ここから本文です。
更新日:令和5(2023)年4月28日
ページ番号:585178
日時 | 令和5年4月27日(木曜日)10時30分~10時59分 |
---|---|
場所 | 本庁舎5階大会議室 |
動画 |
(知事)
皆様、こんにちは。
まずはじめに、昨日開催された「九都県市首脳会議」について、お話をいたします。
会議では、まず、新型コロナウイルス感染症における基本的な感染防止対策の取組を「共同メッセージ」として、とりまとめました。
私からは、
などを発言いたしました。
「共同メッセージ」については、早速、九都県市首脳会議の公式YouTubeチャンネルに掲載をいたしました。今後、県として公式Twitterなどを活用して発信していく予定です。
また、各都県市から共同取組や国への要望事項が提案され、意見交換が行われました。
本県からは、「訪日外国人の受入環境の整備」について、国へ要望することを提案いたしました。
世界が通常の社会経済活動を取り戻し、訪日外国人の増加が見込まれる中、国民が訪日外国人を不安なく受け入れるためには、国による一層の環境整備が不可欠です。
また、今回の感染症対策で得られた知見を活かして、次の感染症対策に備えておかなければなりません。
そこで、
を国へ要望することを提案し、皆様に賛同いただきました。
今後とも、首都圏における広域的な諸課題に対し、九都県市が一層の連携を図り、解決に向けて取り組んでまいります。
(知事)
次に、県立商業高校と山崎製パン株式会社との連携について、お話をいたします。
県では、官民一体となり千葉県誕生150周年記念事業を推進するために、民間との連携を進めています。
このたび、県内に拠点を有する山崎製パン株式会社に、県立商業高校の生徒が実務に即したビジネスを学ぶ機会を提供していただき、千葉商業高校、銚子商業高校、東金商業高校及び君津商業高校から計48名の生徒が参加することとなりました。
具体的には、山崎製パン株式会社によるワークショップ形式の授業や、同社の千葉工場の御協力による製品開発を通じて、高校生が市場調査、デザイン、プロモーション等について学びます。
来月10日には第1回の授業が行われ、計7回の授業を通してビジネスについて学びながら、来年の1月頃の新製品の発売を目指します。新製品を発売する際は、改めて発表いたします。
高校生の皆さんにとって、ビジネスの第一線で活躍される方から直接話を聞き学ぶことは大変貴重な経験であり、また、本県の産業人材の育成にもつながることを期待しております。
今回、山崎製パン株式会社に御協力をお願いしたところ、快く承諾いただきましたことに、深く感謝を申し上げます。
このような民間企業との連携が今後につながるよう、引き続き、150周年を契機とした取組を進めてまいります。
(知事)
最後に、「風土記の丘資料館」のリニューアルオープンについてご紹介をいたします。
「風土記の丘資料館」は、体験博物館「県立房総のむら」の敷地内にあり、古墳時代を中心に紹介する考古学専門の資料館です。
改修工事のため休館しておりましたが、今月29日、展示内容を一新してリニューアルオープンいたします。
三方を海に囲まれ、海の幸、山の幸に恵まれた本県では、古くから多くの人々が生活を営み、全国最多数の貝塚と並んで、多くの古墳が確認されております。
資料館の一帯にも、115基の古墳からなる国内有数規模の「龍角寺古墳群」が広がり、周辺の遊歩道を歩けば、国内最大規模の方墳「岩屋古墳」など、大小様々な古墳を間近に観察することができます。
今回のリニューアルでは、これらの古墳群や周辺の史跡についての展示を更に充実し、最新の研究成果も盛り込んだ展示といたしました。
地元で出土した貴重な埴輪や、武具・装飾品などの副葬品、古墳内部にある石室の実物大の模型のほか、ジオラマや3D動画なども新たに導入して、古墳時代の姿を視覚的にもわかりやすく紹介をしております。
また、平城京跡の発掘調査で出土した木簡により、当時の王家とこの地の豪族に密接なつながりがあったことを示す最新の研究成果も必見であります。
なお、明日28日には、資料館において私も出席してオープニングセレモニーを開催する予定です。
房総のむらを訪れることで、自然豊かなこの地で人々が生活を営み、その積み重ねが歴史・文化となって今につながっていること、それを未来につないでいくのが私たち自身であることを感じていただければと思います。
さらに、博物館は、県民の文化的な資産を未来へ守り伝えるだけではなく、文化観光、産業振興、地域の交流の拠点として、多様な役割を担い得る可能性に満ちた場でもあります。
今後とも、千葉の歴史・文化の魅力を国内外に発信して、地域で様々な役割を果たしていけるよう取り組んでまいります。
私からは以上です。
(記者)
きのうの九都県市の件ですけれども、この中で訪日外国人の未払医療費についての言及がありました。これを今回盛り込んだ背景について、もう少し詳しくお願いします。
(知事)
やはり水際対策が緩和をされ、そしてまた、今、訪日外国人がこれから増えていく、取り戻していく、回復していく、こういうことが見込まれる中で、改めてコロナの3年の間、議論が少し飛んでいたというか、それ以外の優先順位に行っておりましたけれども、いよいよもって改めてこの訪日外国人の未払医療費の問題についてしっかりと対処しておかなければ、真面目に受け入れていただいた医療機関が結果的に経営が苦しくなって、それが県民の医療にも影響を与えることになりかねませんので、そういった意味では今このタイミングで提案をし、そして国へ要望することが適当と、そういうふうに考えた次第です。
(記者)
未払医療費の金額というのがどのくらいかということと、千葉県は特に全国の中でもその問題について重いものがあるのでしょうか。
(知事)
分かりました。では、ちょっと所管のほうからも紹介してもらえますか。
(職員)
医療整備課でございます。
未払医療費ですけれども、金額については、これは全国の調査になりますが、毎年1回、厚生労働省のほうで未払医療費の調査を行っておりまして、それについては、コロナ前でありますと、4,000万円ほどいくような年もあったというふうにデータとしては出ております。千葉県の中では、詳細まではまだデータがないのですけれども、全国的には4,000万円ぐらいあったというふうなことがデータとして出ております。
(記者)
この場合、未払いのままだと、最終的には国民の負担になるということでよろしいですか。
(職員)
国民のといいますか、医療機関の負担が大きくなります。結局、人道的に救急とか外国人とかを受け入れた医療機関がそのまま負担になってしまいますので、結果的に医療提供体制を少し圧迫するような形になっているというふうに思われます。
(記者)
特に千葉県は、全国の中でも未払医療費の問題というのが……
(知事)
未払医療費について、各都道府県の詳細があるわけではありませんが、外国人の方々の訪日数、それから来訪数を考えれば、当然ながら千葉県というのは多い可能性が高い、そういうふうに考えられると思います。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
また別件で5類移行の件なのですが、5月8日をもって5類に引き下げられるということで、コロナ対策にとって大きな転換点なのですけれども、改めて5類への移行という転換点をどのように受け止められるのかということを教えてください。
(知事)
そうですね。本当に長きにわたって多くの県民や事業者に影響を与えてきた、そうした状況から5類移行で1つの大きな区切りになるのは間違いありませんので、改めて医療機関の皆様方にも感謝を申し上げますし、それと同じぐらい様々な影響を受けた上で感染対策に御協力をいただいた県民や事業者の方々に、心から感謝を申し上げたいと思っています。
しっかりとした総括を行うということと、それから、この3年間で得られた様々な知見であったり、もしくは社会として前向きにデジタルを含めて進んだ部分、それをしっかりこれからの部分に生かしていくことが大事だろうと考えています。
(記者)
5類に移行することで、県庁でもコロナに割いていたリソースというのをほかに振り向けられるようになるのかなと思うのですけれども、5類移行後の県政運営というのは、コロナ前とほぼ同じようなスタンスに戻るというふうに見ていいのでしょうか。
(知事)
まず、5類移行後しばらくの間は、そうはいっても移行がしっかりスムーズに行われること、そして医療機関への対応も含めて、もうしばらくは緊張感を持って我々としては当たっていきたいと思います。その上で、最終的にはこのコロナに割いていたリソースを県政の様々な分野に転用することができてくるだろうと、そういうふうに考えています。
(記者)
マスクの着用の件なのですけれども、マスクを外す人が徐々に増えてきているような印象はあるのですが、依然としてつけている人のほうがまだ多いと思います。この状況についてはどのように御覧になりますか。
(知事)
これはもう最終的には個々の判断になっていきますので、日本の社会は特にそうですけれども、徐々に変わっていくのではないかなと、そういうふうに思います。
(記者)
知事御自身はどうされていますか、マスクの着用は。
(知事)
私はもう既に様々な場面で、率先して必要のない場面では外すようにしております。少なくともそういう人間が率先してやっていかないと、今は感染対策のためにつけているのか、それとも社会的な同調の中でつけているのか分からない状況になっていますので、少なくとも私自身は、必要のない場面では基本的に外すようにしていますね。
(記者)
ありがとうございます。
(知事)
それは変わらないです、5類移行後も。
(記者)
よろしくお願いします。
県議会の会派構成についてなのですけれども、立憲民主党と国民民主党から成る統一会派について、所属政党ごとに分裂する見通しとなったと思うのです。このたびの県議選でも一定の連携をしてきたのですけれども、こういった状況になってしまったということをどのように御覧になっていますでしょうか。
(知事)
これはもうそれぞれの県議会の皆様方が判断することなので、特にコメントすることはないかなという感じですね。
(記者)
所属議員のほうから知事のほうに、理由だったり経緯についての説明というのは直接あったのでしょうか。
(知事)
ないですね。
(記者)
両党ともに熊谷県政の誕生に向けて支援をされてきたと思うのですけれども、会派が分裂した後も、知事とその会派の付き合い方、連携というのは特段変わるということはないですか。
(知事)
そうですね。基本的には変わらないと思います。もともと意見交換は以前からもしてきた方々でありますので、今後もしっかり意見交換をしながら、共に県政を前に進められるように連携していきたいと思います。
(記者)
話が変わって、間もなくゴールデンウイークに入るのですけれども、県内でも観光需要の高まりというのは十分期待できると思うのです。その辺りの知事の御所感と、知事御自身がどのように過ごされる御予定なのか、可能な範囲で教えてください。
(知事)
やはり多くの方々が千葉県にこのゴールデンウイークお越しになる。特に人気の千葉県でありますので、県内各地域、特に我々の場合は、コロナもそうですし、令和元年の房総半島台風を含めた一連の災害でも影響を受けてきたところがありますので、ぜひ千葉県を大いに楽しんでいただいて、その楽しんでいただくことが千葉県のそうした苦しい環境に置かれた観光事業者や宿泊事業者にとっては支援になりますので、大いに千葉を楽しんで、いい思い出にしていただきたいなと、そういうふうに思っています。
私自身は、基本的には家族とゆっくり過ごす予定です。私のほうも今まで家族で旅行できていなかったところがありますから、少し旅行もしようかなと思っていますね。
(記者)
ありがとうございます。以上です。
(記者)
新型コロナの5類移行の関係で、2点伺います。1つは感染者の定点把握に変わると報道のあり方も変わってくるわけですけれども、改めて、週1回の公表ですか、今後仮に感染者や死者が増加傾向に入ったときに十分把握できるのかというのを、先にこの点についてお聞かせください。
(知事)
そうですね。まず、定点への移行ですけれども、これまでもインフルエンザも含めた様々な感染症に関しては、定点で観測をした上で、感染の拡大兆候をいち早く捉えて、様々な呼びかけであったり対応をしてきたところがあります。
新型コロナウイルスの5類移行後も、定点で置き換えたときに、ほぼ我々がデイリーで把握していたものと大きく変わるものではありませんので、しっかりと傾向を見た上で、県民への呼びかけであったり、もしくは県としての打ち手、それはしっかり行っていきたいと思っています。
(記者)
もう1点、政府のほうでいわゆる水際対策の終了を少し前倒しするのではないかというお話もありますけれども、玄関口の成田空港を持つ千葉県としてのこうした対応であったり、もしくは期待感みたいなものがあればお聞かせください。
(知事)
外国人の方々の空港に到着した後の状況が非常に混雑をしていて、かつ大変評判の悪いものであったということは、私も様々な形で見聞きをしておりましたので、今回、ゴールデンウイークの空港混雑を考慮した上で早めに前倒しされたというのは、基本的には現実的な対応ではないかなと思っています。改めて諸外国と比べて、日本の水際対策というのは少し独特であったのは間違いないわけで、正しかったものと、結果的には必要がなかったものも含めて、しっかりと検証されることを望みたいと思っています。
これは、昨日、九都県市首脳会議でも申し上げたとおり、柔軟で迅速に行う水際対策と、一方で過度に行った部分のいろいろな検証が必要だというふうに思っています。水際対策を行って止めることによって、結果的には空港周辺の自治体の保健医療提供体制等に負荷が来るわけでありますので、それらも含めて、しっかりと今後に備えた建設的な議論を政府には期待をしたいと思っています。
(記者)
先ほどの御質問に補足的にお尋ねしたいのですけれども、5類移行に伴ってのコロナの感染者数の公表というのが、これまで毎日だったのが変わるということです。そこで、先ほど定点に置き換えてもデイリーで把握していたものとあまり大きく変わるものではないという御発言があったかと思うのですけれども、県民の方にとって、結構情報発信の仕方が大きく変わるので、その辺り、定点に置き換えても変わらないというのはどういった趣旨なのか、もう少し詳しくお話しいただけますでしょうか。
(知事)
基本的には、定点医療機関の報告されてきたデータを基に感染傾向のグラフをつくっても、当然ながら毎日の実数の積み重ねと基本的にはトレンドというのは変わらないということですね。デイリーで見ることとウイークリーで見ることは、感染傾向を把握して打ち手につなげるという意味では、大きな違いは政策立案上はありませんので、そういった意味では他の感染症と同じように、行きすぎた情報量から適切な報道量になることで、適切な疾病の特性に応じた県民、国民の行動にようやく戻ってくるのではないかなと思います。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
ちょっとお話が変わるのですけれども、いろんな自治体で最近ChatGPTの導入が進んだり検討されていて、以前も注視されているというふうにおっしゃっていたと思うのですけれども、改めてお考えと、今後何か県政として取り組んでいくというものがあれば教えてください。
(知事)
業務的には、当然ながら生産性の向上のために活用できるケースであれば、それはもう普通に活用していけばいいと思っています。一方で、セキュリティの問題や内容の確実性等の様々な課題がありますので、そうした点に配慮した使い方の注意というのは、これは同じように必要だろうと思っています。
将来的には、こうした技術を活用することで、今までであればできなかったような県民向けのサービスであったり福祉等ができれば、それはプラスに働くと思いますので、課題をしっかり理解をした上で、いい部分をしっかり生かしていく。そういう考え方で我々は臨んでいきたいと思います。
(記者)
現時点では、何か勉強会をやるですとか、検討を進めているというのはないでしょうか。
(知事)
そうですね、マスコミの皆さんが記事を書きやすいような、「何とかでやります」みたいなものはないですけれども、「普通に活用はしていきます」という感じですかね。(職員に向けて)何か勉強会って立ち上げるんだっけ。
(職員)
いいえ。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
お願いします。インバウンド関連と九都県市の関連で伺いたいのですけれども、きのうの九都県市で機動的な水際対策であったり、外国人の保険加入の効果的な周知をするように国に要望されまして、コロナの知見を活かして備えてほしいという訴えでした。先ほどは水際措置に関しては国に期待を述べられたところですが、保険加入の周知でも、以前確かにコロナ前というか、五輪に向けて、一時期はすごく力を入れていたところだと思うのですけれども、どのような呼びかけが効果的かと考えるか、お願いします。
(知事)
旅行保険を知らなかった外国人の方は、「知っていた場合に加入したと思うか」という質問に対して、「加入したと思う」という回答は約3割にとどまっているわけですけれども、この3割の方々に、「旅行保険をどこで認知をしていれば加入をしたと思うか」と質問すると、「出発前」というふうに回答した方が約8割に上っていますので、そういった意味では、訪日を考えられている外国人の方に、出国する前にこの旅行保険加入の重要性というのをしっかり呼びかけていく。これが大事だと思っていますので、その点を国には期待をしたいと思います。
(記者)
ありがとうございます。併せて医療でも外国人の受入態勢の充実というのが求められると思うのですが、様々な言語、宗教の違う国の人が日本の各地方に訪れることを期待している一方で、地方の医療リソースというものも限られている中、医療費未払いをめぐっても、保険の未加入だけでなく、意思疎通がうまくできなかったというケースもあったようです。外国人への適切な医療対策としてどういう取組が必要と考えるかをお願いします。
(知事)
これはやっぱり、我々もオリンピック・パラリンピックに向けて、医師会などと診療マニュアルみたいなものをつくったり、多言語でどのように対応していくかという体制を考えてきたわけですけれども、そういった意味では、我々行政と医療機関が連携をして、様々な外国人の方々が実際に医療の現場に来られたときに対応できるように、しっかりと経験値をマニュアルも含めて蓄積をするということ、それから、サポートできる相談窓口をつくっていくこと、できればそれを訪日前にやり、それぞれの当該国等とも連携をしながら情報発信をしていくということが大事だと思います。
そうはいっても、その中で未払いになった点については、しっかりと政府の中で補償しなければ、危機感が医療現場に広がってくれば、これは非常に問題になってまいりますので、その点も含めて、我々今回の九都県市で提案した内容を政府に要望していきたいと、そういうふうに考えています。
(記者)
ありがとうございます。長くなって申し訳ないのですけれども、昨年度末に観光立国推進基本計画というのが改定されて、期間が今年度から25年度までということで、都市に偏っている集客を地方に分散することだったり、コロナの経験を踏まえて、訪日客数の量よりも消費額という、質を重視するということなのですけれども、千葉を含む三大都市圏は地方というものには含まれていないのですが、足元のインバウンドが急速に回復している中、千葉県としてどのように訪日客を取り込んで消費拡大を図って経済再生の足がかりとしていくのか、考えをお願いします。
(知事)
まず、我々からすると、できる限り単価を引き上げていく、高付加価値のものを千葉県で体験、経験をしていただけるようにするということ。それから、以前申し上げたかもしれませんが、いわゆる南房総のほうにはあまり外国人の方は訪れておりません。日本人には人気ですが、外国人にはまだまだ知られていないところがありますので、県内の中でも、外国人の方々にまだ十分に伝わっていない千葉県の各地域の魅力というものもしっかり発信をして、そうしたところを旅行していただけるようにしなければいけないのかなと思います。
あとは、外国人の方々に、帰った後、千葉県のものをさらに食べたいと思っていただいて、県産農林水産物の輸出にもつながるような取組も併せてやっていかなければならないだろうと、そういうふうに思っています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
千葉大学の新学部設立について御見解を伺いたいのですが、千葉大学が「情報・データサイエンス学部」の新設に向け、文部科学省に関係書類を提出したと発表しました。新学部ではデータサイエンスを現実社会に応用し、新しいビジネスの創出や社会的課題の解決に貢献できる人材の育成を図るとのことですが、何か知事が寄せられる期待などがありましたら。
(知事)
そうですね、私も以前からデータサイエンティストの存在の重要性が高まってくるということを申し上げてまいりましたので、そういう意味では、こうしたデータに着目をした新しい学部の創設が千葉大学で検討されているということは、大変興味深く拝見をしておりますし、こうした人材が千葉県の中で活躍をしていただければ、大変ありがたいなと思います。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(記者)
少し話題が変わるのですけれども、多様性を尊重する条例の制定を目指すと知事は県議会でも発言されています。先週末には東京でレインボープライドがあって、20万人以上が動員されたということで、多様性を尊重するという機運が生まれつつある一方で、制度ですとか、あるいは一部の政治家からかなり後ろ向きな発言が見られたりとか、そういった乖離がある、かなり制度と意識、そして意識の中でも人によってかなり差がある問題だと思うのですけれども、条例の制定はいつごろまでを目指すのかということと、それによってどういうふうな変化を期待されるかということをお願いします。
(知事)
まず、しっかりとした条例の内容を丁寧につくっていくということと、それから、県議会ともしっかり意見交換をしていきながら、できる限り早い時期に条例が制定できるように取り組んでいきたいと思っています。
条例の制定というのは一つの契機であって、それによって様々な分野の多様性の政策を前進させていくということが大事だと思いますので、条例の検討と併せて、それぞれの分野の中で我々千葉県として何をするべきかということをしっかり考えて、各施策を充実させていきたいと思っています。
大事なことは、何か特別に身構えることではなくて、我々が知らないバックグラウンドを持つ方々の置かれている環境をしっかりと理解をして、そうした方々が生きやすい社会をつくっていくことは、最終的には全ての方々にとって生きやすい社会であり、活躍しやすい社会となり、それが全ての人たちの地域社会も含めた活力の向上につながっていく。当たり前だと私は思うのですが、それを実感していただけるように、条例の制定等の動きで千葉県として実現していきたいと考えています。
(記者)
新型コロナの5類移行に関してになりますけれども、5類に移行したことでいわゆる受診の体制、これもまた、これまでの指定された医療機関ではなく医療機関が幅広く広がることや、検査費用が有償になるなど、インフルエンザ等の受診と同じ体制にスムーズに移るには課題もあるかなと思うのですが、そこへの対応についての考えを教えてください。
(知事)
我々も医療機関とやり取りをさせていただきながら、受け入れる医療機関、これは外来も入院も含めてですけれども、拡大をしていく。これが大きな大原則になりますので、今でも様々な医療機関の方々が御検討いただいて、5類移行後はそうした状況がつくられるというふうに期待をしますし、しっかりとそれを成し遂げられるように県としても努力をしていきたいと思っています。
九都県市首脳会議について
→総合企画部政策企画課【電話】043-223-2206
県立商業高校と山崎製パン株式会社との連携について
→環境生活部スポーツ・文化局文化振興課【電話】043-223-3945
房総のむら「風土記の丘資料館」リニューアルオープンについて
→環境生活部スポーツ・文化局文化振興課【電話】043-223-4127
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください