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更新日:令和6(2024)年4月9日
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日時 | 令和6年4月4日(木曜日)10時30分~11時01分 |
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場所 | 本庁舎5階大会議室 |
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千葉県立中央博物館みらい計画及び千葉県立美術館活性化基本構想の策定と地域連携展「Hello! コレクション ZOZO×千葉県立美術館」について
(知事)
皆様、こんにちは。
新年度ということで、入学式であったり、もしくは入社式であったり、新しいところに挑戦する方も多数いらっしゃるかと思います。改めて、そうした方々にお祝いを申し上げるとともに、我々千葉県としても、新年度、総合計画の実施計画最終年度でありますので、県民の皆様方にしっかり我々が貢献できるような県政を職員共々取り組んでいきたいというふうに思っております。
(知事)
まず、「千葉県飲酒運転根絶計画」と「春の全国交通安全運動」についてお話をいたします。
まず、千葉県飲酒運転根絶計画についてです。
飲酒運転は絶対にしてはいけない犯罪であり、根絶すべきものですが、いまだに後を絶たない状況であります。
この度、さらなる取組の強化のため、県や県警、関係団体によって組織をされる千葉県飲酒運転根絶連絡協議会が、本年度から5年間の取組などをまとめた計画を新たに策定いたしましたので、概要を御説明いたします。
はじめに、計画の趣旨ですが、本計画は、飲酒運転ゼロを目指し、飲酒運転根絶に関する教育や知識の普及、啓発活動等を推進することを基本方針としています。
また、目標として、飲酒運転による死亡事故ゼロや、公職にある者の飲酒運転ゼロなどを掲げております。
続いて、計画における主な取組ですが、まず「教育、知識の普及、啓発、意識の高揚」として、飲酒運転根絶宣言制度の登録数の増加に注力をしていくほか、新たに大学生向けの啓発の充実などに取り組んでいくこととしています。
また、「運転者対策」として、運転者に対する取締りや教育を推進してまいります。
その他、アルコール依存症に関する啓発、県職員をはじめとする、県内の公務員に対して教育や飲酒運転防止措置の徹底を周知するなど、飲酒運転の根絶に向けて取り組んでまいります。
次に、春の全国交通安全運動についてです。
「挙げる手をやさしく見守る横断歩道」、これをスローガンに、4月6日から15日まで実施いたします。
今年は、昨日までに、県内で39人の方が交通事故で亡くなっており、交通死亡事故が全国でワースト2位という、非常に深刻な状況であります。
今回の運動では、こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践、歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行、自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメットの着用と交通ルールの遵守、「飲酒運転は絶対しない、させない、許さない」社会環境の醸成。これを重点事項に掲げ、取り組んでまいります。
明日、関係団体の方にも御出席をいただき、県警白バイ隊などが参加する出動式を行います。
また、県警により、6日にはイオンモール幕張新都心にて、12日には香取市みんなの賑わい交流拠点コンパスにおいて、イベントが開催されますので、ぜひおいでください。
県では、先ほど紹介した計画の下で、県警、市町村、関係団体と連携をし、飲酒運転ゼロを目指し取り組んでいくとともに、引き続き、交通安全の推進に向けて各種の施策に積極的に取り組んでまいります。
県民総ぐるみで、安心して暮らせる「交通安全県ちば」を実現してまいりましょう。
(知事)
次に、中央博物館と県立美術館の今後の運営の指針となる計画・構想を策定いたしましたので、その概要についてお話をいたします。
中央博物館では、県内博物館活動の拠点として機能を強化し、魅力を向上させるため、「千葉県立中央博物館みらい計画」を策定いたしました。
館の基本コンセプトを「多彩な特徴をもつ半島ちばの未来を切り拓く」として、目指す姿として、「千葉の自然と歴史、文化を見つけ、伝え、残す博物館」、「千葉から世界に拓く博物館」の二つを掲げました。
今後、この計画をもとに資料の収集・保管や調査研究、展示、教育普及などの博物館活動を行うとともに、施設整備計画を策定し、ハード・ソフトの両面で目指す姿の実現に向けて取り組んでまいります。
次に、県立美術館では、県民に寄り添った魅力ある美術館として生まれ変わるため、「千葉県立美術館活性化基本構想」を策定いたしました。
この構想では、「アートを問う」を基本理念に、県立美術館が、人々が行き交い対話する場となり、千葉から未来へ新たな文化をつむいでいくことを目指すことといたしました。
これを実現するため、「千葉発のアートシーンを創出し、新たな出会いと発見の場となる」など、四つの活動方針のもと取り組んでまいります。
今年、開館から50周年を迎える県立美術館、この構想をもとに新たなスタートを切ります。
この記念すべき年の最初の展覧会は、明後日6日から始まる「HELLO!コレクションZOZO×千葉県立美術館」です。
本展は、次世代を担う子どもたちに向けた活動に取り組む地元企業ZOZOとの連携が実現したもので、県立美術館のコレクションとZOZOが持つ現代アートが出会う初めての展覧会です。
ZOZOが持つ井田幸昌氏ら気鋭の若手アーティストが手がける、まさに「いま」を駆け抜ける現代アートと、そして県立美術館がもつ近代以降に新たな表現を追い求めた作品をあわせて展示をすることで、各時代の「現代アート」が次の時代の表現へ結びつくさまを紹介し、「現代アートとは何か」というところをひもといてまいります。
また、会期中は、ZOZOコレクションの作家であるHi-dutch氏ら、世界で活躍する若手アーティストが来館をし、子ども向けのワークショップも開催をいたします。
作家とともに創作活動に挑戦をし、「新しい価値をソウゾウ」する、この体験をしてみてはいかがでしょうか。
今回策定した計画・構想をもとに、新たに生まれ変わる県立博物館・美術館の今後の活動にぜひ御注目ください。
(知事)
最後に、千葉県誕生150周年記念事業フィナーレイベントについて、お話をいたします。
千葉県誕生150周年を記念し、「県誕生から150年を振り返り、続いていく未来に思いを馳せる」をテーマに、昨年6月から県内各地で様々な記念事業が開催され、東京に隣接しながら豊かな自然を持つ、本県ならではの多様な文化資源と魅力を発信してまいりましたが、いよいよフィナーレを迎えます。
フィナーレイベントのプログラムの一つとして、6月15日の県民の日に、「未来へつなごう!千葉の海 九十九里浜ビーチクリーン&手つなぎ チーバくんのせなかピカピカ大作戦」を実施いたします。
本イベントは、本県の美しい海を未来へつなぐ取組として、チーバくんの背中に位置する九十九里浜で、ビーチクリーンを実施いたします。
また、九十九里有料道路を会場に、ギネス世界記録町おこしニッポン、「手首をつないだ人の最も長い列」、現在の最高記録4,222人の記録更新に挑戦をし、全長66キロメートルにわたる長い砂浜が特徴の、私たちの九十九里浜の魅力を県内外に発信をいたします。
本イベントの参加者及び運営に御協力いただけるボランティアスタッフを5月24日まで募集をいたします。応募方法など詳細は、県ホームページを御覧ください。
千葉県誕生150周年記念事業も残り3か月となりました。
現在、内房総アートフェスをはじめとした百年後芸術祭が開催されていますので、ぜひ足を運んでいただき、本県の魅力を再発見する機会としていただきたいと思います。
記念事業の集大成となるフィナーレイベントでは、海をテーマに、皆さんとともに未来を考え、その魅力を発信することで、未来へつなぐ一歩としたいと考えています。
多くの方に御参加いただけることを期待しております。
私からは以上です。
(記者)
よろしくお願いします。知事、昨日から公務復帰されたということですが、体調のほうはいかがですか。
(知事)
お気遣いいただき、ありがとうございます。最初の2日くらいで体調回復しておりましたけれども、しっかり隔離期間を取らないと、人にうつしますので、ようやくというところでございます。
(記者)
ありがとうございます。発表項目の中から、まず飲酒運転の根絶計画について伺いたいんですけれども、去年6月に条例が改正されてからというところで初めての計画だと思うんですけれども。
(知事)
そうですね。
(記者)
この計画の内容自体、知事として、どう見られているかというのと、確実に実行していくために、どう取り組んでいきたいかというところをお願いします。
(知事)
やっぱり我々千葉にとってみれば、令和3年にあの八街での痛ましい事故があった。これを絶対に我々としては忘れてはならないというふうに思っています。その下で条例が制定をされ、そして、今回改正をされ、そして、計画を策定したわけでありますけれども、会見でも先ほど申し上げたとおり、様々な取組を我々としても重ねさせていただいております。飲食店の皆様方への御協力であったり、また、若者への新たな形での啓発であったり、また、アルコール依存症への対策であったり、こうした飲酒運転による死亡事故件数ゼロ、これを目標に、本当に飲酒運転の根絶に向けて、県民総ぐるみで目指して取り組んでいくんだという、そういう決意をしっかりと示せる計画になったというふうに思っています。
(記者)
ありがとうございます。計画の中で、公職にある者の飲酒運転件数というのも具体的に盛り込まれているんですけれども、県内の公務員の飲酒運転というものも確かに実際ある現状だと思うんですけれども、それ自体は、どのように捉えていらっしゃるか、お願いします。
(知事)
我々こうした条例をつくり、計画をつくり、県民の皆さん方に、全ての方々に当事者意識、当事者として御認識いただいて御協力いただくという取組をする以上、我々行政職員が率先して、飲酒運転を絶対にしない、させない、許さないんだという、それを示すことが私は大事だというふうに思っていますので、今日の部課長会議でも、私からもその旨申し上げましたけれども、この点はあらゆる形で、何度も何度も繰り返し、行政職員の皆様方に伝えていくことが大事だというふうに考えています。
(記者)
ありがとうございます。加えて、県警のほうで、今月1日から特命広域捜査班が発足されていると思うんですけれども、飲酒運転に特化した対策を講じられているということですけれども、この班に対して期待することというところもお願いします。
(知事)
いわゆる県警の皆様方は、そういう取締りを中心に、しっかりと引き締めていただき、そして我々は、県警と呼応する形で、県民の皆さん方に呼びかけていくというのが車の両輪的な役割だというふうに思っていますので、県警の皆様方も、飲酒運転の根絶に向けて、しっかりと組織として注力をしていただけるというのは、非常に心強く我々としても感じております。
(記者)
ありがとうございます。あと、同じ発表項目の中で、150周年のフィナーレイベントの件なんですけれども、6月に最後というところで、まだ2か月ほどあるので、気はちょっと早いのですけれども、去年6月から1年間やってきた150周年イヤーはどうだったかという振り返りと、あと、イベント自体、フィナーレイベントをどうしていきたいという意気込みをお願いします。
(知事)
全ての市町村に、この150周年の記念事業を実施していただきましたし、また、報道機関の皆様方にも様々な形で報道をしていただいて、大変感謝をしております。
特に、民間企業や団体との連携が進んだというのは、大変大きな意義があるというふうに思っていまして、今まで千葉県と何か連携したかったけれども、きっかけがなかった、もしくは窓口が分からなかったというものが、この150周年事業をやる中で、窓口も明確になり、また、節目行事に参加できるということで、非常に多くの企業や団体と新たに連携を深めることができたというのが非常に大きかったかなというふうに思っています。
しっかりと残りの期間取り組んでいって、次の100年間にちゃんとつながるような、そうした1年になったねというふうに振り返えられるように、最後までしっかりと完成度を上げられるように取り組んでいきたいというふうに思っています。
(記者)
このフィナーレイベントなんですけれども、ギネス記録を目指すというイベントもあると思うんですけど、このイベント自体、知事はどんな期待がありますか。
(知事)
我々としては、やはり九十九里、海の魅力というのをどう伝えていくかというのは、これは150周年にかかわらず、僕らにとって非常に重要な観点でありますので、フィナーレに、最後はやはり九十九里、海をテーマに持っていくということで、改めて、我々の海の魅力であり、九十九里浜の魅力を県内外に発信をしていく、そういう重要な機会になるのではないかなというふうに考えています。
(記者)
ありがとうございます。あと、発表外の話になるんですけれども、ライドシェアについて、国交省から、先月下旬ですかね、千葉県については、千葉市と四街道市を導入先として発表がありましたけれども、ライドシェアの導入先として千葉市と四街道市が選ばれたことについて、知事として、どのように感じていらっしゃるか、お願いします。
(知事)
千葉の交通圏で、タクシー会社3号でのライドシェアが可能になったということで、地域の利用者にとって、移動の選択肢がしっかり増えることにつながるように、タクシー会社の皆さん方の積極的な活用を我々としては期待をしたいと思いますし、当然ながらサポートをしたいというふうに考えています。
(記者)
ありがとうございます。明日ですかね、国との意見交換会がオンラインで出席されると思うのですけれども。
(知事)
はい、そうですね。
(記者)
その意見交換会の場では、具体的にどういう意見を交わしたいですとか、どういうことを聞きたいなどがあったら、お願いします。
(知事)
多分、まず、それぞれのほうからの意見を受けて、我々としても物申していくんだと思いますが、基本的に今このライドシェアの実現に向けては、国交省も非常に柔軟な、地方自治体、地方の実情に応じて展開ができるように、かなり法制度を整えてきていただいているというふうに思っていますので、その下で、我々千葉県が、都市部、それから成田空港周辺、それから地方部、それぞれの事情に応じて、どのようなことを取り組んでいきたいのか、そして、タクシー会社や安全に配慮しながら、どういうふうに進めていきたいのかということについて、我々なりの現場としての意見を申し上げていきたいなというふうに考えています。
(記者)
ありがとうございます。最後に、今日なんですけれども、自民党の裏金問題によって、自民党のほうで処分が出る見通しという、報道も既に出ていると思うんですけれども、中でも、県選出ですと、松野前官房長官と林幹雄議員に出るのではないかという見通しがあるんですけれども、知事のお立場もあるので、ちょっとあれかもしれないんですけど、この問題について、どのように捉え、処分についても随分報道が出ていますが、どう捉えられていらっしゃるか、お願いします。
(知事)
分かりました。基本的には、自民党さんの中での対応になるというふうに思っておりますけれども、多くの県民の皆さんが期待していることは、どうしてそういうのが起きてしまったのかということと、それを起こさないために、具体的にどういうようなシステムというんですかね、制度面、運用面で対策がなされていくのかというところだというふうに思っていますので、県民の皆さん方のそうした期待に応えられるような説明であったり、対策を実施してくれることを、これは私自身も期待をして見守っていきたいと思っています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
4月で加入しました。よろしくお願いします。
(知事)
よろしくお願いします。
(記者)
最初から、すみません、発表事項以外なんですが。今、小林製薬の紅麹サプリの被害が深刻になっていますが、県内の被害状況を把握されていたら、まず、それを1点お聞かせください。
(知事)
この紅麹に関してですけれども、我々も大阪市からの調査依頼に基づいて、患者の調査等に対応しておりますし、また、県保健所のほうでも、県民からの相談に対応して、そして国や大阪市に報告する等、連携をしてきております。
4月3日時点、県内の患者19人で、そのうち入院に至ったのは3人と、そういう形で把握をしております。
(記者)
それ以外で、何か被害を心配する声とかというのは寄せられていないんでしょうか。
(知事)
当然、先ほど申し上げたとおり、保健所であったりそういったところに相談が来ておりますので、それに適宜対応させてもらっているというところです。
(記者)
分かりました。今後も、大阪市、国と連携していくということで。
(知事)
そうですね。なので、県民の皆さんには、回収の対象となった製品が手元にある場合は、絶対に食べずに、小林製薬さんに返品をしていただきたいと。それから、万が一食べてしまって体調が悪くなった場合は、医療機関に受診をしていただく、又は、最寄りの保健所に連絡するようにお願いをしたいというふうに思っています。
(記者)
何か件数で、不安を訴える件数、相談みたいなのは、カウントされて。
(知事)
それを別途集計ということは、あえてしておりませんけれども、先ほど申し上げたとおり、入院や患者の方に関しては把握をしております。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(記者)
3点伺います。まず、ライドシェアに関連してなんですけれども、先ほど少しお話がありましたが、県内だと、成田空港周辺の白タク問題に関してライドシェアの活用を模索されてきたかというふうに思います。改めてなんですけれども、今回の国交省の方針を受けて、空港周辺でライドシェア導入を目指していきたいかどうかという点を教えてください。
また、今回の規制緩和の内容は、タクシーの不足する時間帯とか曜日を限定した形での規制緩和かと思うんですけれども、空港という飛行機が常に発着している状況で、ライドシェアをうまく当てはめることができるかどうか、そのあたりのお考えがあれば教えてください。
(知事)
分かりました。これは、あくまで国交省さんが今回、千葉市や四街道市を指名したのは、これは実際にアプリのデータから基づいた不足の部分だというふうに思っていますので、当然それ以外にも様々な現場での実情というのがありますので、我々とすると、成田空港周辺、そしてまた、移動手段に困っている地域が、この成田空港の東側であったり南側には、当然ながら存在しておりますので、そうした方々の移動手段をどういうふうに提供できるか、そして、それが、その解決策の一つとして、ライドシェアも我々としては有効な方策であるというふうに考えていますので、関係の市町村であったり、さらには最終的にはタクシー会社等々と十分意見交換をしながら、実現に向けて検討を進めてまいりたいというふうに考えています。
(記者)
ありがとうございます。もう1点、静岡の川勝知事の発言についてなんですけれども、職業差別とも捉えかねない今回の発言なんですが、今回のその発言の受け止めと、知事として、今回の会見の場であったりとか、SNSでメッセージを発信する機会が多いと思うんですけれども、心がけていることがあれば教えてください。
(知事)
川勝知事は、私が大学在学時代、講義も取ったことが、聴いたことがありますので、非常に残念だなと思っております。御本人にそうした多分、意図はなかったのかもしれませんけれども、少なくとも文字で起こしていくと、不適切な表現であると言われても仕方がないのかなというふうに思っています。
あえて、さらに言えば、例えば一次産業も、今非常にデータや、まさに知能を使う分野でもありますので、そういう意味では、そういう意図はなかったと思いますけれども、不適切な表現だったのかなというふうに思っております。
私自身は、常に、この発信した先に、どういう方がそれを受け止めるのかということを意識をして発信をするように心がけておりますし、今回こうした川勝知事の、これに限らない一連の発言の問題がありましたので、他山の石として、しっかり我々自身も意を用いていかなければいけないなというふうに改めて認識をした次第です。
(記者)
ありがとうございます。最後に、発表項目で、県立美術館の基本構想で伺います。
近々、ZOZOとコラボした展覧会も計画されていますが、改めて、知事の期待している県立美術館の役割と、今後の具体的な将来像について、お考えをお聞かせください。
(知事)
県立美術館は本当にすばらしい建物であって、蓄積も十分にあります。本当にもったいないなと思って、私はずっと市長時代も見てまいりました。この間、有識者にも様々議論していただき、また、新しい館長であったり、学芸員や関係者の方々もかなりやる気になって、いろいろな方々からも、県立美術館が変わっていくという感覚が多くの人に持てるようになったという、いろいろな形でお声も頂いている中で、今回、基本構想も策定をいたしましたので、我々とすると、やっぱり来ていただいて、すばらしい企画展も見ていただきたいと思いますし、また、アートという概念を広げていってもらうことで、県民の皆さん方にアート分野における刺激を与えてもらって、その刺激を受けた人たちが県内のあらゆる場所で、別にアート、狭義の、狭い意味でのアートに限らず、いろいろクリエーティブなパフォーマンスを発揮していただいた結果、千葉県が非常にセンスのある、表現も、それから、様々な何か事業を起こす上でも、深みのあるような県になっていってくれるんじゃないかなと、そういうことを期待しております。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
発表外の項目なんですけれども、昨日、台湾で起きた大きな地震についてですが、知事もSNSのほうで、既にお言葉を発信されていたかと思いますが、改めて、被災地に向けての思いを伺いたいのと、今後、県として何か支援する考え等がおありなのかということを伺えればと思います。
(知事)
非常に大きな規模での地震でありますし、台湾東部のほうで最大震度6強の地震ということで、被害はそれなりに出るだろうというふうにも考えておりますので、まず被害に遭われた方々に対して、心からお見舞いを申し上げたいというふうに思っています。
台湾に関しては、我々としても友好関係を構築してきた桃園市さんもありますし、それ以外にも、先の出張でも様々な形で御協力いただいた方々がたくさんおりますので、まず我々としては、桃園市長、それから台北駐日経済文化代表処の処長には、取り急ぎお見舞いのほうを申し上げたところであります。
引き続き情報収集に努めつつ、我々として何ができるかということをしっかり考えて、支援に当たってまいりたいというふうに考えています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。先ほどの質問にもありました川勝知事の発言の関係なんですが、ちょうど新規職員の採用のときの訓示の中の一部だったと思うんですが、知事ちょうど体調不良で今回御欠席になって、メッセージは代読されたようなんですが、改めて知事から、新規採用あるいは新社会人に出た人、あるいは新規就農を考えておられる方もいると思うんですが、どうでしょう、何かメッセージというかアドバイスがあれば、先輩社会人として。
(知事)
私いつも申し上げているのは、大体二つあって、一つは、確かに仕事に慣れているという意味では、当然先輩方に追いついていかなきゃいけないという立場になるわけですけれども、外の目線を持っている、新鮮な目線を持っているというのは、これは誰にも負けない一番の今の強みだというふうに思うので、仕事に慣れるのは大事ですけれども、感性は、その組織に慣れ過ぎないほうがいいので、今スタート地点にある御自身の見方、感性というのをしっかり大事にしてほしいな、自信を持ってほしいなというのがまず1点ですね。
もう1点は、そうは言っても、つらいこととかたくさんあると思うので、人間関係が広ければ広いほど、自分を支える柱が多ければ多いほど、1本が倒れたときにしっかり支えられるものになるので、そういった意味では、職場の人間関係、同期の人間関係、それから組織に入る前の人間関係をしっかりと大事にして、乗り切ってほしいなというのをいつも申し上げるようにしております。
(記者)
その一方、ちょうど、知事、今日で任期があと1年になったわけですけれども、改めてこの1年の特に意気込み、あるいは注力したいことがあれば、お願いいたします。
(知事)
おっしゃるとおり、県民の皆さんから与えていただいた任期というのも、ある程度少なくなってきておりますので、しっかり今職員の皆さん方と議論をして、仕掛かり始めたものがほとんどでありますので、その完成度をしっかり上げていくということと、それから、この1年の間にも、恐らく不測の事態というのが起こり得るというふうに思いますので、そうした不測の事態があったとしても、県民の皆さん方をしっかり守れるように、防災や危機管理には、最大の意を用いて取り組んでいきたいと、そういうふうに考えています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。今、聞いていただいたんですけれども、そういうわけで、最後の年度で、1年後、先のことなんですが、次の知事選挙に向けて、今のところ何か考えていらっしゃいますか。
(知事)
これは多分、千葉市のときも同じやり取りをしたかもしれませんけれども、基本的に僕は、先の任期というのは余り考えないようにしておりますので、今与えられた任期、しっかり取組をして、最後のほうに、自分が続けたほうが県民のため、千葉県のためになるかということをしっかりと自分自身で責任を持って自問自答した上で、判断、決断をしていきたいなというふうに考えております。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。川勝知事の関係なんですけれども、静岡のまた同じ話で、川勝知事の発言の関連なんですが、知事の発言の中で、県職員というのはというような話でした。では、翻って、熊谷知事は、県職員というのは県民に対してどういう仕事をする立場であるのか、その考えをお聞かせ願いたいのと。関連して、大阪の橋下元市長が、川勝氏の授業を受けた感想なんかも述べているんですが、そういったエピソードのようなものをお持ちでしたら、教えていただけるとありがたいと思います。
(知事)
分かりました。まず、県職員、確かにコンサル的な部分もないことはないと思います、現実問題。しかし、大事なのは、やっぱり飛び込んでいくという気持ちが大事だと思うんですよね。絵に描いた、そういう机の上で書いたものが全て正しいわけではないというふうに思っていますので、やっぱりしっかり現場に飛び込んでいって、もしくは市町村と一緒になって膝突き合わせて話をしたり、飛び込んでいって、コーディネートもする、そういう汗をかくということが、僕は一番大事なのではないかなというふうに思っております。
それから、川勝さんの授業の感想ですけれども、川勝さんの授業はやっぱり面白いんですよね。いつも新しい発想、彼独自のアイデアとか発想、それは学術的には、本当にそれが正しいのかみたいな議論って当然あるんですけれども、新たな視点を提示してもらえるという意味では、すごく刺激になった授業だというふうに自分の中では思い出としては残っておりますので、今後も、知事を辞められた後も、言論の世界の中で、彼独自のセンスと切り口でいろいろな話をしてほしいなというふうに私は思っています。
(記者)
ありがとうございます。
飲酒運転根絶計画の策定及び春の全国交通安全運動について
環境生活部くらし安全推進課【電話】043-223-2263
千葉県立中央博物館みらい計画及び千葉県立美術館活性化基本構想の策定と地域連携展「Hello! コレクション ZOZO×千葉県立美術館」について
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千葉県誕生150周年記念事業フィナーレイベント 未来へつなごう!千葉の海について
環境生活部文化振興課【電話】043-223-3945
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