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更新日:令和6(2024)年7月18日

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知事定例記者会見(令和6年7月11日)概要

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日時

令和6年7月11日(木曜日)10時30分~11時

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和6年7月11日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 夷隅合同庁舎の供用開始について

  2. 県立美術館・中央博物館の夏の展示について
  3. 夏(7月・8月)の観光情報について

 夷隅合同庁舎の供用開始について

(知事)

皆様、こんにちは。

初めに、新しい夷隅合同庁舎の供用開始についてお話をいたします。

県では、地域における防災施設としての機能強化を図るため、合同庁舎の再整備を進めておりますけれども、このたび、新しい夷隅合同庁舎が完成をし、9月2日から供用開始する運びとなりました。

新しい合同庁舎は、現庁舎と同じ大多喜町内で、国道に面した高台に移転し、地域振興事務所や県税事務所のほか、農業事務所、土木事務所、教育事務所が入ります。

また、新しい庁舎の特徴として、地域の防災活動拠点としての機能が確保できるよう、複数の会議室を可動間仕切りとして、非常時には災害対策本部の支部として転用を可能にするほか、72時間の連続運転が可能な非常用発電設備、マンホールトイレが設営できる専用の排水設備などを設置しています。

加えて、災害時に迅速な物資支援ができるよう、防災備蓄倉庫を敷地内に併設をしています。

このほか、蓄電池を備えた太陽光発電設備や、空調・換気設備機器の高効率化、南側に執務室を集約することで自然採光を生かすなど、環境負荷の低減にも配慮した施設となっています。

今回の夷隅合同庁舎に続き、現在県では、安房地域や海匝地域において、新庁舎の整備を進めているところです。合同庁舎の整備を通して、地域の窓口機関の集約化など、県民の皆様の利便性向上を図っていくほか、防災施設としての機能強化を図ることにより、地域における安全・安心の確保に努めてまいります。

 

  県立美術館・中央博物館の夏の展示について

(知事)

次に、県立美術館と中央博物館の夏の展示についてお話をいたします。

今年、開館から50周年を迎える県立美術館では、千葉みなとエリアを舞台にした回遊型の展覧会「プロジェクト ウミノウエ 五十嵐靖晃 海風」を明後日、13日土曜日から開催をします。

本展は、千葉県出身のアーティスト・五十嵐靖晃氏が手掛ける参加型のアートプロジェクトです。ボランティアや地元小学生と共に作り上げた作品を、館内のみならず、千葉ポートパークや「さんばしひろば」など、千葉みなとエリア各所に展示することで、人と人とをつなぎ、この地域に新たな文化をつむいでいきます。

また、近隣施設とのコラボレーションにより、観光クルーズ船の割引や、「海風」オリジナルカクテルの提供など、エリア全体の様々な魅力をお楽しみいただける企画もご用意をいたしました。

さらに、この夏は、学生のアート体験を応援するため、高校生・大学生の入場料を無料にするキャンペーンも実施をいたします。ぜひ、アートを通じて、千葉みなとの海風を感じてみてはいかがでしょうか。

次に、中央博物館では、房総発祥の漁師の祝い着「万祝」をテーマにした展覧会を、今月27日、土曜日から開催をいたします。

大漁の祝いとして贈られた「万祝」は、背と裾にめでたい絵柄や大漁の様子が鮮やかに描かれ、海に生きる人たちの喜びや誇りが詰まっています。

本展は、千葉から、北は青森、西は静岡まで広がった各地の万祝が一堂に会する初めての展覧会です。現在にも続く色鮮やかで魅力的なデザインや、受け継がれてきた染色の技術など、様々な視点で万祝を紹介することで、漁師の営みとしての一面だけでなく、海に育まれた豊かな千葉の文化を感じていただけます。

また、夏休みに合わせて、万祝の試着や、万祝デザインのプリント体験、職人と一緒に染め物を作るワークショップなど、楽しく学べるイベントも多数開催いたします。

いずれも千葉の宝である海の魅力の詰まった展示であります。この夏は、美術館・博物館で千葉の多彩な海の魅力を感じてみてはいかがでしょうか。

 

  夏(7月・8月)の観光情報について

(知事)

最後に、夏の観光情報です。

美術館、博物館の夏の展示のほかにも、夏にお勧めの観光情報がありますので、ご紹介いたします。

まずは、夏の風物詩といえば花火大会です。

7月から8月にかけて、色鮮やかな大輪の花火が千葉の夜空を彩ります。各会場では、伝統的な尺玉・スターマインや、音楽との共演による花火ショーなど、それぞれ見どころ満載、迫力満点です。

特に8月3日の土曜日は、千葉市、松戸市、佐倉市など、多くの会場で花火大会が開催をされ、趣向を凝らした花火が楽しめます。ぜひ、夏の楽しい一夜をお楽しみください。

続いて、夏祭りです。

まず、明日、7月12日から14日まで、佐原の大祭夏祭りが開催されます。ユネスコ無形文化遺産にも登録された約300年の伝統があるお祭りで、日本三大囃子の一つ「佐原囃子」の調べに乗って、総勢10台の山車が佐原の町並みを進む様子は、江戸時代の祭りにいるようになります。勇壮にして華やかな「のの字廻し」など、曲曳きなども披露され、祭りのハイライトとなるでしょう。

そして、7月27日と28日には、関東三大七夕祭りの一つに数えられる「茂原七夕まつり」が開催されます。色とりどりの華やかな七夕まつり、そして「もばら阿波踊り」などで来場者をお迎えします。キッチンカーグルメストリートもあり、食も堪能できます。

8月14日と15日には「木更津港まつり」が開催をされます。14日は、「おさ、おさ、おっさ」という掛け声と共に老若男女が心を一つにして踊る「やっさいもっさい踊り大会」が、そして15日は、「中の島大橋」が光の中に映えて、木更津ならではの風情を感じることができる花火大会が行われます。

8月17と18日は、昨年30万人以上の方が来場した千葉市の夏の恒例行事「千葉の親子三代夏祭り」が開催されます。威勢の良い神輿、そしてまた、よさこい鳴子踊りなど、多彩な催しが行われ、特に、約2,000人が街を踊り歩く「千葉おどり」は壮観であります。

そして、千葉の夏といえば、やはり海であります。

県内、外房・内房の海水浴場は順次海開きをしております。

また、九十九里浜では、「南九十九里はまぐり祭り」、また、観光地曳網体験といった、千葉ならではのイベントもあります。ルールをよく確認し、離岸流や海洋生物など、海に潜む危険をしっかりと理解をした上で、親しい仲間やご家族と、ぜひ「千葉の海」を満喫していただきたいと思います。

ほかにも、元気いっぱいに咲き誇るひまわりで彩られた公園、梨やブルーベリーの味覚狩り、旬のアワビやスズキなど、千葉は夏も魅力が満載であります。

千葉県の魅力がギュッと詰まった観光情報、公式サイト「ちば観光ナビ」でご覧いただくことができます。「ちば 観光」と検索をいただいて、アクセスをしてみてください。ぜひ、千葉県で、一生の思い出に残る特別な夏をお過ごしいただければと思います。

私からは以上です。

 

質疑応答

(記者) よろしくお願いします。発表項目に関連して、夏の観光についてなんですけども、最近かなり暑くなっていまして、熱中症の搬送も増えているかと思います。観光を十分に楽しんでもらうためにも、県として呼び掛けなどあれば、よろしくお願いいたします。

(知事) 本当に、おっしゃっていただいたとおり、7月に入って、昨日までで7日連続で熱中症警戒アラートが発表されています。県内の救急搬送者数が、本年度累計で1,012人となるなど、危険な暑さが続いている状況であります。

気象庁によれば、7月から9月、平年以上に気温が高くなる可能性があるということで、熱中症対策が重要になると考えています。熱中症に関しては、適切な対策を取れば予防することが可能でありますので、こまめに水分を補給すること、また、暑さや日差しを避けて適度に休憩することを心掛けていただきたいと思っています。

私も外で運動をしたり、庭の手入れしているときに、頭痛が始まったなというときは、すぐに体冷やすようにしておりますので、予防と、少しそういう気配を感じたら、速やかに適切な処置をしていただく必要があるだろうと思っております。

特に高齢者、それから子どもです。熱中症リスクが高いわけです。また、ご自身で気付きにくい、周りに伝えにくいというところがありますので、ご家族であったり周りの皆様が気を配っていただく必要があると思っています。熱中症に気を付けた上で、千葉の夏を楽しんでいただきたいと思っています。

(記者) ありがとうございます。話題変わりまして、船橋市で男の子が死亡する傷害致死事件がありまして、母親が逮捕されました。県の児相も事件前から対応してきたケースかと思うんですけども、今回の対応について、知事としてどう捉えているか、お願いいたします。

(知事) まず、この子どもが亡くなったということで、ご冥福をお祈りをしたいと思っています。

私もこの間の児相等の対応については確認をしておりますけれども、関係機関が連携をした上で適切に対応されたと、必要な対策は行われていたと考えておりますが、いずれにしても、こうしたことの事態に至ったわけでありますので、詳細については、今後法律、保健福祉等の専門家などで構成する児童虐待死亡事例等検証委員会でしっかり検証をしていく、そういう予定であります。

(記者) ありがとうございます。もう一点、別件なんですけども、先日、関東地方整備局で、新湾岸道路の整備に関する有識者会議を立ち上げると発表がありました。新湾岸道路は、県として整備を求めてきたかと思うんですけども、この件の受け止めをよろしくお願いいたします。

(知事) 新湾岸道路に関しては、沿線市と連携をしながら、国に対し早期に、この具体化に向けて要望を行ってまいりましたので、今回、関東地方小委員会において新たに有識者委員会を設置することが示されたということで、いよいよ本格的な概略ルート、構造の検討に向けて大きな一歩を踏み出したと認識しています。これまで本当に多くの関係者の方々にも後押しをいただきましたので、心から感謝をしております。

 速やかに有識者委員会が設置をされて、具体的な検討が丁寧に進められることを期待しておりますので、今後も沿線市と一丸となって、国と地域の間に入って積極的に役割を果たしていきたいと思います。

(記者) ありがとうございます。

 

(記者) よろしくお願いします。

1点、発表項目についてお尋ねします。夷隅合同庁舎の移設について、改めての背景をご説明いただいてもよろしいでしょうか。

(知事) まず、今もそうですけれども、台風等によって非常に県内各地で大きな被害発生をしておりますので、災害対応力の強化が重要だと考えています。

今回こうした国道に面するなど、現在それぞれ事務所が所在している場所よりも利便性も高くなりますし、また、敷地面積が広い場所に庁舎を移転して、別の敷地に設置されていた防災備蓄倉庫も敷地内に集約するということで、県民の皆さん方の利便性も向上すると同時に、防災対応力もしっかり向上して、その地域の公助の重要な核になるように、私どもはしっかり検討して、今回整備をしたということです。

(記者) ありがとうございます。項目外で1点お尋ねします。先ほど知事から、夏休みのイベント等、案内がありましたけれども、知事のほうで夏季休暇の取得の予定というのはありますでしょうか。もしあれば、期間と、差し支えなければご予定等、発表できるものがありましたら教えてください。

(知事) 私は、お盆の時期に1週間ほど休もうと考えています。いずれにしても、われわれも職員にしっかりリフレッシュしてほしいということと、それによって、より県民のために英気を養って取り組んでほしいと考えておりますので、私自身も率先して休暇を連続して取得することで、職員の夏季休暇の取得を後押し、奨励していきたいと考えています。

(記者) ありがとうございます。

(知事) 少しゆっくり家族と過ごしたいと思います。

 

(記者) よろしくお願いいたします。

発表外で1件お伺いいたします。浦安市や南房総市だとかで宿泊税を導入するという動きが相次いでいますけども、県内で相次いでいる動きについて、どう受け止めているかと、改めて県として、この宿泊税の意義をどう考えているかをお伺いできればと思います。

(知事) 市のほうでも、それぞれの目的意識を持って導入を検討しているんだろうと思っています。県でも、以前から研究を進めていましたし、今回、有識者の方々からなる検討会議で様々な議論をしていますので、市町村との調整などについても、ご意見を頂けると考えています。

何といっても、これは宿泊事業者にご理解をいただくことが大前提だと思っていますので、そうした制度設計を含めて、しっかり検討していきたいと思いますし、自治体とも密に連絡を取っていきたいと考えています。

(記者) 重なりますけれども、今回、例えば浦安だとオーバーツーリズム対策を使途にしたいという一方で、南房総市は観光の持続可能性というところを主眼にしていると思いますけれども、県内でも方向性が少し違うところもあります。税額だとか徴収方法だとか、実務的な面も含めて調整は重要だと思いますが、その調整をどうやっていくか、もう少しお伺いできればと思います。

(知事) それぞれの考え方があると思いますけれども、県としては、仮に宿泊税を導入するということになった場合には、先ほど申し上げたとおり、宿泊事業者の皆さん方の理解が得られる制度設計にするということが大事だと思っていますので、その考え方の中で、有識者のご意見も踏まえて、どのような形が理解される場合なのかということはしっかり考えていきたいと思います。

ただ、おっしゃっていただいたように、それぞれの市で考え方がありますので、そのあたりの考え方をどういうふうに受け止めるか、これからもやり取りしながら、制度設計の検討と、何より有識者の意見、しっかりとご議論いただいた上で、県として受け止めていきたいと思っています。

 

(記者) よろしくお願いします。

ライドシェアについてお伺いします。県内で始まって、1カ月ほどたちましたけれども、現在の運行状況をどのように把握されているかというのと、当初の想定と比較して、現状がどういう状況かというご評価をお願いします。

(知事) これまでのところ、タクシー事業者からも、私どもも少しヒアリングさせていただいていますけれども、ある程度利用されている、天気によっては採算が取れそう、こういうようなご意見も頂いていますけれども、何といっても稼働時間帯は深夜でありますので、ドライバーが集まりにくいという状況もあると聞いています。

また、ドライバーの研修であったり、車両に機器を設置したりということで、一定時間要する部分もあるということで、国から許可を受けた車両数全てを稼働するには、もう少し時間がかかるということも頂いています。

7月1日からは、雨のときにもみたいな、新たな考え方も示されてきておりますので、今後も何より大事なのは、利用者のニーズに合った移動手段が確保される、その資する一助になることが大事だと思いますので、今後も交通事業者とも意見交換しながら、しっかり適切に進めていきたいなと思っています。

(記者) ありがとうございます。知事としては、当初想定していたものと比べて、1カ月たった今の状況というのは、どう思われますか。

(知事) 始まったばかりですから、まだまだ評価を下すのは難しいとは思いますけれども、国に対しては、いずれにしても現場の実情に応じて柔軟に運用できるような制度設計にしてほしいということを求めておりますので、今後もタクシー事業者であったり、関係者の意見をしっかり聞きながら、その声を国にしっかり届けていって、制度や運用がバージョンアップされていくように、県としては努めていきたいと思っています。

(記者) ありがとうございます。あと、先ほどおっしゃっていた雨の日にも運用ができるようになるというお話なんですけれども、そこへの期待、どのようなものがあるかというのと、あと事業者のほうに伺うと、雨の日に運用する基準みたいなものを自分たちで判断するのかどうするのかというところが課題を感じているという話もあったんですけれども、そのあたり、どのように考えていらっしゃるか、お願いします。

(知事) 所管、いますかね。

(職員) 交通計画課でございます。

雨の日の運用でございますけども、1時間当たり5ミリ以上の雨が予想される時間帯に、許可されていない時間帯でも運用が可能ということで示されております。この天気予報については、国土交通省が示したホームページのほうで示されております。まだ今のところ、該当の雨はございませんので、今後、状況を注視していきたいと考えております。

(記者) ありがとうございます。知事は、雨の日のライドシェアの運用への期待感はいかがですか。

(知事) いろいろバージョンアップしていきますので、そのバージョンアップに従って事業者のほうが対応していく中で、使いやすくなった部分と、それから分かりづらい部分というのが出てくると思います。それらをしっかり声として届けながら、できる限り柔軟に、現場の判断で運用できるような制度に近づけていくということになるんだと思います。これは国交省のほうも、探りながら、探りながら進めていると聞いていますので、一歩ずつ、一歩ずつ、現場と国交省ともコミュニケーションしながらやっていく案件かなと思います。

(記者) ありがとうございます。

 

(記者) よろしくお願いします。

発表のありました県職員に対するカスタマーハラスメントについて及び県職員同士のいわゆるパワハラ、マタハラのようなもの、それについて結果が出ましたが、知事の受け止めをまずお願いいたします。

(知事) まず、カスハラについては、アンケートに回答した職員の約4割が経験したという結果でありましたので、組織としてしっかり対応して、職員個人を守るということが重要だと思っています。もちろん県民の皆さんからの様々なご指摘であったり、厳しいご意見、これはしっかり受けとめる必要があると思いますけれども、その上で、社会通念上不相当とされるような要求等に対しては、組織として毅然とした対応が行われるように、さらに対応を整えていきたいと考えています。

(記者) ありがとうございます。今後の対応については、マニュアルを作るなど、ありましたが、それ以外に何か予定しているものはありますでしょうか。

(知事) 所管課。どうぞ。

(職員) 総務課でございます。

まずマニュアルを作成いたしましたら、カスハラに対する組織的対応がしっかり図られますように、その内容について職員に周知や啓発、説明等をしてまいりたいと思っています。

また、これ一例になりますけれども、国において、迷惑行為の抑止に当たっては、行為の防止を呼び掛けるポスター等の掲示も有効ということで、自治体等にも通知されておりますので、こうした県民にご理解を求めていく取組についても検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

(記者) ありがとうございます。職員同士のハラスメントの件については、出てきた数字に関しては、どのように知事は受け止められてらっしゃいますでしょうか。

(知事) パワハラ問題とかは、当然、組織である以上、しっかり見ていかなければいけないと思っています。内容をしっかり分析の上で、私たちからも、例えば研修等でしっかりと、そうした部分については注意喚起も行っていきたいと思いますので、風通しの良い組織文化ということと、何かあったときに、しっかりとそれが相談できるような体制を整えていくということが、私たちとしては大事だと思っています。

(記者) ありがとうございます。別件になりますが、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが、先日、クルーズ事業について発表しました。大がかりなものになると思われますが、これについての経済効果などの期待などがあれば、お願いいたします。

(知事) オリエンタルランドさんがやる事業というのは、スケールが大きいなというのを改めて実感をいたしましたけれども。いずれにしても、多くの皆さん方にとって、また新たな夢のあるプロジェクトが発表されましたので、それがうまくいくことを私たちとしても願っておりますし、また、千葉県としてサポート、協力できることがあったら、それは当然ながら、真摯に対応していきたいと考えております。

(記者) ありがとうございます。他県の話にはなってしまうのですが、今、兵庫県で、元県民局長が知事のパワハラを告発するような形で、いろいろあって亡くなられてしまったり、昨日、知事の定例会見がいろいろな状況だったというのを改めて、直接、千葉県には関係ないかもしれませんが、同じく県政の長として働いておられる知事のお考えと、あと、斎藤知事と何らかのこれまでの交流ですとか、そういったものがあれば教えていただけますでしょうか。

(知事) 斎藤知事の案件というのは、結構私、一番初期の頃から、ずっと実は見てきています。斎藤さんとは、年齢が比較的というか同じ学年なのかな。ということもあって、少しプライベートな相談を受けたりとかもしてまいりましたので、そういった意味では、交流のある知事であります。

真相は分かりませんけれども、少なくともパワハラがあったということであれば、当人がパワハラをした意識が仮になかったとしても、そこは真摯に向き合っていかなければいけない案件なのかなと思っておりますので、どういうことをすることで未然に防止できたのかということに関しては、兵庫県の斎藤知事や兵庫県庁の中の問題ではありますけれども、これは、行政だけじゃなく、民間も含めて、改めて他山の石としてしっかり受け止めなければいけないんじゃないかなと思っています。

(記者) ありがとうございました。

 

(記者) よろしくお願いします。

6月議会でも言及が何回もありました教員の未配置、不足について、5月の時点で200人ぐらいに上っているということなんですけれども、その要因だったり、現状をどう捉えているかと、どうしたら解決できるかという知事のお考えをお聞かせください。お願いします。

(知事) 教員の未配置に関しては、千葉県も含めて、全国的に発生してきている問題でありますけれども、当然ながら一日も早く解決をしていかなければならない非常に重要な課題だと思っています。

教育長に対しても、これは全力で取り組んでいただきたいし、予算面でも、できる限りバックアップをしますということは申し上げております。

教員採用が本当に苦戦をしておりますので、そうした中で、教育庁、教育委員会においては、少しでも採用の志願者を増やしていくために、今あらゆる方策を取っていると思っております。この新年度予算でも、皆様方にも報道いただいたとおり、奨学金の返還事業も含めて、かなり思い切った事業と予算を組んでおりますので、これからも全力を尽くして教員の採用をしっかり行っていただきたいということ、それから、働き方改革をしっかり進めて、教員の負担軽減を図っていく、そういうことを着実に、一歩ずつやれることを積み重ねていくことが大事だと思っています。

(記者) ありがとうございます。

 

(記者) よろしくお願いします。

成田空港について、お伺いいたします。先日、新しい成田空港構想を取りまとめられて国交省に提出されました。この構想の内容に対する評価と、あとは、成田空港の田村社長のほうから、国や県にも協力を求めていきたいというようなお話もありましたので、県として今後、成田空港にどのように協力していくかと、あと、今後の成田空港に期待すること、経済面ですとか、ありましたら教えてください。

(知事) ターミナルの部分であったり、もしくは航空貨物地区であったり、そうした再編整備の道筋が示されてきたわけでありますので、改めて成田空港が多くの方々にとって魅力のある空港として充実をしていく、そういう道筋が示されたことは、県としても前向きに受け止めておりますし、この実現に向けて、国は特段の措置、支援をしていただきたいと思っています。

その中で、例えばエアポートシティという構想は、県においても成田空港周辺でしかできないような産業拠点形成をしていくんだということを示してきておりますので、県もNAA自身も、こうした形で方向性や新たなビジョンを示していくことで、もっともっと国に主体的な関与を求めていく必要があると思います。

あとは、アクセスの問題ですよね。アクセスの問題は、NAAだけではなくて、鉄道事業者、さらには国に積極的に関わっていただく必要がありますので、そうした部分も含めて、県としての役割を全てにおいてしっかりと果たしていきたいと思っていますし、県とNAAの連携は、今まで以上に深まっていると考えています。

(記者) ありがとうございます。

 

(記者) よろしくお願いします。

先日の小池東京都知事の選挙公約で掲げました保育料無償化の対象拡大について、知事が、われわれの努力では格差が埋められないというふうな発言について、明石市長だった泉さんが苦言というか、反論というか、トップとしては、お金がないというわけではなくて、やる気と知恵なんだと。言い訳が政治家の仕事ではないというふうに、自身のTwitterで書き込まれておりますけれども、これに対する反論を含めて、見解があれば教えてください。

(知事) 特に興味はないです。コメンテーターですから、それは、お好きにどんどんおっしゃったらいいと思いますよ。われわれはしっかり実務でやっていきますので。 

内容についてのお問い合わせ先

  • 夷隅合同庁舎の供用開始について
    総務部資産経営課【電話】043-223-2764

  • 県立美術館・中央博物館の夏の展示について
    環境生活部文化振興課【電話】043-223-4127

  • 夏(7月・8月)の観光情報について
    商工労働部観光政策課【電話】043-223-2412

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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