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更新日:令和5(2023)年12月22日

ページ番号:396761

令和2年度第2回議事録(千葉県総合支援協議会)

1.日時

令和2年9月7日(月曜日)13時30分から15時30分まで

2.場所

千葉県庁本庁舎5階大会議室

3.出席者

(1)委員

高梨会長、寺田副会長、阿部委員、荒井委員、荒木委員、飯田委員、植野委員、海上委員、蒲田委員、亀山委員、木下委員、倉田委員、桑田委員、小林委員、佐藤(彰)委員、澁川委員、新福委員、鈴木委員、貫井委員、藤尾委員、三好委員、望戸委員、吉田委員、渡邉(哲)委員、渡邉(博)委員

(2)県(事務局)

  • 障害者福祉推進課
    小川課長、高品副課長、対馬共生社会推進室長、布施障害者手帳審査班長、地引障害保健福祉推進班長、中島精神保健福祉推進班長、吉原精神通報対応班長、共生社会推進室佐藤主査、飯沼副主査、木村主事、伊藤主事
  • 障害福祉事業課
    原見課長、廣田副課長、吉武副課長、千脇虐待防止対策班長、岩田法人指導班長、千代田県立施設改革班長、坂本事業支援班長、中居地域生活支援班長、伊藤療育支援班長

4.議題

  • (1)会長、副会長の選出
  • (2)報告事項
    • (1)千葉県重度の強度行動障害のある方への支援システムの構築及び千葉県袖ケ浦福祉センターの廃止について
    • (2)重点事業について
  • (3)審議事項
    • 第七次千葉県障害者計画の策定について
    • 説明事項(1)第七次千葉県障害者計画の骨子案について
    • 説明事項(2)第七次千葉県障害者計画策定に向けた関係団体からの意見等について
    • 説明事項(3)第1回千葉県総合支援協議会における委員からの意見等について
  • (4)その他

5.議事概要

(事務局)

只今から千葉県総合支援協議会(第七次千葉県障害者計画策定推進本部会)の令和2年度第2回会議を開会いたします。私は、本日の進行を務めさせていただきます障害者福祉推進課共生社会推進室長の対馬と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

皆様のお手元の資料と併せまして配付資料一覧をお配りしております。資料の不足等ございましたら、事務局までお申し出くださいますようお願いいたします。

なお、本日御欠席の連絡を頂いている委員の方は、佐藤愼二委員、澁澤委員、角田委員、星野委員でございます。

それでは、会議に先立ちまして、事務局を代表して小川障害者福祉推進課長から御挨拶を申し上げます。

 

(小川障害者福祉推進課長)

障害者福祉推進課長の小川でございます。令和2年度第2回千葉県総合支援協議会の開催に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。委員の皆様におかれましては大変お忙しい中、そしてお暑い中、またコロナ禍の中、会議に御出席いただきましてありがとうございます。また日ごろから本県の障害者施策の推進に格別の御理解と御協力を賜りますことに重ねて御礼を申し上げます。さて、今年度におきましては、当協議会委員として新たに5名の方に御就任をいただきました。皆様御多忙のところ快くお引き受けいただきましたことに深く感謝申し上げる次第でございます。今年度は第六次千葉県障害者計画の最終年度でございます。また、次期障害者計画の策定年度でもございます。目標達成するため、様々な施策を推進しつつ、現状や課題を整理いたしまして、次期第七次障害者計画の策定作業を進めていく必要がございます。本日の会議におきましては、重度の強度行動障害のある方への支援システムの構築、千葉県袖ケ浦福祉センターの廃止等について御報告をさせていただくとともに、次期障害者計画の策定に関し、計画の骨子案等について御審議いただきたいと考えております。委員の皆様におかれましては忌憚のない御意見をお願いいたします。終わりに本日御出席の皆様の御健勝と御活躍をお祈りいたしますとともに、本県の障害福祉の益々の推進のため、今後とも一層の御理解と御協力をお願い申し上げまして私からのあいさつとさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

 

(事務局)

続きまして、委員の皆様を御紹介いたします。恐れ入りますがお名前を呼ばれた方は御起立をお願いいたします。

 

≪委員の紹介≫

 

(事務局)

続きまして、本日出席の事務局幹部職員を紹介いたします。

 

≪職員の紹介≫

 

(事務局)

続きまして、議題に入る前に事務局からお願いがございます。御発言いただく前には先にお名前を名乗っていただき、その後に御発言をお願いいたします。また、議事録を作成する都合上会議中は録音させていただいておりますので、御了承ください。

それではここから議事に入りたいと思います。なお、この会議は本来であれば会長が進行を行うこととなりますが、会長が選出されるまでの間、引き続き事務局の方で進行をさせていただきます。

それでは最初の議事に入ります。議題(1)会長、副会長の選出についてです。御意見はございませんか。

 

(三好委員)

長年、当協議会をまとめてこられた高梨委員に会長を、そして同じく寺田委員に副会長をお願いするのはいかがでしょうか。

 

(事務局)

ただ今、会長に高梨委員を、副会長に寺田委員を推薦する御意見がありましたが、委員の皆様いかがでしょうか。

 

≪拍手≫

 

(事務局)

ありがとうございます。高梨委員御了承いただけますでしょうか。

 

≪了承≫

 

(事務局)

寺田委員御了承いただけますでしょうか。

 

≪了承≫

 

(事務局)

ありがとうございます。それでは高梨委員は会長席へ、寺田委員は副会長席へ御移動をお願いいたします。

それでは、初めに高梨会長から一言御就任の御挨拶をお願いしたいと思います。

 

(高梨会長)

ただいま会長に御指名いただきました高梨と申します。六次計画からの引き続きということになりまして、全く代わり映えしないものですから、もっと適任の方がいらっしゃるんじゃないかなと思っているのですが、とりあえず御指名でございますのでお引き受けさせていただきたいと思います。特に七次計画の策定にあたりましては、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けまして、当初のスケジュールが大変遅れております。また会議の持ち方についてもかなり制限がある中での検討となってしまいます。とはいえ、期間内に策定しなければならないという命題がございます。皆様方の積極的な御協力をいただきながらなんとか予定通り策定できるようにしたいと思いますのでどうぞ御協力の程よろしくお願いします。

 

(事務局)

ありがとうございます。続いて寺田副会長から一言御就任の御挨拶をお願いしたいと思います。

 

(寺田副会長)

寺田です。よろしくお願いいたします。ずっと障害者計画に携わってまいりましたけれども、色んな課題がある中でまさかコロナの問題が出てくるとは夢にも思いませんでした。コロナでは重症化のリスクが非常に高い年代に属しております。無事に計画策定まで漕ぎつけたい。そんな風に思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

(事務局)

ありがとうございました。それでは、この後の議事の進行につきましては、千葉県総合支援協議会設置運営要綱第6条第3項の規定により、高梨会長に進行をお願いしたいと思います。高梨会長よろしくお願いいたします。

 

(高梨会長)

分かりました。それではここからは私高梨が進行させていただきます。御協力の程よろしくお願いいたします。まず、議題(2)報告事項(1)千葉県重度の強度行動障害のある方への支援システムの構築及び千葉県袖ケ浦福祉センターの廃止について、事務局よりお願いいたします。

 

≪事務局説明≫

 

(高梨会長)

ありがとうございました。ただいまの説明につきまして御意見御質問等がございましたらお願いします。

 

(藤尾委員)

今御説明いただいた中で、くらしの場支援会議に今、袖ケ浦福祉センターにいる方はかからない。要は意思決定支援アドバイザーが入って、決まらなかった場合にこっちに行くっていうお話があったんですけど、皆さんかかるんじゃないんですね。なんでかっていうと、ポンチ図の中には意思決定支援アドバイザー的な人は配置されてないのにここでポンと出てきたのかが初めて見た私には不自然な感じがしたので、意思決定支援アドバイザーはとても重要な役割を担うのであれば、くらしの場支援会議の中にあってもいいだろうし、もっと言えば、袖ケ浦福祉センターは8月1日現在、強度行動障害者11名と書いてありますが、この方たちが何でかかんないのかなっていうのが非常に不思議に感じたので、ここでスキルを上げってたり、ここの会議が色んな実力をつけていくのかななんて思ったんですけど、その辺をお聞かせいただけるとありがたいです。

 

(高梨会長)

事務局お願いします。

 

(事務局)

ただいまの御質問でございますけれども、袖ケ浦福祉センターの利用者の移行の関係につきましては、今回の方針発表の以前からそれぞれの施設の関係者と民間事業所で色々調整いただきながら進めているのが現実でございます。ただ、中々施設の先行きが見えない中で、移行が進まなかったという事実もございまして、今回令和4年度末までに廃止するということがはっきり方針としてはっきり出ましたので、ある程度マッチングというのが進んでいくのかなと考えております。そうはいっても中々決まらない時には、くらしの場支援会議の前に意思決定支援アドバイザーを袖ケ浦福祉センターの寮ごとに意思決定支援アドバイザーを配置しまして、そこでマッチング作業を進めていく、中々進まなければくらしの場支援会議の方にお諮りをするというのも考えておりますので、対象から除いているということではございません。くらしの場支援会議の中で、意思決定支援アドバイザーと同じような役割をそこのメンバーに担っていただきまして、県内の各在宅での待機者の移行先も見つけていくと考えております。

 

(藤尾委員)

無くなるのが決まったから進むというのはちょっとおかしな話だと思っていて、これまで調整をしてきて難しかった方たちが居るということであれば、まさにここにかけるべきなのかなという風に、現場を見ていないので聞いた範囲での想像なんですけど、何かあまり計画的じゃないなっていう印象を受けたんですね。意思決定支援アドバイザーっていうのは前からいたってことですね。

 

(事務局)

意思決定支援アドバイザーは今後初めて置く方たちになります。

 

(藤尾委員)

であれば、この会議にかけるのと変わらないのかなって気がしたんですけどね。すみません。感想になってしまいました。以上です。

 

(高梨会長)

他にございますでしょうか。

 

(佐藤(彰)委員)

細かな点は藤尾さんが言ったようにいろいろわからないところがあるかもしれませんが、2013年に虐待死亡事件が起きて以来、かれこれ7年になりますけれども、その間検証委員会、あるいは進捗管理委員会という形でかかわってきたものとして一言感想を述べさせていただきます。私どもが最終報告で提案した内容をさらに整理されてですね、廃止するという、私どもはそういうことまで言ってなかったんですけれども、この度廃止するということを施策として県から提起されたっていうことに非常に驚くとともに感謝しております。県内各福祉関係者の方やあるいは県の職員の方やあるいは事業団そのものも職員の方々と多々調整をこの間されたんだと思いますけれども、それがこういう形で結実をしたということが大変私にとってもうれしい施策だと思っています。これは恐らく私の知る限り日本で最初の試みということになります。これだけの県立大規模施設を縮小するとか譲渡するという試みは各地でありますけれども、全く廃止をするという決定をしたのはこれが最初だろうという風に思っております。そういう意味では日本全国の注目を浴びる試みになると思いますので、令和4年末までに向けてですね、いろんな出来事が起こるんだと思いますけれども、必ずやり遂げていただきたいと思っておりますし、ここが千葉の福祉の力の見せ所だということになるのかなと思いますので、もう一段の踏ん張りをお願いしたいと思っております。深く感謝を申し上げることで私のコメントとしたいと思います。ありがとうございました。

 

(高梨会長)

ありがとうございました。佐藤委員には第三者検証委員会の委員長としてもこの間大変御苦労をおかけしました。感謝申し上げたいと思います。他によろしいですか。

 

(亀山委員)

専門性の高い支援員の養成というところなんですけど、集まるとかそういう仕組みっていうのはどうやって集まるんですかね。僕、強度行動障害支援者養成研修を受けた人間なんですけど、あれレベル高いんですよ。それを受けられる人間ってどういう風にやるのかなって聞きたいんですけど。

 

(高梨会長)

事務局お考えはありますか。

 

(事務局)

強度行動障害のある方の支援員に対する研修ということで、年度ごとに16人しか研修ができないということで、30日程度の現地での研修を含めまして、かなり内容のある研修だと考えております。私どもとしては、圏域が16ございますので、その研修を受けていただいた方につきましては受けて終わりではなくて、施設内ではもちろん、地域の中で考え方をぜひ広めていただきたい。基本的には各地域からお一人ずつ集まる形でお願いをしております。ただ実際なかなか30日間ということで、長い研修でございますので、各法人の方に依頼をかけさせていただいて、手が上がったところで考えているという実情でございます。

 

(高梨会長)

それでは、次に進めさせていただきたいと思います。議題(2)報告事項(2)重点事業について、事務局より説明をお願いします。

 

≪事務局説明≫

 

(高梨会長)

ありがとうございました。ただいま頂いた概要説明でございますが、何か御意見御質問等ございましたらお願いしたいと思います。

 

(貫井委員)

二つばかり申し上げたいと思います。

ひとつは、5ページの重度心身障害者(児)医療給付改善ということで、令和2年度から精神障害者も新たに対象とするということで、おかげさまで精神障害者も対象としていただくということがありまして、これについては大変感謝を申し上げたいと思います。私どもの家族会あるいは当事者からは手帳1級だけはとりあえず対象になっているんですけれども、等級にかかわらずこの給付を受けたいという希望は相当ございますので、引き続きお願いしたいと感じているところでございます。

もう一つは、2ページの精神障害のある人の地域生活の推進ということで、精神科救急医療の充実ということで、ここ1、2年予算額も増えてそれなりにこの精神科救急医療の充実がなされているということも私たち家族も実感しているところでございます。ただ一つだけ申し上げておきたいのが、この予算の中身については具体的には書かれてございませんけれども、この精神疾患の急激な発症や精神症状の急変などにより早急に対応していただくことがあるというのは沢山ございます。しかも、非常に大変な状態になることが様々ありまして、私は周辺の家族に非常にたくさんのことを聞いているんですが、その中で一つだけ申し上げますと、私の子どもも去年十数年ぶりに再発しまして錯乱状態になりまして、地域のクリニックに通っておったんですけれども、何とかならないかということをお話しても中々らちが明かないと、地域の県の相談窓口へ問い合わせするとこれは主治医の相談なんですよと、さらにまた主治医に相談するという。何を申し上げたいかというと、相談窓口は確かにあるけれども連携が全然されないと、警察なども当然お世話になっているんですけれども、そういうところの連携が全くされないという実態があるとたくさん聞いております。もう一つだけ申し上げますと、この地域移行ということで最近は3か月で病院から退院するという指導みたいなものがあるんですけど、中には3か月も経たずにお宅の子どもさんは病院では見られないと、退院してくださいと、半ば強制的に退院させられてしまうと、その後どうするのかという連携も全くないと、非常に困っているということがあります。これは一例なんですけど、この内容について連携というのは非常に大変大事なことなんですが、なかなかうまくいってないことが沢山あるんですね。予算はそれなりに確保されていると思いますけれども、そういう実態をぜひ御理解いただきたいと思って申し上げました。よろしくお願いします。

 

(高梨会長)

ありがとうございました。ご家族の立場から大変貴重な現実的な御意見いただきました。事務局の方でもぜひ参考にしていただきたいと思います。他にございますでしょうか。

 

(植野委員)

三つございます。一つ目は2ページ目にあります障害者差別にかかわる内容です。二つ目は同じく2ページの手話通訳に関わること、三つめは6ページ目の障害者芸術文化に関することです。

まず一つ目ですが、昨年か二年前かと思うのですが、関東で相談支援が集まった時だと思います。差別に対する会議があったかと思います。地域協議会という名前の意味が分からないという意見が出されていました。差別に関することというのが分からないと。当事者も加えての会議というシステムが市町村では十分できていないのではないか、従って、市町村へ啓発するためにはその努力が必要ではないかという話が出されたと思います。それをお願いしたいと思います。

二つ目は手話通訳に関わることですが、手話通訳者・要約筆記者は雇用の対象となっていません。厚生労働省の今回のコロナの対策で対象外として補助金が出ないと、盲ろう者の方のガイドヘルパーは対象になっている、そういったことで厳しい状況の中で、手話通訳がコロナに関係するところに出向くのは危険だということがあり、遠隔手話サービスということを厚労省としても100%の補助事業として付けていただきましたが、残念ながら千葉県の場合は、財政課の方で申請して頂けなかったようなので、改めて今後ともお願いしたいと思っております。

三つ目の障害者の芸術文化のことですが、啓発というのがよくわからない。センターも毎年色々変わっていきますので、情報障害をもつ人への配慮が必要ではないかと思っております。センターが色々変わってしまうとどこに相談していいかわからない。ホームページを見てもよくわからないと思います。仕組みを作りまして配慮をしていただければありがたいと思っております。すごく大事なことですので、予算もありますしぜひとも効果的に使っていただければと思います。

 

(高梨会長)

ありがとうございました。ただいまのは御意見ということで承ってよろしいですか。

 

(植野委員)

はい。よろしくお願いします。

 

(高梨会長)

他にございますでしょうか。

 

(三好委員)

5ページなんですが、DPATの体制整備ということで予算がとられているのですけれども、今年度DWATが開始される予定となっているかと思います。DWATについての研修が始まると思うのですが、それについて予算等はどうなっているのでしょうか。

 

(事務局)

DWATの御質問でございますが、恐れ入りますが担当課が健康福祉指導課で担当しておりまして、詳細につきましては、同課から説明する形になりますので、こちらではただいま資料がございませんので確認して後日御連絡させていただければと思います。

 

(高梨会長)

他にございますでしょうか。よろしければただいまのは報告事項ですので、次に進めさせていただきます。

次から審議事項になります。議題(3)審議事項第七次千葉県障害者計画の策定についての中の説明事項(1)第七次千葉県障害者計画の骨子案について、事務局より説明をお願いします。

 

≪事務局説明≫

 

(高梨会長)

ありがとうございました。

ただ今の説明について、委員の皆様から御意見御質問頂くわけですが、その前に私の方から事務局に確認させてください。今日示されました事務局の骨子案について、これから検討していくわけですが、専門部会と本部会の関係性、進め方です。従来六次計画までの方法ですと、先に専門部会で事務局の骨子案を議論していただいて、その結果が本部会に報告され、私どもは専門部会での結果について総括的な議論という形がとられていたわけですが、今回はまだ専門部会が開かれていませんので、これから皆さんの方から色々頂く御意見につきましては、参考ということで、専門部会の方で今後検討していただく、そして、次の本部会にこの結果が出てくるという流れになるのかなと思います。本日この骨子案について、私どもが各論について断定的なことを議論してしまいますと専門部会を拘束する可能性が出てきますので、その辺は配慮する必要があるかなと感じているのですが、そんな形でよろしいですか。

 

(事務局)

ただいま会長からお話のありました、この計画の進め方等につきましては、会長のお話のとおり今年度につきましては、新型コロナウイルスの関係から会議の開催がこれまで非常に難しかったこと、残り6か月において計画を策定・推進していく必要があることから、今回は本部会の方を第1回書面会議、そして、第2回の本日の会議で進めさせていただいているところです。骨子案につきましては、本日御協議頂いて、先ほど会長からもお話がありましたが、これから専門部会の方に本日の協議結果を踏まえたうえでお示しして再度御協議頂きたいと考えているところです。ただ、今年度につきましては非常に変則的な進行になってしまっておりますが、あくまで目的は骨子案を作ることではなくて計画を作ることで、今後計画の素案を作るうえで、今回のこの骨子案で修正する必要があるもの等につきまして御意見を踏まえたうえで、計画の中身を詰めていきたいと考えているところでございます。

 

(高梨会長)

再度確認ですが、次回の本部会で専門部会での協議をあわせて上がってくるということでしょうか。

 

(事務局)

今回の協議会の内容を踏まえて専門部会の方にお示しして、その結果を受けた形で、まだ日程的には正式には決まっておりませんけが、専門部会で何回か協議していただいた上で、その結果を次回の本部会の方でお示しさせていただければと思っています。

 

(高梨会長)

ありがとうございました。そういったことを念頭に置きながらこの場では今の説明につきまして、お気づきの点がありましたら御意見いただきたいと思います。なお、専門部会ごとに資料が1から8までになっておりますので御質問御意見の際には資料のいくつなのかを明らかにしていただいてから御発言いただきたいと思います。

 

(倉田委員)

確認さていただきたいのですが、各団体からの意見、今日ここに来られている委員、私も提案を出しているのですが、これらはまるっきり骨子案には入っていない状況の中でこれから専門部会でどうしていくかということを話し合って、また本部会で色々なことで盛り込むのか盛り込められないのかということをしていくのか、どういった理由で今回の提案を出したのかということを聞きたいです。

 

(高梨会長)

説明不足だったのかもしれませんが、本日のこの議題の後に、各団体からのヒアリングの結果と第1回の本部会で、委員の皆様からメール等で頂いた意見の内容が御紹介されることになっています。それをあわせて専門部会の方で検討していくという形で事務局よろしいですか。

 

(事務局)

会長からおっしゃっていただきました、次に資料5が各団体からのヒアリング結果、資料6が第1回本部会での委員の皆様からの意見の結果になります。これにつきましては、後程御説明させていただきたいと考えているところですが、今お話がありました通り、今回このような形で御意見をいただきまして、それを踏まえたうえで専門部会等に意見を踏まえた形で御提示させていただいて御協議頂くと、それを踏まえたうえで正式な骨子と計画の中身について進めていきたいと考えております。

 

(高梨会長)

今お示しいただいている骨子案は意見を反映したものではない、ということで御理解いただきたいと思います。他にありますか。

 

(植野委員)

資料の4なんですが、障害の定義という説明がありますが、冒頭で書いてある障害者の定義を説明してある部分について、障害者手帳を持っていない社会モデルの状況の人を含めての説明を入れた方がいいと思います。

 

(事務局)

障害者の定義に新たに加えるべきというお話ですが、これについては、今回の御意見を踏まえてどのような書きぶりで入れられるかどうか検討していきたいと考えております。

 

(植野委員)

社会モデルは終わりの方に書いてありますけれども、冒頭の部分ですので大事なところですから配慮をぜひお願いしたいと思います。

 

(事務局)

検討させていただきたいと思います。

 

(高梨会長)

他にございますか。

 

(藤尾委員)

資料4-6の就労支援専門部会の担当分野になります。いま4-6と言ったのですが、確か六次計画ではもっと大元のところでやっていただいたと思うのですが、去年は不適切な計上問題で散々この会議で皆さんから意見が集中したと思いますが、その際に継続的に進捗については報告ということだったのですが、この後資料があればよかったと思ったんですけど、今県で障害者雇用がどのように進んでいるのか、それを受けてなんですけれども、4-6で突如16番の数値目標の所で雇用率を達成した公的機関の割合というのだけがぽつんとのっかてるんですね。障害者の雇用率を優先したが故にあの問題が起きたのであって、何かの理念のもとにこの障害者雇用を進めていくということをどこかに入ってこないと数字を追っかけるだけのものになってまた同じことの繰り返しになるんじゃないかと懸念しております。今回のコロナの騒ぎで、阿部委員からの意見に出てましたけれども障害者の雇用がいまずっと危うい状況になっています。9月末までとなっていた補助金が12月末までには延びましたけれども、12月末に補助金が切れた際にどれくらいの方が離職するのか、今まで障害のある方の雇用というのが、業務集約型で進んできたものが結構あったんですけど、働き方が大きく変わってきてですね、一般の方がそれぞれ在宅で就労に移っていてそもそもそこに仕事がなくなっていたりと、働き方自体も大きく変革している最中だと思います。その中で千葉県がどういう風に障害者雇用を行政として進めていくのかをどこかで示した方がいいんではないか、六次でほんのちょっとだけ触れていただいたんですよ、それがすっぱり七次で消えてしまう様であればまた昔に戻っちゃうのかなって懸念があるので、何かそこについてどっかに入れ込んでいただきという要望です。

 

(高梨会長)

ありがとうございます。事務局の方で参考にしていただきたいと思います。

 

(吉田委員)

今後の取組の方向性で、難聴児支援のための中核的機能を有する体制の確保については、国の方でも盛んに言われていることなのでこういう記載は理解できます。歴史を振り返ると、過去には難聴児の専門施設はあったんです。難聴児通園事業だったと思いますが、ありました。しかし、障害者自立支援法ができ、障害者総合支援法ができ、発達支援はみんな一括しちゃったわけですよね。今まで専門性がありましたが、三障害で事業がバラバラだとよくないということで一体化したわけです。そのときには、いずれこうなるだろうと思っていたら案の定こうなったんだなと思っています。本来ならばいろいろ障害特性に合わせた事業があったのですが、それを統合しちゃったんです。統合すれば専門性は薄くなるんです。その結果、またここで専門性が薄くなったので専門的な機能を持つ中核的なもの作りましょうと言っている。こうした彷徨ってきた歴史をどっかに触れていただきたいと思うんですね、統合していって支援が薄くなっちゃたんですね、そこで適切な支援ができなくて困っちゃったから、再び難聴児支援のための中核機能をどこかに作りましょうという風に、書きぶりは難しいと思いますが要望として、歴史を振り返っていただきたい。こんな歴史があってこういう風に落ち着いたってことをですね、過去の歴史が消えてしまうことは非常に抵抗感がありますので、書きぶりということで工夫をいただき、歴史的出来事として記載いただきたいと思います。

 

(高梨会長)

ありがとうございます。他にはどうですか。

 

(澁川委員)

資料の4-8で(6)くらしの安全安心に関する支援なんですが、これが大分類の様々な視点から取り組むべき事項というところに入っておりますが、中身を見ますとこれはものすごく大事なことだと思うんです。災害というのはいつかあることではなくて毎年のように色んなところで起こっていることでありまして、もうちょっと千葉県の計画の中に目立つように盛り込んでいただきたいと、これはものすごい切なお願いですので御検討いただくようによろしくお願いします。

 

(高梨会長)

ありがとうございます。他にはどうですか。

 

(桑田委員)

資料4-7の方で2点質問させてください。1点目は(4)ひきこもりに関する支援の推進というところなんですが、ほかのすべての計画は障害者が対象で障害者計画の中に入っているんですけど、ひきこもりというのは障害ではないですし、ひきこもり者の多くがひきこもりという枠にはまらない方であったりとか、障害者や病者ではないとしたいという人たちがたくさんいる現状の中で、障害福祉サービスの調整ではどうも対象外の人がたくさんいると、さらにここで把握に努めるとあるんですけど、把握した対象を一体どこの支援につなげていくのか、というのが無い中で、窓口を整備するとですね、相談の窓口はあっても支援をする人がいないという現状が地域の中で起こっていて、このあたりの整理の所をどんな風にこれから進んでいくのかなと、そもそもひきこもりっていうのを障害者計画の中に位置づけた理由を教えていただきたいと思います。

もう1点、(5)矯正施設からの出所者等に対する支援の推進のところですけど、恐らく今まで障害がある方は、ここに地域定着支援というところの指針センターの対象となっていたかと思います。その方々は特別調整という形で、障害福祉サービス等の調整が入るんですけれども、実際そこから漏れている人は健康福祉指導課の中核センターのところで力を入れて行っています。ただ、あがってくる障害者がほぼ全員精神障害者という実態があります。精神障害者はすでに地域移行の給付対象になっていて、実際に地域移行の事業者に出所者支援どれくらいやっているのかと相談したところ、ほぼ無いと言われていて、これは本来入所・地域生活支援専門部会で話し合うことなのか、それとも精神障害者の包括のことを話し合う部会の中で話し合うことなのか、私はこれは精神の部で話し合うことになってくるんじゃないかなと思います。

 

(事務局)

まず、ひきこもりに関する支援が本計画に入っている経緯は、我々の方も調べるのにお時間をいただく形になります。

ただ、このひきこもりの方々の中には精神的な症状により、ご自宅の中に居続けてしまうという対象者の方も多くいらっしゃるので、「疾病・障害をもたれている方」ということで入っていると理解しているところです。

今お話があった通りひきこもりの方が自らの意思に基づいてそういった生活をしている方も多くいらっしゃることは理解しているところです。また、ひきこもり支援については、当初は学校の不登校から始まったこともあり、不登校の中やいじめで学習的な問題の障害でサポートが必要な方々も、障害者計画・障害児計画に載せようという形で入っているという理解と。

さらに、ひきこもると、実情としては生活、いわゆる働く、お金に関しての困窮が始まるというところも一つの概念としてあるかと思います。いわゆる生活困窮の部分でいうと、8050問題で、80代の高齢な家族が50代のひきこもり者を支えていくということに関しては、家族が支えきれなくなって出てくるひとつの社会問題になっているというところでございます。

生活困窮支援という直接的なサービスを提供する支援先など、今、ひきこもっている状態の中で何をサポートするかを振り分けることを目的にひきこもり地域支援センターが存在していると理解しております。

ひきこもりや矯正施設からの出所者に対する支援の推進などの記載が入所・地域生活支援専門部会にそぐわないという御指摘です。これにつきましては、各専門部会に関連はするけれども専門的に対応できない場合は、入所・地域生活支援専門部会で総括的な議論を進めるという形で整理をさせていただいたという経緯があるようでございますので、今回につきましても入所・地域生活支援で内容的に詰めていきたいと考えているところでございます。

 

(植野委員)

ひきこもりについて少し補足というか検討をお願いしたいことがございます。実は今お話しされているとおり、幅広くいらっしゃるかと思いますが、今回障害の配慮ということで言いますと、例えば数が増えております。聞こえない人でそういった方もおりますし、相談には電話で相談というのもあっても、FAXなどなかなか限界があるこということですね、要するにやりにくいということがあります。そういったことも含めまして、相談をするのに障害者が安心して相談ができる仕組みを検討していただきたいと期待しておりますのでよろしくお願いします。

 

(貫井委員)

私ども何年も前からですね、精神疾患についてのメンタルヘルス教育について申し上げているんですけれども、一義的には教育委員会が何年か先には高等学校の学習導要領にそういうものが載るということは既に決まっているようですけれども、私どもは学校教育はもちろんあれなんですけれども、メンタルヘルス教育というのは心の病気というか、そういうことについての学校特に低学年、思春期のお子様に対して教育というのをぜひ盛り込んでいただきたいと障害者基本計画にも申し上げてるんですけれども、4-2が精神のいろんなことの書かれていることなんですけれども、そこでちょっと私もそぐわないなという気がしまして、その一方で4-3に子どもたちへの福祉教育の推進というのが書いてありまして、これをよく読んでみますと、この子どもに対しての障害者についての知識の教育とそれに関することということで、これはちょっと私は意味が違うんじゃないかなという気がしてしょうがないんですね、こういうことももちろん大事ですけど心の問題、一人一人の心無いこと、ストレスに対してどうかということですね、いろんなことを子どもに対してそういうことの必要なことなんだと、ひいてはいじめとか色んなことにつながることなんで、もっと広い意味でのあれだと思いますのでね、この4-3に載っているのはちょっと違うんですけど、どこかにそういうものが盛り込まれたらいいなと思うんですけど、4-2には残念ながらそういうことはちょっと項目としては取り入れられないんで、そういうことをどこかの時点で非常に大事なことなんで盛り込んでいただくことをお考えいただけないかなと思います。

 

(高梨会長)

ありがとうございました。それでは、時間が押しておりますので、恐縮ですけど、次に進めさせていただきます。説明事項(2)第七次千葉県障害者計画策定に向けた関係団体からのヒアリング等及び説明事項(3)第1回千葉県総合支援協議会における委員からの意見等について、まとめてご説明お願いいたします。

 

≪事務局説明≫

 

(高梨会長)

ありがとうございました。本日予定していた議題はここまでなんですが、先ほどからの御説明にもありましたように、今日の議論の結果とただいま佐藤主査から御説明がありました部分については、専門部会の方におろしまして、専門部会で改めて議論していただいて、その結果が次回の本部会で上がってくるということになりますので、その際また改めて議論するような形で進めさせていただきたいと思います。ただ、骨子案たくさんございますので、事務局、第1回専門部会が開かれるまでの間メール等で御意見をいただくことは可能ですか。

 

(事務局)

この後、御意見又は御質問等がありましたら障害者福祉推進課の方へメール等でお問い合わせ頂ければと思います。

 

(高梨会長)

いつまでに。

 

(事務局)

会議終了後に事務局から締切や宛先といったことを委員の皆様にメールでお知らせしたいと思いますので、そちらで御回答いただければと思います。

 

(高梨会長)

コロナ騒ぎで色々と予定通りには進まないところもあるかと思いますが、様々な方法で少しでも多くの意見を集約できるようにしたいと思いますので御協力の程お願いします。

それでは予定していた議題はすべて終了しました。ありがとうございました。それではすべての議事を終了し進行を事務局へお返しします。

 

(事務局)

皆様、本日は長時間にわたり誠にありがとうございました。以上をもちまして令和2年度第2回千葉県総合支援協議会を終了します。ありがとうございました。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

ファックス番号:043-221-3977

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