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更新日:令和6(2024)年1月17日

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知事定例記者会見(令和6年1月11日)概要

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日時

令和6年1月11日(木曜日)10時30分~11時00分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和6年1月11日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 職員の逮捕について
  2. 知事の年頭メッセージ
  3. 千葉県知事賞の授与につい
  4. 企業誘致セミナーin東京について
  5. 千葉県観光物産展の開催について

職員の逮捕について

(知事)

まず、初めに、昨日、県土整備部の職員が収賄の疑いで逮捕されたことは極めて遺憾であり、県民の皆様に大変申し訳なく思います。

県では、平成29年11月に、県土整備部の職員が官製談合防止法違反で逮捕されたことを受けて、千葉県職員倫理条例を制定し、公務に対する県民の信頼を確保することに努めてまいりました。

そのような中、再び県土整備部の職員が収賄の疑いで逮捕されたことは、絶対にあってはならないことであり、容疑が事実であれば強い憤りを感じるものであります。

県民の信頼を取り戻すためには、県土整備部はもとより全庁を挙げて、事件の経緯や倫理条例の運用、入札の執行など様々な点について検証する必要があります。

そのため、速やかに外部有識者による第三者委員会を立ち上げ、今回起こった事件の背景や課題などの調査や検証を行ってまいります。

また、事件の調査・検証が終わるまでの間、公共工事の発注が多い部局の建設工事の設計・積算等を行う所属においては、利害関係者との会食を自粛するよう指示をいたしました。

その上で、改めて全職員が倫理条例に関する研修を受講し、条例の遵守を徹底いたします。

今後、これまでの取組をしっかりと検証した上で、二度とこのようなことを起こさせないよう対策を講じ、県民の皆様の信頼の回復に努めてまいります。

知事の年頭メッセージ

改めまして、本日は、今年最初の会見となります。皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

そして、元日より発生いたしました能登半島地震、また、翌日の羽田空港の事故、それらにおいて亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に改めて心から御見舞いを申し上げるものであります。

我々千葉県としても、能登半島に対して職員を様々な形で派遣しております。引き続き、物的・人的な支援を、長期にわたって被災地に寄り添いながら行ってまいりたいと思います。

昨年6月には、千葉県は誕生から150周年となる大きな節目を迎えました。今年の6月まで県内各地域で新たな芸術祭、民間企業とのコラボキャンペーンなどの記念事業を展開してまいります。

県民の皆様には、この機会に地域の歴史、文化、魅力を再発見し、愛着を感じる機会にしていただきたいと思います。

一方で、昨年、我々千葉県においても、大雨によって県内各地域に大きな被害が発生いたしました。県では、被害に遭われた方々の復旧復興と、災害に強い千葉県をつくっていくために、防災インフラの整備を今年も強力に推進してまいります。

そして、今月1日から、「多様性尊重条例」が施行されました。

社会は様々な違いがある人々によって構成されております。全ての人々が互いに認め合い、連携・協力することが、相互作用と相乗効果を生み出し、社会の活力と創造性の向上につながります。

この条例の下、誰もが、自分らしく生き、暮らし、活躍することができる千葉県づくりに取り組んでまいります。

そして、経済についてであります。

成田空港では、令和10年度末の滑走路新設をはじめ、さらなる機能強化が進められております。

また、東京湾アクアラインでは、社会実験として行っている時間帯別料金によって、渋滞による時間のロスが減少しているほか、圏央道や北千葉道路などの道路インフラの整備も着実に進んでおります。こうしたタイミングを生かして、企業誘致などをしっかりと進めることで、千葉県に新たな雇用が生まれるよう取り組んでまいります。

今年は150周年という節目から続くその先に向かって一歩を踏み出す1年になります。県民の皆様方と改めて力を結集して、千葉県から日本に対して明るいニュースを届けられるように取り組んでまいりたいと思います。

千葉県知事賞の授与について

次に、千葉県知事賞の授与について、お話をいたします。

県では、広く県民に敬愛され、社会に明るい希望と活力を与え、千葉県の名を高めることに顕著な功績のあった方々に対し、千葉県知事賞を授与しております。

このたび、昨年10月にベルギー・アントワープで開催された第52回世界体操競技選手権大会において、男子団体総合で2015年大会以来8年ぶりに金メダルを獲得した日本代表チームのメンバーで、本県にゆかりのある選手2名を表彰いたします。

千葉健太選手、そして、杉本海誉斗選手であります。千葉選手は順天堂大学を卒業され、杉本選手は市立船橋高等学校を卒業されています。

なお、表彰式は、1月17日に県庁で開催し、私から知事賞を贈り、直接激励の言葉をかけさせていただきたいと思います。

日本代表としてプレッシャーのかかる中でその力を存分に発揮し、頂点に輝いた功績は県民の誇りであります。お二人には、今年の夏に開催されるパリオリンピックに向けて、さらなる活躍を期待しております。

企業誘致セミナーin東京について

次に、「企業誘致セミナーin東京」の開催について、お話をいたします。

昨年は、世界的IT企業であるグーグル社が、国内初となるデータセンターを千葉県印西市に開設したほか、空気圧機器メーカーとして世界トップシェアを誇るSMC社が柏の葉への立地を決定いたしました。

また、流通大手のイオンが、オンラインマーケットの物流拠点を千葉市に開設し、さらには、メルセデス・ベンツの日本法人が都内から幕張新都心へ本社の移転を決定するなど、県内で大型企業の立地が進みました。

こうした企業の立地をより一層促進するために、2月6日、午後1時30分から、東京都内の「都市センターホテル」にて「企業誘致セミナー」を開催いたします。

セミナーでは私から、充実した千葉県の交通インフラや立地の優位性、立地企業補助金をはじめとした支援策などについて、お話をいたします。

さらに、トークセッションでは、県内に拠点をお持ちのイオンネクスト株式会社、東洋合成工業株式会社、株式会社ちばぎん総合研究所の3社の代表者をパネリストにお迎えし、「本県への立地の決め手」などについて語っていただきます。

このセミナーは平成17年度から実施しており、毎回多くの企業の方々に御参加していただいております。千葉県のホームページにて、1月30日まで参加募集を行っておりますので、千葉県での投資を検討されている企業や関係機関の皆様は、ぜひ御参加いただきたいと思います。

千葉県観光物産展の開催について

最後に、早春の千葉の魅力を伝えるイベント「千葉県観光物産展」について、お話をいたします。

東北方面から本県への来訪促進を図るため、今年も1月24日から27日まで、JR仙台駅で観光物産展を開催いたします。

期間中は、早春の房総を感じられる美しい花々で会場を飾るほか、この季節にお勧めの県内各地の観光スポットの写真パネル、観光パンフレットなどを多数用意して、千葉県の旅の魅力を発信いたします。

また、物産展では毎回人気の千葉県産の落花生をはじめ、水産加工品、和洋菓子など、県内でも人気のお土産を取りそろえ、千葉の特産品をPRいたします。

そのほか、市町村の観光協会と連携して、来場者に特産品をプレゼントする楽しい企画や、チーバくんや御当地キャラクターも登場して、イベント会場全体を盛り上げます。

県では、この観光物産展を通して、ひと足早く春が訪れるこの温暖な千葉の魅力を、東北の皆様にお伝えしてまいります。

早春の千葉、色とりどりの花畑、いちご狩りなど、お勧めの観光スポットがたくさんあります。

特に春爛漫の南房総では、水仙、菜の花、ストックなどが咲き誇る花景色をお楽しみいただけます。花摘みが可能なスポットも多くありますので、自宅に思い出を持ち帰るのもお勧めでありますので、皆様、この時期の千葉にぜひお越しください。

また、県では株式会社マップルと連携し、南房総エリアで充電インフラの普及とEVによる観光振興に取り組んでおります。本日から充電スタンドやお勧め観光情報を掲載したウェブサイトを公開いたします。

EVユーザー向けのお得な情報もありますので、こちらも御活用いただき、千葉の旅を楽しんでいただきたいと思います。

私からは以上です。

質疑応答

(記者)

よろしくお願いいたします。能登半島地震の関係で2点ほどお伺いいたします。多くの職員を支援のために派遣されているとのことですけれども、現地の職員からどのような状況だという報告を受けていて、今後どういった支援をしていこうと考えていらっしゃるか、お聞かせください。

(知事)

先日、第一陣で先遣隊で行った職員からも、現地の状況を直接私も聞かせてもらいました。

改めて、道路の寸断、これが支援の初期に大変難航する要因になったということで、いまだに徒歩でしか到達できない地域、本当に自衛隊の車でしか行けない部分であったり、その自衛隊ですら歩いて、最後は降りて行かざるを得ないような地域、それから携帯電話等の通信ができない地域、これが存在をしているということ。

それから、少しずつ物資が行き渡り始めていますけれども、栄養バランスをしっかりいい形でとるための食品であったり、もしくは衛生用品の不足など、次のステージに行った物が不足する、そういう大変厳しい状況であるという報告は受けています。

一方で、例えば珠洲市に関しては、行った当時は、本当にトイレの部分もバキュームカーも十分ではなくて、非常に劣悪な環境だと聞いておりましたけれども、これが少しずつ、トイレの利用環境は改善が進んでいるということであったり、もしくは一部地域では炊き出しであったり、入浴のサービスが実施されるようになるなど、少しずつではありますけれども、避難環境の整備が進んでいるという報告を受けております。

とは言いながら、能登半島は極めて交通が限られている状況の中で、大変多数の方々が現在も避難生活を送られています。かつ、家屋が相当数倒壊をして住める状況ではないと考えておりますので、我々も、当然ながら避難所であったり、もしくは現地の生活インフラの復旧など含めて、できる限りのことを県内市町村と一緒になって行いますが、一方で、我々が県営住宅を用意したように、能登半島から一時的に、生活インフラが整ってしっかり休んでいただけるような場所で全国の自治体等々が受け入れていくことも重要だろうと考えておりますので、それらを含めて、しっかり取り組んでいきたいなと考えています。

(記者)

ありがとうございます。また、千葉県内でこうした大きな災害が起きた場合に、避難所の運営であったり、見直すべきところもあると思うのですけれども、もう一度県内で見直しを考えたところでどのように考えていらっしゃいますか。

(知事)

はい。これまでも我々千葉県は、首都圏で大規模な地震が起きた場合のシミュレーションも行ってまいりましたし、また4年前の房総半島台風で、初期対応も含めて、不足している部分についてしっかりとした検証を行って対応を行ってまいりました。

そういう意味では、改めて、能登半島、半島の先で起きた災害でありますので、我々、例えば、房総半島の先端部分などで同規模の地震が起きたときにどのような対策を改めて考えるべきかということについて、これは我々県もそうでありますし、例えば自衛隊であったり、もしくはNTTを含めた様々な防災インフラ関係機関も様々な知見が蓄積されると思いますので、改めて、ある程度の現地の状況が落ち着いた暁には、千葉県としてしっかり総括を行って、今までの対策で確実に同じような状況が起きてもしっかりと対応できる部分と、新たにこうした部分についても目配りをして対策を強化すべきではないかという部分を、しっかり総括・検証をしていきたいと思っていますので、その点については、私からも指示をしていくつもりです。

(記者)

ありがとうございます。続いて贈収賄事件の関係でお伺いしたいのですけれども、前回も官製談合事件があって再発防止に努めている中で、今回、事案が起きたということで、これまでの対策が十分だったのかどうかも含めて、どのように受け止めていらっしゃいますか。

(知事)

そうですね。職員倫理条例を制定して、そうした事態が起きないように取り組んできたわけですが、現実としては昨日の逮捕に至っているわけでありますので、改めて、しっかりとした有識者の方々に入っていただいて、第三者の目から今までの状況を検証していただいて、その上でさらなる対策を強化していくことが必要だと思っています。

制度がしっかりできていても、それが正しく運用されていなければならないと思っていますので、その点について検証した上で、徹底的な対策を行っていくことが必要だろうと考えています。その点は、調査と並行してしっかり我々として行っていきます。

(記者)

ありがとうございます。以上です。

(記者)

よろしくお願いします。まず、今日の話題に関して1点なのですが、知事賞授与ということで先ほどお話がありましたけれども、今年、パリのオリンピックがあります。このお二人が、まだ内定はしていないのですが、県内は同じ体操の橋本選手であるとか、昨年末にいらっしゃったスポーツクライミングの安楽選手、さらにはレスリングあるいは女子柔道で非常にメダルが有力視されている方がいますけれども、知事としてはどう期待をされていらっしゃるのでしょうか。

(知事)

本当に、お話しいただいたとおり、千葉県出身、千葉県ゆかりの方々、非常に多くの方々がパリオリンピックに出場が期待をされておりますし、メダルも期待をされております。そういった意味では、これからパリオリンピックまでの間の千葉県選手の皆さん方のチャレンジであったり、道のり、そこをできる限り、県民の皆様方にも機会を追うごとに紹介をして、一緒になって応援をしてパリの舞台へと、そういう機運を高めていくことが、スポーツを通して県民に勇気と感動を与えていく効果を最大限にできるのかなと思っています。

また、パリオリンピックが開催されるということは、パリパラリンピックも開催をされますので、そうした意味では、この間、我々千葉がパラリンピックを開催する中で高まってきた障害者スポーツの機運も、改めてパリパラリンピックを機に、再度エンジンをふかせられるのではないかなと思っていますので、大事にしていきたいスポーツの1年だなと感じます。

(記者)

先ほどNHKさんからありました昨日の贈収賄の関係なのですが、先ほど、第三者委員というお話がありました。例えば、もう具体的なメンバーであるとか、今後のスケジュール的なものはある程度固まっていらっしゃるのでしょうか。

(知事)

これはもう昨日の逮捕を受けて速やかに指示をしておりますので、これから急ぎ人選であったり、またスケジュールを組んで行うことになります。

いずれにしても、我々としては緊急案件だと思っておりますので、委員の皆様方の御協力をいただきながら、できるだけ早いスケジュールでしっかりとした会議を重ねて、検証結果と新たな対策強化につなげていきたいと考えています。

(記者)

今回、汚職の舞台になってしまったのが北千葉道路ということで、地元の要望も高く、県としても国にいろいろ要望している中でなのですが、今回の事件は今後の工事へ影響が出得る可能性があるのでしょうか。

(知事)

北千葉道路は、県民の方々も、それから経済界を含めて様々な方々が期待をされている、千葉県にとっても非常に重要な道路だと思っています。この北千葉道路の整備に一刻の遅れもあってはならないと考えておりますので、そうした人員の手配も含めて、できる限り体制は速やかに立て直して、工事を着実に進めていきたいと考えています。

(記者)

最後になるのですが、京葉線の関係で、4日にJRの支社長から直接御説明を受けたということと、先日、内外房の、いわゆる千葉以南、以東の首長さんからも見直しを求める声が出ておりますが、改めて説明を受けられて知事の所感と、県として今後何か対応を考えられていくのであればお願いいたします。

(知事)

JRの千葉支社長からも御説明をいただきましたし、もとより、私もJRのダイヤ改正のメリットの部分については、一定の理解をするところであります。

しかしながら、今回のダイヤ改正によって、京葉線沿線だけでなく、それぞれの首長の皆様方が申し入れされているとおり、県南部全体の利便性低下につながって、県の進める地域づくりであったり、また、さらには幕張新都心への影響が大きいことから、通勤快速の復活を含むダイヤの見直しについて、強く求める立場に変わりはありません。

支社長のほうからは最大限できることを考えていきたいという発言がありましたので、今後、見直しを検討いただけるものと考えています。

今回のダイヤ改正については、経済界も含めて様々な声が上がっておりますので、JRにはこうした思いを真摯に受け止めて、しっかり対応いただきたいと思います。

(記者)

能登半島地震に関して伺います。元日の発生ということもあり、県内在住の方が石川県などに帰省し、被災された可能性があるかと思います。現時点で県内関係者の被災の状況を確認されているか、また、今後どのように把握されていくかお伺いしたいと思います。

(知事)

現時点で我々が県内出身者が被災をされているという情報は入ってきておりません。いずれにしても、我々もそうした方々がもしいらっしゃれば、しっかりとした支援は届けていきたいと考えています。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

まず、発表項目から、企業誘致セミナーについて、貴重なトップセールスの機会ということで、改めてこのセミナーに期待することと、どういった企業に、千葉県の優位性をどのように配信していきたいか、教えてください。お願いします。

(知事)

はい。ここ数年、企業誘致はまず好調であるということ。それから、企業の立地補助金の制度というのも我々は常に見直しをして充実をしてきているということ。そして、発表でも申し上げたとおり、昨年実績として、まずSMC社の研究拠点が柏の葉に立地をした。我々は、柏の葉はまさに大学や研究機関、こうした集積を目指して取組をしてきたところでありますので、まさに合致する大型案件が来たということ。そして、幕張新都心は我々が長く国際的な複合機能都市をつくっていくという形で拠点整備を行ってきた。そこにメルセデス・ベンツの日本の本社が移転を決める。

そのように我々がそれぞれの地域を戦略的につくってきた方向性と合致する大型案件が実績として出てきているということで、我々千葉県のそれぞれの拠点の魅力と、我々千葉県としての企業誘致の戦略、そして、実際にそれぞれの企業が大型プロジェクトを呼応していただいているという、今、千葉県の大きな好循環の流れというのを参加している方々に理解をしていただいて、成田空港の新滑走路の整備も含めて、我々千葉県がこれから非常に有望な立地優位性の高い地域であるということをPRして、さらなる企業の集積につなげていきたいと考えています。

(記者)

ありがとうございます。もう一点、県職員の贈収賄事件に関連して、今回、北千葉道路に関して、企業誘致に関しても大きな役割を果たしたと思うのですけれども、企業誘致に対する影響と、地元の経済界ですとか、千葉県への立地を考えているような企業にどういった説明をこれからしていく御予定か、お願いします。

(知事)

今回の事案は大変遺憾でありますし、我々も検証委員会を立ち上げながら、徹底的にこの部分については対策を講じてまいりますが、北千葉道路の整備そのものには影響を与えないように、我々は速やかに万全の対策を講じてまいりますので、その点については、我々はしっかり真摯に反省をしてまいりますが、北千葉道路の整備や企業誘致に関しては影響はないものと考えています。

(記者)

ありがとうございます。以上です。

(記者)

話題が変わりまして銚子港について伺います。昨年の年間の水揚げ量が13年ぶりに首位陥落しました。港のPRという意味では痛手になるかと思うのですけれども、知事の受け止めと、今後の巻き返し策などがあれば、お考えを教えてください。

(知事)

12年連続日本一の水揚げ量ということで、千葉県、さらには日本を代表する漁港の一つでありましたので、記録が途絶えたということは大変残念ではあります。その要因は、サバが特に不漁であるということで、海水の環流の流れが少し変わっていく、そうした流れの中で漁場が銚子にとっては少し不利な形に現状なっているということで、こればっかりは自然を相手にする産業でありますので、なかなか難しいところはありますけれども、我々千葉県としては、依然として銚子港が千葉の重要な漁港であるということに変わりはありませんので、しっかりとした漁港の整備であったり、もしくはその周辺の施設の整備を含めて、これからも銚子漁港が競争力を維持、強化できるように、引き続き取組を強化していきたいと考えています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

お願いします。今年最初の定例ということでは改めてになるのですけれども、来年度の予算も含めて、今年どんなことに力を入れていくお考えか、抱負や意気込みも併せてお聞かせください。

(知事)

ありがとうございます。本当に、昨年は私も知事就任以来、公約等に基づいて、職員と共にそれぞれの分野で新たな取組を進めてきた。それがある種形として、昨年は予算であったり、もしくは施策として目に見える形で出てきた、そういう1年であったと思っています。まさにそういう意味では、まいた種が芽が出てきた、そういう1年だったと思っています。

しかしながら、しっかりと見ている人であったり、関係の方々にとっては分かる芽吹きでありましたけれども、これがどんな方にも見てはっきりと成長している、変わってきているという希望を感じていただくためには、今年1年間が特に重要だと思っていますので、しっかりと伸ばして、そして幹にしていく、そういう1年として予算も含めて大事だと思っています。

私の場合は、特定分野というよりは、千葉県の将来にとって必要な経済・産業や子育て、教育も含めたあらゆる分野に、それぞれ職員と一緒に取り組んできましたので、それら全ての分野において、一歩前進を感じられるような予算や施策を今年も展開していけるだろうと考えています。

(記者)

ありがとうございます。もう一点、収賄事件の関係で、知事の入札制度自体への思いとか考えを伺いたいのですけれども、綱紀粛正も大事かと思うのですが、情報が漏れない、不正な入札につながらない仕組みづくりなどについて、お考えがあればお願いします。

(知事)

はい。今日、指示をしたところでありますけれども、改めてこうした情報セキュリティの観点、これは私、千葉市の時代もかなり情報セキュリティの部分は様々取り組んでまいりました。その結果が、新しい庁舎における分離型のフロア構成になっているわけでありますけれども、改めて千葉県庁においても、アナログ、デジタル共に、どのような情報セキュリティ、これは当然ながら、運用効率とのバランスをどこまで取るかというのは難しいところではありますけれども、アナログ、デジタルを含めてしっかりとした情報管理の在り方について、いま一度総点検し、対策を徹底してほしいということは指示をしているところでありますので、そこはしっかりと対応がなされるというふうに考えています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

よろしくお願いします。能登半島地震についてなのですが、政治家や有名人中心に、現地に支援に行くべきか行かざるべきかというようなことが話題になっていますけれども、今、一般の県民や市民がどういった支援ができるのか、その辺のことについて知事のお考えをお聞かせください。

(知事)

まず、被災地に目に見える形で何かお手伝い的なボランティア等の人的役務、ですよね、難しい表現で言えば。もしくは物的なものを届けたいという気持ち。これは人間ですから当然でありますし、そういう思いを例えば県民が持っていただいていることは、これは大変ありがたい、すばらしいことだと思っています。

一方で、被災地、特に能登半島の先に行けば行くほど、道路の脆弱さとそれによる渋滞によって、本来助かるべき人もしくは支援を届けなければいけないものが滞るということが、今まだ一番危惧されているフェーズだと思っておりますので、基本的には、まずはその気持ちは募金や寄付という形で、現地の人たちにとって一番いい形に変えられるものをまず支援されるというのが一番だと思います。

また、ボランティアの事前登録というのを石川県はスタートしておりますので、そうしたボランティアが必要になったときに、すぐに手を差し伸べられるように事前登録に応募されるのが一番よいのではないかなと思っております。

一方で、石川県だけが注目されておりますが、富山県を含めて災害を受けた地域がほかにもありますし、そちらはボランティアを受け付けたりしておりますので、今すぐという方はそうしたところの情報も入手されるのがよろしいのではないかなと思います。

(記者)

ありがとうございました。

(記者)

よろしくお願いします。ちょっと柔らかいネタということでお伺いしたいのですが、今日1月11日はチーバくんの17回目のお誕生日になると思うのですけれども、今回の発表資料でも仙台のほうでPRを行うというお話がありましたが、チーバくんが今担っている役割について、どういうふうにお考えになっているかということと、今後チーバくんに対する期待、どういう役割を期待しているかということをお伺いできますでしょうか。

(知事)

御質問いただいて、本当にありがとうございます。我々も1月の県民だよりは、まさにチーバくん特集もさせていただきましたし、作者の方と私が対談したものを掲載しております。

これだけ県民に愛される県公式キャラクターというのは、そうあるものではないと思っていますので、東のチーバくんか、西のくまモンかというふうに私どもは考えております。そういう意味では、一年一年ごとに県民の皆さんの共通のシンボルとして活躍を果たしていただいていますし、他地域に行ってもそうしたイベント等で千葉県のイベントであるということがすぐに分かる、また引きつける、そういう魅力があると思っています。恐らく、時がたち私どもはいなくなっても、チーバくんだけは一番生き残っていると思いますので、これからも千葉県のシンボルとしてチーバくんが千葉県民のある種の拠りどころになってくれるのではないかなと、そういうふうに期待しております。

内容についてのお問い合わせ先

  • 職員の逮捕について
    県土整備部県土整備政策課【電話】043-223-3323

  • 千葉県知事賞の授与について
    環境生活部生涯スポーツ振興課【電話】043-223-4105

  • 企業誘致セミナーin東京について
    商工労働部企業立地課【電話】043-223-2444

  • 千葉県観光物産展の開催について
    商工労働部観光誘致促進課【電話】043-223-2412、環境生活部温暖化対策推進課【電話】043-223-4563

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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