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更新日:令和4(2022)年4月14日

ページ番号:3079

平成30年度第1回議事録(千葉県総合支援協議会)

1.日時

平成30年8月28日(火曜日)
10時00分から12時10分まで

2.場所

千葉県庁本庁舎5階大会議室

3.出席者

(1)委員

朝比奈委員、阿部委員、荒井委員、飯田委員、植野委員、海上委員、蒲田委員、亀山委員

川上委員、小林委員、佐藤(彰)委員、白井委員、新福委員、杉田委員、鈴木委員、高梨委員、田上委員

角田委員、藤尾委員、三好委員、吉田委員

欠席委員:畔蒜委員、倉田委員、斉藤委員、佐藤(愼)委員、寺田委員、貫井委員、松田委員、渡邉委員

(2)県(事務局)

障害者福祉推進課

萩原課長、國本副課長、高品副課長、小菅共生社会推進室長、布施手帳審査班長

羽生田障害保健福祉推進班長、野口精神保健福祉推進班長、吉原精神通報対応班長

共生社会推進室加藤主査、勝山副主査、牲川主事

障害福祉事業課

岡田課長、中里副課長、吉武副課長、板橋法人指導班長、井上事業支援班長、

鈴木県立施設改革班長、在原地域生活支援班長、江口療育支援班長、

4.議題

(1)報告事項

(1)第六次千葉県障害者計画について

(2)第六次千葉県障害者計画の推進体制について

(3)障害者基本計画(第4次)について

(4)第五次千葉県障害者計画(第四期障害福祉計画を含む)の進捗状況について

(5)平成28年生活のしづらさなどに関する調査について

(6)千葉県袖ケ浦福祉センターの見直しの推進に関する総括評価(答申)

(7)医療的ケア児者の実態調査について

(2)審議事項

(1)第六次千葉県障害者計画(第五期障害福祉計画及び第一期障害児福祉計画を含む)の進捗管理について

(2)重点事業について

(3)医療的ケア児支援のための関係機関の協議の場の設置について

(4)その他

(1)共生社会の実現に向けた九都県市からのメッセージ動画の作成について

5.議事概要

(事務局)

本日は皆様お忙しい中お集まりいただきまして誠にありがとうございます。只今から千葉県総合支援協議会(第六次千葉県障害者計画策定推進本部会)の平成30年度第1回会議を開催します。私は本日の進行を務めさせていただきます障害者福祉推進課の國本と申します。どうぞよろしくお願いいたします。皆様のお手元の資料とあわせまして配付一覧をお配りしております。資料の不足等ございましたら事務局までお申し出くださいますようお願いいたします。なお、本日、御欠席の御連絡をいただいている委員の方は、寺田副会長、畔蒜委員、倉田委員、斉藤委員、佐藤(愼)委員、澤田委員、貫井委員、松田委員、渡邉委員でございます。それでは、会議に先立ちまして事務局を代表して萩原障害者福祉推進課長から御挨拶申し上げます。

(萩原障害者福祉推進課長)

障害者福祉推進課長の萩原でございます。どうぞよろしくお願いいたします。第1回千葉県総合支援協議会の開催にあたり、一言御挨拶申し上げます。委員の皆様におかれましては、大変お忙しいなかお集まりいただきましてありがとうございます。また、日頃から本県の障害者施策の推進に格別の御理解、御協力をいただき厚く御礼申し上げます。特に昨年度は、第六次千葉県障害者計画の策定にあたり、委員の皆様をはじめ、様々な関係者、有識者のご協力をいただきました。おかげ様をもちまして、今年の3月に新計画として取りまとめることができましたので、この場をお借りしまして、あらためて御礼申し上げます。今年度は新計画の初年度にあたり計画の着実な推進が課題となってまいります。引き続き皆様の御協力を頂きますようお願いいたします。さて、本日の会議では報告事項として第六次計画のほか、第五次計画の進捗状況、厚生労働省による生活のしづらさ調査の結果、袖ケ浦福祉センターの見直しの進捗に関する総括評価及び医療的ケア児者の実態調査について、それぞれ説明いたします。その後審議事項としまして、第六次計画の進捗管理、重点事業及び医療的ケア児支援のための関係機関の協議の場の設置について御審議いただきたいと思います。委員のみなさまには忌憚のない御意見をお願いいたします。なお、昨今の報道にありますとおり、本県におきまして庁内の障害者雇用率の算定にあたり身体障害者手帳等を確認していない職員を算入していたことが判明しました。障害者雇用を率先して行うべき行政機関でありながら、国のガイドラインにのっとった報告が行われておらず、誠に申し訳ございませんでした。今後は国のガイドラインにのっとり、必ず手帳を確認することなどにより、障害のある方の雇用に努めて参りたいと考えております。最後になりますが、本県の障害福祉の益々の推進のため、今後とも一層の御理解と御協力をお願いいたしまして挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

(事務局)

続きまして委員の御紹介をさせていだたきます。お名前を呼ばれた方はご起立をお願いいたします。

≪委員紹介≫

続きまして本日出席の事務局職員をご紹介させていただきます。

≪事務局紹介≫続きまして議題に入る前に事務局からお願いがございます。ご発言をいただく際には、まずお名前を名乗っていただき、そのあとにご発言をお願いいたします。また議事録を作成する都合上、会議は録音させていただいておりますので御了承くださるようお願いします。それでは議題に入ります。ここからは千葉県総合支援協議会設置運営要綱第6条第3項の規定により高梨会長に進行をお願いしたいと思います。それでは高梨会長よろしくお願いいたします。

(高梨会長)

それでは、改めましておはようございます。今日は若干涼しいように思いますが、朝早くから御出席いただきましてありがとうございます。本日の議事がたくさんございます。時間的に非常にタイトになっておりますので、時間内に終えるかどうか危ぶまれます。発言の際は出来るだけ簡潔にお願いしたいと思いますので御協力をお願いします。それでは早速議事に入ります。議題1、報告事項○1の第六次千葉県障害者計画について、○2の第六次千葉県障害者計画の進捗体制について、○3の障害者基本計画について、を通して説明いただき、その後に質疑の時間を設けたいと思います。それでは事務局説明をお願いします。

≪事務局説明≫

(高梨会長)

ありがとうございました。これまでの説明につきまして御意見、御質問がありましたらお願いします。いかがでしょうか。よろしいでしょうか。専門部会に所属をされているかたについては既にお聞きいただいている点が多いこと思いますので特になければ、まとめて、最後に時間がとれたらお伺いしたいと思います。次に、報告事項の○4第五次千葉県障害者計画の進捗状況にいて事務局より説明をお願いします。

≪事務局説明≫

(高梨会長)

ありがとうございました。これまでの説明について、御意見御質問等ございましたらお願いします。

(植野委員)

資料3-1、平成30年度ピアサポートについての記述がございますが、この中で養成ということは非常に大事です。また、派遣についての考え方をお伺いします。精神障害のある方はひきこもりが多く、継続的な支援が必要と聞いております。千葉県にはひきこもりサポートセンターがありますが、こちらは電話相談だけだと聞いております。市町村においてもピアサポートについて、養成をするだけではなく、継続的な支援、派遣が出来る環境づくりが必要ではないかと思います。また、資料3-1の15頁にひきこもりの自立との記述があります。自立を促すためには電話だけでは十分ではない、やはりアウトリーチをして本人と対面することが必要と考えます。その辺の環境づくりを御検討いただきたくお願いいたします。

(高梨会長)

御意見ということでよろしいでしょうか。

(植野委員)

はい。結構です。

(高梨会長)

他にございますでしょうか。所属の専門部会については既に議論されているかと思いますが、ご自身の専門部会以外の部会担当分野について、御意見をいただければと思います。特にないようでしたら時間の関係がございますので、進めさせていただきます。議題、1報告事項の○5平成28年生活のしづらさなどに関する調査について事務局より説明をお願いします。

≪事務局説明≫

(高梨会長)

ありがとうございました。只今の説明について、御意見御質問などございましたらお願いします。入所・地域生活支援専門部会では、障害福祉サービス、介護保険の利用状況が少ないという状況についてどうしてなのだろうという質疑もありました。何かお気づきの点などございますでしょうか。よろしいようでしたら次に移らせていただきます。報告事項の○6千葉県袖ケ浦福祉センターの見直しの進捗に関する総括評価について、事務局より説明をお願いします。

≪事務局説明≫

(高梨会長)

ありがとうございました。皆様から御意見を頂く前に見直し進捗管理委員会の座長として、大変御尽力いただきました佐藤(彰)委員から補足がございましたらお願いいたします。

(佐藤(彰)委員)

昨年、中間報告を出させていただき、大変厳しい評価をさせていただきました。それから1年経ちまして、若干の改善も見られたんですけれど、やはり最終評価として厳しい内容とさせていただきました。事件が発生してから4年半、ずっとこの件に関与して参りました。先日の記者会見の時にも申し上げましたが、大規模施設というのはいったん建ててしまいますと、その在り方の見直しをすることは非常に難しいということを痛感いたしました。委員会として、どの程度提言申し上げればいいのかと大分悩みました。12というのは多いとも思いますが、今後は県の取り組みに委ねられているところです。この報告書は全国的に見ましてもかなり開放性の高い報告書であると思っています。今、大規模施設のあり方が全国的に問われておりますが、これを一つの土台として、千葉県が率先して大規模施設のあり方を構築されることを願っております。どうもありがとうございます。

(高梨会長)

ありがとうございました。それでは皆様からの御意見、御質問をいただきたいと思います。如何でしょうか。

(小林委員)

この答申が出されて、翌日の新聞を見ますと、1番多かったのが県の取り組み不足という見出しだったと思います。私が驚いたのが、第五次障害者計画の終期までに県に判断してほしいと言われていたという話なんですが、入所・地域生活支援専門部会等で県事業団の在り方の話をすると進捗管理委員会の報告待ちだよというイメージを受ける県の説明があったように思います。なぜこのような食い違いが出たのか、何故県は、どのようにするのか判断をしなかったのか、その辺のいきさつを御説明いただければと思います。未だ、現時点でも何も判断されていないから、袖ケ浦福祉センターの強度行動障害のある人たちは、県の何処に行くのか。実際にない状態です。いずれにしても、佐藤座長からの話を受けて、県は取組み不足という点について反論とか、認識のすれ違いとかあったのでしょうか。

(岡田障害福祉事業課長)

県としては、虐待事件が起こったことを踏まえ虐待の無い態勢づくりにまず早急に取り組む必要がある。定員を適正規模にして、少人数ケアをできる態勢とし、支援の質の向上を図ることに取組みました。また、県内の支援態勢の構築ということで、研修事業の実施や補助事業により袖ケ浦福祉センターの定員規模縮小に向けた取組みを行ってきました。ただ、その規模縮小の取り組みが養育園は出来たのですが、更生園については計画期間内に進まなかった。適正規模を達成した後の姿を県としては示したかったところです。しかし、適正規模を示すところまでたどりつかなかった。そのため、中間報告で昨年度末に、民間施設ということも念頭にというような、方針もでました。県は県立施設として建替えるのか、民間法人になれば、民間法人が建替えて、県が補助するのか、その辺が出てきましたのでなかなか検討が進まなかった状況があります。移行が様々な理由から進まなかったので、適正規模までの縮小が出来なかったとことに一番の問題があったと考えております。

(高梨会長)

よろしいでしょうか。他にはいかがでしょうか。定員減がなかなか進まなかった。これについては、佐藤(彰)座長から、県内のほかの施設等も傍観者であっては困るという御指摘をいいただいたと思います。飯田委員、何か御意見ございますか。

(飯田委員)

私どもは身体障害者の方の県立施設、鶴舞荘の譲渡を受けたわけですが、前々から県社会福祉事業団のほうにはお話しをしていましたけれども、県の身体障害者福祉協会も含めて出来ることは行いますということはお話しをさせていただいておりました。保護者の方の理解等もろもろあってなかなか先に進まないと聞いておりましたので、これからなのかなという印象は持っていたのですが、知的障害者福祉協会のほうは、小林委員いかがでしょうか。知的障害者福祉協会として協力しているという話は聞いております。

(高梨会長)

ありがとうございます。それぞれの施設においてはそれなりにご努力されているのだと思いますが、それでもなかなか進まないのはどうしてなのか、このことについて、白井委員は何かございますでしょうか。

(白井委員)

今までの色々な情報の中で感じていますが、県内のいろいろな施設等あるいは県の協力についてはかなりの労力、予算がかかっている状況はあります。細かいところは分かりませんが、やはり重い障害の方たちを千葉県としてどうするのかということがあります。全体としてどう考えるのか。具体的に誰がどこでどう考えていくのかが見えていないといいますか、なかなかそこに行きつかないなと感じています。先程、小林委員からお話しがありましたように、今、入所利用されている方が、移行するのに、具体的にどうなんだといったときにいろんな事業所の努力もあると思いますが、全体的にどうなのかがなかなか見えないので、県としてどう考えるのかを明らかにすることが必要なのではないかと思います。

(高梨会長)

ありがとうございます。他の方いかがでしょうか。

(三好委員)

私もパーソナルサポーターとして養育園に関わってきました。パーソナルサポーターは養育園のほうに入っていたということで、毎月1回くらいパーソナルサポーターが訪問して地域移行進めなければいけないという意識があったので、進んでいったのかというふうに感じています。更生園のほうにはパーソナルサポーターが入っていなかったと思います。逆に相談支援専門員は入っていたと思います。ただ、相談支援専門員は私設という扱いなので、頻繁には相談支援専門員の関わりというのがないように思います。この辺の違いが地域移行にあったのかなということを感じています。相談支援専門員はいろんなところの利用者に関わっていると思うので、更生園の地域移行というところの認識がきちんとできていたのかなというところが少し疑問に思うところです。

(高梨会長)

ありがとうございます。親の立場から田上委員、何か御意見ございますか。

(田上委員)

これは大変難しい問題でして、親としては40年間入所施設を目指してずっと活動を続けて来たわけです。その結果として入所施設がかなりできて来た。平成15年から地域生活に移行するという風になりましたけれども、国は地域生活に移行するだけの予算的な措置がほとんどされていない状況に近いような気がします。やはり入所施設はそのまま存続していますし、多少地域生活に移行してはいるんですが、予算的にはまだまだ地域生活を充実させるだけの予算化はされていないと思います。そして、これから入所施設はつくらないということですから、グループホームで地域移行ということになりますが、今地域移行をするためのグループホームのつくりかたが非常に難しくなっています。土地の安い田舎のほうではそれなりにできるんですが、問題は都市部です。都市部にどうやってグループホームが作れるのか、今国が考えている予算ではとてもじゃないけれども都市部に、例えば千葉市にグループホームを作るのは夢のようなことです。ですから、国は本腰をいれて地域移行に取り組んでいるのか、県として問いただしてほしいという思いがあります。実際、親の頭も、我が子を地域生活にと思うには、大変なふん切りをつけないといけない。そのためにはグループホームが目に見えて、そこにあるというものを見せないと親としてはなかなか納得できないものがあります。私自身もそうです。やはり自分が住んでいるところよりも環境のいいものをどうやって準備できるのか、それが今後の大きな課題かなと思います。更生園というのは特にそうだと思うんです。もうずっとそこで生活させている親御さんの考え方をどう切り替えるのか。それが大きな課題です。それには、こじんまりしたものをまのあたりにできるような政策を県として打ち立てていただきたい、それには国の協力をどのように取り付けるのかということが一番大きな課題かなと思っています。

(高梨会長)

ありがとうございます。田上委員から切実な思いが語られましたが、岡田課長、何かお答えございますでしょうか。

(岡田障害福祉事業課長)

いろいろご意見をいただきまして、ありがとうございました。国のほうに予算措置をしっかりとというお話がありました。県としては地域生活支援ということで、国のほうで旗を振っておりますがなかなか財源は来ないということで、県独自や他の県と一緒になって国への要望活動を、いくつかチャンネルがございますので、その中で予算の充実については要望しているところでございます。また、改めて要望をしっかりとしていきたいと思います。それから他の方々からも様々な意見をいただきました。提言にもございますこれから委員会を立ち上げて、そこでしっかり検討しなさいという提言をいただきました。これについては、早急に、今日お集まりの皆様からも御協力をいただきながら、いろいろな意見を吸い上げましてしっかりとした支援態勢を、今度こそは構築できるようにしていきたいと思っておりますので、今後も御意見御要望いただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

(田上委員)

すみません。ちよっと抜けていました。今、建物に関していいましたが、実際問題としましてグループホームを作っても支援するための人材が不足してる。その仕事に携わろうと思ってくださる方が不足している状況があります。人件費が保育園とかと比較すると低い状況かと思っています。グループホームの支援者、世話人の方の人件費がちゃんと職業とみなせるような賃金を払えるような制度、予算化を是非お願いしたいと考えております。

(高梨会長)

ありがとうございます。この問題はとても重要な問題ですので議論は未だあろうかと思いますけれど、時間の制約もございますので先に進ませていただきます。なお、今後とも当協議会としても進捗状況について、十分注視していきたいと思いますので、皆様の御理解と御協力をよろしくお願いしたいと思います。それでは次に進ませていただきます。議題(1)、報告事項の○7医療的ケア児者の実態調査について、事務局からの御説明をお願いいたします。

≪事務局説明≫

(高梨会長)

ありがとうございました。ただいまの説明について、御意見、御質問等ございましたらお願いいたします。

(植野委員)

資料7の9ページ、調査カード、この中に言語の理解があるかないかという設問について、これは日本語として、あるいは手話言語も含むかを確認したいと思います。

(事務局)

ここは、専門の先生にお任せしたのではっきりとしたことはわかりませんが、恐らく発達の段階の話ですので手話を含めての言語理解ということでよろしいかと思います。

(植野委員)

ありがとうございます。よろしくお願いいたします。環境によって親御さんが聾者という家庭で育った場合や様々なケースがございますのでその点に御配慮いただければと思います。

(高梨会長)

他にございますでしょうか。

(飯田委員)

このアンケートに関しましては、これでよろしいかと思うんですが、現状、重症心身障害児という定義でくくらなくても、大人になって疾病等で重症心身障害と同じようになっているような、医療的ケアが必要な方がいます。重症心身障害の定義にはあてはまらないけれどもかなりの医療的ケアを受ける必要がある人がいるという状況の中、今回はこれでよいと思いますが、定義にあてはまらない人たちの実態調査を今後行っていく必要があるのではないか、重症心身障害に限定しない調査が必要なのではないかと思いました。

(高梨会長)

ありがとうございました。この調査につきましては、入所・地域生活支援専門部会や療育支援専門部会で是非というお話が出たものでして、早速実現出来たことに大変感謝いたします。ありがとうございます。それでは報告事項はこれを持ちまして終わりまして、次に議題(2)の審議事項の○1第六次千葉県障害者計画の進捗管理について、事務局より説明をお願いします。

≪事務局説明≫

(高梨会長)

ありがとうございました。只今の説明について、御質問御意見ございましたらお願いいたします。進捗管理の仕方、評価の仕方の問題です。特にございませんか、ございませんでしたら次に進めさせていただきます。審議事項○2重点事業について事務局より説明をお願いいたします。なお、主要施策1から8まで説明をいただきまして、一括して質疑の時間をとりたいと思います。

≪事務局説明≫

(高梨会長)

ありがとうございました。各専門部会での協議は済んでいると思いますが所属されていない担当分野について、ご意見、ご質問等ございましたらお願いいたします。

(朝比奈委員)

3点教えて頂きたいです。1点目です。施設整備費補助金の関係ですが、昨年度当初予算4億5千万円に対して今年度予算が8千万円くらい減になっています。スプリンクラーの件等色々あるかと思いますが、ここは大丈夫なのかということ。2点目は先程から議論になっている袖ケ浦福祉センターの利用者受入等支援事業は減額となっていますが、その下の袖ケ浦福祉センター管理運営事業について、自然増なのかわかりませんが、当初予算としては増えていて、一方強度行動障害者等県単加算事業、ここは各施設への依頼で増えているとこの辺は入所地域生活支援専門部会でも議論があったようですが、予算をそのように付けて行ったということが政策の方向性に係ることなので、そのあたりを教えていただきたいと思います。3点目虐待防止対策の推進について、当初予算の半分くらいしか使われていなくて、今年度は若干総額になっていることについて御説明をお願います。

(高梨会長)

それでは事務局お願いします。

(事務局)

社会福祉施設等施設整備費等補助金が約8千万円減っていること、また、袖ケ浦福祉センターの利用者受入等支援事業が減額となっていることについて、平成29年度当初予算につきましては、袖ケ浦福祉センター療育園の利用定員を減らしたことを踏まえ、民間の障害児入所施設の整備を行いました。それに係る補助事業といたしまして国庫補助の社会福祉施設等施設整備費等補助金が約8千万円程度の減、それに対する県単上乗せ事業としての袖ケ浦福祉センターの利用者受入等支援事業の減が生じたということで、29年度は特殊な事情があったものです。強度行動障害者等県単加算事業については、民間の入所施設で強度行動障害のある人を受け入れる際の加算ですが、利用者の増加に伴い増額したものです。

(事務局)

虐待の事業の関係の御質問ですが、手元に資料がございませんが、当初予算について一部使われていないところが、半分くらいあるとのことについて、研修等の事業については当初の予定どおり実施しておりましてそのあたりはしっかり取り組んでおります。研修事業でも場所などを工夫して予算を使わないということも一つあります。また、恐らく、アドバイザーの派遣に関して実績が想定に及んでいない状況があるのではないかということがあります。手元に資料がございませんので、はっきりしたことは言えないのですが、しっかり研修を実施し、アドバイザーの派遣等により普及啓発を進め、県内に虐待防止の取り組みが進められていくようしていきたいと思います。

(事務局)

袖ケ浦福祉センター管理運営事業についてです。平成30年度予算が若干増加しております。29年度の当初予算は入所者数を50名程度と想定したうえで職員等の人件費を計上していましたが、入所者の地域移行が進まず、平成30年4月時点の入所者数80人程度と想定していることから職員等の人件費の見込額が増え、30年度の指定管理料が29年度より高くなっているところでございます。

(荒井委員)

施設整備費に関してですが、29年度からの繰り越し額約3億円は、30年度当初予算額に入っていないということでよろしいでしょうか。また、4億5千万円の当初予算に対して、1億円くらいしか使われていないのはずいぶん少ないと思うんですが、理由を教えていただきたいと思います。仮に、国庫補助の要望をあげて通らないのであれば、昔のように県単補助事業を行うなど、どのような状況なのか教えていただきたいと思います。

(事務局)

29年度決算見込み額、約1億2千万と翌年度繰り越し額約3億3千万円については両方とも平成29年度予算に位置付けられるものでございます。繰り越しになっているものについて、1つは工事の遅延によるもの、また、29年度の国の採択方針が変わったとのことで採択件数が大幅に減り、国の補正予算が2月に組まれましたことから、追加協議をして、年度末に交付決定をしたものが4件ございまして、それがそのまま翌年度繰り越しになっています。

(小林委員)

先程の袖ケ浦福祉センター管理運営費についてですが、30年度当初予算が746百万円。今、養育園と更生園は利用者数が100人を切っていると思うんです。その100人のために7億円を使い続けると1人あたり7百万円。それに対して県の取り組み不足がありましたという報道があります。県は人件費としてどのくらい出すべきと考えるのか。毎年度、夏頃になると翌年度予算要求をするわけです。県としてのお考えはあるのでしょうか。そこに職員がいるからということのみで考えているのではないかと思っているのですが。

(事務局)

指定管理料の積算につきましては、過去の実績を踏まえまして指定管理者の募集の際に執行予定額をお示ししています。額の範囲内で応募者から提案を受けまして最終的に指定管理料としているところです。この数字につきましては、既に5年間一括で契約しておりますので、事業団から計画変更の話がございましたら金額の変更も可能かと考えているところです。

(小林委員)

7億という巨額なお金なんです。たとえば強度行動障害について、見直し進捗管理委員会では、事業団に頼らない強度高度障害の県下の施設のシステムをつくりなさいと言っているわけです。それがわずか6百万円の予算なんです。県立施設であるならば、いくら指定管理といえども本来はどの金額でというのを示す、主導権が県にあるべきと私は思っています。いくら事業団に管理をお願いしているからといっても7億円という金額は、半分以下でも多いと私は思っています。

(高梨会長)

ありがとうございます。意見として、県のほうで検討いただければと思います。

他にございますか。よろしければ次に進みたいと思います。審議事項の○3医療的ケア児支援のための関係機関の協議の場の設置について、事務局より説明をお願いします。

≪事務局説明≫

(高梨会長)

ありがとうございます。ただいまの説明について、ご意見、ご質問等ございましたらお願いします。特にはよろしいでしょうか。療育支援専門部会の下において行うということです。特に御意見がなければ、そのようにお願いします。続きまして、議題3その他、事務局から報告があるようですのでお願いします。

≪事務局説明≫

(高梨会長)

ありがとうございました。その他、全体を通して是非、発言をしたいという方がいらっしゃいましたらお受けしたいと思います。いかがでしょうか。

(阿部委員)

障害者計画にしても障害福祉計画にしても、基本的な方法論として、数字をあげて数値目標を達成するというのはある意味妥当だと思います。そのうえで、最初の御挨拶で、萩原課長のごあいさつをいただいております、障害者の法定雇用率の水増し問題について、中央省庁或いは各地方自治体、政令指定都市もそうだったと、国が示したガイドラインがありましたということですが、数字を達成することが数字至上主義にならないようにしてほしい。数字をクリアしたからそれでよいということではなくて、中身をきちんと見て行くことが必要だと思います。

(高梨会長)

特に議題にはないのですが、障害者雇用の水増しについては、障害当事者はもちろんですが福祉に関わるものにとっては、大変遺憾なことだというふうに思います。当協議会としましても、この問題につきまして速やかに改善を図るとともに、防止策を講じていただくようこの場を借りて、課長に申し入れたいと思いますが、よろしいでしょうか。

≪異議等なし≫

では、是非課長よろしくお願いいたします。他にございますでしょうか。

(植野委員)

第四次障害者基本計画、資料2の21ページ、代読などについて記載がございますが、実は法律の中に、バリアになっているところがあります。電気通信事業法施行規則の14条に音声伝送の規定があります。例えばクレジットカード、キャッシュカードをなくした場合、そのときに代理から電話すると銀行、証券会社は本人の音声しか認めないとなっています。代読などについてもバリアフリー法があるということを国に交渉しなければならない状況があります。また、24ページ消防、警察の関係についてです。消防組織法との問題です。手話通訳については、市町村毎の縦割りのバリアがあります。例えばA市に住んでいる聴覚障害ある方が遠い場所にいったときに倒れて救急搬送されたとき、手話通訳者の手配の上で市町村地域生活支援事業と消防法のしくみには大きな乖離がある状況です。最後に雇用の件の問題が出ましたけれども、医学モデルにならないように、あくまで社会モデルを踏まえて、障害者手帳をもっていない障害のある人でもきちっとサービスの提供を受けられるかたちを考えていただきたいと思います。

(吉田委員)

障害者雇用の水増しについて、今日のニュースで官房長官から中央省庁で3,460人という数が出ております。ミスがあったとかそういうことではなく、もっと違うことがあったのかと思っています。私も市にいたときに計画を作りましたけれども、人事に投げるわけです。今達成していますかと。達成していますと回答が返ってくるわけですが、我々は裏を取ったことがありません。信頼しておりますので。千葉県の場合も、なぜこれが起こったのか。これは水増しなのか。単純な理解不足なのか、どう過程でこういう数字になったのかということは明らかにしていただきたいと思います。民間よりも数が多く設定されておりますので、その意味も踏まえてきちんと検証して頂きたいと思います。また、国のほうでは関係する職員の処分があるという話も出ているようです。やはりこの問題はどこかできちんとけじめをつけなければいけないんです。私、県の第六次計画を読み直したんですが、自治体や県の障害者雇用については触れていないんです。民間のことは、書いてあるんですが行政機関のことは触れていないんです。また六次計画の進捗管理に関する説明の中でも、県の障害者雇用率のことは、何ら発言が無かった。私はそのところを一番気にしていたんです。これを達成するのは1年でやるのか。3年かけてやるのか。その辺も含めて、どういう形で検証するのかと。ここまで言っては過ぎるかもしれませんが、数字ですべて評価するんです。実際に雇用率について水増しをやってきた当事者が県全体の数値管理をやっている。つまり嘘を付いていたひとが全体の数値管理をするのはよくないですよね。本来ならば、今後嘘をつきません。このような問題がありましたのでこのように改善しますと宣言しない限り、進行管理表については、何も担保されていないと私は思っておりますので、簡単なことではないと思いますが、とても重い問題ですので慎重にそして、きちんと見えるかたちでこのようにします。過去はこうでした。ここに問題がありました。ここはこのように改めて、このように進めたいというふうに明確に進めて頂きたいと思っております。

(亀山委員)

今回の水増しの件について、当事者が集まって当事者が話しをしたほうがいいのかなと思いました。基本的な雇用の在り方などを振り返って、新しいものを作るために各障害のある人がみなさん集まって話合える場があるといいなと思いました。

(高梨会長)

手厳しい意見を頂いておりますので、最後に萩原課長からコメントを頂いて終わりにしたいと思います。いかがでしょうか。

(萩原障害者福祉推進課長)

様々な厳しい御意見をいただきました。この件につきましては、全庁的には厚生労働省の千葉労働局からご指導を受けながら、対応しているところでして、当課としては関与していないところがあったのですが、このような問題が起きたことについては、しくみに問題があったのかもしれません。県のほうの採用は総務課とか、各組織によって雇用の事務をしておりまして、教育庁、水道局それぞれやっている中で、きちんと組織的に対応できていなかったと思いますので、関係部局と話しをさせていただきながら、この委員会でいただいたご意見も尊重させていただいて、今後の対応について考えて参りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

(高梨会長)

ありがとうございます。障害福祉所管課でございますので是非よろしくお願いいたします。それでは、最後に事務局から連絡事項がありましたらお願いします。

≪旅費請求書類の説明≫

(高梨会長)

ありがとうございました。議事進行の不手際で予定を10分超過してしまいました。今日は非常にタイトでしたが重要な審議事項もございましたので、どうぞ御容赦いただきたいと思います。それではすべての議事を終了し、進行を事務局にお返しします。御協力ありがとうございました。

(事務局)

それでは皆様、本日は長時間にわたりまして会議に御参加いただきまして誠にありがとうございました。以上をおちまして平成30年度第1回千葉県総合支援協議会を終了いたします。本日は誠にありがとうございました。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

ファックス番号:043-221-3977

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