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更新日:令和6(2024)年7月23日
ページ番号:688964
日時 | 令和6年7月18日(木曜日)10時30分~11時3分 |
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場所 | 本庁舎5階大会議室 |
動画 |
(知事)
こんにちは。
はじめに、「千葉県オープンデータコネクテッドアイデアソン」の開催及び参加者の募集について、お話しします。
県では、令和5年3月に「千葉県DX推進戦略」を策定し、行政分野のDXとして、自治体などが保有するデータを公開する「オープンデータ」の整備と利活用の促進に取り組んでいます。
この「オープンデータ」の利活用は、新たな価値の創造や地域課題の解決に貢献することが期待されており、県では、利活用を推進するための機運醸成や人材育成を目指した取組を進めているところです。
この取組の一環として、昨年度は、千葉大学との共催により、学生達がオープンデータを利活用して地域課題を分析し、解決策につながるアイデアを出し合う「アイデアソン」を実施いたしました。
アイデアソンとは、「アイデア」と「マラソン」を掛け合わせた造語であり、地域課題の解決に向けた新しいアイデアを生み出すため、グループ単位で特定のテーマについてブレインストーミングを行うものであります。
今年度は、さらなる機運の醸成や人材の育成を目指して、「アイデアソン」を、千葉大学、千葉工業大学、麗澤大学の3か所で、各2日間実施することといたしました。
さらに、会場ごとに選出された代表チームが一堂に会して公開プレゼンテーションを行い、優れたアイデアを発表したチームに知事賞等を授与する「コンテスト」を開催し、これら一連のイベントを総称して、「千葉県オープンデータコネクテッドアイデアソン」として開催することにいたしました。
参加者は、県内在学・在住の大学生、専門学校生、高校生などを対象に、7月31日(水曜日)まで募集していますので、ポスターのQRコードなどからつながる専用サイトよりお申込みください。
このイベントは、地域課題の解決策の検討に際して、オープンデータを利活用する方法を、同じ世代の仲間たちとともに体験的に学ぶことができる貴重な機会となっておりますので、奮ってご応募いただきたいと思います。
こうした取組を通じて、今後もデータ利活用を推進するための機運醸成や人材育成を目指していきます。
(知事)
次に、千葉県マスコットキャラクター、チーバくんの公式LINEスタンプの販売についてお話しいたします。
千葉県マスコットキャラクターの「チーバくん」は、これまで県内外の様々なイベントなどに登場しているほか、ポスターやチラシなどにも幅広く掲載され、千葉県のシンボルとして大活躍しています。
イベントでは、チーバくんが登場すると歓声が上がり、子どもから大人までたくさんの人たちに囲まれるなど、世代・県内外を問わず、多くの方々に愛されていると実感しております。
また、チーバくん公式Xの登録者数は32万人を超え、SNSでも千葉県の様々な魅力を大いに発信してくれています。
そんなチーバくんのファンをさらに増やし、本県の魅力を広め、愛着を持っていただくため、このたび県では、SNSの中でも利用者の多い「LINE」で使える「チーバくん公式LINEスタンプ」を制作しました。
このデザインは、チーバくんの生みの親であり絵本作家・イラストレーターの坂崎千春さんに新しく描き下ろしていただきました。
チーバくんの日常的な行動や感情などが、16種類の楽しいデザインで表現されています。
販売は、LINESTOREにて、明日19日金曜日から、開始いたします。価格は税込みで120円です。
皆様にはぜひ、このスタンプをご家族やご友人等とのコミュニケーションツールとしてご活用いただくとともに、チーバくんを通して、本県の魅力を広く発信していただきたいと思います。
(知事)
最後に、「子ども参観日」キャンペーンについて、お話しいたします。
「子ども参観日」は、県内の市町村や企業などの協力を得て、千葉の未来を担う子どもたちが、保護者の働く姿を見たり、その仕事を体験したりすることで、働くことの大切さを知るとともに、将来の職業への夢を育んでもらう取組です。
昨年度、子どもたちは、保護者の職場などで、窓口での受付業務や会議に参加するなど、様々な体験をされました。
今年度も、子どもたちが保護者や大人の働く姿に接することができるよう、市町村や県内企業等に対し、チラシや県のホームページを活用して、「子ども参観日」の実施を呼び掛けるキャンペーンを行っているところです。
今月30日には、県庁でも、「子ども参観日」を実施し、子どもたちが保護者の職場を訪ね、名刺交換や会議の準備などの仕事を体験いたします。
県庁での取組は、平成19年度からスタートし、今年度で18回目となりますが、昨年度の参観日に参加をいただいた子どもたちからは、「仕事を体験してみたら、働くことの大変さがわかった。」ですとか、「親の働いている姿を見て、感謝の気持ちを伝えたいと思った。」などの感想をいただいており、お父さんやお母さん、大人たちが働いている姿を直に見てもらうことは、子どもたちにとって大変貴重な経験になっています。
今年度も、当日は、私も、子どもたちとお会いして、お話をしたいと考えています。
子どもたちには、大きな夢や希望を持ち、いろいろなことにチャレンジしてもらいたいと思います。
子ども参観日は、広く社会を知る体験活動の機会となりますので、多くの子どもたちに参加をしてもらうためにも、ぜひ市町村、それから県内企業等でも積極的に取り入れていただきたいと思います。
そして、子どもたちが、将来、大人になったときに、様々な分野で活躍してくれることを期待しています。
私からは以上です。
(記者) よろしくお願いします。
まず、発表項目のチーバくんのスタンプについてなんですけれども、知事の目から見て、絵柄の感想と、どんな活用を期待したいか、伺えればと思います。
(知事) チーバくん、親しみやすさが表れていて、日常的に使いやすくて楽しいデザインだな思っています。私も明日すぐに使いますし、娘にもプレゼントしようかなと思っていますので、多くの人たちが使っていただいて、県外の人にもPRしてもらえるとうれしいなと思っています。
(記者) ありがとうございます。
チーバくんに関する話題なんですけれども、神奈川で「Kanagawa-Ken」という県の形に見立てたロゴが発表されまして、チーバくんに似ているというふうな指摘もあるんですけれども、こういう似たようなコンセプトのキャラクターが出てきたことについて、知事としてどういうふうに受け止めていらっしゃいますか。
(知事) 私も神奈川県の方に聞いたら、県民の中では、以前から犬の形に似ているんじゃないかと言われていたということみたいですけれども、自治体の地形に似せたデザインとする発想というのは、これはあり得るんだろうと思っています。
我々からすると、今回チーバくんが話題に上がったということは、それだけチーバくんが知名度があって多くの方に親しまれているということの証かなと思っていますので、我々としては、大変うれしく誇らしく思っているというところです。
(記者) ありがとうございます。
別件で、久留里線についてなんですけれども、先日、久留里線の在り方を検討する会議が開かれまして、今後、様々な交通手段のメリット・デメリットを議論する段階に入ったかと思うんですけれども、これまでの議論と今後の見通しを、知事の所感があれば、よろしくお願いいたします。
(知事) これまでの会議で、沿線住民の方々がどういうふうにお考えになっているかというご意見であったり、また、アンケートの結果から見えてきた、そうしたニーズを踏まえていくと、通勤通学といった定期的な移動の需要に加えて、買物ですとか、もしくは通院ですね、こうした不定期な移動需要、これをどういうふうに満たしていくかという部分について、前回の会議においては、鉄道以外のバスであったりデマンド交通、こうした組合せ、どういうふうな形が住民にとって真に利便性を確保できるのか、そういう議論がなされてきているのかなと受け止めています。
(記者) ありがとうございました。
(記者) よろしくお願いします。
まず、発表項目のアイデアソンについて、学生の取組の中で実際に使用を予定されているオープンデータ、それから、そのオープンデータを活用して解決に取り組む地域課題、一例、具体例がもしありましたら、お話しいただけますでしょうか。
(知事) じゃ、一番いい例を紹介できるかな。どうぞ。
(職員) デジタル戦略課でございます。
今回、いわゆる地域の防災と地域振興ということをテーマとしてアイデアソンを開催させていただくということになっておりますが、使用するデータにつきましては、当日また学生さんと様々なデータ等を探して、オープンデータなんかを探してということなので、具体的にこのデータというのは、今、想定することは難しいなと考えております。
昨年度でございますが、千葉大学さんと共催で行わせていただきましたアイデアソンにおきまして、観光と、それから健康づくりというテーマでアイデアソンを行わせていただきまして、例えば観光分野でございましたらば、外国人旅行客の滞在日数だとか、もしくは市町村別の滞在者数であるとか、そういったデータを用いて検討を行ったということでございます。以上でございます。
(記者) ありがとうございます。
続いて、発表外について1点お尋ねします。
千葉県では、今年度から留学生対象の就職支援であったりとか、外国人の就職支援にすごく力を入れて、幾つか施策に取り組んでいらっしゃると思います。改めて知事のほうから、県内の外国人の就職をめぐる状況のご認識と、外国人の就職を県として支援していく、その意義について教えてください。
(知事) ご質問ありがとうございます。
まさに、今年度から力を入れているところでありまして、まず、千葉県で働く外国人の方々の状況ですけれども、国が今年1月に発表した、事業主からの報告を受けて取りまとめている外国人雇用の届出状況ですが、過去最高の約7万9,000人となっています。そういう意味では、今でも本県で働く外国人の方々というのは増えてきておりますし、今、国の動きを見ても、これから外国人の就労に関する制度の見直しを国で進めていくことを考えると、県内で働く外国人の数というのは、今後ますます増えていくことが見込まれているんだろうと思っています。
今年度、まず留学生を対象として外国人の就職支援を始めたんですけれども、もちろん労働力の確保といった、そうした観点も大きいわけですが、外国人の方お一人お一人に、県民として、どうやったら住みやすい状態をつくっていけるのか、そこは、雇用主側、それから居住する面からも、市町村と連携して支援をしていく必要があると思っていますし、そうやって外国人労働者の方々がそれぞれの地域で安心して住める状況をつくるということが、地域との様々なトラブルを未然に防いでいくためにも大事だと私は思っています。そのために、就職の支援に加えて、日本語であったり日本のルールを学んでいただく機会を提供したり、そうした、国籍であったり文化的背景が異なっていたとしても、その人らしく活躍できる千葉県づくりというのを今年度も、それから次年度も含めて、しっかり充実させていきたいと考えています。
(記者) ありがとうございます。
追加で1点お尋ねしたいんですけれども、先日、報道で、日本ハムの2軍が鎌ケ谷の拠点から北海道のほうに移転する可能性について取り沙汰されています。本件に関して、知事の受け止めと、目下県内で話し合われていると思うんですけど、ロッテの2軍球場の移転であるとか、そういったところに関する影響ですね、知事のお考えがあれば教えてください。
(知事) まず、日ハムに関しては、報道で知って私も大変驚きました。本当に鎌ケ谷市さんは、行政も、それから地域住民も挙げて、日ハムの2軍の拠点と様々な連携をされてこられましたし、非常に愛されているなと実感をしてきています。
報道では、現時点では何も決まっていないということでありますので、鎌ケ谷市民をはじめ、多くの県民が愛着を持って、連携したり応援をしてきた、そうした地元の思いを大切にしていただければありがたいなと思っております。
それから、ロッテの2軍への影響というのは、これはまた別の問題だと思っておりますけれども、千葉ロッテマリーンズの本拠地がある県としては、2軍についても、千葉のいずれかの地域に立地されると、より県民球団として愛されるようになると、盛り上がると思っていますので、その点は、我々としても期待を持って注視をさせていただいています。
(記者) ありがとうございます。以上です。
(記者) よろしくお願いします。
2点ほどお伺いしたいと思います。
先ほど、神奈川の犬の話がありましたが、同じ首都圏で、県の形をしているということでライバルとも期待されると思うんですけれども、神奈川は、ぬいぐるみなどはしない意向みたいです。どういった関係というか、そういった期待についてお伺いできればと思います。
(知事) 神奈川県さんが「Kanagawa-Ken」が有名になったり、愛されていけばいくほど、チーバくんの認知度はさらに上がっていくとに思っておりますので、ライバルどころか、非常にウェルカムな状況かなと思っております。
(記者) ありがとうございます。
別件で、発表外でお伺いしたいんですけれども、東京都の保育無償化の関係で、小池都知事、先週の会見で、熊谷知事の指摘について、保育無償化チルドレンファーストの政策ということを続けていくということと、都としてなすべきことはしていくということで、一方で、少子化対策については、国がどう対応するかという国が責任を持って行う政策だという認識を示しました。
一方で、地方税の偏在に関連する神戸市長の発言について、旧自治省の発言だとか、挑発するような発言もしていて、かなり反発をしていますけれども、これらの発言の受け止めと、一連の保育無償化だとか、その辺の財政の問題について、今後、知事としてどう向き合うか、お伺いできればと思います。
(知事) まず、東京都さんが独自に様々な子育て支援策を含めて、地方から先駆けておやりになられようとしている、その心意気というんですかね、お考えは非常にすばらしいものがあると思っていますし、また、本来は国がやるべきだという部分についても、これは全く同意になります。
しかしながら、東京都さんが独自の豊かな財源の中で、こうした本来国がやるべきことをやっていくと、結果的に、これは国にとっては、地方自治体がやるべきことになってしまいかねない懸念があるわけですね。
実際に子ども医療費というのは、我々は、全国知事会でも、それから全国市長会も含めて、地方はもう一致団結して、これは本来国がやるべきことで、国の財源でやるべきだと言っても、これはなかなか実現していないんですね。今度は、それに加えて、こうした今、東京都さんが先行でおやりになっていることが、ある種、地方がやるべきこととみなされて、永遠に全国で実現しなくなるという懸念すらありますので、私とすると、これは本来国がしっかりと責任を持って、全国一律で機会を確保していくべきだと思っておりますし、また、それができないのであれば、税制の偏在について、しっかりと考えていく必要があると思っております。
(記者) よろしくお願いします。
ふだんから子どもたちの未来とか教育について、積極的な策を打たれている熊谷知事にお伺いいたします。
教員採用試験の問題を今朝報道でやっていましたけれども、それについて、ミスだらけの問題でありますとか、ぐずぐずな運営といいますか、そういったもので多くの受験生に迷惑をかけたと思います。これについて、教育委員会の公平性が保たれているというふうなコメントがありましたけれども、知事の受け止めと、知事にお伺いすることじゃないんですが、当日どういうスタッフとか配置とか、そういうものをしていたのか、教育委員会のほうからもし聞ければお伺いしたいんですが、よろしくお願いいたします。
(知事) まず、問題の作成については、今年度から委託をしたと聞いておりますけれども、訂正によって受験者の方にご心配やご迷惑をおかけしたというのは、私自身も大変残念に思っています。教育委員会には私からも、誰が作成しようと事前の確認をしっかり徹底して、出題ミスがないように努めてもらいたいと、意見を伝えているところであります。
会場の当日の状況等については、教育委員会担当所管から説明をしてもらいたいと思います。
(職員) 教職員課でございます。
当日の運営につきましては、委託業者にお願いをいたしまして、スタッフを配置しております。
面接に関しましては、県教育委員会で面接委員を準備して行っております。
また、運営に関して、一部、県教育委員会の人間も携わっております。以上です。
(記者) 続けてなんですけれども、そもそも確認をしたのかという、校正したのか、その問題について、教育委員会の前回の発表のときは、したという発言なんですけれども、ミスの多い問題を私も見ましたところ、どう見ても、見たとは思えないような、かなりずさんな問題をそのまま配付してたなというふうな印象を受けたんですが、教育委員会としてはどうでしょうか。
(職員) 基本的には外部委託なので、間違いのない状態で納品されるべきものとは考えておりますが、業者とのやり取りに関しましては、1科目につき4から6校正ございまして、1校正ごとに、県教育委員会でも複数名での確認は行ってきたところでございます。
(知事) しっかり課題を検証して、再発防止に努めてもらいたいと考えています。
(記者) ありがとうございます。
(記者) よろしくお願いします。
発表のありましたオープンデータコネクテッドアイデアソンについてなんですが、これで学生さんたちから出てきたテーマについて、県の行政のほうで取り入れるご予定等ありますでしょうか。
(知事) いい提案があれば、これは当然、採用させていただきたいなと思っています。できる限り、僕らとしてはそういう方向で、一部でも採用されたものが出てくると、さらに、学生の皆さん方の関心度も上がってくるのかなと思っております。でも、こればかりは学生の皆さんのそれぞれの分析したいものがまず第一だと思っていますので、我々の思いつかなかった観点からの分析や指摘なども楽しみにしています。
(記者) ありがとうございます。
次は、チーバくんについてなんですけれども、先ほどから神奈川県の話も出て、それに引き合いに出されること自体は、光栄でウェルカムだということで、チーバくん人気について、知事も非常に誇りに思っておられると思うんですけれども、最初できた頃は、案外不評だったように私は記憶していますが、ここまで浸透するようになった理由といいますか、そこは知事はどのように思っていらっしゃいますでしょうか。
(知事) やっぱりデザインの完成度じゃないですかね。私は当時、市長でしたけれども、見た瞬間、ああ、これはすごくいいキャラクターだなと思いましたし、当時、国体のキャラクターでありましたけれども、県の方と会ったときには、これは本当にいいキャラクターだから、国体で終わらせるのはもったいないですよという話を伝えましたし、当然、様々な意見が、同じような意見が寄せられて、今、県のこういう公式マスコットキャラクターになっておりますので、赤を選ばれた部分もそうですし、非常に愛くるしいフォルムをしていて、比較的早い形で浸透したのではないかなと思っています。
全然余談になっちゃうんですけど、このチーバくんのバッジをつけて、私、県外とか遠方へ行っても、例えばエレベーターで一緒になった方とかが、あれ、千葉県の方ですかとか言われたり、そういう意味で、本当に愛されているなと実感します。
(記者) ありがとうございます。
話は変わりまして、先週も伺いましたが、兵庫県の話なのですけれども、この1週間でまたさらにいろいろな状況が動きまして、百条委員会も始まるという話なんですが、ここまで混乱する自治体というのは、ちょっとまれなんじゃないかというふうな指摘もあります。現在の知事の受け止めといいますか、お考えを伺ってもよろしいでしょうか。
(知事) 本当に、どうしてここまで来てしまったのかと、皆さんも含めて、多くの方が思うと思うんですよね。
まず一つは、いわゆる職員の指摘に対して、やはり真摯に向き合い、認めるべきところは認め、そして、違うというところは、はっきりと示していくということが大事だったのではないかなと思っております。それから、元県民局長さんが亡くなられるに至った背景に、プライバシーに対する配慮が欠けていたのではないかと思われる節がありますので、その点について、恐らく今後、様々なものが明らかになってくるのではないかなと私は思っております。そうしたことを斎藤知事としてしっかり受け止められて、最適な選択と判断をされることが今、求められているのではないかなと思っています。
私も様々な形でその状況を見て、千葉県として、もしくは私個人として、しっかりと教訓として受け止めなければならない部分ですよね。やっぱり、そういうのはしっかり教訓として参考にしていかなければいけないと思っていますので、そういう思いで兵庫県の報道は、この当該案件の報道は見ております。
(記者) ありがとうございます。
元県民局長のプライバシーの配慮ということですけれども、これは公益通報者保護法のおととしの改正で、窓口ですとかいろんなことが定まりましたけれども、それに基づいていないんじゃないかというような指摘もあって、本来的に千葉県でもそういった制度はもう整備されていらっしゃると思うんですけれども、そのあたりについて、現状どのような仕組みになっているか、教えていただいてもよろしいでしょうか。
(知事) まず、その前に、兵庫県のその案件というのは、最初は公益通報じゃなかったわけですよね。だから、そこは間違えちゃいけない。報道機関の方々も、多分それは正確に報道しなければ偏ってしまうと思っていて、元県民局長さん自身は、職場の勤務時間中に作られて、かつ、それを公益通報という形ではなく、マスメディアや一部の県議の方々にその文書をまくという行為をされたわけですから、それは私は、公務員というか組織人として、それは一定の注意なり処罰は受ける行動だったと思っています。
ただ、その内容が結果的には、いわゆる組織のためを思っての行動であったわけですから、それに対しては、やっぱり一定の向き合い方が必要だったと思いますし、恐らく途中からは公益通報的意味合いを持ってきたと思いますので、それ以降に関しては、やっぱりプライバシーへの配慮というのは当然行われるべきものだったと思っています。だから、入口がちょっと違っていたのが、今回ここまでこじれる一つの要因にはなったと思いますが、我々としては、仮に職員から公益通報のような形であった場合、また、そうでなかった場合も含めて、しっかりと、その声を上げた職員が不利益を受けないような、そうした対応をやっていかなければいけないと考えています。
(記者) ありがとうございます。
知事も、斎藤知事と学年も同じで交流もあられたというふうに伺っていますけれども、この問題が起こってから、個人的にコンタクトを取られたことはありますか。
(知事) そうですね。コンタクトを取らせていただきました。非常に大変な状況になっているというところと、その中で適切な判断をする必要がありますよねというようなことも含めて、一定のコミュニケーションは取らせていただいています。それ以上は多分言わないほうがいいかなと思っています。
(記者) 適切な判断をというふうに伝えられたということですね。
(知事) そういう趣旨のやり取りをさせていただいております。
(記者) 分かりました。どうもありがとうございます。
(記者) よろしくお願いします。
成田空港と東京とのアクセスについてお伺いしたいんですけれども、知事もすごく力を入れて、大臣を呼んだりしていますけれども、北千葉道路ですね。これって半分、真ん中ら辺はできているわけですけれども、両端ができていません。そして、最近、国側で市川側について乗り出してきました。これは、ずばりということなんですけど、北千葉道路っていつ完成するんでしょうか。これは千葉県にとって相当大きな道になると思うんですけれども、いかがでしょうか。
(知事) ご質問ありがとうございます。
まず、北千葉道路を大きく分けて、成田側と外環道側、二つに分けて考える必要があると思っています。まず、千葉県が担当している成田側に関しては、どうしても京成の高架をさらに越える高架を造らなければいけないという工事の難易度の高い部分があるということで、その設計であったり、もしくは鉄道会社との調整等にかなりの期間を要しますけれども、できる限り早く、県が担当している部分について、早期開通をやっていきたいと思っております。
一方で、国が担当する外環道側ですけれども、これはかなり家屋が連たんしているエリアもありますし、また、様々な構造上複雑な形で整備をしていく必要がありますので、一定の期間は必要なんだろうとは思っておりますが、これは極めて、千葉県にとってもそうでありますし、これは首都圏及び我が国の国際競争力上、重要度の高い道路だと思っておりますので、一日も早い全線開通に向けて、国のエネルギーを、リソースを注いでもらえるように、我々としてはしっかり声を上げ続けていきたいと思っています。
(記者) すみません。しつこくて。大体いつ頃なんですか。2030年度なのか2040年度なのか2050年度なのか。おっしゃるように、すごく難しい工事の箇所が何か所かあると思うんですよね。
(知事) これは、現段階では多分申し上げられないと思います。
ただ、一定期間はかかる。それをどれだけ短くできるかが、国及び県、沿線市の努力だと思っております。
(記者) よろしくお願いします。
先日、県内の大学などとの意見交換会というのがあったと思います。このように、県と教育機関が意見交換をするというのは、どういう観点で重要とお考えかということと、今回の先日行った会議を今後どのように活かしていきたいかというのがあれば、お願いします。
(知事) それぞれの県内の大学を含めた高等機関の方々も、地域貢献ですとか、もしくは、県や地域の市町村がどのような方針を持っているのか、目的を持っているのか、それに合わせて、それぞれの大学等がどのように貢献できるのかということは、もとよりお考えになっていたと思いますが、私自身の立場から、県全体の戦略であったり方向性をまずご説明をして、その部分について共有するということは、大変意義があると思っています。
その上で、我々が今、目的として進めようとしている、例えば多様性を尊重するですとか、もしくは、人口減少社会の中で、いかに社会が求める人材を供給していただくのか、そういった部分も含めて、人材を輩出していただく方々との意思疎通というのは、我々にとっては人口減少社会だからこそ重要だと思っていますので、これは何らかの形で定期的な意見交換を重ねていきたいなと考えています。また、そういう要望も頂きました。
(記者) では、今回と同じような枠組みで、また今後も開催していくことは考えていらっしゃるということで。
(知事) そうですね。今回の初開催を受けて、関係者の方々と、どういう形で続けていくのが適切かということはやり取りしていきたいなと思っています。
私は千葉市長時代も、大学等の方々とは毎年意見交換させていただきましたし、オリンピック、パラリンピックに向けてであったり、障害者の問題であったり、いろいろな問題について、本当にタッグを組んでやっていきましたので、県は少し広いですけれども、十分共同歩調をとれる部分は多いのかなと思います。
(記者) 分かりました。ありがとうございます。
千葉県オープンデータコネクテッドアイデアソンの開催及び参加者募集について
総務部デジタル改革推進局デジタル戦略課【電話】043-223-2187
チーバくん公式LINEスタンプの販売について
総合企画部報道広報課【電話】043-223-3785
「子ども参観日」キャンペーンについて
教育庁教育振興部生涯学習課【電話】043-223-4069
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