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更新日:令和5(2023)年4月20日

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知事定例記者会見(令和5年4月13日)概要

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日時

令和5年4月13日(木曜日)10時30分~10時53分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和5年4月13日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 「ROCK IN JAPAN FESTIVAL2023」バンドオーディション等の実施について
  2. 令和5年度千葉県科学技術功労者の表彰及び千葉県工業振興功労者への感謝状贈呈について

「ROCK IN JAPAN FESTIVAL2023」バンドオーディション等の実施について

(知事)

皆様、こんにちは。

はじめに、「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」について、お話をいたします。

国内最大の夏フェス「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」が、今年も千葉市蘇我スポーツ公園で開催されます。

そこで、本イベントを機に、より多くの方が音楽文化に触れることができるよう、昨年に引き続き、主催者の協力のもと、バンドオーディションとバックヤードツアーを実施いたします。

まず、バンドオーディションについて、御紹介いたします。

「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」に本県の若者が出場できる場をオープニングアクトとして設け、出演するバンドをオーディションで決定いたします。

今年は、千葉県誕生150周年を記念した新たな取組として、出演者のうち1組を県内の高校生から選出いたします。

参加者の募集は、4月19日から開始いたします。

審査は1次審査と2次審査を経て、7月17日に県立青葉の森公園芸術文化ホールにて、一般公開で最終オーディションを実施いたします。

観覧方法については、後日改めてお知らせいたします。

続いて、バックヤードツアーです。

県内に在住又は在学の高校生に、「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」の会場や舞台裏を見学していただくツアーを実施いたします。

バックヤードツアーを通じて、高校生の皆さんが音楽文化に関する仕事を体感し、夢や希望を抱くことができる場になればと考えています。

実施日や参加者の募集等の詳細は、後日改めてお知らせいたします。

昨年も、本イベントには多くの県民の皆様が参加されたほか、オーディションとバックヤードツアーも、参加者から好評の声をいただきました。

本イベントが県内に根付き、本県の文化振興につながるものとなるよう、今後とも主催者と連携して取り組んでまいります。

令和5年度千葉県科学技術功労者の表彰及び千葉県工業振興功労者への感謝状贈呈について

(知事)

次に、本県の科学技術や工業の振興に関する表彰について、お話をいたします。

県では、科学技術の進歩、産業の発展、県民生活の向上等に顕著な功績を上げた方を「千葉県科学技術功労者」として表彰しております。

また、本県工業の振興に積極的な貢献をし、その功労が顕著であった方を「千葉県工業振興功労者」として感謝状をお贈りしています。

このたび、今年度の受賞者を決定し、来週21日、県庁において表彰式及び感謝状の贈呈式を行うこととなりましたので、御紹介いたします。

まず、科学技術功労者です。

株式会社安西製作所の安西賢一様です。

安西様は、農産物や加工食品、プラスチック類などの工業製品を、良品と不良品に選別を行う選別機の開発に尽力し、独自の選別技術を確立することで、幅広い産業分野における原料や製品の品質向上に貢献されました。

開発した技術を活用した装置は、各地の農協や大手食品加工メーカーなどで使われています。

次は、工業振興功労者の2名です。

JFEスチール株式会社東日本製鉄所の神仁様、同じく中澤達也様、2名の方々は、入社以来一貫して、製鉄所の安全かつ安定的な操業に不可欠なエネルギー設備の運転業務や、ガス配管の保全業務に長年従事され、その活動を通じて、本県工業の振興に貢献されました。

受賞される皆様には、心からお祝いを申し上げます。

県では、今後もこれらの表彰等により、その優れた功績を称えるとともに、こうした方々の活躍を広く県民の皆様にお知らせしてまいります。

私からは以上です。

質疑応答

(記者)

まず、選挙のお話からですけれども、11日に例の千葉の5区の衆院の補選が告示されまして、この選挙は政治と金をきっかけとしていて選挙戦が激しく展開されているわけですけれども、この前の統一地方選の前半戦でも示されたように低投票率が課題となっている中で、改めて有権者に対しての呼びかけをお願いします。

(知事)

やはり全国的にも今回注目をされる補欠選挙だと思っています。また、浦安、市川市の一部を代表する形で国会に行っていただく方になりますので、そういう意味では浦安市や市川市、千葉県とのパイプになっていただける方であったり、また国政において、新しい新鮮な風を吹き込めるような候補者の方にぜひ投票していただきたいと思います。投票率がまさに低かったので、そういう意味では1人でも多くの方に選挙に参加してほしいと思います。

(記者)

この選挙に関連して、浦安と市川では16日から市議選の候補も告示されます。有権者にとっては、国選と市議選が同時に行われると紛らわしいのではないかと危惧する陣営も中にはあります。今回のように、こういう国政選挙と市議選が重なる日程で選挙が行われることについては、何かお考えはありますか。

(知事)

一般的にはこういう形で国政選挙と連動すると、いわゆる県議選、市議選の投票率も上がることが期待をされますので、そういった意味では選挙を重ねることで、より多くの民意が反映されやすくなるのは事実だと思います。それはポジティブな面ですよね。

確かに御指摘のように候補者がかなり多く、訴えもかなり多岐にわたるので、そういう意味では、有権者の方々はある程度情報を整理する必要はあると思いますけれども、逆に言えば市政、県政、国政全ての候補者の訴えを聞いて、そして投票する一つの連動する機会になると思いますので、ぜひともそういう観点からも、それぞれの候補者の主張を調べて、ぜひ貴重な投票権を行使していただきたいと思います。

(記者)

もう一つ話が変わりまして、県の科学技術功労者の関係で、今表彰のお話がありましたけれども、県内における科学技術の振興について、国は国としてやっていることになりますけれども、県として、自治体としてできることで考えていることは何かありますでしょうか。

(知事)

まず我々は京葉臨海コンビナート地帯もありますし、それ以外にも柏の葉であったり、もしくは木更津のかずさDNA研究所であったり、かずさアカデミアパークも含めて、これまでも千葉県どころか日本を支える科学技術の研究所であったり、もしくは製造拠点が数多く立地している県だと思っています。

そういう意味では、我々はできる限りそうした企業の投資環境を促進していくことで、千葉県の科学技術の発展にもつなげていきたいと思っていますし、それが最終的には日本経済を支えていくことにもなると思っています。そういう意味では千葉県としてはこれまでも取り組んできましたし、より一層この科学技術の振興には取り組んでいきたいと思います。人材育成という意味でも、我々地方自治体がやれることはたくさんあると思います。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

東京ディズニーランドが15日に開業40年を迎えることになりますけれども、それに関して3点お伺いしたくて、1点目が受け止め、2点目が県民にとって改めて東京ディズニーランドとはどういったものなのかというところと、3点目が知事御本人の思い出をお伺いできればと思います。お願いします。

(知事)

やはり我々千葉県にとってみれば、東京ディズニーリゾートは40年にわたって子供たちを中心に県民に夢を与えていただいてきたと思いますし、一流のエンターテインメントの拠点として、文化芸術の振興にも重要な役割を果たしていただいたと思っています。県民一人ひとりにとって心豊かな生活にも寄与していますし、そういう意味で身近で重要な存在でもあります。

それから、ディズニーランドに行かれる方々が宿泊されるという意味で、県内に極めて多くの観光される方、宿泊者をつくり出していますし、当然そこに雇用も生み出しており、経済を支える存在でもあります。そういう意味で、日本随一のテーマパークが千葉県にあるというのは、県民の誇りになっていると考えています。

個人の思い出ですけれども、私はちょうど浦安に引っ越してきたのが、ディズニーランドが正にできたときなんです。ですから、まだディズニーランドに多くの人が行く前に身近に行ってまいりましたので、私にとっても、私の住んでいた場所からちょうどディズニーランドの花火が毎夜見えておりましたので、極めて身近な存在です。もう40年たつのかと自分の歳も感じてしまいますけれども、そういう意味で私にとってもすごく身近な存在です。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

今日、印西市でGoogleのデータセンターの開所式がたしかあると思うのですが、日本初めてということで注目もされております。先日多古へのグッドマンの進出の話もありましたが、県としての期待感と、改めてどのようにこうした事業誘致をされたか、お考えをお聞かせください。

(知事)

今回のようないわゆる世界的な企業が、日本の中でも千葉県に投資をしていただけるというのは、大変我々としてもうれしく思っています。これもそうした投資できる環境であったり、もしくは用地があるからこそ誘致できているものだと思いますので、今後も長期的視点に立って、千葉県の地理的な優位性をしっかりと生かせるような産業の拠点整備と企業誘致に取り組んでいきたいと思います。

そして、こうした企業が立地をして、当然、経済的、雇用面でも大きな効果が期待できるわけでありますけれども、それに加えて、これだけ世界的なIT企業でありますので、印西市を含めた千葉県でのIT人材の育成、輩出にも御貢献をしていただきたいと思いますし、Googleさんのほうでも社会貢献に様々取り組まれることとなると思いますので、印西市とも連携をしながら、県民にとってWin-WINになるような良い連携共同プロジェクトを一つずつ具体化していきたいと思っています。

(記者)

総務省が12日に公表した人口推計についてお伺いしたいのですが、昨年10月1日時点の人口推計で、外国人を含む総人口が1億2,494万7,000人で、前年より55万6,000人減りました。さらに千葉県は前年比0.15%減の626.6万人とのことです。改めて人口減少が進む状況をどういうふうに見ていらっしゃいますか。

(知事)

東京以外46道府県全て人口減少ということで、いよいよ本当に人口の減少が顕著に現れてくると思っています。今後の推計を見ると、より急速に人口減少社会になってくる。

我々千葉県の中でも当然二極化しておりますので、人口が増えて、今例えば小学校等を増やさなければいけない地域と、非常に多くの人口減少に苦しんでいる地域がありますので、それら人口増加のところの対策、それから人口減少地域への対策というのをしっかり切り分けて、我々としては対策に取り組んでいきたいと思います。

大事なことは、人口の減少を緩やかにすることと、何より住んでいる方々にとって暮らしやすい千葉県であり続けることが大事だと思っていますので、人口減少社会の中にあっても、そうした千葉県をつくるために全力で取り組んでいきたいと思います。

(記者)

ありがとうございます。話題が変わって、ChatGPTについて御見解をお伺いしたいのですが、政府がChatGPTに関して、国会答弁など行政分野での活用を検討されていますが、文書の作成をはじめとした業務に役立てて、職員の負担を軽くできるとの期待もありますが、県議会等の答弁ですとか、千葉県庁内での活用について、今後御検討されるおつもりがあるか、お伺いできたらと思います。

(知事)

そうですね、ChatGPTの特に4を見たときに、ああ、もうここまで来たのかというふうに、本当に私自身も、AIをずっと見てきた人間として大変驚きました。そういう意味では、様々な社会や仕事の仕方を大きく変えていく可能性がある。それがもうはっきりと分かる時代に入ってきたなと思っています。

一方で、ChatGPTが出したアウトプットを誰が責任を取れるのかというところの問題があるということと、それから、当然これはよく言われていることですけれども、利用の過程で機密情報であったり個人情報の流出等の問題が出てくるということで、そういう課題もあります。

行政的には、そういう部分を置いておくと、可能性としてはあるねと我々がよく行政の首長仲間と話をしているのは、例えば、福祉の相談ですとかそういうものは、仮にAIである程度前さばきみたいなことができれば、24時間いつでも、しかも、今それぞれの福祉目的ごとにかなり細分化されて、調べて番号をかけないとなかなかたどり着けないところがあるのですけれども、一つの口、一つのインターフェイスであらゆる福祉の相談をして、一定程度返しができる。どうしてもそこからさらに支援が必要な方にのみ、こちらから人間が経由して支援をするということも、現実的には不可能ではなくなってきますので、そういう意味では、特に相談業務等においては可能性があるのではないかなと思っています。

ただ、先ほど申し上げたとおり、そのアウトプットの責任ですとか、いろいろ課題はまだまだありますので、しっかりと可能性を研究しつつも、行政としては拙速に飛びつかずにという姿勢で臨んでいきたいと思っています。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

先ほどGoogleのデータセンターの件で、共同プロジェクトというふうに知事おっしゃいましたけれども、知事の頭の中で具体的な共同プロジェクトがどんなプロジェクトかというのがありましたら教えてください。

(知事)

これは、Googleさん自身が関心を持つ分野と、そして、それを千葉県としてどのようにお応えするかということの意見交換をしながら進めていくことになりますので、しっかりと意見交換をしながら、皆様方に公表できるような結果が出せるように取り組みたいなと思います。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

けさ北朝鮮がミサイルを発射したということで、Jアラートが発令されて、その点検等もされました。Jアラートについては、今いろいろ課題が浮き彫りになっておりますけれども、実際にトップとして現状をどう御覧になっているかということと、改めて、もし今千葉県に対して発令された場合の対応をどのようにとられていくかというのを教えていただけますでしょうか。

(知事)

既にJアラートで我々千葉県が対象となった場合に、どのように初動するかということについては、以前から整理をさせていただいています。今回の件に関しては、北海道が対象でありましたけれども、千葉県として、千葉県籍の漁船の安全の確保について情報収集するほか、所定の対応をしたところであります。

今後も、Jアラートそのものの在り方とか今後については、政府のほうでより検討していただきたいと思いますけれども、我々は常に、我々が対象になった場合はどうするかというのを常にバージョンアップしながら、いざ不測の事態があっても、適切な初動対応が取れるように、普段から意識を高く持っていきたいと思います。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

選挙関連の話なのですけれども、2013年の参院選からいわゆるネット選挙、投票呼びかけが解禁されて今回でちょうど10年ということになるのですが、SNSを活用される知事から見て、この10年間の経緯といいますか、それを踏まえた上で、選挙戦におけるネットの活用について、本日はお考えをお聞かせいただけますでしょうか。

(知事)

2013年当時は、正直、選挙結果そのものにインターネットが与える影響というのは、それほど大きくなかったなというふうに振り返っています。しかしながら、どうですかね、ここ3~4年ぐらいは、特に選挙結果に非常に大きく、有権者の選択や行動にも影響を与えるように本当になってきているなという実感がします。

ただ、インターネットもリアルも同じでして、選挙期間中だけ例えばインターネットやSNSを駆使すればいいかというと、ほとんど実は効果はないんです。ですから、日常的にネットだろうと、リアルだろうと、対話を行ってきているかどうかというのが非常に重要になってくると思っていますので、そういう観点から、活用されている候補者であったり政治勢力の方々は、非常にインターネットを有効に活用されているのではないかなというふうに見ています。

(記者)

ありがとうございます。では、10年前の公選法の改正というのは、知事のお考え全体の中では評価しているということでしょうか。

(知事)

影響は大きいと思います。今後は、やはり日本社会はマスメディア、新聞等が諸外国で読まれていることで、できる限り公平というか、様々な立場の見解が示されるようになってきているわけですけれども、インターネットやSNSを中心に政治や情報収集をされる方は、中には、ある側というのか、右なのか左なのか分かりませんけれども、少しその情報だけを収集して世界が構築されていくところがあって、分断になりやすい傾向にはありますので、そこに対して我々がどう臨んでいくかというのが、政治の側にいる人間の責任が問われてくるかなと思っています。

(記者)

ありがとうございました。

(記者)

すみません、何度もお話が戻ってしまって恐縮なのですが、データセンターについてのお話で、先ほど知事から長期的視点に立って地理的な優位性をしっかり生かしていきたいということだったのですけれども、改めてになってしまいますが、あの地域のデータセンター誘致に係るポテンシャルといいますか、どういったところを今後呼びかけて誘致していきたいかというのを、改めてお願いします。

(知事)

まずは、東京から隣接していて、かつ米国から見たときに最も近いわけです。そういう地理的な優位性と、それから、まとまった敷地が用意されている、かつ地盤が強固である、あとは電気や水道等のインフラが整備されている、そうした観点で選んでいただいたと聞いております。

今後、我々は、成田空港を持ち、そして東京の隣であるという、世界と東京に最も近いこの地理的優位性と、豊かな土地を有している、そして圏央道も含めた道路ネットワーク、インフラがかなりこの間整備されてきた、これからもされていく、この部分をどういうふうに生かしていくのか。今、まさに我々も全庁横断的に検討し、戦略をつくってきていますので、十分千葉県はその優位性が発揮できる環境にあると思っています。

(記者)

ありがとうございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 「ROCK IN JAPAN FESTIVAL2023」バンドオーディション等の実施について
    環境生活部スポーツ・文化局文化振興課【電話】043-223-3945

  • 令和5年度千葉県科学技術功労者の表彰及び千葉県工業振興功労者への感謝状贈呈について
    →商工労働部産業振興課【電話】043-223-2718

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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