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更新日:令和5(2023)年7月26日
ページ番号:601106
日時 | 令和5年7月20日(木曜日)10時30分~11時01分 |
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場所 | 本庁舎5階大会議室 |
動画 |
(知事)
おはようございます。
はじめに、千葉県マインクラフトコンテスト2023の開催について、お話をいたします。
建設業に関心を持ってもらうこと、また、プログラミングを用いた課題解決力の育成を目的に、子供たちを対象に、多くの方に親しまれているゲームであるマインクラフトを使ったコンテストを今年度初めて開催いたします。
まず、小中学生のコンテストについて紹介いたします。
テーマは「マインクラフトで、『建設』の世界を体験してみよう!」であります。
多くの子供たちに建設業の魅力を感じてもらうため、2つの部門を用意しています。
チャレンジ部門では、山や川など複雑な地形があるワールドに、道路や橋、トンネル等をつくり、両端にある2つの都市をつなげるルートを構築するものです。
課題部門では、幕張メッセや銚子大橋など、県内にある施設や土木構造物から1つを選び、再現してもらいます。
作品を審査した後、チャレンジ部門では、優秀な作品の一部をつなぎ合わせたワールドを公開し、楽しんでいただくアフターイベントを開催いたします。
次に、高校生のコンテストのほうを紹介します。
テーマは「これからも住みたい私たちの千葉」です。
教育版マインクラフトで、プログラミング言語を用いて、未来の千葉県の街の姿を自由に表現してもらいます。
また、マインクラフトプログラミングを体験するワークショップを県立高校5校で開催するほか、著名プログラマーである、ひろはす氏による、プログラミングに関するオンライン講演をYouTubeで限定公開し、オンデマンド配信いたします。
コンテストの応募期間は、本日7月20日から9月30日までです。
審査の上、県内在住または在学の参加者を対象に優秀作品を選び、11月に表彰式を行う予定です。
皆様の身近にあるにもかかわらず、普段の生活では気がつきにくい、まちづくりや建設業の魅力を発見できるいい機会になると思います。
マインクラフトやプログラミングに興味のある子供たちは、ぜひ応募していただきたいと思います。
(知事)
次に、「千葉ぐるっとパス」の発売について、お話をいたします。
このたび、多くの方々に高速道路を利用して県内の観光地を周遊していただけるよう、ネクスコ東日本と連携し企画した、県内エリアの高速道路が定額で乗り降り自由となる「千葉ぐるっとパス」が7月より発売を開始しております。
利用期間は7月22日からとなります。
ETC利用の普通車、軽自動車などを対象とし、販売価格は普通車で4,200円、軽自動車等で3,400円で、連続する2日間、周遊エリア内の高速道路が乗り降り自由となるお得な割引制度となっております。
利用後にアンケートに回答いただくと、抽選でチーバくんぬいぐるみなど素敵なプレゼントが当たる企画も用意しております。
なお、利用には事前の申し込みが必要となります。詳細はネクスコ東日本のホームページを御覧ください。
7月22日からは、アクアラインの時間帯別料金も始まります。
より多くの方々に千葉県においでいただき、県内の高速道路を御利用し、観光をたっぷり楽しんでいただいた後は、おいしい食事を味わうなど、ゆっくり千葉県を滞在いただければと思います。
(知事)
最後に、この時期にお勧めの観光情報について、お話をいたします。
いよいよ夏本番を迎えます。今年は県内各地で花火大会、お祭りなど、様々なイベントが開催されます。
まずは、夏の風物詩、花火大会です。
7月から8月にかけては、色鮮やかな大輪の花火が千葉の夜空を彩ります。特に8月5日は、千葉市、松戸市、佐倉市など各地で花火大会が開催され、この5日だけでも約10万発もの花火が打ち上げられます。
続いて、夏祭りです。
7月29日には日本でも有数の「茂原七夕まつり」が4年ぶりに開催されます。美しい七夕飾りや、もばら阿波踊りなど恒例のイベントが復活いたします。また、この日は「山武市サマーカーニバル」も開催されます。華やかなサンバ隊の行進で会場がにぎわい、フィナーレには花火も打ち上げられます。
8月4日と5日に開催されるのが「八日市場八重垣神社祇園祭」です。笛と太鼓の囃子に合わせて20基ほどのみこしが町を練り歩きます。
8月14日と15日には「木更津港まつり」が開催されます。14日は「おっさ、おっさ」の掛け声とともに踊り手が会場を練り歩く、「やっさいもっさい踊り」があり、15日には花火大会が行われます。
8月19日と20日に開催される「千葉の親子三代夏祭り」では、威勢の良いみこし、よさこい鳴子踊りなど、多彩なイベントが行われます。
また、夏といえば千葉の海であります。海水浴シーズン、到来いたしまして、県内の海水浴場も順次海開きをしております。ぜひ海水浴をお楽しみください。
このほかにも、夏空の下で元気いっぱいに咲き誇るヒマワリがちょうど見頃を迎えています。
詳しくは、千葉県公式観光物産サイトでも紹介しておりますので、御覧ください。
今年の夏は、ぜひ、御家族やお友達と一緒に、千葉で楽しい夏の思い出をつくっていただきたいと思います。
私からは以上です。
(記者)
よろしくお願いします。今、観光情報のお話がありました。これから夏に向けていろいろなイベントが行われるわけなのですが、千葉県の観光についてお伺いしたいと思います。コロナ禍ではかなり大きな影響を受けた千葉県の観光業ですけれども、5月8日に5類に移行してから2か月余りがたちますが、現在の県内の観光についての現状をどういうふうに受け止めていらっしゃるか、お聞かせいただけますか。
(知事)
はい。観光に関しては、もう大分というか戻ってきておりまして、観光の入込客数もそうでありますし、県内の宿泊者数も含めて、基本的にはコロナ前を取り戻してきているというふうに思っております。
この夏は、本当に多くの方々に県内各地に訪れていただきたいと思っています。特に我々千葉県の場合は、コロナの3年間に加えて、令和元年の房総半島台風を含めた一連の災害で4年間、特に南房総を中心に苦しい時期が続いてまいりましたので、ぜひ御自身もこれまでコロナの中で思い切り楽しめなかった分を楽しんでいただきたいと思いますし、それが最終的には県内のそれぞれの地域の復興を後押しするというところでもありますので、ぜひ足を運んでいただければありがたいなと思います。
(記者)
観光でもう一点なのですが、昨日、政府観光局のほうから訪日外国人観光客の数が上半期で1,000万人を超えたということで、大分コロナ前に戻りつつあるというような数字も発表されました。このインバウンドについて、千葉県としてはどういうふうに取り込んでいくのかというところのお考えをお聞かせいただけますでしょうか。
(知事)
我々はやはり成田空港もありますし、また東京ディズニーリゾートも持っておりますので、そういった意味では非常に多くの方々が千葉県にお越しになる、そうした地域だというふうに思っています。これまでもそれぞれの対象の国ごとに戦略を立てて取り組んでまいりましたし、またそれぞれの海外でそうした観光誘致に向けた取組も行ってきておりますので、いよいよ本格的に復活してきている中で、少しでも多くの方々に県内で周遊をしていただけるように取り組んでいきたいと思っております。
(職員に)何かありますか。大丈夫。
(記者)
どうですか、県内でも大分外国人観光客の方が増えてきたなという実感はありますか。
(知事)
そうですね。これ本当、佐原もそうですし、県内各地域で大変外国人の方々が多くなってきております。我々からすると、もっともっと館山、南房総も含めて県内広い地域に外国人の方々にも足を運んでいただきたいので、さらに発信をしていきたいと思いますし、また滞在日数ですとか、もしくは単価ですよね。そういったものも含めて上げていきたいなと思っています。
(記者)
変わりまして、早いもので今度の日曜日、23日で東京オリンピックの開幕からもう2年がたちますけれども、千葉県内でもサーフィンやレスリングなどが行われました。2年たって、改めて東京オリンピックが千葉県に及ぼした効果、影響をどういうふうにお考えになっておられますか。
(知事)
まず1つ、オリンピックに関して言えば、サーフィンの競技がオリンピック史上初めて千葉県の釣ヶ崎で開催されたことを受けて、もうこれはオリンピック前から動きが出ていましたけれども、一宮を中心に大変サーフィンで地域が活性化されて、人口の増加であったり地価の上昇等にもつながっております。
それからパラリンピックの開催に伴って、障害者スポーツの振興、障害者との共生についても非常に定着してきたところがありますので、我々とすると、こうしたレガシーをしっかりと生かしていくためにスポーツ、地域活性化、そしてパラスポーツの振興、そうした点に今まさに取り組んでいるところです。
(記者)
今、レガシーというお話がありました。今週末にもサーフィンに関するイベントが行われたりしますけれども、さらにレガシーづくりを進めていく上で必要なこと、あるいは課題はどういうところにあるとお感じでしょうか。
(知事)
まず、やはりサーフィンに関しては、僕らはサーフィンの振興というのをしっかり県の政策としても力を入れていきたいと思いますし、それだけではなくて、サーフィンを取り巻くサーフ文化、地域との関わり、そうした点も含めて光を当てて、一宮だけではなく、広く外房地域全体の活性化につなげていきたいと考えています。
それから、パラスポーツに関してはこれまでも官民で取り組んできたものの基盤がありますので、パラアスリートの学校派遣であったり、もしくは競技の体験会、千葉だけではなく東葛にも今度広がりますので、できる限りパラスポーツの理解度、それから浸透を高めていきたいなと考えています。
(記者)
分かりました。どうもありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いいたします。弊社からは、大きく3つ御質問させていただきたいと思います。まず1つ目に、県で実際にやっていましたコロナの無料検査事業に関してなのですけれども、先週の金曜日に一事業者から明らかに不正と認められる申請があったということで、1億6,000万円を全額不交付と決まったという発表がありました。
他県ででもかなり不正受給が相次いで発覚しておりますけれども、まずこの事案について県としてはどのように、知事としてはどう受け止められているか伺わせてください。
(知事)
やはり新型コロナウイルスへの対策ということで国を挙げて取り組んでいく中で、ある種税金として行われているこの事業を、そうした不適切な形で実施をしていた事業者、不正が確認されているというのは大変許されないことで、言語道断だと考えています。
我々としては、交付前に不正と判断して全額不交付を決定いたしましたけれども、この事業者に対してはしっかりと交付済みのものが僅かにありますので、疎明を求めていきたいと思いますし、捜査当局とも引き続き連携をしていきます。こういう許されない不正をしっかりと我々としては徹底的に追及をしてまいりたいと考えております。
(記者)
ありがとうございます。県として、今も審査が続いている件があると伺いましたけれども、今後、審査体制を強化されたり、既に交付済みの件を遡って再点検されるようなことはお考えでしょうか。
(知事)
我々もこの無料事業について一つ一つ点検をさせていただいておりますので、その中で問題があった場合は不交付であったり、詳しい説明を求めていくなど、一つ一つ適正に対応していきたいと考えております。
(記者)
ありがとうございます。ちょっと話が変わりまして、先日、タレントのryuchellさんがお亡くなりになったお話をお伺いしたいと思います。
報道では自死であるという見方も出ていますけれども、パートナーのpecoさんとの関係も含めて、かなり御自身でいろいろな多様性というものを体現されていた方だったように思います。かなり批判にもさらされていたようですけれども、亡くなった原因は分からないながら、まずryuchellさんについてどのような方というふうに知事御自身は思っていらしたかというのと、今回、残念ながら亡くなってしまいましたけれども、県として多様性条例の制定を進めていらっしゃる中で、今後どのように県としてはそういった多様性の機運の醸成を進めていかれるかをお聞かせください。
(知事)
ryuchellさんは非常に多くのバックグラウンドをお持ちの方だというふうに受け止めております。これはある種一般論になりますけれども、様々な立場の方々の多様性が尊重されること、そして生きづらさの解消を図ることが我々社会として大事だと、県としても重要だと考えていますので、そうした考え方の中で多様性尊重の条例を制定したいというふうに我々は今取組を行っております。その違いですよね。違いがしっかりと尊重されて、それが社会の活力につながっていくような共通認識を私たちは持っていく必要があると思っています。
それからこれも一般論になりますけれども、やはりSNSが普及することによって、よりダイレクトに誹謗中傷等が本人に届く時代になっておりますので、何かをつぶやくときには、その先にしっかりとした生身の人が存在するということを認識して、適切な形で言論空間で活動することが大事なのではないかなと思います。
(記者)
ありがとうございます。知事も御自身でTwitter等、SNSを活用されていらっしゃいますけれども、やはり心ない言葉を投げかけられたりですとか、そういう御経験はありますか。
(知事)
それはもうSNSをやる以上、避けられないことです。私の場合はこういう職業でありますから、当然ながら覚悟しておりますけれども、だからといって別にロボットではありませんので、芸能人でもどんな方でも基本的には1人の生きている人でありますので、そういう人に対する節度ある言論が社会全体で、リアルでも、ネット上でも行われることが必要ではないかなと思います。
(記者)
ありがとうございます。最後に、3点目の質問に移らせていただきます。安倍元総理が銃撃されてから早くも1年がたちました。その後も和歌山で岸田総理の襲撃事件があったり、暴力で自分の意見を押し通そうとするような流れが、日本国内だけではなくて世界で残念ながら見られる潮流かなと考えます。知事もお一人の政治家として、そういった流れをどのように見ていらっしゃるか。また、これにどういうふうに対抗していくべきかというお考えをお聞かせください。
(知事)
そうですね。やっぱり安倍総理の特に事件に関しては、本当に日本の戦後民主主義の歴史の中でも忘れられない、忘れてはいけない事案だったと思っています。民主主義というのは、基本的には政治家と有権者である国民とが気持ちを通い合わせていることが大前提の制度になっておりますので、選挙もそうですし、選挙以外も含めて、日頃から分け隔てなく政治家と国民が交流できるということが大前提なのかなと思っています。
そういうものを追求していく中で、こういう事件が起きてくると、どうしても最低限の距離をつくらざるを得ないときもあるでしょうし、それから、あとは、こういう事件を起こすことで注目を集めて主義主張を流布することが、メリットがあると思われてしまっては続発する可能性がありますので、これは報道機関の皆様方もそうでありますし、あとはSNSや個々人の言論においても、そういうメリットをあまりつくらないようにするためにどうしたらいいのかということを、常に我々自身が問い続ける必要があるのだろうと考えています。
いずれにしても、そういうものにひるんで民主主義の制度が後退することがあってはならないと思いますので、一人の政治家としては、これまでどおり、県民の皆さんとのしっかりとした交流を大事にしていきたい、そういうふうに考えています。
(記者)
ありがとうございました。以上です。
(記者)
成田空港への鉄道アクセスの関係で伺います。6月議会でも質問と答弁がありましたけれども、年間の発着数を50万回にしていく中で、都心とを結ぶ鉄道のアクセスが十分ではないという指摘があります。この点について改めて県としての認識と、また、東京に羽田空港というものがある中で、そのことを踏まえての成田空港の位置づけであったり、今後の可能性というところについても併せてお聞かせください。
(知事)
まず、やはり成田空港に関しては、これまでもアクセスは改善がなされてきておりますけれども、それでも都心とのアクセスについてはまだまだ向上させていかなければならないと。これは成田空港がこの前示した中間取りまとめでも、まだ示されているところだと思っています。
これから20万回も発着枠が増えるという、非常に大きな大きな機能強化が控えていますので、苦渋の決断の中でこの機能強化を受け入れた周辺市町の皆様方のためにも、空港アクセスを改善していくというのは、これは政府、国としてもしっかり重く受け止めていただきたいと思っています。
そういう意味では、単線の解消といった短期的な話から、都心直結線を含めた大きな視点での成田空港のアクセス改善について、我々も県として、今までも重点要望等で国に求め続けておりますけれども、さらに機能強化を見据えて強く国には働きかけていきたいと思っています。
羽田空港との関係ですけれども、確かに羽田空港というのは首都圏の重要な空港でありますけれども、成田空港というのは、過去の歴史上も国が国策の空港として多くの犠牲の上に整備をしてきた、地元の理解の上でつくられてきたものでありますので、それをしっかり重く、歴史的経緯を重く受け止めていただきたいということと、これまで培われてきた国際線のネットワークが非常に重要な価値・資産にもなっておりますので、成田空港のこれまでの関係者が積み上げてきた価値をしっかりと広げていくことが、首都圏の国際競争力の強化ということと、ハブ空港としてトランジットのニーズをしっかり日本に還元していくという意味でも重要になってきますので、そうした成田空港の役割・意義について、これも我々県としてしっかりと国に示していかなければいけないと考えています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
お願いします。先ほどSNSの誹謗中傷のお話があったと思いますけれども、ネット中傷対策のことでまずお伺いします。インターネット上の誹謗中傷や差別を助長する投稿が社会問題となる中で、ネット中傷を防止する条例を制定する動きも広がっていると思います。マナーを守ること以外に、ネット中傷の対策として必要なのではないかと考えていること、また、国への要望があれば教えてください。
(知事)
なかなか難しいところですね。実際に被害を受けている人が発信者に対して何か損害賠償等をやるに当たって、極めてその手続が、以前に比べれば大分改善されたとはいえ、まだまだ手続、やり取り等が大変なのは事実で、普通の人はなかなかできないというところがありますので、そうした点をどういうふうに改善していくのか。一方で、自由な言論空間としての魅力を損ねないようにしなければいけないという、このバランスが大変難しいと思いますので、どちらかというと個々の自治体というよりは、国としてこうした様々起きてくる、そして、これからも恐らくSNSを中心とするネットでの言論空間というのは広がっていくことを考えていけば、どのようにその中における個人の人権を守っていくのかという観点で、しっかりと国の中で議論をしていただきたいと思います。
(記者)
ありがとうございます。また変わって、昨日、愛知県のほうで、事実婚のカップルにも共同親権を認めるのと、婚姻に準じた法的保護を与える制度の創設を国に要請する考えを明らかにしたところですが、この愛知県の主張について伺いたいわけではなくて、家族や子育てに関する日本の法制度というのは、婚姻関係が前提というものが多い中で、少子化対策や多様性のある社会づくりを進めていく中で、結婚を前提にしている社会制度そのものを見直すべきではないかという意見もありますが、知事はどうお考えになりますか。お伺いします。
(知事)
そうですね、先進国の中で、初婚と初産が逆転していない国というのは、日本だけに今なってきていますので、そういった意味では、この国が欧米に比べて少なくとも、結婚を前提として子供というのがあると。これは日本財団等で調査した意識調査でもはっきりと、欧米の方々は、パートナーと結婚しなければ子供を持つのはということをそれほど意識していないのに対して、日本もそうですし、大体アジアですよね、韓国も中国もそうですが、アジアはどちらかというと婚姻が前提になっているという点では、大分意識の違いはあるのだろうと思っています。
私とすると、多様な家族の在り方というのをやはり議論していく必要があるだろうと思っています。里親の御家庭もありますし、様々な家庭の姿があると思っていますので、そういう多様な家族の在り方というのをいかに、過去の道徳的な考え方と今の多様な実態をどういうふうに制度的にバランスよく整えていくのかというのは、私たちの社会の課題だと思っています。
よく少子化の議論をするときに私も申し上げるようにしているのは、補助金とかを含めた金銭的支援も重要なんですけれども、なぜ子供を産まない、産めないのかという中で、若者が抱えている婚姻制度というものに対するハードルの高さの認識、そことどういうふうに向き合っていくのかということは避けられないと思っていますので、そういう点も含めて、もっともっと私たちの社会は議論してほしいなと思っています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
まず、マインクラフトコンテストについてですけれども、なぜマインクラフトを選んだのかということと、ほかの自治体で似たようなコンテストがあるのか、もし分かれば教えてください。
(知事)
やっぱりマインクラフトというのは、これだけ多くの人たちに普及されておりますので、そうした中で、僕ら、土木であったり建設業の魅力を伝えていくときに、せっかく土木、建築にある種ゲームの中でこれだけ多くの人たちが夢中になっているものでありますので、リアルとのつながりを感じていただいて、こういうものづくり、まちづくりに関わる仕事なんだということを、自然と知っていただけるきっかけにできるのではないかなと、そういうふうに思って今回やらせていただきました。
他の自治体等の例は、所管のほうから答えてもらえますか。
(職員)
建設・不動産業課でございます。当課のほうで把握しているところでは、これまでに福岡県ですとか札幌市がマインクラフトコンテストを実施したと聞いております。ただ、土木とか建設業というくくりではございませんでして、福岡県では福岡県内の建築物など、福岡県に関連した作品を求めるとか、札幌市ですと、未来の札幌の町や暮らしを自由に想像した作品ということで、土木という観点では把握はしておりません。
(記者)
ありがとうございます。県内の土木とか建設業の課題、担い手が不足しているですとか、何かあって今回コンテストに至ったというのはあるのでしょうか。
(知事)
やはり建設業に関しては、人手不足というのが一つ課題としてあります。建設業は今、週休二日制であったりだとか、様々な働き方改革も行われているところですけれども、どうしてもそのイメージも含めてなかなか十分な志願者が多いわけではありません。
一方で、子供たちは、働く車も含めて土木の世界って、小さい頃はみんな憧れるし好きなんですよね。それが小中高といく中で、自分の就職する世界としてのイメージが持ちにくくなっていますので、こういう取組も含めてできる限り町をつくっていく、橋、道路をつくっていくというものに、本来やりがいや喜び、楽しさを感じていたような人たちが、将来の仕事の選択肢として考えていただけるように、我々としては頑張っていきたいと思っています。
(記者)
ありがとうございます。あと、もう一点、ちょっと関係ないお話になってしまうかもしれないですけれども、千葉銀行とちばぎん証券が、金融庁から「仕組み債」の販売自体に対して業務改善命令を出された件で、来週月曜日の24日までに計画を報告する見通しなのですけれども、県内の大企業としてどのように受け止めていらっしゃるのかと、どのような対策を望まれているか、あと、県内経済への影響みたいなところをお伺いできたらと思います。
(知事)
我々も本当に千葉を代表する金融機関の事案になりますので、大変注視しております。しっかりと指摘を受け止められて、業務の改善、そして県民の皆さん方の信頼を取り戻していただけることを私たちは期待しております。県内経済への影響という観点では、現時点で何かこういう影響というものは確認しておりませんけれども、いずれにしてもしっかりと県民の皆さん方に信頼されるような取組に改善していただくことを期待しております。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。明後日からアクアラインの変動料金制が始まるということで、改めてなのですけれども、今回の社会実験で渋滞緩和だったり道路環境の改善はどういった効果を期待しているかというところと、また、今回の社会実験を通して県の観光業の発展にどういうふうに生かしていきたいかというところを伺えますでしょうか。
(知事)
今回の変動料金制の導入で、混雑時間帯に集中しているこの交通を少しでも分散することができて、混雑の緩和を図ることで交通が円滑化されて、より多くの方々に千葉県にお越しいただけること、それから、お越しいただいた方々に、より少しでも長く県内に滞在していただけるように、しっかりそういう効果を我々としては期待しております。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
先ほどの質問に関連してなのですけれども、アクアラインの効果に期待するというお話もありました。その効果といったものを、今回は社会実験ということもあるので、今後評価をしていく必要があるかと思います。どのようにそういったものを見ていく必要があるのか、お考えがあれば教えてください。
(知事)
これは、しっかりとした交通量のデータもそうですし、それ以外にも携帯等の位置情報のデータ等で、今回の料金変動制をきっかけに、千葉の広い範囲でどのように観光客の方々の滞在であったり、移動が変化したかといった、かなり幅広いデータを収集した上で今回のこの料金変動制の評価を関係者とともにしていくということになっておりますので、この辺は我々もいろんな角度から評価して、できるだけ多くの方々にとって意味ある取組になるようにしていきたいなと考えています。
(記者)
ありがとうございます。
千葉県マインクラフトコンテスト2023の開催について
→県土整備部建設・不動産業課【電話】043-223-3110
県内エリアの高速道路が乗り降り自由となる「千葉ぐるっとパス」の発売について
→県土整備部道路計画課【電話】043-223-3298
夏の観光情報(花火大会、祭り、花情報)について
→商工労働部観光誘致促進課【電話】043-223-2412
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