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更新日:令和5(2023)年8月29日
ページ番号:604555
日時 | 令和5年8月24日(木曜日)10時30分~10時53分 |
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場所 | 本庁舎5階大会議室 |
動画 |
(知事)
皆様、こんにちは。
はじめに、「千葉県誕生150周年記念新米キャンペーン」について、お話をいたします。
千葉県は、東日本一の早場米の産地で、全国有数の米どころであります。
この度、おいしい千葉県産の新米をPRし、米の消費拡大と販売の促進を図るために、千葉県誕生150周年記念として、「新米キャンペーン」を実施いたします。
キャンペーンの概要について、御紹介をいたします。
本キャンペーンでは、応募シールが貼られた県産の新米を購入された方に、「活イセエビ」、それから「千葉県産牛肉」などの県産農林水産物を、抽選で1,500名様にプレゼントいたします。
8月中旬から、県内の量販店や小売店などで応募シールが貼られたキャンペーン対象商品の販売が始まっております。キャンペーンの応募期間は11月6日までで、はがきまたはWEBから応募ができます。お近くの店舗で、ぜひ県産米を購入いただき、御応募いただければと思います。
また、Instagram投稿キャンペーンも実施しています。ハッシュタグ「千葉県誕生150周年記念新米」を付けてお米やご飯に関する写真を投稿し、キャンペーン公式アカウントをフォローしていただいた方の中から、抽選で30名様に、県産米の食べ比べセットをプレゼントいたします。
キャンペーンは、今月18日から9月30日まで実施しています。こちらのキャンペーンについても、ぜひ御参加ください。
今年も、千葉の新米の季節が始まりました。本県の「コシヒカリ」や、粒が大きい千葉県オリジナル品種である「粒すけ」など、千葉のおいしいお米をたくさん召し上がっていただければと思います。
(知事)
次に、秋以降の観光振興の取組について、お話をいたします。
県内外から訪れる観光客の皆様に県内各地を巡っていただくため、県では秋以降も千葉県誕生150周年記念事業と連携し、様々な施策を展開していきます。
まずは、鉄道を利用してお得に千葉を巡りたい方におすすめの「サンキューちばフリーパス」です。
県とJR東日本千葉支社や交通事業者等が連携して、県内のJR線と、一部の鉄道、路線バス、フェリーが2日間乗り放題となるフリー切符を、今年度は秋と早春の2回に分けて発売いたします。
フリーエリアは、新たに北総鉄道が加わり、バス路線も追加、また、駅前の観光案内所等で運営しているレンタサイクルも利用が可能となりました。
さらに、旅先でフリー切符を提示すると、駅の売店で割引が受けられるなど、旅にうれしい特典も用意しております。
秋のフリー切符は9月1日から発売いたします。
東京都区内からは往復乗車券がセットになった「サンキューちばフリー乗車券」もありますので、ぜひ御利用ください。
続いて、千葉の旅をより楽しんでいただくため、今年度も「GOGO房総デジタルポイントラリー」を9月1日から開始いたします。
これはスマートフォンを使って県内の観光スポットを巡りながらポイントを集め、特設サイトから応募いただくと、抽選で約600名に県産品などをプレゼントいたします。
今年度は、県内各地で開催される千葉県誕生150周年記念イベントや、ちば文化資産のスポットを追加し、通常のスポットより多くのポイントを取得できるようにいたしました。
約540か所のスポットを自由に巡っていただく楽しみ方に加えて、県内のエリアごとにモデルコースを御用意いたしましたので、この機会に、豊富な千葉の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
千葉の秋は、車窓から広がるのどかな景色、また地域色豊かな秋祭り、味覚狩りなどの魅力が満載であります。
今年は、フリー切符やデジタルポイントラリーを御活用いただき、千葉県誕生150周年で盛り上がる彩り豊かなこの千葉県の旅を楽しんでいただきたいと思います。
私からは以上です。
(記者)
早速トピック外の話で恐縮ですけれども、福島第一原発の処理水について、今日の午後にも海洋放出が始まる見込みです。先日コメントも出していただいたのですけれども、改めて政府の決定に対する評価、受け止めと国への要望があればお願いいたします。
(知事)
まず、やはり専門家による科学的根拠に基づく報告書に基づいて、政府が判断したと受け止めています。我々とすれば、処理水の安全性の確保、そして安全性に対する科学的根拠、これに対する正確で分かりやすい情報発信、そして、何と言っても漁業者だけでなく農林水産業、さらには観光業の方々にも影響が懸念されますので、そうしたところへの対策を着実に政府が行うことを私どもは強く求めていきたいと考えています。
(記者)
ありがとうございます。今のところに関連して漁業への風評被害等が懸念される主なところかと思うのですけれども、そういう海洋放出の影響に対して県として取り組む姿勢というか、どのように取り組んでいきたいか一言。
(知事)
我々は漁業者の皆様方に寄り添って、しっかりと連携もしながら県産農林水産物の安全性をPRしていきたいと思っています。
それから、我々千葉は、原発の事故のときもそうでありましたけれども、どうしても福島や宮城、茨城等と比べて、千葉が補償の期間等が短くなったり、そういう違う扱いを受けてまいりましたので、我々千葉は、特に銚子地区の漁業操業や流通に関しては、隣県と影響の度合いが同じだと考えていますので、東電であったり政府に対して、同じ扱いをし、しっかりと風評被害等に対応していただくよう、強く求めていきたいと考えています。
(記者)
ありがとうございます。以上です。
(記者)
お願いします。私も最初に処理水のことから何点かお願いします。この処理水放出の決定には、理解は一般的に広まっているものの、まだ国民への説明不足だったり、風評被害の防止策について不十分という声も依然として世論調査などを見ていると高い状況だったりするのですけれども、漁業者側の理解醸成は図られていない中での決定という見方もあります。政府の説明と防止策というのはどう評価されているでしょうか。お願いします。
(知事)
この間、政府において科学的な根拠に関する国際機関の報告書であったり、また説明であったり、もしくは総理の様々な行動を含めて、丁寧なプロセスは踏まれているとは思っていますが、一方で漁業者の方々からすれば、当然ながら御自身の生活に直結しかねないような重大な課題でありますので、全ての漁業者の方々が理解をするというのは、なかなか正直言って現時点では難しいだろうと思っています。
だからこそ漁業者の方々の懸念にしっかり寄り添う形で、政府が引き続き、モニタリングもそうですし、情報発信もそうでありますし、当然影響があった場合の確実な対応、支援、こうしたものについて政府の責任で行っていただきたいと思います。
(記者)
ありがとうございます。この処理水の海洋放出をめぐって、香港政府などは、千葉県も含めて10都県の水産物の輸入禁止を表明したのですけれども、このことへの科学的根拠がないのではないかと批判するほかの知事さんもいたりするのですけれども、このことへの受け止めと、働きかけや撤回を求めることはあるのかどうかお願いします。
(知事)
食に関しては大変多くの人たちの、まさに生活に直結する問題でありますので、こうしたものを外交カード等に使うことなく、科学的根拠に基づいてしっかりと説明をしていただく必要があると思っていますし、少なくともそういう輸入の禁止措置を行うような状況にはないと考えていますので、そこはもう政府のほうでしっかりと外交の中で解決をしていただきたいと思います。
(記者)
ありがとうございます。風評被害の払拭のところで、他県の話題で申し訳ないのですけれども、福島県産の水産物を、例えば府庁とか県庁とかの食堂で提供するという形で応援していこうという知事もいたりするのですけれども、先ほどおっしゃったように千葉県の地元にある中で、差が出ないようにというか、そういうことに求めていくお考えはあったりしますか。他県に対して、千葉県も地元がありますということを。
(知事)
これは各府県のお考えだと思いますけれども、少なくとも我々は政府であったり、もしくは全国に対しても、当然ながら千葉も同じく影響を受け得るということは求めていきたいと思っています。
難しいところは、当然ながら我々が発信をすることによって、逆に風評被害を引き起こす危険性もありますので、それはジレンマを我々も感じておりますので、しっかりとした補償などを政府に求めながらも、千葉県産のおいしさ、安全性をうまく我々としてはPRしていきたいと思います。
(記者)
ありがとうございます。全国知事会の会長が代わられます。この数年、知事会そのものの存在がコロナ対策をめぐって注目されてきました。平井さんのリーダーシップというのが際立った面もあったかと思うのですけれども、平井さんのこの2年間の活動をどのように評価されているかというのをまず伺いたいのと、併せて、今日は正式に宮城県の村井知事が新しい会長に選出されると思うのですが、知事会としてはこれまでの主要議題だった少子化対策だったり、税収の偏在是正だったり、また今のこの水産物への風評被害の対策などを今後取り組んでいくと思うのですけれども、どういうリーダーシップを期待しておりますでしょうか。
(知事)
平井会長には本当にリーダーシップを発揮していただきましたし、私も以前から、知事になる前から交流がありますけれども、大変素晴らしい方でありまして、この困難な局面の中で、それぞれ時には意見が少し違うこともあり得る知事会の中の意見を丁寧に真摯に調整をいただいて、全国知事会が地方の声をしっかりと政府に届けられる、そうした役割を十二分に発揮をしていただいたのだと受け止めております。
村井新会長でありますけれども、村井知事のほうも私も以前から交流がありますが、本当に平井さんとは違った形でリーダーシップを発揮されてこられた方でありまして、知事会の中での実績もそうでありますし、見えないところでも本当に兄貴分として、いろいろな知事の相談に応じたり、そういう方であります。
我々の大きな課題は、当然ながら地方創生と、それから少子化への対策、この辺りについて、今、知事会の中でも様々な勉強会であったり意見交換を行っているところでありますので、ぜひ村井新会長を中心に、また新たな形で政府への政策提言を活発化させていっていただきたいし、村井新会長であれば、それができると確信しております。
(記者)
ありがとうございます。もう2問お願いします。今日午後に記者会見があると思いますが、万博の関係で伺わせてください。大阪万博への期待と千葉県としての関わり方、考え方を聞かせていただきたいのと、機運醸成を通して千葉県の観光推進など、どのような効果があるとお考えなのか、お願いします。
(知事)
やはり世界中から多くの方がこの大阪・関西万博に集まってまいりますので、経済であったり、社会であったり、あるいは文化など、あらゆる面において日本全体の魅力を世界中に発信する絶好の機会だと思っています。
我々も、オリンピック・パラリンピックを開催するに当たって、関東だけではなくて、全国の都道府県から機運の醸成であったり、様々な支援をいただいたところでありますので、我々も同じように大阪・関西万博が素晴らしい博覧会になることを期待していますし、様々な機会や手段を活用して、その機運が高まっていくように協力をしていきたいと考えています。
(記者)
ありがとうございます。
最後に、発表事項のデジタルポイントラリーのことですけれども、昨年1回、11月から2月に実施をされて、このときに冬季も重なっていたので、観光のオフシーズンだったので需要喚起策という面もあったと思うのですけれども、どのような効果が昨年あったかということと、今回は150周年記念事業との連携ということで、どのように利用者に楽しんでほしいかというか、PRも含めてお願いします。
(知事)
はい。昨年度これを実施したときに約6,700人に参加をしていただいて、そのうち600人ぐらいの方が50か所以上、これによってスポットを回られて、中には488か所全てのスポットを訪れたという方も複数いらっしゃるような状況でありました。
利用された方々の声でも、改めて知らない場所を知ることができたですとか、意外な千葉の魅力を発見できたという声が寄せられていて、我々とすると、やはり観光誘客であったり、県内を少しでも多く周遊していただきたいという意味では、効果があったと考えています。
今回おっしゃっていただいたとおり、150周年記念イベント、それから文化資産をスポットに追加をして、ちょっと取得できるポイントも多くなっていますので、この県内の150周年関連行事であったり文化資産をある種軸に周遊コースをお考えいただいて、千葉県の魅力を再発見していただいて、リピーターになっていただきたいと我々としては思っています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
まず発表事項からお伺いしたいのですけれども、ちばフリーパスで、今年は新たに北総鉄道とレンタサイクルが追加されたということですけれども、この更新でどういった地域ですとか、どういった観光スポットに誘客が進むとか、何か期待、宣伝があれば教えてください。
(知事)
はい。ありがとうございます。
担当部署から何かPRがありますか。
(職員)
観光誘致促進課でございます。
今ありましたとおり、今年、北総線を加えさせていただいて、鉄道の面でも印西市の観光スポット、印旛沼周辺などのほうも訪れていただけるようになったのかなと考えております。
また、レンタサイクルなのですが、今回、13か所ということで追加させていただきまして、駅から自転車に乗っていただいて、より広く周遊していただけるようにしたところでございます。
(記者)
ありがとうございます。あとは発表事項と別件になるのですけれども、アクアラインの変動料金制導入から1か月がたちました。具体的な効果でもし県で把握している数字があれば教えていただきたいのと、知事として1か月見てこられてどういった効果があったか。あとは、今後の課題などについてお伺いできればと思います。
(知事)
はい。今ちょうど国土交通省、NEXCO東日本と連携して、一定期間、ちょうど開始後1か月程度の交通状況を今集計しているところでありまして、この社会実験の状況については、今後改めてお話をしたいと考えています。
私のところにも、いろいろ関係する地域の関係者の方々からお話をいただいていますけれども、少し渋滞を抜けるのにかかる時間が軽減されたですとか、下道への影響ですとか、いい意味での影響ですが、そういう話をいただいています。しっかり数字でまとめてしかるべき時期にお話をしたいと思います。
(記者)
ありがとうございます。一方で、期待されていた滞在時間の伸びに対して、飲食店ですとかは営業時間を変動料金の開始で伸ばしているところがあまり増えていないのではないかというような声も聞かれているのですけれども、そういったところは何か県として呼びかけとかはされるご予定はあるでしょうか。
(知事)
そうですね。我々もこれから細かい交通であったり移動のデータを分析して、どのような形で県内を動かれているのか、行動がどのように前後で動いているのかというのを、詳細にこれから分析をしていきたいと思っていますので、もちろんエピソードベースでのお話も、僕らもしっかりそれもそれとして参考に集めていきますけれども、しっかりデータを分析した上で評価をし、どういうふうにさらに呼びかけていくのがいいのかということについては、しっかり対策を立てていきたいと考えています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。
今日でウクライナ侵攻から1年半が経過したということだと思いますけれども、この1年半が経過したところで、戦況が長期化したり膠着状態が続いていますけれども、この状況をどう見られているかということと、県内でもウクライナの避難民の方を多く受け入れていると思うのですけれども、その今後の支援のあり方としてどういったことをお考えになるかというところを伺えますでしょうか。
(知事)
はい。ありがとうございます。日々状況を私自身も見るようにしておりますけれども、ロシアの撤退につながるような部分には、なかなかすぐには至っていない中で、毎日ウクライナの人々が苦しんでいる状況を見ると、本当に私たち何かできないのかというのを常に考える、そういう情勢かなと思っています。日本政府も含めて、国際社会が一致団結して引き続きウクライナの支援に当たっていっていただきたいと思っています。
ウクライナから避難されてきた方々が県内に多数在住されておりますけれども、やはりこれだけ長くなってきておりますので、お子さんの教育上の問題であったり、地域コミュニティの問題であったり、当然ながら就労の問題であったり、長期化するにつれてニーズは変わってきておりますので、我々は我々で市町村と連携をしながら、しっかりとニーズを酌み取った上で必要な支援に引き続き当たっていきたいと考えています。政府のほうも、1年半、2年、3年となったときに、基本的には多分短期を想定した扱いであったと思うので、長期を想定した位置づけ、定義をどうするのかということについても、しっかり考えていただきたいと思います。
(記者)
ありがとうございます。以上です。
(記者)
よろしくお願いいたします。
今回、新米のキャンペーンの発表がありましたけれども、県内で早場米の収穫が始まっている中で、米の生産に被害を及ぼすとされている斑点米カメムシ類の発生増加が懸念されるとして、今月1日に注意報を県は発表されましたけれども、改めてどのような経緯で今回注意報を出したのかについて、御説明いただければと思います。
(知事)
はい。ありがとうございます。7月中旬に私ども千葉県で調査をしたところ、水田におけるカメムシ類の発生、これが平年を大幅に上回っておりまして、過去10年と比較して最も多い状況でありました。また、その時点から向こう1か月間の気温が高い日が続くと予想されておりましたので、生産者の方々にやはり千葉県のおいしい米をしっかり生産していただくために、早めの防除措置を講じていただくよう注意報を発出したという、そういう経緯であります。
(記者)
ありがとうございます。気温が高くなるにつれ活発になるとされている虫ですけれども、今後も猛暑が続く中で懸念されていることであったり、生産者に対する具体的な対策の呼びかけなどがあればお願いいたします。
(知事)
はい。やはり気温が高くなってくると、それに伴って農作物の害虫等が発生しやすい状況というのが生まれていきますので、我々も県としてこの病害虫の発生の予報や対策というのを毎月発表していきますので、この気象状況の変化に対応しながら、ぜひ千葉県のそれぞれの農産物をいい状態で生産していただければなと考えています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
原発事故に伴う処理水の関係で補足的なお尋ねをさしあげます。先ほどのやり取りの中で、漁業者の方々に寄り添って安全性をPRしていきたいというそのお考えと併せて、一方、発信することがまた逆に風評被害を惹起するという、その辺のジレンマもあるというようなことをおっしゃっていたと思います。具体的に知事のイメージとしては、この局面で県産の特に水産物の魅力の発信あるいは安全性のPRというのは、どういう形で考えていらっしゃるのか、少しお伺いできたらと思います。
(知事)
まずは国のほうでこれからモニタリングのデータをしっかりと発信されていくと思いますので、それを我々もしっかり受け止めていきたいと思っています。そして、それに基づいた上で、我々千葉県からのいわゆる素晴らしい水産物、その安全性と魅力を漁業関係者、漁協とも連携しながら、適宜我々としては発信していきたいと思っています。
「千葉県誕生150 周年記念 新米キャンペーン」について
→農林水産部流通販売課【電話】043-223-3085
秋以降の観光振興について
→商工労働部観光誘致促進課【電話】043-223-2412
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