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更新日:令和6(2024)年10月21日

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知事定例記者会見(令和3年10月28日)概要

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日時

令和3年10月28日(木曜日)10時30分から11時02分

場所

本庁舎5階大会議室

動画 令和3年10月28日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  2. 九都県市首脳会議の結果について
  3. 「ちばアクアラインマラソン2022」について

新型コロナウイルス感染症への対応について

(知事)

はじめに、新型コロナウイルス感染症対策について、お話をいたします。

本県の新規感染者数は、昨日は8人、直近7日間平均で9人、前の週と比較すると7割程度となり、6日連続で20人を下回る状況にあります。

昨日時点での病床稼働率は4%、重症者用の病床稼働率は約5%、いずれも新規感染者の減少に伴って低い水準で推移しております。

感染状況が改善し、10月25日から飲食店に対する営業時間の短縮要請を解除したところです。飲食店を利用する機会も増えていると思いますが、飲食する場面ではマスクを外すため、感染するリスクが高くなります。

そこで、飲食する際に御注意いただきたいことを、お話しいたします。

大人数での密な状況は感染リスクが高まります。一緒に食事する人数は、場所の広さに応じて、一定の距離が確保できる人数でお願いいたします。ホームパーティーなど、同居の家族以外の方が集まる場合も御注意ください。

お食事は短時間で、深酒をせず、大声を出さず、会話の際はマスクの着用を忘れずにお願いいたします。

そして、飲食店を選ぶ際は、感染防止対策が実施されている認証店・確認店を御利用ください。対象店は県のホームページで検索ができます。

なお、県では、「Go Toイート」事業として、これらの対象店で利用できる食事券を今週から販売を再開しています。ぜひ御購入の上、対策がしっかりと取られているこうしたお店で食事を楽しんでいただければと思います。

また、千葉市内の認証店3店舗では、11月4日まで「ワクチン・検査パッケージ」の技術実証を実施しています。御入店の際には、ワクチン接種証明などの確認が必要となりますが、安全・安心な空間でおいしい食事がお楽しみいただけますので、多くの方々に御利用いただければと思います。

次に、地域コミュニティ活動等の再開についてのお願いです。

感染の急増に伴い、人と人との接触をなるべく避けるため、しばらくの間、地域コミュニティ活動を控えていた方も少なくないと思います。高齢者の方が、そうした出会う場がなくなり、出かけなくなり、認知機能が低下した、そういうような話もたくさん聞いております。自治会や御近所同士のつながりなど、交流を深めることは、安心して暮らせる地域づくりにつながる大切なことであります。感染防止対策に留意しながら、こうした地域のため、そしてまた、高齢者や子供などの福祉のために必要な活動や交流を再開していただきたいと思います。

また、そうした中で、お茶やお菓子を楽しみながらの会話というシチュエーションもあろうかと思います。魅力的ではありますが、改めて「会話するときはマスク」を忘れずにお願いいたします。

次に、感染防止対策の一つである消毒方法についてのお願いです。

職場や飲食店などで、多くの方が触れるテーブルや手すり、ドアノブなどを消毒していただいていると思いますが、適切な方法で行われないと効果が十分に発揮されないことがあります。

消毒する際は、消毒液をクロスなどにしみ込ませて拭きましょう。スプレーを使用する際は、クロスなどに近距離で消毒薬を噴霧し、拭いてください。いま一度、適切な方法を確認していただき、効果的な感染防止対策を行うようお願いいたします。

最後に、県民の皆様へのメッセージであります。

感染状況は改善しておりますが、感染が再拡大するおそれがなくなったわけではありません。感染拡大の防止と社会経済活動の維持とを両立するためには、基本的な感染防止対策を徹底していくことが重要であります。1都3県では、10月25日からを「基本的対策徹底期間」と位置づけております。もう大丈夫だろうと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、油断せずに、一人ひとりが感染防止行動を心がけてください。引き続き、皆様方の御協力をお願いいたします。

九都県市首脳会議の結果について

(知事)

次に、今週25日に開催された「九都県市首脳会議」について、お話をいたします。

会議では、まず、新型コロナウイルス感染症対策について、意見交換が行われました。

私からは、本県における医療体制の現状や、経済活動の回復に向けた取組とともに、感染拡大時におけるデジタル活用の重要性などについて発言いたしました。

意見交換の後、「ウィズ・コロナ」「ポスト・コロナ」に向けた共同宣言として、九都県市が感染再拡大の防止や、感染症対策と社会経済活動との両立、デジタル化の推進などに取り組んでいくことを取りまとめました。

また、会議では新型コロナウイルス感染症対策以外にも、各都県市から国への要望事項や共同取組が提案され、意見交換が行われました。

本県からは、今年6月、八街市において飲酒運転による大変痛ましい死傷事故が発生したにもかかわらず、その後も飲酒運転による事故や摘発が相次いでいることから、「飲酒運転の根絶に向けた共同宣言及び共同取組」について、提案いたしました。

具体的には、飲酒運転を根絶するために、九都県市が一丸となって、全力で取り組んでいく旨の共同宣言を発出すること。さらに、この共同宣言を踏まえ、飲酒の機会の増える年末に向けて、九都県市で共同して行う新たな取組について検討することを提案し、皆様方に賛同いただきました。

今後も九都県市が一層の連携を図り、首都圏に共通する諸課題の解決に向けて取り組んでいきます。

当日の発言内容に誤りがあったため、囲み部分を訂正しました。

「ちばアクアラインマラソン2022」について

(知事)

最後に、「ちばアクアラインマラソン」について、お話をいたします。

先週、実行委員会総会において、来年度の開催が決まりましたので、その概要についてお話をいたします。

この大会は、「スポーツの振興」と「千葉県の魅力発信」により地域活性化を図るとともに、これまで育んできた「おもてなしの心」と、東京2020オリンピック・パラリンピック大会を通して、改めて認識された「スポーツの持つ力と価値」、これを未来につないでいくことを目指して開催するものです。

4年ぶり6回目となる今大会は、来年11月6日、日曜日に開催いたします。

種目と定員は、前回と同じく、マラソンが1万2,000人、ハーフマラソンが5,000人、車いすハーフマラソン10人程度といたしました。

また、障害をお持ちの方に向けた特別枠である、「パラ・スポーツ枠」についても、東京オリンピック・パラリンピックの後の最初のアクアラインマラソン大会であることも踏まえ、オリンピック・パラリンピックのレガシーを十分に引き継いでいける、そしてパラ・スポーツの一層の振興を図ることができる形で、さらなる充実を図っていきたいと考えております。

コースについても、前回と同様となります。木更津市内をスタートし、海ほたるで折り返し、袖ケ浦市内を通り、旧木更津市役所でゴールいたします。ハーフマラソンは、牛込海岸がゴールです。

ランナーの募集開始は、来年3月25日を予定しております。申込方法などの詳細は、来年の2月に改めてお知らせいたします。

また、完走したランナーに贈られる「完走メダル」のデザインを募集いたします。募集期間は、来月8日から来年1月7日までです。個人またはグループでの応募が可能です。

応募方法などの詳細は、県のホームページで御確認ください。千葉県や東京湾アクアラインの魅力を広く発信できる、千葉らしい素敵なデザインに出会えることを楽しみにしております。皆様からのたくさんの御応募をお待ちしております。

さきの東京2020オリンピック・パラリンピック大会は、スポーツを通して私たち県民に多くの勇気と感動を与えてくれました。

「ちばアクアラインマラソン」は、その財産を未来に引き継ぐためのステップとなる大変重要な大会だと考えています。「スポーツの力」で多くの皆様が元気になるような大会を目指し、関係者一同、全力で準備を進めてまいります。

海の上を走る爽快感を味わえるこの大会を、一緒に盛り上げてまいりましょう。

私からは以上です。皆様からの御質問をお受けいたします。

質疑応答

(記者)

よろしくお願いします。まず、飲食店の制限が今週月曜日に解除されました。まだ数日しかたっていないのですけれども、今のまちの様子をどのように御覧になっているか、お願いします。

(知事)

まず、人流データなどから、もう既に10月1日からお酒などの提供が再開されていくに伴って、少しずつ夜間の人口、人流が増えているというのを確認しております。25日からさらに解除になったということで、顕著な変化というのはまだ見えておりませんけれども、少しずつ少しずつ遅い時間帯での人流が増加するだろうというふうに見ております。我々としては、適切な形で飲食店を御利用いただく、そのことを県民の皆様方にしっかりメッセージを届けていきたいと思います。

(記者)

ありがとうございます。今、触れていただきましたけれども、明日金曜日というのと、解除後初めての週末をこれから迎えるということで、改めて注意喚起の呼びかけをお願いしたいのですが。

(知事)

そうですね。まず、飲食に関しては、マスクを外して会話をする機会が増える、そうしたシチュエーションでありますので、改めて、これまでも年末であったり、お酒を飲む機会などが多い時期に感染が拡大したことも踏まえて、県民の皆様方には、感染対策がしっかりなされている認証店や確認店などを御利用いただくということと、お店側がいくら対策をしたとしても、利用する方々がその対策にしっかり応えていかなければ意味がありませんので、利用される側としても、以前より申し上げてきた適切な感染防止行動を取っていただいた上で飲食を楽しんでいただきたいと思いますし、これまで苦しい中、感染拡大防止に御協力をいただいてきた飲食店を間接的に支援していただければと思います。

(記者)

ありがとうございます。次に、昨日の知事のツイッターに保健所を視察したと書かれていたかと思います。現場の職員の方からヒアリングもされたということだったのですけれども、具体的にどちらを視察されて、どういった意見が出たかというところをお願いします。

(知事)

昨日は印旛の保健所のほうを見させていただきました。職員の皆さんとも交流、意見交換をいたしましたけれども、8月、9月の大変感染者が多い時期に業務がひっ迫したということと、当然ながら、入院が必要な状況で電話越しにやり取りをしても、なかなか入院させられない状況というのがもどかしかったという、これまでも健康福祉部を通して確認をしていた内容を改めてそれぞれの職員から聞かせていただいて、私からも感謝をお伝えいたしました。

また、所長以下から改めて総括と、今後の課題について話をいたしました。感染者が増えたときに、我々も県庁全体から人員を配置したり、人材派遣、様々な形で人員を増強してきたわけですけれども、それに対してありがたかったという評価をいただいた上で、それをマネジメントするのも非常に大変だったということなど、感染拡大したときに人員を増やしていくに当たっての様々な細かい部分でのこうしてほしいという要望も併せて聞きましたし、印旛の保健所は成田空港を抱えている関係で、水際対策などで感じてきた現場としての意見などを聞かせていただきました。それは県としての対策に取り入れるとともに、国に対して伝えていかなければいけない部分もありますので、その辺り、しっかり国に伝えていきたいと思っています。

(記者)

印旛の保健所は成田空港を抱えていてというところなのですが、水際対策という印旛の保健所特有で抱えている課題というのは、どういうところがあるのでしょうか。

(知事)

まず、成田空港を抱えている関係で、例えば東京オリンピック・パラリンピックもそうですし、海外から様々な人が来るようなイベントなどが開催されたときも、当然、成田を通して来られるケースがありますので、そうした部分において、もともとは検疫はちゃんと国でやって、そして、国が確保した施設等であるわけですけれども、それ以外の人たちの中には、成田空港周辺で待機をされるケースがあるわけで、陽性になったときに印旛の保健所に負荷が当然かかっていくという話など、成田を抱えているがゆえの具体的な様々な話と課題認識を聞きましたので、それをしっかりと受け止めて、国にも伝えていきたいと思います。

(記者)

ありがとうございます。最後に、アクラアインマラソンについてですけれども、今回4年ぶりの開催ということで、ただ、来年の今頃、感染状況がどうなっているかは分からない状況にはなります。そういった中で県のビッグイベントをやる意義というのをどのように考えていらっしゃるか、お願いします。

(知事)

アクアラインマラソンというのは、大変多くのランナーの皆さん方が、この大会を目標にして、日々トレーニングのモチベーションに変えていらっしゃるケースもたくさんありますので、県民の皆さん方の健康習慣にとっても大変重要だと思っておりますし、それから、木更津を含めた周辺地域にとって、大変多くの方々が訪れて、そして、宿泊されたり周辺観光にもつながるなど、地域の活性化にとっても欠かすことのできない、そうした大きなスポーツイベント、大会になっていると思っています。コロナの中で、ただでさえそれぞれの地域で苦しい状況になりましたので、4年ぶりの大会というのを、感染対策をしっかり行った上で開催することで、木更津を含めた地域の活性化とスポーツの振興、そしてスポーツを通して県民の皆さん方に明るい希望を感じていただけるような大会にしていきたいと思っています。

(記者)

ちなみに、知事はランナーとしての参加は検討されていますでしょうか。

(知事)

私も当然、そういうふうに言われるだろうなと思っていて、将来的には、アクアラインのあの橋の上を走りたいなという思いはありますので、せめてハーフマラソンに出られるように、ちゃんと鍛えなきゃいけないなと改めて感じていますので、私にとってもしっかり目標として考えておきたいなと思っています。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

よろしくお願いします。今、海外で新しい変異株、デルタプラスと呼ばれているものが出ていたり、ワクチンがある程度普及しているイギリスなどでも、感染がかなり拡大している状況があると思います。今、県内もワクチンの接種率は非常に高い中ですが、そういった新しい変異株に対して、どれぐらいの危機感を持たれているのか。僕らも楽観視はするべきではないとは思いますけれども、変に危機感をあおり過ぎるのもどうなのかというところで、どのぐらいの分析をされているのかというところをお聞きしたいです。

(知事)

我々も諸外国の状況というのは見ていて、ワクチンの接種率が高くとも感染が拡大している国もありますので、感染の拡大の背景がどういうものなのかというのは、我々としても情報収集というのはしています。変異株については、最終的には国のほうで感染リスクというのを定義づけていくことになりますので、海外の動向と国がどのように変異株等について対処していくのか、その辺りの専門家の議論なども注視して、我々としては、楽観視してはいけないと思いますので、最悪を想定しながら、医療提供体制の拡充に引き続き取り組んでいきたいと思います。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。衆院選挙がいよいよ今週末投開票だと思うのですけれども、前回の衆院選挙の投票率は過去最低で、知事選も4割以下だったというところで、インターネットを使って若い人向けの広告などもかなり力を入れてきたと思います。今回、衆院選挙での投票率、知事は上がると思われているのか、下がるのか、その辺りの肌感覚を含めて伺いたい。

(知事)

なかなかこれは難しいところですけれども、長期的な傾向として、投票率が下がり気味な状況にあると思っていますので、投票率を維持したり上げていくというのはかなり難しいだろうと思っています。しかしながら、民主主義にとっては大変重要な選挙でありますし、それから、県民の皆様方に、投票することによって、一つの、その後の国政に対する一定の関わり感といいますか、それが感じられると思いますので、一人でも多くの方々に御自身の意思を投票という形で投じていただけるように、これは選挙管理委員会もそうですし、我々もしっかりと、若い方も含めて呼びかけていきたいなと思います。

(記者)

ありがとうございます。最後ですけれども、ワクチン・検査パッケージの実証実験が、今はまだ途中だとは思うのですけれども、今後の課題ですとか、あるいは順調にいきそうなのかとか、その辺りで分かる範囲で状況を伺えればと思います。

(知事)

今、まさに実証中ですので、最終的に期間が終わった後、お店の方にも総括を聞きながら、私たちもそれをまた総括していくのですけれども、お店の方々に聞いた御意見としては、利用された方に関しては非常に好評だと。安全・安心を高めていく取組を店舗側が積極的に行うということについて、利用されている方々から、店舗自身に評価を得ているというような、そういう評価はいただいています。

それから、我々、ワクチン接種の証明の確認で混乱とかそういうことがどれぐらいあるかなと負荷を見ていたのですけれども、今のところ、スムーズに接種記録の確認などが行われているというふうには聞いています。いずれにしても、冒頭申し上げたとおり、期間が終了した後、しっかりと総括をして、次にどう進めるか検討したいと思います。

(記者)

分かりました。ありがとうございました。

(記者)

お願いします。コロナ対策についてお伺いします。今、第5波が過ぎた辺りで、大きな波が来るたびに、ああいう対策をやっておくべきだった、こういう対策をやっておくべきだったという議論がかなり出ます。今、6波に向けて感染が落ち着いているときに、今は何の対策の強化に充てるべき期間なのか、お伺いします。

(知事)

ありがとうございます。まずは医療提供体制の拡充ということで、以前申し上げたとおり、専従班を今つくっておりますので、できる限りの手段を駆使して、積み重ねて、医療提供体制の拡充をしっかりと図っておきたいと思っています。

それから、先ほど申し上げましたけれども、保健所についても、既に市町村と覚書を締結して、市町村と一緒に自宅療養者対応も含めて行うことにしていますけれども、これを単に覚書を締結しただけではなくて、具体の内容をさらに詰めていって、できる限り保健所の業務を分散させるということが大事だと思っていますので、その辺りの部分を今のうちにしっかり固めきっておきたいと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

衆院選の関連で一つ伺いたいのですけれども、財務省の矢野事務次官が「政策論争はバラマキ合戦みたいになっている」ということが話題になっていますけれども、確かに今回「積極財政」ですとか「現金給付」を言及している党が多くて、その辺を財政規律部分とか、コロナでだいぶ傷ついている方が多いという部分を踏まえて、どう考えていらっしゃるか教えてください。

(知事)

今、新型コロナウイルス感染症の拡大の中で、様々な業種や様々な国民の方々で苦しい生活をされている方々がいらっしゃいますので、何らかの形で災害時の考え方の中で支援をしていくということは、私は時期限定的には必要な考え方だと思っています。

あとは、そのやり方という意味で、当然これは国民の税金でありますし、将来の借金にもなるものですから、少しでも必要とされる方にピンポイントで支援が行くように、どのような出し方が最も効率的なのかという部分については、しっかりとした検証と議論は必要だと思っています。

財務省の事務次官ですから、私は、長期的な財政の安定を考えて懸念を表明されることそのものは、健全な姿ではないかなと思っています。

(記者)

ありがとうございました。

(記者)

お米の価格が、業務用の需要が下がっているというふうに県内の農家さんからも聞きますけれども、これに対する知事の御認識と、県としての対応策などお考えになっている部分がありましたら教えてください。

(知事)

この米価の下落は、本当にかつてないほどの下落でありますので、米の農家の方々は今大変な状況にあると。特に専業でやっている方々は、本当に大変な状況であるというふうに認識をしていますし、私たちも様々な形で、農業団体からもそうですし、個別にもそうした声は届いております。

我々とすると、これまでも飼料用米への転換、これに対して思い切った支援制度なども設けて、今回、過去最高の飼料米への移行が進んできていますので、既に県としては一定の支援をしておりますけれども、我々県として、県のお米を少しでも消費を手助けするために何ができるのかというのは、現在検討しているところです。

直接的な支援は、行いたいのはやまやまですが、それを行うと大変な金額になります。これはもう千葉県に限った話ではありませんので、政府のほうで、米価の記録的な下落について、必要な支援策を講じるように、県としてもしっかり国に声を届けていきたいと考えています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

緊急事態宣言が解除されて、だいぶ緩和されているのかなと。千葉市のほうでは、職員の飲み会などについて、禁止もしないけれども推奨しないみたいですけれども、県では、今のところ知事のお立場で職員の皆様にはどうでしょうか。

(知事)

推奨をするわけではありませんけれども、当然ながら、県民の皆さんに要請している、それが県庁の職員にも当然適用されるわけでありますので、我々とすると、その要請の範囲内で適切に飲食店を利用してもらえればいいと考えています。

(記者)

ありがとうございます。もう一点伺います。だいぶ第5波が落ち着いて、かなり感染が爆発した中で、今落ち着いてきたから出てきているのが後遺症を抱えている人たちで、多くなっています。今苦しんでいる人というのは、第3波、第4波のときに苦しんでいる方なので、第5波になるとそれがかなり増えるのではないかという予想もありますけれども、県として何か対策ですとか調査みたいなことをしていくことはお考えでしょうか。

(知事)

後遺症については、医療機関の中で後遺症を取り扱っていただく医療機関を増やしていくことが大事だろうと思っていますので、この辺りは医師会とも話をしながら、少しでもそうした医療機関が増えるようにしていきたいと思っています。あとは相談体制だと思っていますので、そうした後遺症について相談を受け付ける、その体制を充実していくことだと考えています。

ほかに何かありますか。よろしいですか。

(記者)

今後、後遺症の窓口みたいなものの開設なども検討することになるということですか。

(職員)

健康福祉政策課でございます。後遺症につきましては、知事が今お話ししましたように、より多くの医療機関のほうで患者さんの相談なり治療を受けられるようにということで考えておりまして、特に大きい病院さんとかで、コロナの入院患者さんを受けていた病院さんは、その方が治ってから後遺症という形で相談される。実績を持っているところも多いので、そういうところの知見をより多くの医療機関さんに研修とかそういう形で広めるなどして、より広く相談を受けられるような形にしていきたいと考えております。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

よろしくお願いします。衆院選の投票までもうわずかなので、最後ここでしか聞けないかなと思うので、あえてお伺いさせていただきます。これまで知事は、選挙との関わりについては、直接演説をされることの御準備はないというふうにずっとおっしゃっていらっしゃいましたけれども、ここに来て、激戦区が多々あるかと思います。今、まさに最終盤ですけれども、依頼があったり、応援演説をこの後に予定されていたり、過去にはそういう応援演説はしないとずっと言っていらっしゃった方も、急遽、最終盤でマイクを持つということも見てきました。そういう可能性があるのかどうかについて教えてください。

(知事)

私はこれまでも、市長時代も含めて、市長のときは市政ですし、県のときは、今は県政ですけれども、私の県政に御理解、御協力をいただける方に関しては、政党の枠を超えて、私としてはいろいろな形で今までもお応えしてきましたので、特別どちらかに偏ることのない形で対応していくというのを基本的なスタンスとして臨んでいきたいと思います。

(記者)

急遽ということは、あまり考えておかないほうがいいということでしょうか。

(知事)

それはまた、ノーコメントで。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

よろしくお願いします。昨日、知事もツイッターでつぶやかれていたと思いますが、ロッテが惜しくも優勝を逃してしまったんですね。こちらについて改めて感想といいますか、何かありますか。

(知事)

いやぁ、悔しいの一言でありますね。ずっと別のことをしながら携帯で経過を見て、その後も試合を観ていましたけれども、大変悔しいなと思います。リーグ優勝が本当に手の届くところまで来ていたので、多くのファンの皆さんも、もどかしい、悔しい思いをされているのではないかなと思います。

ただ、ツイッターでも書かせていただいたとおり、やはり千葉ロッテマリーンズをこういう形で、最後まで優勝争いを演じる、そうしたチームにしてくれた井口監督や選手や関係の皆さん、そして、これまでシーズン通して選手を後押ししてきたファンの皆さんに、本当に心から感謝をしたいと思っています。まだ日本一への道が閉ざされたわけではありませんので、クライマックスシリーズ、しっかりと勝ち上がれるように、これはもう我々としても応援をしていきたいと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 新型コロナウイルス感染症への対応について
    →健康福祉部健康福祉政策課【電話】043-223-2630
  • 九都県市首脳会議の結果について
    →総合企画部政策企画課【電話】043-223-2202
  • 「ちばアクアラインマラソン2022」について
    →教育庁教育振興部体育課【電話】043-223-4107

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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