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更新日:令和5(2023)年7月31日
ページ番号:602711
日時 | 令和5年7月27日(木曜日)10時30分~11時03分 |
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場所 | 本庁舎5階大会議室 |
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(知事)
皆様、こんにちは。
はじめに、去る25日、山梨県で開催された「全国知事会議」に出席してまいりましたので、御報告いたします。
今回の会議は、「地域とともに 子どもの未来 地球の未来」と題して、活発な議論が行われました。
私からは、議題の一つである「こども・子育てにやさしい社会を実現するための提言」の中で、学校給食費の取扱いについて発言いたしました。
本県は、多子世帯の経済的負担の軽減を図るために、市町村と連携して、第3子以降の義務教育期間における学校給食の無償化を実施しているところです。
しかしながら、住んでいる地域などにかかわらず、誰もが安心して子育てできる環境を整備するためには、学校給食についても、国が責任を持って制度設計していくものであります。少子化対策は待ったなしの状況であり、速やかに具体的方策を検討していただきたいと申し上げました。
このほか、新型コロナウイルス感染症対応におけるオンライン診療のレガシーを平時にも活用するため、本県のオンライン診療や往診の取組を紹介し、こうした地方の実効性ある取組に対する財政支援をお願いしたいと申し上げました。
今回の全国知事会議を通じて、地方分権改革の推進や、脱炭素社会の実現に向けた対策の推進など、幅広いテーマについて各知事と活発に議論するとともに、情報共有を図ることができました。
今回の会議で得た成果を今後の県政に生かしてまいります。
(知事)
次に、千葉県誕生150周年記念事業「百年後芸術祭」の企画発表会について、お話をいたします。
6月のオープニングイベントを皮切りに、「県誕生から150年を振り返り、続いていく未来に思いを馳せる」をテーマに、県内各地で記念事業がスタートしておりますが、市町村記念事業の一つとして、今年の秋から来年の春にかけて、「百年後芸術祭」を、県内5地域で開催を予定しております。
「百年後芸術祭」は、本県の豊かな自然環境や東京との隣接性を活かし、アートや映像、音楽などにSDGsの視点やテクノロジーを取り入れた、100年後の未来を考える本県ならではの新しい芸術祭です。
千葉県誕生150周年記念事業総合プロデューサーの小林武史さん、総合ディレクターの北川フラムさんが、プロデュースとディレクションを手がけます。
企画発表会は、青葉の森公園芸術文化ホールにおいて、8月28日に開催いたします。小林武史さんと北川フラムさんに御登壇いただき、お二人から「百年後芸術祭」のコンセプトや見どころについて御紹介いただくほか、開催市町の皆様にも御参加いただき、主要プログラムの発表を予定しております。
一般観覧は、本日から受付を開始いたしますので、皆様の御来場をお待ちしております。
「百年後芸術祭」を通じて、本県の様々な魅力が県内外に広く発信されるとともに、多くの皆様に100年後の未来を考えていただくきっかけとなることを期待しております。
(知事)
次に、「千葉県有害鳥獣捕獲協力隊」の隊員募集の開始について、お話をいたします。
本県では、有害鳥獣による農作物被害などの問題が深刻化しており、対策の強化が求められております。
そこで、今年度、新たに「千葉県有害鳥獣捕獲協力隊」を立ち上げ、有害鳥獣捕獲の将来的な担い手となっていただく「参加隊員」と、ふるさと納税による寄附を通して本県の有害鳥獣対策を支援いただく「支援隊員」を募集することといたしました。
まず、「参加隊員」は、狩猟免許を取得していても、なかなか狩猟を行う機会がない、いわゆるペーパーハンターの方々を主な対象にしております。
将来的に、有害鳥獣捕獲の担い手になっていただけるよう、県の捕獲事業に同行し、実践的な技術を身につけていただきます。
なお、狩猟免許をお持ちでなくとも、狩猟に興味があって、これからやってみたいといった方には、オンラインで疑似体験するコースを用意しております。
次に、「支援隊員」は、ふるさと納税による寄附を通じて、本県の有害鳥獣対策を支援していただくものです。
県では初めてとなる返礼品には、県の事業で捕獲したキョンを使用した肉や、こうした革製品などをお贈りいたします。
イノシシ等の有害鳥獣による農作物の被害を減らすためには、今後も捕獲の強化に取り組んでいかなければなりません。また、キョンなどの生態系を乱す特定外来生物は、根絶を目指さなくてはなりません。
この事業を一つの契機として、本県の有害鳥獣の問題の解決につなげてまいりますので、県内外を問わず多くの方からの参加や支援をお願いいたします。
(知事)
次に、「子ども参観日」キャンペーンについて、お話をいたします。
「子ども参観日」は、千葉の未来を担う子どもたちが、保護者の働く姿を見たり、その仕事を体験したりすることで、働くことの大切さを知るとともに、将来の職業への夢を育んでいただく取組です。
今年も、子どもたちが保護者や大人の働く姿に接することができるよう、市町村、県内企業等に対し、夏休みの期間などを利用して、「子ども参観日」の実施を呼びかけるキャンペーンを実施しています。
来月1日には、県庁でも「子ども参観日」を開催し、子どもたちが保護者の職場を訪ね、名刺交換や会議の準備などの仕事を体験いたします。
当日は、私も子どもたちとお会いして、お話をしたいと思っています。
子どもたちには大きな夢や希望を持ち、いろいろなことにチャレンジしてもらいたいと思います。そして、将来、大人になったときに、社会の様々な分野で活躍してくれることを期待しています。
(知事)
最後に、「千葉なし味自慢コンテスト」について、お話をいたします。
千葉の梨栽培は、江戸時代に現在の市川市八幡地区から始まったと言われており、土壌や気象条件に恵まれた梨の栽培適地で、長い年月をかけておいしい梨をつくる技術が蓄積されてきました。
生産者の皆様の努力により、本県の梨は、栽培面積、生産量、産出額全てで日本一を誇り、「味が自慢の千葉の梨」として、品質面においても消費者の方々から高い評価をいただいております。
県では、千葉県産の梨のさらなる品質向上とPRのために、「千葉なし味自慢コンテスト」を開催しています。
毎年開催しているこのコンテストは「幸水」と「豊水」を交互に審査対象としており、昭和45年に第1回が開催され、今年で48回目を迎えます。
今年は、7月29日と30日の2日間、習志野市のイオンモール津田沼において、「幸水」を対象とした審査を行います。「幸水」は7月下旬から旬を迎え、強い甘みと良質な食感が人気の品種です。
生産者が丹精込めてつくった梨を、栽培の専門家、小売店バイヤー、卸売会社、農協関係者が審査をし、千葉が全国に誇る最高の一品を決定いたします。2日目となる7月30日には、出品物の展示のほか、午後からは梨の即売も行います。
本日は、記者の皆様にもぜひ味わってもらいたく、今が旬の「幸水」を千葉県果樹園芸組合連合会に御用意いただきましたので、会見後にぜひお召し上がりください。
私もいただきたいと思います。
【知事試食】
甘いね、やっぱり。甘くて、みずみずしくて、やっぱり千葉の梨はおいしいなという感じですね。シャキシャキして、ものすごい甘みです。ぜひ皆さんに食べていただきたいと思います。
私も梨が大好きでありますので、幸水が来ると千葉の夏が始まったなという感じがします。
本県では、「幸水」をはじめとして、「豊水」、「新高」、県育成品種である「秋満月」など、様々な品種が生産されており、長い期間梨を楽しんでいただけます。
今年の梨も、とてもおいしく仕上がっております。みずみずしくておいしい日本一の千葉の梨の素晴らしさを知っていただきたいと思います。
私からは以上です。
(記者)
よろしくお願いします。
私からは大きく2点伺います。
まず、先ほどの梨ですけれども、甘くておいしいというお話がありました。日本全国で親しまれている梨の中でも、千葉の梨のアピールポイントを、こんなところがおいしいんだというところを改めて伺えますでしょうか。
(知事)
先ほど申し上げたとおり、生産者の方々の長年の技術の蓄積によって、本当に一つ一つの梨がおいしくできているということ。それから、当然ながら生産量であったり産出額ともに日本一であるわけですけれども、大消費地が近いということもあって、スーパーなどでお買い求めいただくのも大変ありがたいわけですけれども、産地に直接行って直売のような形でとれたての梨を買っていただく、食べていただくことができますので、そういった面でも千葉の梨というのは非常にいろいろな楽しみ方、買い求め方があると思っています。
その辺りも含めて、ぜひ多くの方々に楽しんでいただきたいし、できれば産地に足を運んでいただければと思います。
(記者)
今もお話があったとおり、千葉県は産出額、生産量が共に日本一ということで、我々千葉県民にとっては、梨というのは非常に身近なものがあるのですけれども、千葉県以外の各地の友人などに聞いても、なかなか千葉と梨が結びつかないという状況もあると思います。その辺りはどういうふうに御覧になっているか、そして、千葉イコール梨にしていくために今後どういう戦略が必要とお考えでしょうか。
(知事)
御質問のとおり、我々千葉には様々な産品がある分、逆に梨一本でいっている県に比べると、千葉が日本一というイメージが十分に結びついて感じていただけない県外の方々も多いというのは我々も認識しています。
ですので、今年度は、千葉の農産物の中でいくつか産品を厳選して、重点的にプロモーションをしていくということにしておりまして、その中に梨が含まれております。我々も徹底的にPRをして、まず千葉が面積的にも生産量的にも産出額的にも、いずれにおいても日本一の梨の生産県であるということを強くPRをして、少しでも梨を生産されている方々の所得が向上できるように、我々としても後押しをしていきたいと考えています。
(記者)
今風に言うと、千葉の梨を推していくということだと思うのですけれども、先日、白井市に韓国の生産者の方もいらっしゃって、千葉の梨がおいしいということをお話しされていましたけれども、推していく中で海外戦略についてはどういうふうにお考えになっていますか。
(知事)
台湾はまず輸出が解禁をされましたので、台湾にもしっかりPRをしていきたいと思いますし、東南アジアをはじめとする世界に対して、千葉の梨をしっかりと、まさに推していくために、生産団体等ともしっかり連携をしていきたいと思っています。
せっかく新生成田市場もありますので、ワンストップで手続ができる優位性も生かして、千葉の様々な産品、梨を含め、PRをしっかりやっていきたいなと考えております。
(記者)
そうしたPRの中で、知事御自身のトップセールスについての考え方というものがもしあれば教えてください。
(知事)
私自身も積極的に海外に行ってPRをしていきたいと思っています。
大事なことは、私が行って一過性のイベントとして盛り上げるだけではなく、基本的にはずっと通年で販売に御協力をいただく、そういう生産流通関係団体の方々のしっかりとしたネットワークを築いていく、その一環として私などのトップセールスを有効に活用していく、そういう考えで臨んでいきたいと思います。
(記者)
分かりました。ちなみに知事は梨を召し上がるときは、きんきんに冷やすタイプでしょうか、常温でいただくタイプでしょうか。
(知事)
これはいい質問ですね。私は両方楽しむタイプですので、比較的あんまり冷やさない食べ方と、きんきんに冷やすのと、それぞれ用意して楽しむようにしております。
(記者)
分かりました。もう1点なのですが、アクアラインの時間帯別料金、料金変動制ですね、これが先週の土曜日、土日について始まりました。昨日はNEXCO東日本さんのほうで、土曜日は事故があったということであまりできなかったということですが、日曜日の速報値が発表されました。こうしたことも踏まえて、先週末始まったこのロードプライシングについて、感想と、こうした速報値等を含めた評価について、どのように御覧になっているか伺えますでしょうか。
(知事)
御質問のとおり、土曜日に関しては測定効果は分析できないわけですけれども、日曜日に関してNEXCOさんが発表されたのを私どもも拝見して、改めて料金が切り替わる19時、20時台のデータを見ると、恐らくこの料金変動によって交通量が分散されたことがうかがえるデータになっているのかなと考えています。
また、当日は大変いい天気で、行楽日和であった中でも、最大渋滞長であったり、最大通過所要時間が減少していることは、基本的には前向きに受け止めております。いずれにしてもまだ1日の効果測定でありますので、引き続き長い期間、しっかりと交通量であったり、もしくは位置情報を活用した観光客の皆様方の行動などをしっかり分析して、我々が考える、できる限り多くの方に来ていただいて、長く滞在していただくことができているかどうかを分析していきたいと思っています。
いずれにしても皆様方に非常に様々な角度で報道していただいたので、多くのドライバーの皆様の認知度も向上していると思っておりますし、観光関係者も大変期待しているというのは声としてもひしひしと伝わっておりますので、できる限りドライバーの皆様にとっても、それから県内の関係者にとっても最大の効果が上げられるような、そういう対応になるように努力をしていきたいと思っています。
(記者)
今、認知度のお話がありましたけれども、知事のTwitterにも「知らなかった」というようなツイートも寄せられていたと思います。その辺り、認知度は今広がっているというふうにお考えでしょうか。
(知事)
そうですね。少なくとも報道機関の皆様方がかなりウエイトを割いて報道していただいておりますので、そういった意味では、多くの皆様方に関心を持っていただく素地はつくれていると思います。引き続きしっかり私どももNEXCOさんや関係の方々と広報を続けて、知っていただくことが一番効果を発揮するために重要でありますので、引き続き努力をしていきたいと思います。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。
発表事項の関連で、質問にもございましたけれども、梨の関係でお伺いします。くだけたお尋ねにはなるのですが、知事は牛乳を冷蔵庫にいつも絶やさないということですけれども、秋というと実りの季節でいろいろな果物も出てまいりますが、梨はやはり熊谷家ではいつも家にあるという感じになるのでしょうか。
(知事)
この時期は、梨は必ずあると言ってもいいですね。私だけでなく、家族全員好きなものですから。私が切ってむく担当になっておりますので、私はこの時期、どれくらいの梨をむくか分からないぐらいむいております。幸水と豊水のむき加減も全然違いますので、そういった意味では品種の違いも手触りを楽しみにしながら、この時期を迎えております。本当に千葉県民でよかったなと思う季節ですね。
(記者)
大体、ごはんの後のデザートという感じなのでしょうか。
(知事)
そうですね、私の場合は、食後しばらくしてからですかね。子どもたちが勉強を夜始めるときに差し入れをして、ついでに自分も食べるという感じでありますので、そういう勉強のお供であったり、もしくはお風呂上がりにキンキンに冷えた梨を食べております。
(記者)
ありがとうございます。
発表案件以外でのお尋ねになります。弊社から3つお伺いしたいと思いますけれども、夏休みに入りまして、ポストコロナということもあり、海は大変な賑わいを見せているかと思います。千葉は三方を海に囲まれたところで、今後マリンレジャーもかつてのような風景を取り戻すと思うのですけれども、一方、福岡のほうで、あちらは川でしたが、水難事故がありました。水に親しむ季節の中で特に心がけたい、気をつけたいところなど、知事として呼びかけがありましたら伺えますでしょうか。
(知事)
はい、ありがとうございます。やはりこの時期は、千葉県の海や水辺に大変多くの方々がお越しになるということで、私ども、水の事故が多くなる季節ということで、関係者の方々と様々な形で警戒を呼びかけさせていただいております。夏のレジャーである海や川などでたくさん遊んでいただきたいと思うわけですけれども、水には思わぬ危険が潜んでおりますので、遊泳禁止場所では泳がないなどのルールを守って、安全に十分配慮しながら楽しい夏をお過ごしいただきたいと思います。関係の方々もいつも注意深く見ていただいておりますので、改めてそうした水難防止に尽力している方々にも頭が下がる思いであります。
(記者)
ありがとうございます。県としてもその辺の啓発などは力を入れていくという。
(知事)
そうですね。これはもう、夏の期間、継続的に我々も注意喚起をしていきたいと考えています。
(記者)
変わりまして、Twitterの関係になります。Twitterと呼んでいいのか、「X」と改称されたということですが、知事自身もアカウントで周知のように積極的に発信をされていて、千葉県ないしチーバくんもアカウントで発信をしております。その中で、先日大規模な障害もありましたし、自治体のアカウントが凍結されるというようなこともありました。防災時の情報発信などのツールとして欠かせない情報基盤になっているかと思うのですが、今の事態を受けて、今後安定的な情報発信の基盤確立などで検討されていることなどありましたら伺えますでしょうか。
(知事)
Twitterはここのところ変化が多いなというふうには実感しております。我々としては、大事なことは、Twitterはあくまで情報発信の一つの手段であると、こういうような考え方で臨んで、特に災害時や危機事案における広報で支障が生じないように、我々としてはSNSを含めて運用していきたいと考えています。Twitterの今後の状況というのは、しっかり我々も注視をしております。
(記者)
知事自身もいろいろつぶやかれる中で、今のところ、何か不便というか、使い勝手で変化など感じるところはございますか。
(知事)
今の段階では、特に個人として支障は感じておりませんけれども、いずれにしても、先ほど申し上げたとおり、特定のツールに過度に依存することなく、様々なSNSや、もしくは情報発信の手段を用意しておくということが大事だなというのを、改めてこの一連の状況を注視する中で実感をしております。
(記者)
お話変わります。関東大震災から間もなく100年を迎えます。「防災の日」の制定のきっかけになった出来事でもありまして、この出来事を機に備えの意識が社会的に広まる、制度化していったきっかけなのかなと認識しています。改めてこの大震災の教えといいますか、教訓とすべきところを、どのように知事は御覧になっていますでしょうか。
(知事)
御質問いただいたとおり、関東大震災は本当に我々千葉県のみならず、日本全体の防災の意識の向上や対策の強化に非常に大きな節目となった出来事であったと思っています。改めて我々は、自助・共助・公助、それぞれをしっかり進化させていくことが大事だと思っています。特に公助が我々の責任でありますので、県として様々な災害を想定した防災インフラの整備というのを着実に進めていきたいと考えています。
プラス自助や共助についても、呼びかけをしたり、もしくは市町村などを通じて補助や支援をすることで、共助の取組についても併せて継続的に取り組んで、防災県千葉をしっかり確立をしていきたい。そういうふうに考えています。
(記者)
関東大震災では、朝鮮人の方々が多数殺されるというような出来事もありました。千葉県内でもそういった事例が確認されていて、民間レベルで慰霊の取組などもございます。あの出来事、あるいは民間のそういった慰霊の取組については、知事はどんなふうに御覧になっていますでしょうか。
(知事)
福田村や様々なことを御指摘されているのだと思いますけれども、改めてそうした事案はあってはならないことでありまして、犠牲になられた方々には改めて哀悼の意を表したいと思っています。
災害発生時には真偽が定かではない情報が出回ることがあります。これは私ども東日本大震災でも、SNSやネット上でそうした事案、状態を確認しております。それらに惑わされないように注意することが必要でありますし、我々行政が積極的に正確な情報を発信し続ける、これが一番大切だと考えています。県民の皆様方には改めて、一次情報、しっかりとした機関が発信するそうした情報をテレビ、ラジオ、もしくはSNS、様々なツールを通して確認をして行動していただくということを、我々としてはお願いをしたいと思います。
(記者)
ありがとうございました。
(記者)
マリンスタジアムについて伺います。先日、千葉市が今後の在り方をめぐる基礎調査について公表しまして、10年後をめどにした大規模な改修だったり建替えの可能性というものを公表しました。それぞれ事業費も異なるわけですけれども、野球ファンのみならずすごく注目度が高いと思います。県にとってのマリンスタジアムの位置づけと、県から見ての改修や建替えなどの期待というものについてお聞かせください。
(知事)
ZOZOマリンスタジアムは、千葉市の施設ではありますけれども、幕張新都心にとって極めて多くの入込客数が期待できる施設でありますし、千葉県全体にとってもマリーンズファンは非常に多いということも考えると、重要な施設だと思っています。今回のものは基礎的なデータを収集・把握することが目的の調査というふうに聞いておりますけれども、これから千葉市さんを中心に、基本構想であったり、どうしていくのかということをお考えになると思います。我々は土地の所有者というステークホルダーでもありますので、積極的に千葉市と連携を図りながら、幕張新都心の活性化であったり、もしくは千葉県全体の活性化につながるように、しっかり協議に応じていきたいと考えています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
先週も伺って恐縮なのですけれども、千葉銀行の業務改善報告の件で、月曜日にリリースがあったのですけれども、肝心の報告書の内容が非開示ということで、我々もちょっと驚いたのですけれども、そういった状況について、何か知事が感じたことなどがありましたら教えていただければと思います。
(知事)
御質問いただいたとおり、具体的な取組等は今後説明をされていくと伺っておりますので、しっかり公表、説明をしていただいて、県民からの信頼回復に努めていただくことを期待しております。
(記者)
ありがとうございます。発表事項で、有害鳥獣捕獲協力隊で、ふるさと納税の件ですけれども、今回、返礼品を初めて用意されたというのは、県全体のふるさと納税で初めてということでよろしかったでしょうか。
(知事)
はい。
(記者)
今回、初めて返礼品を用意された理由なども教えていただければと思います。
(知事)
今回、地域課題の解決に資するという考え方の中で、返礼品を含めたふるさと納税としての対応をさせていただきました。今後もほかの事業でこの返礼品の提供が事業の推進に資すると判断した場合には、そうしたことを検討していきたいと考えています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
私からも協力隊のことでお話伺わせてください。
まず、ペーパーハンターと関心のある人の掘り起こしへの期待をこの事業を通してどのようにお持ちなのかお願いします。
(知事)
この間、捕獲に関する講習会などに本当に多く、積極的に参加していただいておりますけれども、その中には実際に狩猟活動や捕獲活動に参加されていない方々もたくさんいらっしゃいます。それぞれ事情がおありなんだと思いますけれども、県として少しでも参加しやすい、経験しやすいようなルートを今回つくらせていただいて、少しでもそれぞれの事情に応じた形で捕獲活動に参加していただければ、千葉県の捕獲に関わる人たちの人数が増えていきますので、負担軽減にもつながると考えています。そうした考え方の中で今回の取組を用意させていただきました。
(記者)
ありがとうございます。やはり地域に根づいて活動するという人が増えてくるのが一番いいかと思うのですけれども、そこが一番不足していることが課題かと思うのですが、狩猟者の担い手をどう育成、確保していくお考えなのか、お願いします。
(知事)
はい。もし所管のほうからもあれば。
(職員)
自然保護課です。
各地域の方のほうで捕獲は既に行われているところではありますけれども、それぞれ多い、少ないということもございますし、免許を持っておられる方がどのぐらい地域にいらっしゃるかということもありますので、そういった状況に応じてそれぞれの地域とのつながりといいますか、どのように地域で参加していただくかというような仕組みづくりも、これから先考えてまいりたいと思っております。
(記者)
ありがとうございます。知事会で言及されたオンライン診療の関連で伺いたいのですが、コロナの規制緩和でオンライン診療が可能になったところではありますが、対応できる医療機関は増えていないようで、対面診療の重視やニーズの低さなどが背景にあるようなのですけれども、オンライン診療の普及にどういう後押しが今必要だと考えていらっしゃいますでしょうか。また、今年度県が始めた発達障害児を対象としたオンライン診療のモデル事業で既に手応え、効果があるようでしたら、その部分も教えてください。
(知事)
オンライン診療がなかなか普及しない理由は様々あると承知していますけれども、その一つとしては、どうしても初期投資にかかる費用であったり、もしくは導入後に運用経費がかかりますので、その負担が大きいということ、それから、患者と対面せずに診療することに対するためらいが強い、こういうことが考えられます。
我々は今年度から開始するこの発達障害児等のためのオンライン診療推進モデル事業、この中では我々から情報通信機器等の導入経費の補助が含まれていますので、少しでもハードルを我々としては下げていければと思っています。とは言いながら、これはやはりお金的な話だけではなくて、こういう優良事例が、オンライン診療がこういうケースでは有効だということを、広く医療側の方々にも、それから利用する側の方々にも浸透していくことが大事だと思いますので、県としてもしっかり好事例を発信していきますけれども、政府としてもオンライン診療の有効性を全国的に発信していただくことが大事ではないかなと思います。
(記者)
ありがとうございます。オンライン診療とは直接関係しないのですが、国は人口減も見据えた電子カルテの共有など、医療DXを進める方針でいて、これにはマイナンバーカードと健康保険証の一体化が欠かせないという考えです。ただ、現在の保険証を廃止する時期をめぐってはいろんな意見が出ているのは事実で、移行が必要だということは別として、廃止の時期についてどう考えていらっしゃいますでしょうか。お願いします。
(知事)
これは政府が判断されることだと思いますけれども、関係機関に丁寧な説明をしながら、現実的なステップの中で目指すべきところに到達していただきたいと考えています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
知事会の関係で、マイナンバーの総点検の関係で総務大臣等に対して提言という形であったと思います。先週の会見でも総点検の話題は出たと思いますが、改めて知事会でもああいう話が出たのを踏まえて、マイナンバーの総点検について、知事として現状の課題とか、政府に対して言いたいことがあればお願いします。
(知事)
基本的な考え方は変わっていないのですけれども、総点検が具体的な作業であったり、スケジュール感というものが十分に詳細が示されているわけではありませんので、市町村の中でも戸惑いがある市町村もありますので、しっかりとそうした内容であったり将来の見通しを、丁寧に市町村に早急に示していただきたいと思っています。
あとは、知事会の中では、なぜ総点検をやるのかというのをしっかり整理しておかないと、また総点検が終わった後に様々な問題が起きたときに、もう一回総点検させられるんじゃないかみたいな、そういう危惧が現場の中には一部あるというところがありますので、そういった意味でも今回どうして総点検を行うのか、そしてその後はどう考えているのかも含めて、しっかり政府の中で整理していただくことが大事ではないかなと思います。
(記者)
ありがとうございます。
全国知事会議について
→総合企画部政策企画課【電話】043-223-2204
千葉県誕生150周年記念事業「百年後芸術祭」企画発表会の開催について
→環境生活部文化振興課【電話】043-223-3945
千葉県有害鳥獣捕獲協力隊の隊員募集について
→環境生活部自然保護課【電話】043-223-2975
「子ども参観日」キャンペーンについて
→教育庁教育振興部生涯学習課【電話】043-223-4167
千葉なし味自慢コンテストについて
→農林水産部生産振興課、流通販売課【電話】043-223-2872
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