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更新日:令和5(2023)年4月24日

ページ番号:583153

知事定例記者会見(令和5年4月20日)概要

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日時

令和5年4月20日(木曜日)10時30分~10時53分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和5年4月20日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 千葉県誕生150周年記念イベント(オープニングイベント及び田んぼアート)について

千葉県誕生150周年記念イベント(オープニングイベント及び田んぼアート)について

(知事)

皆様、こんにちは。

本日は、千葉県誕生150周年記念イベントについて、お話をいたします。

県では、150周年を迎える本年6月から来年6月までの間、市町村や企業・団体の皆様と連携しながら、県内各地で記念事業を実施していくこととしております。

その皮切りとして、6月11日の日曜日に、松戸市の「森のホール21」と「21世紀の森と広場」において、「千葉県誕生150周年記念行事オープニングイベント」を開催いたします。

ここでは、記念式典のほか、ステージイベントや体験・ワークショップ等、子どもから大人まで楽しんでいただける参加・体験型の企画を予定しております。

まず、「森のホール21」での内容をご紹介します。

記念式典では、150年の歩みを振り返る映像の上映、そしてまた、小林武史さん、北川フラムさん、私の3人のトークセッション、千葉交響楽団と千葉県少年少女オーケストラによるコンサートを予定しております。

また、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022等のオープニングアクトとして出演したバンドによるライブ、ストリートダンスをはじめとしたダンスステージを実施いたします。

なお、ダンスステージの出場者は来月7日まで募集しておりますので、ぜひご応募ください。

次に、「21世紀の森と広場」では、自然の中で楽しめるアートの体験コーナーや、県立博物館・美術館ワクワク体験コーナー、ちば○×クイズ大会を実施いたします。

さらに、松戸市出身のBMXプロライダー佐々木元選手らによるBMX体験コーナー、また市町村等による物販や体験が楽しめる千葉の魅力発見コーナー、県産食材を使った料理などを販売するグルメコーナーを展開いたします。

入場は無料ですが、記念式典については事前申込制となっており、明日から受付を始めます。

また、150周年を記念した田んぼアートを山武市の道の駅「オライはすぬま」周辺で実施をいたします。

「チーバくん」や150周年をPRするデザインを田んぼに描く予定であり、来月27日には、県民参加による田植えイベントを行います。参加者による田植えのほか、田んぼでのワークショップや結婚式などを開催する予定です。

田んぼアートの実施を通して、150周年を多くの方に知っていただくとともに、様々な人々が一つになって農業を体験し、食やアートで交流していただきたいと考えております。

田植えの参加者については、明日から郵送及びインターネットで募集を開始いたします。奮って御参加ください。

そのほか、150周年の地域行事として、県内各地で、地域の魅力も活かしたスタンプラリーやクイズラリーなども行われますので、こちらもぜひお楽しみください。

千葉県誕生150周年記念事業の実施によって、多くの方に県内各地を訪れていただき、本県の魅力を改めて知っていただくとともに、地域の活性化を果たしてまいりたいと考えております。

また、県民の皆様には、これまでの本県の150年を振り返るとともに、続いていく未来を考えるきっかけとしていただきたいと思います。

私からは以上です。

質疑応答

(記者)

最初に、先週土曜日に、和歌山で岸田首相が襲われた件について伺いたいのですが、知事は既にSNSで発信はされていますけれども、改めてこの事件の受け止めをお願いします。

(知事)

そうですね。やはり、安倍総理のときに続いて、こうした形で貴重な演説中に事件が起こされるというのは、大変残念だなと考えています。このことによって、いわゆる政治家、特に訴えを届けていきたいと思う我々の側と、訴えを聞いて判断したいという有権者との距離が開くことになれば、選挙において、届けて、そして受け止めていく一連の流れが阻害されることになりますので、大変残念であります。改めて、こうした行為というのは絶対に許されないんだということを多くの国民の皆様方と共有した上で、民主主義の基本である選挙が少しでも意義あるものになるように努力していきたいと思います。

(記者)

今回の犯人の動機についてはまだ解明中ですが、事件前に選挙制度について不満を抱いていたとも言われているわけです。となると、今後、選挙制度等の議論について、テロ犯に成功体験を与えずに進めていく必要があるのかなとも思いますが、今回のテロが選挙制度、例えば、被選挙権の引下げの議論などに与える影響についてはどういうふうに思いますか。

(知事)

これは、正直私もしばらく発信しづらくなったなと感じています。ちょうどこの前、ここの記者会見の中でも被選挙権の引下げの問題、年齢の引下げであったり、供託金の問題であったりということを、私の考えも申し上げましたけれども、この件について発言・発信をしていくことが、結果的には容疑者の主張と一にしてしまうところがあって、正直難しくなったなというふうに逆に考えています。

(記者)

分かりました。もう一つは、知事自らの警護について、具体的にどうとは伺いにくいのですが、今回の事件を受けて、今後何か変えていくようなお考えはあるのでしょうか。

(知事)

基本的には県警のほうで判断することだと思いますけれども、動線等はよく考えてくれていると思っていますし、私も県民の皆さん方とはやはり直接触れ合いたいと考えています。今後、自分自身がどんな立場であったとしても、選挙に臨む側として、一般的にはやはり演説場所の選定等においては、一定程度は多分考えていかなければいけないのだろうなとは思っています。

(記者)

分かりました。話は少し変わりますが、5区補選の件です。選挙戦が終盤に入っています。状況は最後まで予断を許さない展開と言われていますが、これまでも伺ってきている知事の関わり方について、改めて伺えればと。選挙区に入られるお考えはおありですか。

(知事)

今のところないですね。

(記者)

いずれかの陣営からお誘いは受けているのですか。

(知事)

それも含めてノーコメントですね。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

私も岸田首相についてですが、事件の直後に予定どおり千葉入りされました。暴力に屈しないという態度をすぐに示されたことについての評価をお願いします。

(知事)

そうですね。これは大事なことだと思っています。我々はどんなことがあったとしても思いを伝えて届けることが我々の責任だと思っていますので、適切な対応をされたと考えています。

(記者)

話題は変わって、千葉市の脱炭素の取組ですが、今後、公用車を新規に導入・更新する際は全て電動にするということでした。千葉県でも導入する予定はございますか。

(知事)

はい。我々はもう既に3月に千葉県のエコオフィスプランを改定していまして、この中で同じように公用車については2030年度までに基本的には全て電動車とするという形にしておりますので、我々も、特殊な事情は別として、基本的には電動車に切り替えていくという考え方を持っております。令和4年度からは、原則として新しく導入する場合に関しては電動車という形になってきていますので、しっかりと地球環境への対応も含めて取り組んでいきたいと考えています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

さっきの5区補選でも候補者が挙げている中に、給食費の無償化という政策があって、県議選などでも掲げていた候補者がいると思います。先般、自民党も政府の提言に入れたようですが、千葉県は既に第3子無償化の取組ということで始めています。改めて、無償化に向けた財源面を含めた課題であったり、期待される意義や効果など、この辺りについてお考えをお聞かせください。

(知事)

様々な少子化もしくは子育て支援策というのはあると思っているのですが、その中で学校の給食費というのは、当然全ての子供たちが基本的には対象になるし、全ての保護者が対象になりますので、公平に子育て世帯を支援するという意味では、一つの手段であろうと思っています。都道府県で、今、市町村に対して補助を行っているのは千葉県のみでありますけれども、様々な方々から導入した後問合せもいただいておりますので、国の中で制度の研究をされた上で、ぜひ、私とすると、これは全国で導入を十分検討していい子育て支援策の一つだと考えていますので、今後の岸田政権の検討・研究に期待したいなと思っています。

我々は第3子を今実施していますけれども、もちろん財源さえあれば、我々としてはさらに拡大をしたいという思いをもともと持っておりますので、ぜひ政府のほうで判断していただきたいなと思っています。

(記者)

ありがとうございました。

(記者)

私から2点お願いしたいのですが、まず、コロナの関係で伺いたいと思います。5類移行後のコロナの感染再拡大について伺いたいのですが、第8波よりも大規模な第9波が流行する可能性なども指摘されています。依然としてコロナというのは、高齢者や重症化リスクの高い人には危険な感染症であることに変わりないと思うのですが、今後、自治体の関与が小さくなっていく中、感染再拡大したときについて、備えはどういうふうに考えていらっしゃるのでしょうか。お願いします。

(知事)

ありがとうございます。まず一番大事なことは、一部の医療機関で対応していたものを、より広く、多くの医療機関で対応するのが原則だと思っていますので、そういう意味ではある種、受入れのキャパそのものを広げていくのが、私は5類移行の本来の意義だと思っています。

ですので、インフルエンザなどの他の感染症と同様に、このコロナの患者の方々が医療を受けられる体制を確保できる、ここに我々は全力を尽くしていきたいと思います。その上で、感染が再拡大、非常に高い状態になった場合に関しては、おっしゃっていただいたとおり、やはり高齢者など重症化リスクの高い方をどういうふうに守るかという部分で、必要な感染防止対策が行われるように、我々は取り組んでいきたいと考えています。

(記者)

ありがとうございます。変わって政府の有識者会議で、技能実習制度の廃止と新たな制度の設立に関する中間報告案が昨日示されたのですが、労働力不足を受けた人材確保に重点を置きつつ、外国人労働者の人権に配慮する姿勢が示されたと理解しています。ただ、人権侵害の温床とされる転籍制限については維持されるようです。県でも多くの技能実習生をこれまで受け入れてきたと思うのですけれども、影響があるかということと、これまでの制度の課題と、新しい制度に期待することがあれば伺いたいのでお願いします。

(知事)

ありがとうございます。我々千葉県も昨年末時点で1万7,000人の技能実習生がおりますので、大変この議論というのは注視をしております。おっしゃっていただいたとおり、技能実習制度は、もちろん技能習得ですとか技能の移転の促進という点で一定の役割を果たしてきたことは事実ですけれども、様々な課題が指摘されてきたのも事実だと思っています。

今回、賃金を含めた雇用環境ですとか、来日に際しての費用ですとか、来日後の日本語ですとか、文化ですとか、習慣の理解とか、様々な課題を踏まえて中間報告案が公表されたこと、このことはまずはよかったと思っています。

我々としては、これからの日本を考えたときに、しっかりとした雇用、安定的な社会を支える雇用の担い手が必要である。そして、今、極めて驚くべきスピードで少子化が進んでいるということを考えていくと、そうした観点からも、より一層の対策ですとか改善の検討が必要だと思っています。

我々は成田空港も抱えておりますので、そうした部分、それから多様性が尊重される社会の実現を、我々は今まで以上に目指していこうと考えていますので、こうした外国人の人材がしっかりと人権が認められて、働きがいを感じられて、そして長く働けて、結果的にそれが日本社会全体にとっての活力につながっていくように、政府には必要な制度の検討・研究をしていただきたいと期待をしています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

カジノを含むIRについてお伺いしたいのですけれども、斉藤国土交通大臣が14日に大阪府と大阪市が提出した整備計画を認定しました。知事も千葉市長時代に一時期検討されていたかと思いますが、大阪の整備計画認定の受け止めと、改めてIRについての御見解をお伺いします。

(知事)

私もこの政策については研究をしてきましたので、大阪の状況というのは私自身も注視をしております。そういう意味では、一番日本の中では早くから準備をされてきた地域だと思っていますので、今後、懸念される問題点にしっかり対策がなされた上で、実現に至ることを期待したいと思っています。

我々千葉県に関しては、以前、千葉市が災害対応をしていく中で、国のスケジュールの中での申請は行わないというふうに判断をしておりますので、それ以降、特に動きはないものと認識をしています。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

先日、千葉市で夜間中学が開校しまして、県内でも3校目ということですが、今後の夜間中学に対しての期待と、夜間中学を県内で導入していく上での課題というのは、どういったところにあると思われますでしょうか。

(知事)

夜間中学校は、私も市長時代につくる方向で進めていこうということで指示を出して、神谷市長になってからいい形でそれが実現されたというふうに受け止めております。千葉県には、様々な形で学びの中断を余儀なくされた方もいらっしゃいますし、また、外国人など様々な環境の方々がおりますので、学びがどんな立場の方々であっても続けられる環境をつくっていくという意味で、夜間中学校というのは一つの選択肢だと思っています。先生なり、なり手の方々の確保であったり、場所の問題ですとか、費用面ですとか、様々な課題はありますけれども、千葉県においては、比較的設置が進んできているのではないかなと認識はしています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

先ほど、和歌山の事件を受けた情報発信の在り方についての質問とやり取りがございましたけれども、ああしたテロや暴力が行使されたときに、容疑者の主張と同一の考え方あるいは主張というものを、なかなか発信しづらくなる、少し雑駁な言い方になりますけれども、そういう状況がある。実質上難しくなったというような知事のお話がありました。ああいった事件が起きたときに、言論の在り方とか、それはメディアも考えなければいけないのですけれども、情報発信、これに沈黙するというのは、ある意味、屈した形になると思いますが、どういうやり方が望ましいと考えられますでしょうか。

(知事)

これは本当に難しい問題だと思っています。いわゆる再発防止という観点でいえば、こうした襲撃によって自らの政治主張をメディアに大々的に代弁してもらうような状況ができれば、成功例になってしまうという意味では、あまり望ましくないわけですけれども、一方で、そうはいっても全く事件背景を報道しないというのは、これは報道機関の皆様方にとっても、なかなかその選択は難しいのかなと思っていますので、そうした報道の役割と、社会全体の、あるべき社会をつくるための、こういう場合の対応のあるべき姿というのは、ちょっと国民全体で議論していかなければいけないのかなと思っています。

報道に関しては、報道の皆様方が御判断されることですけれども、我々の立場とすると、先ほど申し上げたとおり、できる限り犯人の主張が、この事件によって少なくとも実現に向けて早まったというふうにならないようにしなければならないのだと思います。正直言って苦しいです。私も供託金の問題、被選挙権の年齢引下げというのは、私自身のかなり重要なライフワークでもありましたので、それをやらないと言うつもりはありませんが、少なくともこの事件が落ち着くといいますか、一定期間までは、私の立場としては、積極的に主張するのを少し控えざるを得ないなというふうに現時点では考えています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

県内の観光業の関係でお伺いしたいと思うのですが、来週末からいよいよゴールデンウイークも始まりまして、先日、民間の旅行会社さんのほうから、国内旅行のゴールデンウイークの人気先一番が千葉県であったりしています。これからコロナも明けて海外旅行客の方も増えてくる中で、コロナで落ち込んだ現在の観光業、現状をまずどういうふうに御覧になっているかということを教えていただけますか。

(知事)

ありがとうございます。我々にとっては、基本的にはコロナ前、さらには房総半島台風前の状態に戻りつつあると認識をしています。そういう意味では、ようやくというところがあります。

一方で、少し細かく見ると、成田周辺に関しては、まだ外国人もしくは日本人の外国への旅行というのが100%は戻ってきておりませんので、成田周辺に関しては、まだ宿泊者数等は100%戻ってはいないわけですけれども、これも時間の問題だろうと思っています。今後も、これから季節もよくなってきますし、千葉県はどの場所も素晴らしい観光地ばかりでありますので、多くの方に、海外の方も含めてお越しをいただきたい。そのために積極的にPRをしていきたいと思っています。

人手不足の問題がありますので、これは今後も観光する方が増えて、かつ少子化が進んでくることを考えると、県としてもこの点についてはしっかりと対応していかなければならないなと考えています。

(記者)

その上でですが、具体的に観光業に対して、コロナが5類に移った後等も含めて、何か県として支援策等をお考えになっているかということを教えていただけますでしょうか。

(知事)

これまでもこの苦しい時期に関しては、需要創出ですとか様々な取組をしてまいりました。需要の喚起は、恐らくもうある程度必要なくなると思いますが、海外の方々に日本に来ていただく取組というのは、これはしっかりとコロナ前からやってきたこと以上にやっていかなければならないだろうと考えています。あとは、いいコンテンツを千葉県の中でつくって生まれるように、その部分の支援というのはこれからもしっかり強化をしていきたいと思っています。

(記者)

ありがとうございました。

(記者)

150周年記念について、周年事業というものの趣旨は重々承知の上で、県内の経済効果が生まれればなおいいなと考えているのですが、その経済効果だったり、あるいは活性化に向けた具体としての何らかの効果が生まれたという調査や報告などをする御予定はありますでしょうか。

(知事) 

当然、どれぐらいの方がお越しになったか、どこからお越しになったかなど、そうした部分については、一定の効果測定を行うことになるのではないかなと思いますが。今いない。マルでいいそうです。合っているそうです。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 千葉県誕生150周年記念イベント(オープニングイベント及び田んぼアート)について
    環境生活部スポーツ・文化局文化振興課【電話】043-223-3945

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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