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更新日:令和6(2024)年11月19日

ページ番号:713255

知事定例記者会見(令和6年11月14日)概要

知事発言へ質疑応答へお問い合わせ先へ

日時

令和6年11月14日(木曜日)10時30分から11時5分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和6年11月14日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. ちばコラボ大賞の決定ついて

  2. 犯罪被害者週間「千葉県民のつどい」の開催について
  3. 献血のお願いについて

 ちばコラボ大賞の決定について

(知事)

皆様、こんにちは。

はじめに「ちばコラボ大賞」の決定についてお話しいたします。

地域には、福祉や環境、子育て、まちづくり等の様々な分野において、行政だけでは解決の難しい課題が山積しており、それらの解決に向け、市民活動団体や企業、学校、地縁団体などが「コラボ」、つまり、「連携」して取り組み、成果を上げている事例が数多くあります。

県では、そのような連携事例の中から、モデルとなる優れた事例を「ちばコラボ大賞」として毎年表彰し、連携による地域づくりを促進しています。

第14回となる今年度は、22件の応募があり、審査の結果、3件を大賞に決定しましたのでお知らせいたします。

1つ目は、「人と人とのつながりや、心の関わりを大切にした地域交流拠点事業」です。

佐倉市内のNPO法人、幼稚園、企業や民間団体、大学などが連携して、こども食堂や年代を問わず利用できるサロン等を展開することによって、地域に新たなコミュニティを生み出している事例です。

2つ目は「みんなの心のよりどころ『ホッとステーション』」です。

市町村の枠や分野を越えて、医療福祉機関や飲食店、教育、観光施設など、約120の機関が協同して、誰でも気軽に利用できる「居場所」の普及とネットワークづくりを通じて地域みんなが繋がる社会をつくる事例です。

3つ目が「茂原七夕まつり70th ゴミ減プロジェクト」です。

茂原七夕まつりのごみ問題の解決のため、茂原市内の高校、商工会議所や企業等が連携し、ペットボトルキャップをリサイクルしたスプーンの企画販売や、ごみ分別回収等の促進に取り組んでいる事例になります。

「ちばコラボ大賞」の表彰式と事例発表・交流会は、来月12日にホテルプラザ菜の花で行います。

当日は一般公開いたしますので、ぜひご参加ください。

受賞団体と参加者が直接触れ合っていただき、新たなコラボのきっかけになることを期待しています。

少子高齢化や価値観の多様化が進む中、地域の活力を維持向上させていくためには、行政だけでなく県民、企業、団体等と目指すべき方向性を共有し、連携、協働していくことが重要です。

県では、今回の受賞事例など、優良なコラボ事例の周知を通して、多様な主体の連携、協働を促していくことにより、地域における様々な課題の解決に繋げてまいります。

  犯罪被害者週間「千葉県民のつどい」の開催について

(知事)

次に、犯罪被害者週間「千葉県民のつどい」の開催について、お知らせいたします。

今月25日から12月1日までの1週間は「犯罪被害者週間」です。

犯罪被害者やその家族の方が、被害から立ち直り、再び平穏に過ごせるようになるためには社会全体で支えていくことが重要です。

この期間中、全国では、犯罪被害者やご家族の方々に対して適切な配慮や支援がなされ、その尊厳が守られる社会づくりを目的として、様々な啓発事業が行われます。

本県では、12月1日の日曜日に、千葉市生涯学習センターにおいて、「千葉県民のつどい」を開催します。

この「つどい」では、犯罪被害によりご家族を亡くされたことをきっかけに司法の道を目指し、弁護士として犯罪被害者支援に携わる伊東秀彦さんから、20年にわたる支援活動等について講演いただきます。

また、犯罪被害者等の方々が互いに寄り添い、支え合う「自助グループ」の活動をテーマとしたパネルディスカッションや県立千葉女子高校マンドリン・ギター部による支援音楽会も実施します。

併せて、犯罪や事故等によって理不尽に生命を奪われた犠牲者が主役のアート展「ミニ・生命のメッセージ展」をつどい会場を含む県内4か所で開催します。

「メッセンジャー」と呼ばれる犠牲者の等身大パネルに、写真や家族からのメッセージを添え、足元には「生きた証」の象徴である靴を置き、命の大切さを訴えます。

今回のつどいやアート展を、犯罪防止はもちろん、犯罪被害者のために何ができるのか、県民の皆さまと一緒に考える機会としたいと考えています。たくさんの皆さまのご来場をお待ちしています。

県では、犯罪被害に遭われた方の相談窓口を設置し、「千葉県犯罪被害者等支援条例」の下で、見舞金制度や弁護士会と連携した無料法律相談など様々な取組を進めています。

今後も、被害に遭われた方やご家族を社会全体で支え、県民誰もが安心して暮らせる地域社会の実現に向けて、国、市町村、民間団体等と連携して取り組んでいきます。

  献血のお願いについて

(知事)

最後に、献血のお願いについて、お話しいたします。 国内では、1日に約3,000人の患者さんが輸血を受けていると言われています。安定的に血液を届けるためには、1年を通じて、より多くの方に継続して献血にご協力いただく必要があります。

しかし、献血される方の健康を守るため、400ミリリットル献血では、男性は年3回まで、女性は年2回までとされているなど、1人が1年間に献血できる回数や量に限りがあります。

特に、冬場から春先にかけて風邪などで体調を崩す方が多いこと、年末年始は学校や企業などの協力が得られにくいことから、献血者数が減少し、血液が不足する傾向にあります。

また、近年、10代から30代の献血者数が減少傾向にあり、少子化で献血可能人口が減少している中、将来にわたり安定的に血液を確保するためには、こうした若い世代の方々のご理解とご協力が不可欠となっています。

県では、若い世代への啓発の一環として、中学生・高校生から啓発ポスターを募集しており、今年度、知事賞を受賞した作品がこちらになります。

(知事賞受賞作品をモニターに投影)

県民の皆さまには、改めて献血へのご協力をお願いいたします。

献血は、県内6カ所の献血ルームや、ショッピングセンターなどを巡回する献血バスで受け付けています。

千葉県赤十字血液センターのホームページでは、これらの受付時間やバスの運行スケジュールがご確認いただけます。

また、混雑を避けて安心して献血していただけるよう、事前予約をお勧めしています。

皆さまの善意の献血によって、病気やけがをされた多くの方の尊い命が救われます。献血は「命をつなぐボランティア」であります。県民の皆さまのご協力を是非お願いします。

私からは以上です。

質疑応答

(記者)

よろしくお願いします。日曜日に行われました、ちばアクアラインマラソンにつきまして、まずは、主催者として、現時点での総括をお願いいたします。

(知事) 

ありがとうございます。まず参加者でありますけれども、国内外から約1万7,000人のランナーの方にご参加いただきました。

また、沿道には、約27万人の皆様からランナーに声援を送っていただき、大変盛況裡に終わることができたと思っております。

インフルエンサーを活用して大会であったり、地域のPR、協賛いただいた企業間の連携によるキャンペーンの実施によって大会を盛り上げていただきました。

また、前回大会から拡充して実施しているファンランですが、今回、子どもからお年寄りまで140名の方にご参加いただいて、より多くの方に気軽に海の上を走る爽快感を味わっていただきました。この開催によって、多くの皆さんにスポーツの魅力、楽しさ、体験、体感していただいたと思います。千葉の魅力を存分に味わっていただいたのではないかな、そういうふうに総括しております。

(記者)

今回、新しい取組としてウエーブスタートをやられたと思いますが、そこについてはどうでしょうか。

(知事)

ウエーブスタートについては、多くのランナーの方々から、スタートしてしばらくの間、混雑しがちな部分が軽減、緩和されたという声を頂いております。改めてしっかり総括していきたいと考えています。

(記者)

終わったばかりですが、これまで2年おきに開催してきましたが、2年後の開催についてはいかがでしょうか。

(知事)

先ほど少し申し上げたとおり、今回の開催の良かった点であったり、もしくは課題が見えた部分などをしっかり総括した上で、2年後の開催の是非について、関係者とともにしっかりと協議していきたいと考えています。

(記者)

知事個人にお伺いしたいのですが、アクアラインマラソンには知事もランナーとして出走されました。走り終えた個人としての感想を改めてお願いいたします。

(知事)

やはり多くのランナー、参加者の方々が、他のマラソン大会と比べても沿道の声援、子どもたちの声援が非常に印象的だとおっしゃっていただいております。それは私自身も走っていて、実感したところです。

そういう意味では、沿道地域の方々の思い入れであったり、おもてなしの気持ちというものが強いということを実感いたします。やはり、アクアラインというものを走るということに非常に特別感がありますし、多くのランナーの方が楽しみにされている、そうしたものだと思っています。

いずれにしても、大会の関係者、スポンサー、ボランティア、地域の方々、全ての方々に支えられて成り立っており、千葉の魅力をPRできる非常に重要な一大スポーツイベントだと改めて実感しております。

(記者)

知事の走破タイムについては、いかがでしょうか。

(知事)

特にタイムに関しては、目標も定めずに沿道の方に感謝を伝えながら走っていこうと考えておりました。結果的には、前回の大会よりも速いタイムで完走できました。改めて一緒に走っていただいたランナー、もしくは沿道の方々、いろいろな方々によって、結果的に無事完走かつ、いいタイムでゴールできたのはありがたかったなと思っています。

(記者)

知事は旧TwitterのXに、右肩が筋肉痛になったと書かれており、普段から鍛えていないからというふうに分析されていましたが、今後、そこについてはトレーニングを考えていらっしゃいますか。

(知事)

こればかりはトレーニングでどうにかなるものではないと思います。1時間とか2時間、手を振るなんていうことは、さすがに選挙ぐらいしかございません。そういった意味では、沿道の方々が本当に途切れず応援していただいたことの結果だと思っております。

私としては、多くの方に応援をしていただいた証しかなと感じております。

(記者)

今、選挙の話が出ましたが、別の話題で、千葉県知事選の日程がおととい定まりました。千葉市長選と同日となりました。当時、千葉市長として千葉県知事選の立候補を表明されました。次については、今のところ表明なされていらっしゃいませんが、現時点でのお考えはいかがでしょうか。

(知事)

前回お話ししたことと、基本的に立場は変わっておりません。私自身が信託を受けて取り組んできたこれまでの取組というものをしっかり総括した上で、次にどのような形でこの千葉県の課題に対して打ち手を考えていくべきなのか、自分自身が担うのが適切なのか、それをしっかり自問自答した上で、私の中で固まった時点でその考え方を表明させていただきたいと考えています。

(記者)

自問自答が固まるのは、いつぐらいになりそうでしょうか。

(知事)

特に時期は決めておりません。

(記者)

今年中とか、そういうめどとしても、今のところは。

(知事)

そうですね。まだ何も考えていない状況になります。しっかりと自分の中で整理した上で、しかるべき時期に表明させていただきたいと考えています。

 

(記者) 

よろしくお願いします。しつこくて恐縮なのですが、立候補の表明の時期は、まだ決めていらっしゃらないということですが、明日から12月議会も始まりますし、恐らく一般質問の中で、そこに対する質問もあるかと思いますが、議会中の表明というものは、今、念頭に置かれていることはあるのでしょうか。

(知事)

先ほど申し上げたとおり、今のところ、私の頭の中でしっかり総括して自問自答しているところであります。それ以上のことは現時点では何も申し上げられないです。

(記者) 

市長のとき、知事に立候補される際、会見を設けられて表明されたということですが、今回も改めてそういう場を設けられて、ご自身のお考えを表明されると思っていればいいですか。

(知事)

それぞれのときごとの自分の気持ちと整理ですから、何かスタイルを決めているわけではありません。いずれにしても、自分の意志を表明する際には、しっかりとした説明責任があると思っております。その点については、どのような決断だったとしても、皆様方も含めて、説明責任は果たしていきたいと考えています。

(記者)

ありがとうございます。昨日発表がありました県職員の飲酒運転の厳罰化についてですが、まず、この厳罰化を決められた背景についてと、酒気帯びでも免職、同乗者も免職といった、かなり厳しいものになっていると思います。厳しくすることによって、どういった効果が期待できるのかということと、処分の件数を出してもらったのですが、教育委員会の所管の件数が圧倒的に多く、その辺をどう分析されているか、お考えをお聞かせください。

(知事)

ご質問ありがとうございます。県内で痛ましい事故が子どもにあったわけでありまして、それを受けて、この千葉県で飲酒運転を根絶していくのだという強い決意を示しております。

3月には、県の飲酒運転根絶計画も策定して、県民一丸でこの飲酒運転の根絶に取り組んでいるところであります。県職員が、まず率先して範を示さなければならないだろうと考えております。その中で今回、酒気帯びもそうですし、同乗者、また飲酒を勧めた上に飲酒運転を止めなかった職員についても、免職という形で整理いたしました。これを明確にしておかなければ、逆に起こした後に免職となって、免職になるとは思っていなかったという、そういうお互いに悲しい結果をつくるべきではないと思っております。職員の皆さん方に自分もしくはご家族の将来のためにも、この飲酒運転というのは、絶対してはいけないんだということをしっかりと意識していただきたい、そういうために明確化を、整理をさせていただいたと思っていただければと思います。

(記者)

教育委員会の所管で多いことについては。

(知事)

教育委員会には、綱紀の保持について、改めて要請しております。また、それに至る背景の部分も含めて、個人のモラルにもよるわけですけれども、プラスアルファ制度面であったり、ルール面、運用等で改善できるところは、しっかりと改善していっていただきたいと考えています。

 

(記者)

よろしくお願いします。私から2点お伺いしたいと思います。

まず1点目、先日、第2次石破内閣が発足いたしました。これに対する受け止めと、新内閣に期待することを教えていただけますでしょうか。

(知事)

少数与党という形でありますので、与野党で様々な課題について協議して、一致点を見いだしていただいて、この山積する課題に対してスピード感を持って当たっていただきたいと思います。

わが国は少子超高齢化、もしくは国際的な安全保障の部分であったり、様々な課題を抱えております。その一つ一つを与野党協議の上で解決していただくことを切に期待しております。

(記者)

もう1点目が、先日13日に九都県市首脳会議の合意に基づいて、地方分権改革に関する要求書を国に提出されました。当日、橘官房副長官とも意見交換をしたということですが、当日、知事からどのような話をして、官房副長官からどういったお話があったのでしょうか。

(知事)

九都県市首脳会議の座長として、例えば地方への権限の移譲、もしくは義務付け、枠付けの見直し、地方分権改革をさらに推進していただきたいということ。

また、地方の事務に対して税源移譲が依然として十分進んでいませんので、さらなる税源移譲であったり、また、偏在性が小さく、安定的な地方税体系を早急に構築していただきたいことなどについて要望させていただきました。

官房副長官からは、市長出身で地方自治の様々な諸課題に非常にお詳しい方でありまして、地方のそれぞれの課題について、地方分権の推進にも取り組んでいくことであったり、また、地方税財源の課題についても考えていかなければならないと、そういうような認識を示していただいたところであります。首都圏の現場が抱える要望について、重要性をご理解していただいた上で前向きに受け止めていただいたのではないかなと考えています。

(記者)

ありがとうございました。

 

(記者)

よろしくお願いします。先日、東京で企業誘致セミナーがありまして、知事自ら千葉の魅力を語ってトップセールスをされてきたかと思います。コストコやベンツに続いて、また新たな大きな企業が進出してくれそうだという感触とか成果はありましたでしょうか。

(知事)

やはり、この企業誘致セミナーというのは、千葉県の優位性であったり、もしくは今まさに動いているプロジェクトなどについて、多くの方に知っていただく非常に重要な機会だと思っております。参加された方からは、改めてこの千葉県の優位性や将来性について強く理解できたというご意見も頂きました。また、今仕掛かり中の誘致を様々折衝している方々もお越しになっていただいております。そういった意味では、それぞれ社内の中で意思決定していただくに当たっても、一つのきっかけになっていくのではないかなと思っております。

今、県庁全庁を挙げて、この企業立地、企業誘致に取り組んでおります。一つ一つ、そうした大きな案件であったり、明るい話は出していけるだろうと思っております。

(記者)

ありがとうございました。

 

(記者)

よろしくお願いします。20日に出版される知事の新著について伺いたいと思います。今日、出版記念パーティーがあるということですが、本の内容を簡単にご説明いただきたいのと、今回の発刊に至った経緯について、ご説明いただければと思います。

また、本の中で、自民党の小泉進次郎議員と対談されているかと思いますが、小泉議員との対談が行われた経緯についても教えてください。

(知事)

まず、この千葉県の中で、例えばキッコーマンさんであったり、石井食品さんのような全国的にも知名度があって、かつ日本の食を支えていただいているような企業が本社を構えていただいて、しかも地域の貢献もしていただいています。そういう企業はやはり紹介したいということと、それから成田空港であったり、アクアラインであったりという日本を非常に代表するような、こうしたインフラの裏側でどのような苦労をされて、通常どおり運行されて危機に備えられているのか、その裏側をご紹介したいと。

特に成田空港の機能強化であったり、アクアラインの6車線化などの拡張が可能であるということをまだまだ知らない方が多いんですね。そうした部分も併せて、多くの方々に知っていただいて後押しする機運をつくりたいということがありました。それからヨウ素も千葉県、日本が誇る資源であります。ペロブスカイト太陽電池も含めて、将来、非常に重要な位置づけになっております。そうした部分をお伝えしたかったということです。

小泉進次郎氏に関しては、以前から私自身、交流があるということと、メインはなんといっても令和元年房総半島台風をきっかけに、この千葉県の状況から環境省の公費解体制度というものが見直しをされたというところが、あまり皆様方も含めて報道されていません。令和元年房総半島台風が、その後の日本の復旧政策に非常に大きなきっかけになっているんだということをお伝えしたかったわけですね。

今でこそ能登半島地震でも、公費解体というものが新聞やテレビ等でもよく出るわけですけれども、昔はそんなに復旧復興のメイン制度ではなかったんですね。それは、全壊でなければ対象にならなかったからになります。それが令和元年房総半島台風のとき、千葉市長として、小泉進次郎氏と直接携帯でこの話をさせていただいて、様々な要因があって見直しの動きがあって、半壊以上が対象になりました。これによって使い勝手が劇的に変わって、それ以降の災害において、公費解体というのが一つのキーワードになってきたわけですね。 

阪神淡路大震災の経験者として、確実に災害のために私たちの制度というのは変わっていって、被災者支援が手厚くなっている、その事実をしっかりと歩みを伝えていく必要が私はあると思っています。

そのため、小泉進次郎氏というよりは、令和元年房総半島台風のときに環境大臣として行っていたことを意外と多くの方々が知らないということを私はお伝えしたかったので、以前から交流ある小泉さんに、これをやりませんかという話をして、快く引き受けていただいたということになります。本当はもっと発信したかったんですけど、総裁選に出られたので、進次郎氏を応援しているのかと勘ぐられたくなかったので、X等では発信せずに、本でという形になりました。

(記者)

ありがとうございます。

 

(記者)

よろしくお願いします。今の著書についてお伺いしたいのですが、今回の小泉進次郎さんとの対談について、今回、知事選を控える中で、場合によっては、可能性として選対委員長である小泉氏との対談を出すということになりかねない可能性があったと思います。党派性という観点について、どのように知事は考えられたのか、お伺いできればと思います。

(知事)

特に党派性は考えていないですね。その本を読んでいただければ、すぐにその私の説明がご理解していただけると思っております。基本的には不偏不党の立場で、かつ千葉県のため、県政のためにご協力、ご理解いただく、政党や政治勢力、政治家とは連携するということが私の基本的なスタンスになっております。そのポリシーの下で十分に説明はつくと思いますね。

(記者)

改めてお伺いしますが、今回、党派性の観点では、バランスは取れているという認識でよろしいでしょうか。

(知事)

そうですね。

(記者)

別件でお伺いしたいのですが、今回、政府の経済対策について、住民税非課税世帯の3万円給付、子育て世帯の2万円の給付、電気・ガス代補助の再開だとか、そういったものを柱とする経済対策がまとまる方向だと報道が出ています。規模は13兆円超ということで伝えられていますが、知事は以前、給付金を繰り返す手法について批判をされていたと思います。全体的にこの経済対策をどう受け止めているか、お願いします。

(知事)

私は、給付金政策そのものは国が決めることですから、そこに対する是非について論じる立場にはないです。やるからには、これは繰り返し行われているわけでありますから、合理的、効率的な方法で行うということが市町村の負担の軽減、さらには国全体の税金の有効活用という観点から重要だという立場であります。

そういう点においては、この3万円が給付されるという報道は承知しておりますけれども、それが具体的にどのような方法で給付事務を設計されるのかというところをしっかりと見ていきたいと思っております。物価高騰を含めた経済政策全体については、正式に確定したときに申し上げたいと思います。

 

(記者)

よろしくお願いします。去年も聞かせてもらったと思うのですが、JAFの信号機のない横断歩道での車の停止率が発表されたと思うのですが、千葉県は全国でやや低い結果だったと思います。知事がXでも指摘されていましたが、信号機の数の話も含めて考えているところをお話しいただければと思います。

(知事)

免許を取るときに、横断歩道の一時停止というのはものすごく言われるわけです。首都圏においては、実際に守っている人が以前は非常に少なかった。この部分において、知事に就任してから、県警ともお話をさせていただきながら、しっかり強化していこうと。

8割を超えている県があるのだから、できないことはないはずだということで、この間、啓発等も含めて、お互い協力して強化してまいりました。

その結果、まだまだ低いとはいえ、伸び率としてはかなり高くなっております。そうはいっても県内くまなく細かく調査したデータではありませんので、様々誤差があろうかと思いますが、いずれにしても着実に上昇はしてきていると思っています。

ドライバーの方々にも、それから歩行者の方にもこの部分を意識していただいて、思いやりのある安全な千葉県をつくっていきたい。人口減少社会の中、信号密度の高いわが国でこの一時停止がしっかり定着することで、今後、信号の数を維持していくのか、増やしていくのかという部分も含めて議論ができる、ようやく次の段階に行けると思います。

わが国は、まだその話をする段階にはないと思っています。そこもしっかり徹底していきたいと思っています。

(記者) 

徹底されていけば、将来的には信号機の数を抑制することにつながる話ではあるということでしょうか。

(知事)

議論は少なくともできますよね。それによるドライバーの損失時間であったり、様々なものとどういうふうにてんびんで考えるのかということが、少なくとも議論としてはスタートできると思います。今の状態では、安全のほうが圧倒的に優先になってしまいますから、そういう議論ができる状況をつくるためには、まずはしっかりルールどおり順守を徹底していくということが大事だと思います。

(記者)

ありがとうございます。

 

(記者)

よろしくお願いします。先ほど話が出ていた企業誘致セミナーの関係ですが、トークセッションにおいてちばぎん研の方から、外国人材の活用が今後、産業発展には重要になってくるということで、県としても雇用のサポートなどが必要だろうというご意見があったと思います。そのあたりで改めて知事はどのようにお考えかお願いします。

(知事)

この新年度予算において、県内の企業の中小企業を含めて外国人雇用の部分の支援の強化をしているところになります。国の制度においても、今後、外国人の労働の部分が様々な形で広がっていくことは確実であります。その際にしっかりと受け止めて、そうした外国人の方々がそれぞれの企業で能力を発揮できるようにしていく、もしくは、そういう方々から選ばれる県をつくっていかなければならないと思っています。

一方で、働くからには生活者にもなるわけであります。そうした外国人の住民の方々が地域のルールを守りながら、共存共生していくことが大事だと思っています。その部分も市町村とともに行っていきたい。そのためには、国がこの部分を市町村、地方自治体任せにせずに、しっかりと政策を持って臨んでいくことが大事だと思います。その点についても、国に声を上げ続けていきたいと思っています。

(記者)

もう1点、先日、国立社会保障・人口問題研究所が都道府県別の世帯数の将来推計を発表していて、千葉県の場合、2050年には単身世帯が40パーセントを超える見込みというふうに出ています。これについて、どう受け止めていらっしゃるかということと、また、今回の結果で、都市部では未婚が進んで現役世代の単身世帯が増えることに対して、高齢化や人口流出が著しい地方のほうでは、単身の高齢者の割合が高くなる傾向にあると出ていますが、この全国的な結果をどのように受け止めていらっしゃるかもお願いします。

(知事)

千葉県においても、単独世帯の割合が増加し続けるということで、2050年には4割以上に達すると見込まれております。これは、私自身も市長時代から、ずっと住民の様々な世帯の状況等を毎年見てまいりましたので、実感として思うところはあります。やはり高齢者の方々を含めた単独世帯の方々にとって、地域において孤立せず、安心して暮らしていける、そうした環境をつくっていくということが大事かと思っています。

そのためには、医療・介護のサービスの充実はもとより、公共交通の確保であったり、防犯対策であったり、もしくは活力がある地域づくり、地域社会づくりに取り組む必要があると思っています。

プラス、そうは言いながら、単独世帯ではなく支え合う社会をつくっていくためには、少なくとも結婚を希望する方々が結婚できる、そうした環境を整えていくことは大事だと思っています。結婚支援であったり、少子化対策であったり、その手前に至る若者の出会いをどのように応援していくのか、このあたりが社会全体として問われているのだろうと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

 

(記者)

よろしくお願いします。知事選の態度表明の話に少し戻りますが、知事にとって態度表明というのは大変重要な政治判断だと思われます。先ほどしかるべき時期に、まだ時期は決めていないというふうなお話を聞いた上で、しつこいですが、態度表明の時期について、年内に表明する構えなのか、それとも、お正月にゆっくり考えて最終的な判断を下すのか、その辺の時期について、もう少し突っ込んで発言をいただければありがたいと思います。よろしくお願いいたします。

(知事)

本当に決めていません。私の中でしっかりとした総括と、そして今後の課題などについて整理した上で自問自答しております。それがある程度めどがつけば、そのときに時期も決めますし、皆様方にも、その意志の表明させていただくことになると思っております。

(記者)

ありがとうございます。 

内容についてのお問い合わせ先

  • ちばコラボ大賞の決定について
    環境生活部県民生活課【電話】043-223-4133 

  • 犯罪被害者週間「千葉県民のつどい」の開催について
    環境生活部くらし安全推進課【電話】043-223-2333

  • 献血のお願いについて
    健康福祉部薬務課【電話】043-223-2614 

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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