビタミンC、食物繊維が豊富に含まれ、おいしくて美容と健康によい食べ物ですが、近年は、糖度の高い焼き芋や、スイーツとしての消費も拡大しております。

そこで、県では、令和5年度から、鮮やかな紅色で甘美な県産さつまいもに「紅のご褒美」というキャッチコピーをつけて、認知度の向上と、「ご褒美スイーツ」としての新しいイメージの普及に取り組んでまいりました。中でも、今年度は、「千葉のさつまいもアンバサダー」である松本まりかさんによる産地訪問や、メディア向けのイベントなど、集中的なプロモーションを行いました。

県では、このプロモーションの一環として、さつまいも生産者、焼き芋やスイーツの販売事業者、さつまいもファンなど、作り手、売り手、買い手が一堂に会する、国内最大規模のさつまいも特化型イベント「さつまいも博」の誘致を目指し、主催者と協議を重ねてきましたが、3月7日、「千葉県とさつまいも博実行委員会との協力に関する覚書」の締結に至り、県内初の開催が決定いたしました。

「夏のさつまいも博」は、工夫を凝らしたさつまいもスイーツを提供する店の出店が多く、「ご褒美スイーツ」としての新しいイメージの普及に取り組む本県のプロモーションとの親和性が高く、連携・協力による相乗効果が期待されます。会場は幕張メッセ、開催期間は8月7日から10日の予定ですが、イベント内容等については、詳細が決まり次第、改めてお知らせいたします。

来年度は、旬の秋冬だけでなく、夏ならではの千葉のさつまいものおいしさを体感していただきたいと思います。イベントには、ふだんからさつまいもを愛するファンのみならず、たくさんの方々にお越しいただき、本県のさつまいも、「紅のご褒美」の魅力を存分に堪能いただきたいと思います。

私からは以上です。

質疑応答

(記者) 

よろしくお願いします。

まず、人事異動についてお伺いします。今回、部長級と課長級それぞれ女性の登用数が過去最多ということで、改めて、女性職員に期待していることをお願いします。

(知事)

本当に頼もしい女性職員がたくさんおります。もちろん登用に当たっては、性別・男女の区別ではなく職員の能力や実績を重視し、意欲、適性等を十分に考慮して登用したところです。先ほど申し上げたとおり、その結果、部長級で過去最高の5人、そして、課長級以上の女性幹部職員も、前年度から8人増えて55人で過去最高ということで、近年、女性の幹部職員が非常に増えてきております。そういう意味では、幅広い視点から県民のための政策をさらに推進していく体制が充実してきているかなと考えております。

(記者)

ありがとうございます。

この女性職員の幹部への登用なんですけれども、現状、今回過去最多ではあるんですけど、これを多いと見ているか、それとも、もっと増やしていきたいと思っているのかというところもお願いします。

(知事)

女性職員の全職員に占める割合からすれば、まだまだ比率としては高まっていく余地があると思っています。そのためには、女性に限らずでありますけれども、幹部職員への意欲が高まってくるようなサポートであったり、しっかりとした人材の育成であったり、そうした部分にこれからも取り組んでいきたいと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

人事異動で、もう1点。今回、組織の見直しのところで、成田空港関連の組織が見直されていると思います。空港関連で見直され、組織に配置された人材について、どういうふうに人選したとか、ポイントがあればお願いします。

(知事)

それぞれの部署において、非常に柔軟で、かつ積極的な職員が配置できたかなと考えております。幅広い行政の分野の経験を持って、調整力にも優れている職員もおりますし、また、過去に国に派遣した職員や、もしくは国から来ていただいている方々も含めて、いろいろなドリームチームでまさに構成をすることができたかなと思っています。県として、この道なき道をしっかりつくっていく、そうしたやりがいにあふれた業務分野だと思っています。職員一人一人の能力や個性がしっかり発揮できるようにマネジメントして取り組んでいきたいと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

あと、総合計画についてお伺いしたいんですけれども、今日、策定方針がまず示されましたけれども、次の総合計画で重視したいポイントですとか、力を入れたい施策があれば、お願いします。

(知事)

まずは、職員の皆さんと一緒に取り組んできた、その施策をしっかり広げて、より県民の皆さんに見える結果として花開かせていくということが大前提だと思います。やはり一番大事なのは、千葉のみならず日本全体の大きな課題であります、人手不足、それから少子化、超高齢化、こうした課題に対してさらなる打ち手をしっかり行っていく必要があるということ。さらに、この次の4年というのは、圏央道の全線開通、さらには成田空港の機能強化も、その実現に向けて最終局面に入ってくる、そういう大事な時期であります。千葉県の拠点性が高まっていくこの次の4年で、どれだけ千葉県全体の経済、産業、地域活性化を図っていけるかだと思っておりますので、それらを中心にしっかりと取り組んでいきたいなと考えております。

(記者)

ありがとうございます。

最後に、発表外なんですけど、千葉ロッテマリーンズの二軍の本拠地が君津市に決まりましたけれども、そのことについて受け止めをお願いします。

(知事)

もちろん、ロッテの経営方針等々があるのは承知をしておりますけれども、私も、千葉に2軍がないと本当の意味での県民球団ではないですよねということで、もう10年以上申し上げてきたことであります。それがロッテさんの決定という形で千葉県に決まったことは、大変うれしく思っております。ロッテに関しては、この間も、千葉県民の皆さん方へ愛される球団として様々な取組をやってきていただいており、ロッテを愛している、ロッテ球団マリーンズを愛している、そういう県民の皆さんが多々おります。今回さらに君津市に本拠地が決まったということで、より県民球団として愛されて、県全体が盛り上がるのではないかなと思います。南房総地域にかずさマジックがありますけれども、プロスポーツチームを非常に求めていたと思いますので、スポーツによるにぎわいの創出や、もしくは房総の観光との連動など、様々な効果が期待できるのではないかなと考えています。

(記者)

ありがとうございます。

 

(記者)

よろしくお願いします。

人事で1点。先ほど知事が、女性の登用に関して、特に性別によるというんじゃなくて、実績などを踏まえてのことだという趣旨のことをおっしゃいました。女性は結婚、妊娠、出産というものを経て、それがハンデにならずに働き続けられ、ステップアップしていくには、それなりの組織的なバックアップも必要だと思います。知事になられて今度5年目を迎えられるということで、徐々に形になって表れつつあるんじゃないかという手応えや施策はないのでしょうか。

(知事)

キャリアの途中で、いわゆるライフイベント等で十分でなかったとしても、本人の能力や意欲がしっかり評価をされてポストに就けることが大事だと思っています。職員の人事の登用と昇進には例えば何級だと何年とか、ある程度の基準があるわけですけれども、できる限り多様な人材の活躍を促していくためには、それにこだわらずに、能力や意欲によって、十分にその任に耐えられ、人事評価がしっかりしているのであればどんどん登用していくという部分は、これは女性に限らず、例えば外部からの経験者採用も含めて、私が知事に就任してから、大分、人事の考え方として、もしくは制度としても浸透してきているんじゃないかなと思っています。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

もう1点、公文書管理条例のことです。自民党が一転、公文書管理条例を制定する請願を採択の側に回り、知事御自身も、知事選での公約に公文書管理条例の制定を掲げられました。新年度は、そのキックオフの年になるというふうに理解してよろしいんでしょうか。そして、もしそうなるとしたら、どういうふうなスケジュール感をお持ちか、お聞かせください。

(知事)

これは知事選の前からも申し上げてきたとおり、まずデジタル化やペーパーレス化といった、公文書の大前提としての仕事のスタイルそのものが変わってきております。こうした変化に対応していくことが不可欠であろうと思っています。

その上で、公文書に関しては、特に歴史的に重要なものがありますので、これを後世に伝えていく、県行政としての責任ですよね。それから、それを扱う職員としての意識を高める。こういう部分において、改めてこの変化と県の責任を見据えた上で、この条例についてもしっかり検討を進めていきたいと考えております。そのため、条例の作業という前に、先ほど申し上げたとおり、デジタル化やペーパーレス化における公文書としての管理の在り方を考えた上で、この条例についても検討がなされていく。そういうプロセスだと受け止めていただければなと思います。

(記者)

新年度に、例えば公文書管理条例案の基本方針、骨子が出るようなイメージはないんですか。

(知事)

できる限り作業は、スピード感を持って進めていきたいと思います。条例を先につくるというよりは、時代の変化に適応した公文書そのものの管理の在り方をしっかり整理をした上で、条例であったり管理の在り方、職員の意識の高め方、取組を整理して臨んでいきたいなと思っています。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

 

(記者)

よろしくお願いします。

私から、発表外で2点お伺いできればと思います。

まず1点目が、銚子の洋上風力発電についてなんですけれども、三菱商事などから成る発電事業者が、コストの高騰を理由にして、計画の大幅な見直し、ゼロから見直すというような発表があったかと思います。その中で、銚子など地元自治体は、国などに要望していきたいというようなこともあったかと思います。28日に県と国と共同での協議会の開催も控えておりますが、改めて、この件についての知事の御見解と、県として、国ですとか三菱商事等に何か働きかけ等をされる御予定などあるのかを含めて、伺ってもよろしいでしょうか。

(知事)

これは当然ながら地元も非常に期待している、そうしたビッグプロジェクトであります。地元としても影響というか、ショックも大きかったと思っています。県としても、地球温暖化対策やカーボンニュートラル全体を進めていく中でも、それから地域の活性化にとっても重要な案件だと思っておりました。そういった意味では、この再評価というのが、どういうものであるのか、今後どうしていくのか、このあたりの三菱側の状況を県としても説明を求めているところであります。守秘義務等々いろいろあるので、十分にお示しをいただいていないわけですけれども、引き続き三菱側にはそれを求め続けていく、そういう立場であると御理解いただければと思います。

(記者)

ありがとうございます。

もう1点、成田空港関連でお伺いします。今月14日に開かれた成田空港の機能強化に関する検討会で、鉄道路線の複線化を含めた方策が必要ではないかという課題が挙げられました。成田空港の歴史的経緯から、単線区間がずっとボトルネックになっていた中、今後、インバウンド需要の増加で、特急需要のパンクも見込まれるかと思います。そのような中で、今回の検討会で挙がった内容についての知事のお考えと、県としてどのように複線化等、交通の課題解消について取り組んでいかれるか、伺ってもよろしいでしょうか。

(知事)

国でこうした検討会が開かれて、成田空港へのアクセスの様々な課題が共有されて、一つ一つ整理されていくということで、非常に期待を持って参加しているところであります。改めてになりますけれども、成田空港のアクセスというのは、千葉県や成田空港周辺の問題ではなくて、我が国の、アジアを含めた世界の競争力そのものに直結をすると考えております。

道路については、今、圏央道、北千葉道路を全力でまさに進めていただいているわけでありますけれども、鉄道アクセスに関しては、どう考えても国家プロジェクトとして、政府が責任を持って進めていくものだと思っています。その中で私自身も、大臣等にお会いしたとき、まず単線区間の解消、それから都心へのアクセスの強化、これはもう急務であろうと。それで、関係者が協議する場を早期に設置することも求めてまいりました。その結果、国によってこの検討会が立ち上げられたという流れがございます。この中で課題も共有されて、おっしゃっていただいたとおり、複線化を含めた今後の鉄道アクセスに関する具体的な対応策の検討が一層進んでいくことを期待しております。この検討会に県も出席しておりますので、そこで必要な発言等々しながら、鉄道アクセスの強化の実現に向けて、しっかりと働きかけをしていきたいと考えています。

(記者)

ありがとうございます。

 

(記者)

よろしくお願いします。

知事選の最中から、主にXで、知事は移民推進派であるとか、再選されたら治安が悪化するという投稿が散見されていて、知事選が終わった後も、Xを見ていると、こういった投稿というのがまだ今でも散見されるんですね。知事もこれまでも繰り返し述べていることだと思いますが、熊谷さんは移民を推進しているという言説に対する知事としての御意見と、それから、こうした現状について、知事選が終わった後もまだこういった投稿が見られることについて、改めてお願いできますか。

(知事)

本当にSNSでの虚偽情報の流布、拡散というのは、民主主義において極めて深刻な事態だと思っております。今回の選挙に関しても、そのXの言説を信じた方から、直接、選挙期間中も演説後にそのような意見をぶつけられることもありました。そういった意味では非常に看過できないと思っております。それは当然ながら、一次情報を当たっていただきたいというのを県民や受け手の皆さん方にはお願いをしたいと思います。意図を持って拡散している方々には、必要に応じてしっかりと警告させていただきたいと思いますし、場合によっては、開示請求であったり、様々な法的な措置の対応も検討しなければいけないと思っておりますので、節度を持ってやっていただきたいなと思っております。

(記者)

ありがとうございます。

この件をめぐって、県庁にクレームの電話が入っているということはないでしょうか。

(知事)

聞いていないけれども、来てないのではないかな。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

 

(記者)

よろしくお願いします。

今、知事選の話が出ましたけれども、次は参院選がこの夏に構えています。今の話も踏まえた上で、SNS上での規制ですとか、あるいは、知事選でも問題になった2馬力だったり、当選を目的としない立候補だったりという議論が今国会で進んでおります。参院選に向けて、知事の現状のお考えを改めてお伺いさせていただいてもよろしいでしょうか。

(知事)

都議選、参院選がありますので、その前に一定の整理が必要ではないかなと思っております。私はこれまでも申し上げてきているとおり、やはり民主主義の重要な根幹部分である選挙の立候補の自由や表現の自由はできる限り守られるべきだと思っております。一方で虚偽情報の拡散に関しては、民主主義を非常に揺るがすものになります。この部分をどのように規制するのか、もしくは警告を出していくのか。この部分は、いわゆる政治だけではなく行政も含めて、全体で考えて対処していく必要があるのではないかなと考えております。

(記者)

ありがとうございます。

これについての話題ですと、少し前に、いわゆる県単位の条例ではなく、国レベルで、といったところのお考えも、お変わりはないということでよろしいでしょうか。

(知事)

そうですね。これはもう都道府県で条例では難しいと思います。これはそういうものではないし、やろうと思っても現実的にはできない。鳥取県の条例も、中身を見ていただけば分かるとおり、理念的なものになっております。そういう意味で、実効性のある形で、都道府県、地方自治体が条例をつくるというのは、法体系としても望ましくないし、現実的にそれはできないと思っています。国でしっかり責任を持って議論していただきたいと思います。私も経験をしましたので、意見であったり、こうしたほうがいいのではないかという問題提起は、今後もしっかり行わせていただきます。

(記者)

ありがとうございました。

内容についてのお問い合わせ先

  • 定期人事異動について
    総務部人事課【電話】043-223-2028 

  • 次期「千葉県総合計画」の策定方針について
    総合企画部政策企画課【電話】043-223-2483

  • 千葉県男女共同参画推進事業所表彰について
    農林水産部販売輸出戦略課【電話】043-223-3085 

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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