ここから本文です。
更新日:令和6(2024)年5月31日
ページ番号:432932
日時 | 令和3年4月15日(木曜日)10時30分~11時 |
---|---|
場所 | 本庁舎5階大会議室 |
動画 | 令和3年4月15日知事定例記者会見(動画) |
(知事)
はじめに、新型コロナウイルス感染症への対応について、お話をいたします。本県の新規感染者数は、直近1週間の平均は93名程度で、引き続き厳しい状況です。医療提供体制については、昨日の時点で病床稼働率は約24.3%と、県の病床確保計画の最も深刻なレベルを維持せざるを得ない状況です。
全国的に見ても感染者が増加をしており、4月12日から、東京都において、まん延防止等重点措置が適用されています。
経済圏・生活圏を一体とする本県としても、こうした状況等を大変危惧しているところであり、現在の状況では、4月22日に飲食店等の営業時間の短縮の要請を全面的に解除することは、まだ難しいと考えております。今後の対応については、早めに決定をし、お知らせしたいと思います。
今後の感染の拡大を食い止めるため、これまでの事例を踏まえて、特に気をつけていただきたいことをいくつかお話しいたします。職場においてクラスターが起きた事例でありますけれども、喫煙所で感染が広がったと思われる例がありました。仕事中は感染対策を徹底していても、更衣室であったり、喫煙室であったり、ついマスクを外したまま会話をしてしまうということがありがちであります。改めて、移動であったり場面が変わっていく、そうした部分での注意をお願いいたします。
また、家庭内での感染が全体の5割くらいの状況でありますが、20代の方が外で感染をし、同居している高齢者の方にうつしてしまうという例が見られます。
一方で、活動的な高齢者の方々が、例えばいわゆる昼カラオケにより感染し、御家族に感染させる例も見られます。年代を問わず、家庭内において感染リスクがあるということを頭に置いて行動をしていただきたいと思います。
まずは、家に帰ったら手を洗うことや、適度な換気、毎日体調をチェックし、風邪症状があるときは、ほかの方にうつさないよう家庭内でもマスクをするなど、感染防止対策を徹底してください。
県民や事業者の皆様方のこれまでの御努力によって、感染状況が現在のレベルで維持できていることに改めて感謝を申し上げたいと思います。
しかしながら、他都県の状況を皆様方も御覧いただいているとおり、ひとたび感染再拡大が起きれば一気に広がってしまう可能性があります。
県民の皆様には、不要不急の外出自粛をお願いしているところであり、感染が拡大している地域との往来を控えるなど、感染再拡大を防ぐための行動をお願いいたします。
次に、科学技術や本県の工業の振興に関する表彰について、お知らせをいたします。
県では、科学技術の進歩、産業の発展、県民生活の向上などに顕著な功績をあげた方を「千葉県科学技術功労者」として表彰をしております。また、本県工業の振興に積極的な貢献をし、その功労が顕著であった方を「千葉県工業振興功労者」として感謝状を贈呈しております。いずれも今年度の受賞者が決定し、明日16日に表彰式及び感謝状の贈呈式を行いますので、受賞者を御紹介いたします。
まず、科学技術功労者です。
システムエンジサービス株式会社 代表取締役社長の能智博史様です。能智様が開発された、「安全性や処理性能に優れた画期的なVOC処理技術」は、ガソリンや塗料などの製造時に発生し、光化学スモッグなどの原因物質にもなるVOCを、乾燥剤などに使用されるシリカゲルを用いて回収する技術です。この技術は安全性が高く、多種多様なVOCの回収が可能になることから、多くの化学工場などで導入され、大気汚染の防止やコスト削減に貢献をされております。
次は、工業振興功労者の2名です。
日本製鉄株式会社東日本製鉄所の宮部剛様、同じく大和裕二様。2名の方々は、長年製鉄所における高炉の安全な操業や用水の安定供給など、工場の環境保全に関する業務に従事をされ、その活動を通じて、本県工業の振興に貢献をされております。
受賞される皆様には、心からお祝いを申し上げます。皆様の御功績、御活動が千葉県にとって大きな誇りであり、深く敬意と感謝の意を表します。県では、今後もこれらの表彰を通して、その優れた功績を称えるとともに、広く県民の皆様にお知らせをしてまいります。
私からは以上です。それでは、質問をお受けいたします。
(記者)
よろしくお願いいたします。知事、冒頭で、22日以降も時短要請の継続はやむを得ないというお考えを示されたと思うのですが、県内の感染状況の数値を見ておりますと、8項目中6項目はステージIIIかステージIIをクリアしている状況で、「千葉県はよくやっているじゃないか」という声も県民から聞こえますが、引き続き時短を延長する考えに至った理由を教えてください。
(知事)
御質問にありましたとおり、千葉県の感染状況というのはほぼ横ばいの状況で、これは多くの県民の皆様方や事業者の方々が行動変容を続けていただいている、その現れだと思っておりまして、非常に感謝をしているところです。一方で、東京都の感染拡大であったり、もしくは神奈川や埼玉も少し増加傾向にあるというふうに見られております。これまでも、東京で感染拡大した場合、少しずつ東葛地域から千葉県のほうに感染が拡大してきた流れもあります。また、変異株の比率というのも徐々に高まってきておりますので、この時点においては、現行のお願いさせていただいている内容を続けることが妥当、やむを得ないというふうに考えております。
(記者)
これに関連してなのですが、東葛地域では前知事の時代、昨年12月から、これで時短要請は5か月目に突入することになりました。仕事でもスポーツでも勉強でもそうですけれども、我慢は終わりがあるから頑張れるという部分があると思うのですが、知事の中で、終わりとかゴールというのはどういうところに設定されているのでしょうか。
(知事)
そういう意味では、ワクチンの接種が徐々に進んでいく中で、例えば高齢者施設でのクラスターであったり、そうしたところが軽減されていくことによって、医療提供体制に一定のバッファができてくる。そういうような状況を見ていきながら、少しでも社会・経済活動を取り戻していけるように我々としても努力をしていきたいと思っておりますので、その点について、非常に長くなっていることを心苦しく思っておりますけれども、今この瞬間は、もうしばらく県民の皆様方と一緒に乗り越えていかなければいけない、そういう時期だろうと考えています。
(記者)
私からの最後の質問ですが、神奈川県の黒岩知事が、まん延防止等重点措置を要請する考えを示されました。また、埼玉県でも動きがあります。首都圏で一体となる対策を行っていくという側面もあります。知事は、まん延防止等重点措置について、現時点でどのようにお考えでしょうか。
(知事)
これまでも申し上げてきたとおり、千葉県単体の感染状況だけを見ると、現時点、いわゆる昨日までの感染状況においては、要請をする段階にはないと思っています。しかしながら非常にぎりぎりの状況だと思っています。今後の感染状況、特に東京に隣接しているエリアの感染状況を日々しっかりとチェックをして、これ以上の感染再拡大につながらないように早めの判断をしていきたいと考えています。
(記者)
ありがとうございました。私からは以上です。
(記者)
よろしくお願いします。最初に時短の関連で少し伺いたいのですけれども、期間とか、それから現行の内容ということでしたけれども、地域なども同じ地域、全体ということでいいのでしょうか。
(知事)
基本的には、要請内容や範囲については現行の内容を基本に考えていきたいと思っています。その時期については、今後、最終的に確定をして、皆様方に早めにお知らせをしたいと思います。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。あと、変異株についてですけれども、今、関西で結構大変なことになっている状況の中で、注視されている東京隣接エリアで、スクリーニングなどを強化するとか検討しているとか、そういう状況がありましたら教えてください。
(知事)
私どもも、行政機関、民間検査機関を含めて、検査できる能力を拡充するべく今取り組んでいるところです。徐々に比率としては上昇してきておりますし、昨日、船橋市さんも発表されたとおり、船橋市さんのほうでも検査が可能な状況になってきておりますので、今後もこうした形で行政機関、それから民間検査機関、両方の検査能力を高めて、できる限りスクリーニングの比率を高めていきたいと考えています。
(記者)
県全体を満遍なく調べていくのか、それとも、東京隣接エリアを特に集中してスクリーニングしていくということはあるのでしょうか。
(職員)
疾病対策課でございます。県としては、千葉県全体のエリアを幅広くサンプリングして検査を進めていくことにしておりますが、東葛のほうにも特に注視して分析をしていきたいと思っております。
(記者)
ありがとうございました。あと、先日、船橋市、市川市、浦安市の市長さん方が来られて、緊急の要望ということで、県単位で発表されている変異株について、自治体も公表してほしいというお話があったのですけれども、それについて、例えば県のほうから国にも意向を伝えるとか、何か対応を考えていることがあれば教えてください。
(知事)
基本的には、今、国の方針としても都道府県単位ということになっております。今の検査の状況を見ても、現在においては都道府県単位で我々考えておりますけれども、保健所設置市が独自の考え方で公表するということは、国としても問題ないというふうに言われておりますし、我々自身も、それ自体は止めるものではありませんので、船橋市さんの公表について、そういう方向で調整をするということですね。
(記者)
県としては、今後具体的に自治体名を出すということは、今は考えていらっしゃらないですか。
(知事)
そうですね。今後、数が増えてきたときなどに、また考え方が変わっていくというのはありますけれども、今の検査の状況であれば、都道府県単位というのが現時点ではまだ望ましいだろうと思っています。
(記者)
ありがとうございました。
(記者)
今、まん防をまだ適用する状況ではないということですけれども、政府のほうは可否も検討しますということなのですが、国に対しては、千葉としては今のところ要請する段階ではないですという意思として伝えていくのか、もう既に伝えているのか、そういう状況なのですか。
(知事)
重点措置の適用に関する考え方については、国とも日々、意見交換をさせていただいています。先ほど申し上げたように、我々のデータの状況に関しては、現時点においては横ばいでありますので、この横ばいの中で、千葉県単体として要請が必要な段階ではないというふうに考えているけれども、東京都や隣接区域の感染状況などを見て、最終的には総合的に国と協議しながら決断をしていくということになりますので、そこは意識を合わせながら詰めていきたいと思っています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。今の点に関してですけれども、考え方として、千葉県で感染拡大がこれ以上広がる前に、予防的にそういう措置を要請するということはあり得ると考えてよろしいですか。
(知事)
もちろん、重点措置自身が予防的な措置だというふうに認識をしていますので、東京都であったり、そういう状況を見て総合的に判断していくところだと思っています。ただ、先ほど申し上げたとおり、千葉県単体を見たときには横ばい、もしくは一部の指標によっては若干の、少しながらの改善傾向にありますので、そこの中で、1都3県という全体の中でどういうふうに考えていくのかだというふうに思っています。
(記者)
先ほどの質問に対するお答えの中で、千葉県単体としてはそういう差し迫った状況ではないけれども、ぎりぎりの状況だというお話がありました。ぎりぎりというのは医療提供体制のことなのか、それとも、この感染拡大の兆候が爆発ぎみになる手前ということなのか、その辺をもう少し詳しく。
(知事)
どちらかといったら後者のほうだと思っています。医療提供体制は決して安心できるレベルではないと思っています。その上で、感染状況として、千葉県は先ほど申し上げたとおり横ばい、一部指標が改善である中で、東京や神奈川や埼玉、特に東京の状況を見て、それをどういうふうにリスクとして捉えていくのか、その評価の考え方の部分において、非常にぎりぎりの部分だというふうに思っています。重点措置を適用するべきか、もしくはそうではなくて、もう少し感染状況を見極めていくべきなのかという、そういう意味でのぎりぎりの状況だと思っていますので、この辺りはやはり、国と意見交換をしっかり密にしながら方針を決めていきたいと思っています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
時短要請の話ですけれども、先ほど、今までと同じような内容を続けることが妥当だというふうにおっしゃっていて、それは時短についてだと思うのですが、協力金についてはどういうお考えなのでしょうか。
(知事)
協力金の内容についても、どのような制度設計が一番妥当かということを考えた上で、最終的に飲食店の皆様方にお伝えをしていきたいと思っています。
(記者)
その上で、額についても基本的に同じ内容でという可能性もあるということですか。
(知事)
同じ内容にすることも選択肢としてはありますけれども、しっかり考えた上でお話をしたいと思います。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
まず、変異株の公表方法のところで、今は熊谷知事としてまだ県単位で発表するほうがいいだろうというふうにお考えになる理由、今、市町村単位で発表したことによるデメリットとしてどのようなことがあるとお考えか、というところを教えてください。
(知事)
やはり陽性数の状況を見ると、市町村別に発表した場合に、個人の特定につながる可能性も十分にありますので、そういう意味において、県民の皆様方に注意喚起をするという要素と、それから、本来の持つ意味合い以上にその情報が広がっていってしまって誰かの不利益になる、そのバランスを見ながらだというふうに思っていますので、その辺りをしっかり見て、適切な時期に考え方をそれぞれ切り替えていくのだろうと思っています。
(記者)
分かりました。冒頭の中で、今日、具体例として喫煙室ですとか、あとは若い人が外で感染して高齢の家族にうつしてしまうというような御紹介がありました。これをもとに、特に注意してほしいというところでは、手洗いと換気、マスクというお話でしたけれども、特にこの辺りを呼びかけたいとか、ここら辺を意識してというところがあれば改めて教えてください。
(知事)
国の専門家のほうからも、以前から場面が切り替わったときが非常に感染しやすいというのは示されております。こういう注意喚起というのは、同じような注意喚起を続けていくと、だんだんそれが効果を持たなくなってまいりますので、申し上げたとおり具体例を交えながら、同じことを申し上げているわけですけれども、少し表現の角度であったり、内容、具体例を変えながら、県民の皆様方に引き続きポイントをしっかり押さえた感染防止対策を取っていただけるように、分かりやすく周知を続けていきたいと思っています。基本は変わらないですね。3密的な部分であり、マスクを外した状態での会話が生まれやすい、ここの部分をしっかりと押さえていただくということだと思っていますので、そこの点をいろいろな形でお伝えをしていきたいと考えています。
(記者)
最後にもう一点だけ、まん延防止措置の関係で、千葉県としては要請しなくても、例えば、ほかの1都2県から千葉県に入ってほしいというような意向があれば、それには沿うようなお考えでしょうか。その辺りを教えてください。
(知事)
国と意見交換をしていく中で、適用の可否についての考え方をしっかり共有しながら判断をしていきたいと思っています。
(記者)
ありがとうございました。
(記者)
よろしくお願いします。コロナに関して、例えば飲食店への認証制度の検討状況について伺いたいのですけれども、現時点で認証の基準とか、例えばモデル地域を千葉市など挙げられています。東葛もどうなるか分かりませんけれども、そうしたモデル市の選定状況とか、モデル市での開始の時期の見通しなどについては、今のところどうでしょうか。
(知事)
今、モデル市、例えば千葉市さんとかと具体的に協議を進めております。対象の店舗数の考え方であったり、プロセスステップを含めて今検討しておりますので、できる限り早くその制度をモデルスタートにできるように、鋭意協議を進めていきたいと思っています。
(記者)
開始の時期の見通しは、まだ。
(知事)
そうですね。しっかり協議をした上で、皆様方にお伝えをしていきたいと思います。
(記者)
千葉市以外でモデル市として挙げられているのはあるのでしょうか。
(知事)
いくつか、うちもというお話は頂いておりますけれども、まずはしっかりとしたモデルとなる制度設計を急ぎつくって、その上でステップを踏みながら対象地域を拡大していく必要がありますので、まずは千葉市さんとできるだけ速やかに制度を詰めていきたいと思っています。
(記者)
仮の話なのですけれども、まん延防止等重点措置が適用された地域でも、認証制度は並行で導入するということをお考えでしょうか。
(知事)
認証制度そのものは重点措置とか緊急事態宣言とかに限らず、もともとは感染対策を徹底していくという趣旨で導入するものですから、それは地域とか、もしくはそのときの要請内容に関わらず、認証制度というのはスタートをしていく。あとはそのときの緩和の考え方などは、ここは十分に国等とすり合わせをした上でスタートしていくということになろうと思います。
(記者) 仮に重点措置が適用された地域でも、認証されたお店が時短の幅を減らしたような営業形態をとれるようにはなるということでしょうか。
(知事)
先ほど申し上げたとおり、重点地域であろうと緊急事態宣言が導入されていようと、認証制度そのものは、飲食店の感染対策を後押しするというのがもともとの趣旨ですから、それは導入するわけです。先ほど申し上げたとおり、緩和をするか否かというのは、それは制度設計の中で国と協議もしながら、どういう要請のフェーズに応じて緩和するかというのは、これは国と協議をしながら制度設計していくということです。
(記者)
今後検討していくということですね。
(知事)
はい。
(記者)
分かりました。
(記者)
よろしくお願いします。時短要請の延長についてですけれども、県内全域で今後続けていくというような方針で考えていらっしゃるとおっしゃっていたのですが、県内全域で当面の間続けていくというお考えなのか、あるいは、感染状況が、先ほど何度も出ている東京隣接地域のほうは長く続いて、房総の南部のほうでは段階的に解除していくような考え方で今検討されているのか、というのをお聞かせいただきたいです。
(知事)
基本的には、全県の中で現時点においては考えています。もちろん5月に入って、次に要請をさせていただくその状況等を見極めて判断をしていきたいと思っています。我々とすると、その必要性をしっかり見極めた上で地域・地区は考えていきたいと思っていますので、現時点においては全県的に適用せざるを得ない状況だというふうに考えています。
(記者)
ありがとうございます。もう一点お願いします。まん延防止等重点措置ですけれども、こちらは国と1都2県のほうともやり取りをされているとおっしゃっていたと思うのですが、その中で何度も出る「東京隣接地域」というのは、具体的に、例えば船橋も含めた県西地域になるのか、あるいは千葉市は、感染状況がこれまで飛び火してきたと思うのですが、千葉市も含めてお考えになっているのか、具体的な地域というのはどこら辺なのかというのを聞かせていただきたいです。
(知事)
基本的には東京との往来が盛んである地域ですとか、もしくは人口密度であったり、そうした様々な要因を見た上で、必要な市町を指定していきたい、していく必要があると考えています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
聖火リレーのことについて質問したいのですけれども、大阪府では公道での実施を見送って、万博公園内で無観客で実施という方向に向いていったと思うのですけれども、千葉県内のリレーは7月1日からで、先の感染状況は見通せないところはあるとは思うのですが、もし聖火リレーの実施内容に変更等々がある場合に、千葉県としては、大阪のように無観客でどこかの施設を借りてというような実施にするのか、あるいは組織委のガイドラインにあるように、聖火リレーそのものを見送って、セレモニーのみの実施とするような内容にするのか、その辺の想定を教えていただければと思います。
(知事)
これは感染状況を見極めた上で判断をしていくことになりますけれども、会場の状況ですよね。どのような会場であって、感染防止対策がどのようにできるかなどを考えた上で、組織委員会がお示しになった内容にするのか、少しその中でアレンジをしていくのか、ということは考えていきたいと思います。
(記者)
現状で特定の施設で想定というようなことはまだ考えていらっしゃらない。
(知事)
そうですね。そこまでは現時点においては考えていませんけれども、直前になって考えるというわけではなくて、一定程度の期間を見て、もしそういう措置が必要になった場合、千葉県としてどう考えていくのかというのはあらかじめ整理をしておきたいと思っています。
(記者)
一応ガイドラインのほうでは、ひと月前ぐらいまでに実施の詳細を判断というふうにありますけれども、千葉県としてもひと月前ぐらいをめどにという。
(知事)
そうですね。十分な準備期間を設けた上で判断、検討をしていくと。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
飲食店の時短営業に関してですけれども、今月22日までと決めたのは、1都3県横並びで9時までというのを決めたと思うのですが、今回、熊谷知事はまだ延長が必要だという話でしたけれども、延長の期間も含めてそこは1都3県と足並みをそろえるのか、千葉独自でやろうとしているのか、今のところどちらでしょうか。
(知事)
できる限り1都3県で同じような考え方と方向性になるのが望ましいと思っています。その上で最終的には千葉県として判断していくということです。
(記者)
そろえられればそろえるし、というような感じですか。
(知事)
そうですね。
(記者)
分かりました。
(記者)
まん延防止等重点措置については、まだ要請する段階ではなく、今後の感染状況を見ながらということだと思うのですけれども、埼玉県だとさいたま市と川口市を軸に検討しているということで、今後千葉としては、もし要請しなければいけないなという段階になったら、どの地域を重点的に選ぶのか。例えば県一斉にするのか。それとも、館山とか南房総はそんな状態ではないのかなと思いますが、どういうお考えでしょうか。
(知事)
基本的には、まん延防止等重点措置を要請する場合に、その対象となる地域であったり、その場合の我々県としての要請の内容については、事前に整理をしております。基本的な考え方としては、全県一律ということではなく、感染を防止するために必要な地域をしっかりと絞って、その地域に適用していくという考え方です。
(記者)
基本的には全県一律ではなくて、感染を防止するために必要な地域を絞るというお考えということですか。多分まだ要請する段階ではないから、頭の中にあるかというと厳しいと思いますが、出すとしたら特にどこが軸になるかというのは現段階でありますでしょうか。
(知事)
基本的には東京との往来が比重として高い、もしくは人口密度が高い、もしくは感染が増加をしている、こういうような複数の条件が重なるような地域を想定しておりますので、恐らく皆様方とも大体イメージとしては同じなのではないかなと思います。
(記者)
ありがとうございます。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください