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更新日:令和4(2022)年11月18日
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日時 | 令和4年11月17日(木曜日)10時30分~10時52分 |
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場所 | 本庁舎5階大会議室 |
動画 |
(知事)
皆様、こんにちは。
まずはじめに、「企業誘致セミナーin東京」の開催について、お話をいたします。
本県では、今後、圏央道千葉県区間の全線開通により、圏央道とアクアラインが一体となった広域的な幹線道路ネットワークが形成され、さらなる機能強化が図られる成田空港へのアクセスも向上いたします。
これにより、東日本における本県の広域的な拠点性が飛躍的に高まり、人や物の流れが一層活発化することが見込まれております。
こうした本県の立地優位性をPRし、一層の企業立地を進めるために、本日、午後2時から東京都内のグランドハイアット東京にて、「企業誘致セミナー」を開催いたします。
このセミナーは平成17年度から実施しており、毎回多くの企業の方々に参加していただいております。
今回は新型コロナの影響で3年ぶりの開催となりますが、定員を超える御応募をいただいたところであり、千葉県への関心の高さが伺えます。
セミナーでは、私自ら本県が持つ魅力や立地優位性を紹介いたします。
さらに、トークセッションでは、県内に近年立地された企業から2社をパネリストにお迎えし、「進出の決め手」、また「ウィズコロナ・ポストコロナ時代におけるビジネス展開」などについて語っていただきます。
人口減少時代において、地域が活力を維持するためには、産業や雇用を創出していくことが重要であります。
今後とも、国内外からの企業誘致を一層推進するため、トップセールスや企業訪問などを効果的に行い、本県の魅力をPRするとともに、全庁一丸となって本県へ立地を検討する企業の皆様をバックアップしてまいります。
(知事)
次に、「ちば文化資産」の追加選定とオリジナル フレーム切手デザインコンテストの投票について、お話をいたします。
県では、来年の千葉県誕生150周年を契機に、多くの県民の皆様に本県の魅力を改めて知っていただくために、「ちば文化資産」の追加選定と、オリジナル フレーム切手のデザインコンテストを実施しております。
「ちば文化資産」は、平成30年に県民からの投票によって、多様で豊かな本県の文化的魅力を特徴づける「モノ」や「コト」を111件選んだものになります。
今回は千葉県誕生150周年を記念して、合計150件となるように、候補87件の中から追加する文化資産を決める投票を行います。
追加候補には、神社仏閣や景観をはじめ、お祭りや食べ物など様々なものが挙げられております。
投票期間は、本日から1月22日までであります。
県ホームページ、郵送のほか、地域振興事務所などでも投票いただけます。
また、切手のデザインコンテストについては、既に選定されている「ちば文化資産」をテーマにした絵画や写真を募集し、この中から20点の受賞作品を決定したところです。
今回は、受賞作品の中から切手のデザインに採用する作品10点を投票で決定いたします。
投票期間は、本日から12月23日までで、本コンテスト公式ホームページや郵送、作品展示会場などで投票いただけます。
なお、作品は県立美術館、また各地のイオンモールで展示するとともに、期間中にワークショップも開催いたしますので、ぜひ御来場ください。
県では、来年の誕生150周年を盛り上げるために、市町村や民間企業の皆様とも連携しながら、本県ならではの多様な文化の魅力を発信する様々な企画を検討しております。
そして、これらの企画を記念行事にとどまらず、後世に残るよう展開をしていきたいと考えていますので、今後の取組に御期待ください。
私からは以上です。
(記者)
最初に、「企業誘致セミナー」のことで伺います。最近はテレワークが進んで、本社を地方に移転することなども活発化していると思うのですけれども、どういう企業のどういう業種の方を誘致したいのかというのを伺いたいのと、あとはDXが進む中で、首都圏以外の自治体も企業誘致には力を入れていると思うのですが、今、立地の優位性などもお話があったのですけれども、その中で千葉県の強みをどうアピールしていくのか。知事にとっては、今日のセミナーが就任後初めてとなるので、意気込みも含めてお願いします。
(知事)
まず、今の全体的な流れとして、おっしゃっていただいたとおり、テレワークもそうですし、もしくはカーボンニュートラルであったり、SDGsといった様々な国際的に大きな潮流というのが、しっかり今動いてきていると思っています。
そうした中で、今、千葉県は、1都3県の中でもコロナ後の人口増加率が非常に高い。そういう意味で、豊かな自然と近接性の両方を兼ね備えている千葉のプレゼンスは上がってきていると思っています。
そうした中で、我々本県の特徴としては、やはり成田空港の機能強化というのが2029年に控えているということ、また圏央道の千葉県区間を含めた千葉県のかなり重要な骨格となる広域道路ネットワークがいよいよ完成というか、大きな到達点に達する状況になっているところが、千葉県の拠点性が今後も向上し続けていく部分として、十分にPRできるのかなと思っています。
あとは、我々は今、企業誘致、産業拠点整備について、県庁全庁を挙げて強化をするべく取組を進めておりますので、こうした変わっていく千葉県の将来的な部分についても、今日参加された方々に伝えられればなと思っています。
(記者)
ありがとうございます。発表以外の項目になりますが、新型コロナウイルスについてまず伺います。相変わらず新規感染者数が増えています。感染拡大のスピードや増加の要因については、知事はどういうふうに考えていらっしゃるのかということと、これからサッカーのワールドカップも始まって、みんなが集まって楽しむという機会も増えてくる時期になると思うのですけれども、県民に気をつけてほしいことがあったり、日頃の生活で強化してほしい対策があれば、呼びかけをお願いします。
(知事)
今の感染の要因を全て特定するのはなかなか難しいとは思いますけれども、基本的には、アドバイザリーボードにもあるように、ワクチン接種や過去の感染で獲得した免疫が減衰してきているということ。それから、冬ですよね。どうしても換気が不十分になる。例年北海道が比較的早く感染が拡大していくというのも、それに起因するのではないかと推測をされていますので、そういった意味でも、冬特有の乾燥であったり寒くなるというところが、感染を拡大しやすい要因をつくりやすいのかなと思っています。あとは、今後新たな株だったり、変異いかんによっては、さらに上昇圧力になってくると思っていますので、その辺りを十分見極めた上で対策を進めていきたいと思っています。
そういう中で、おっしゃっていただいたとおり、やはりこれからワールドカップもそうですし、クリスマスであったり年末年始といった、どちらかというと換気が不十分な個人宅であったり、もしくはお店等々の中で、大声を発生し得る環境が比較的生まれやすいと思っていますので、寒い時期ではありますけれども、やはり定期的な換気をぜひしっかり徹底していただきたいということと、それから、その空間における人数、適切な距離を保った上で、感染に十分気をつけていただきたい。
また、ワクチンの接種、さらには、一番基本ですけれども、発熱を含めた症状がある場合は、イベントへの参加であったり外出を控える。こういうことの基本的なものをしっかり徹底していくことが大事ですので、この辺りを県民に継続して呼びかけていきたいと思っています。
(記者)
ありがとうございます。コロナに関連して政府の分科会が、第8波への備えとして「対策強化宣言」と「医療非常事態(宣言)」など新たな対策を示したところですが、外出自粛は求めるものの、営業自粛とか長期休校は要請せず、社会経済活動を維持しながら対策を講じるとした新しい仕組み、対策をどう評価されているかということ。併せて、行動制限については、「水際対策の緩和」とか、「全国旅行支援」なども進めていく一方、感染者が増えると後悔して自粛を要請するという、緩和と対策強化の繰り返しに疑問を抱く人もたくさんいると思うのですが、知事はどう受け止めているのか伺いたいです。
囲み部分について、当日の発言内容を補足しました。
(知事)
外出自粛を要請するということは、当然ながら様々な事業、なりわいをされている方々に影響が出るわけでありまして、そういう意味では、財政的な支援がない状態で、安易に外出の自粛を要請するのは慎重であるべきだと思っています。
我々も、知事会であったり様々な場を通して、やはりそうした外出自粛などを要請する際の都道府県もしくは事業者への財政的な支援がなければ、なかなか難しいと。結局、しわ寄せがそうした方々に行ってしまうのではないかなという懸念を持っています。
そういう意味で、国の分科会でもあるとおり、オミクロン株と同程度の感染力、病原性の変異株による感染拡大であれば、新たな行動制限を行わず、社会経済活動を維持しながら高齢者等を守ることに重点を置いた感染対策を講じる、これに尽きるのかなと思っています。行政が出すメッセージやお願い等がどこに影響を与えるのかということを十分深く認識をしながら、県民の皆さんの命を守るために適切な対策であったり、発信を行っていきたいと我々は考えています。
(記者)
ありがとうございます。私からは以上です。
(記者)
話題が変わって、家族の介護などを担うヤングケアラーについて伺います。少し前に県の実態調査というものがあって、小学校6年生の14%ほどがお世話をしていると書いてありました。政府や国会でも動きがあるようですけれども、こうした結果を受けた知事の思いと、それから自治体ごとの支援の在り方もばらつきがまだあるみたいですが、県としてどのような支援、仕組みみたいなものを検討していくのか、その辺りを聞かせてください。
(知事)
非常に高い数値で、これは当然「ヤングケアラー」という言葉自体の認知度が上がっていることも背景にあるのかなと思っています。それから、今後それぞれの内容の詳細の分析をしっかり進めていく必要があるだろうと思っています。年末までに行われる調査研究委員会でしっかりその辺りの分析や御意見を伺っていきたいと思います。
私なんかが感じるのは、例えば食事などを、本当に小学生の子たちが少なくない割合で毎日つくっているといった結果とかもいろいろ見ると、実際に毎日誰かをお世話するために子供たちの大事な時間であったり、いろいろなものが犠牲になっている状況というのが十分に考えられると思っています。我々のデータのしっかりとした分析の上で、これは何と言っても市町村との連携が不可欠だと思っていますので、一番必要な分野に支援が厚くできるように取り組んでいきたいと思っています。
(記者)
ありがとうございます。あと1点、新型コロナに少し戻りますけれども、全国で新規感染者が10万人を超えて、政府は先手先手で対応していくという姿勢を強調しています。一方で、先ほど知事がおっしゃったように、強い行動制限を伴う場合に、社会経済活動を止めてしまうのではという、この辺りのバランスも含めて、先手先手でどのようなものがあり得るのか。県民の関心も高いと思いますけれども、その辺りのお考えをお聞かせください。
(知事)
なかなか難しい問題だと思っています。我々が先手先手でできるのは、やはり保健医療提供体制という根本的な部分だと思っていますので、保健所の体制であったり医療へのアクセスを、様々な新しいルートも含めて構築をして、できる限り県民の皆さん方がアクセスできるようにする。これが我々の仕事だと思っています。
一方で、行動制限であったり、そうした県民、国民の行動を過度に萎縮させるような行動やメッセージというのは、これまでの経験上、私としては相当慎重にならなければいけないと思っています。今までも見てきたように、我々が出したメッセージ以上に行動の制限が行われて、それが弱者であったり、子供や若者に大きな影響を与えてきている部分がありますので、その辺りの影響もしっかり見極めた上で、大事なことは、高齢者等を守るという点において効果的な呼びかけが一番重要だろうと。全体の行動を等しくセーブさせるような部分は相当慎重であるべきだと考えています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
ワクチンの関連でお伺いしたいのですが、千葉市は今月に入って市全体で予約が殺到して、予約率が9割弱となるようですが、接種率が向上する反面、希望する人がだんだんスムーズに接種しづらくなっている状況にあるかと思います。現状の受け止めと、県として新たな対応というのは今後考えられているのか、お伺いしたいと思います。
(知事)
県営の接種会場も同じように非常に今接種の予約が増えている状況でありまして、そういう意味で、市町村も県も同じような状況だと思っています。接種を1日当たりの回数を増やすために、それぞれ全力をこれから尽くしていくということになると思います。多くなるというのは、これはむしろ望ましいことでありまして、冬が本格的に始まる前にできる限り多くの方に打っていただくために、今の流れ、ぜひより多くの方に予約をしていただきたいと思いますし、そのための接種能力の向上に向けて県も市町村も全力で取り組んでいきたいと思います。
今、ワクチンの量そのものはしっかり確保されておりますので、今までは接種する人と接種するワクチンのボトルネックではなく、予約側のボトルネックだったわけですから、それがこれだけ進んできているということそのものは、非常に前向きに我々としては受け止めています。
(記者)
ありがとうございます。コロナの関連でもう一点お伺いしたいのですが、全国知事会のコロナ緊急対策本部で、知事が国への緊急提言をされる予定だと思います。今の段階で、どういった内容で御発言されるかというのを少し御紹介いただけますでしょうか。
(知事)
今まさに調整している段階ですので、全体のことは申し上げられませんが、先ほどちょっと申し上げたとおり、やはり都道府県の財政支援をしっかりしていただきたいということ、それぞれの対策を行うには財源が必要でありますので、都道府県にある程度委ねるのであれば、それにふさわしい財源を用意していただくのが基本だというふうに思っています。
あとは、「○○宣言」とやらが、これまでのまん延防止等重点措置であったり緊急事態宣言と比べてどうであるのかを含めた整合性であったり整理というのはどうであるのか、これも含めて我々としてはしっかりと発言をしていきたいと思っています。
(記者)
ありがとうございました。最後にもう一つお伺いしたいのですが、話題が変わって、県内選出の齋藤健衆議院議員が法務大臣に就任されました。受け止めと期待されることをお伺いしてもよろしいですか。
(知事)
齋藤健さんは、本当に有能かつ馬力のある方でありますので、非常に今、旧統一教会の関連法案も含めて極めて重要な職責だと思いますけれども、この状況下で齋藤代議士が法務大臣に就任されるというのは、我々県民にとっても非常に期待が持てますし、困難な局面にふさわしい人事なのではないかなと受け止めております。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
そごう・西武が売却されるという話になり、ヨドバシカメラがビジネスパートナーとして参画するというふうになっている状況。千葉にも千葉駅前にそごうがありまして、市長時代からまちづくりに関連していろいろ知事は関わられてこられたと思うのですけれども、これについての受け止めをお願いいたします。
(知事)
そうですね、売却されることそのものは前から決まっておりましたけれども、そごう千葉店というのは千葉県にとっても重要でありますし、そごうにとっても、それから、全国の百貨店の売上げの中でも、そごう千葉店って非常に上位に当たる、極めて重要な店舗だと思っています。今回の売却を契機に、どのような形になるのかというのは我々としても見守っていきたいと思いますけれども、千葉の新たな活力につながるような、そうした展開になることを私たちとしては期待しております。
(記者)
ありがとうございます。では、そこは民間の側の動きや推移を見守るという感じですか。
(知事)
そうですね。あとは県や市であったり、そうした地元行政と連携しながら、まずそごう千葉店さんは、例えば千葉県産の農林水産物に対する支援であったり、いろんな取組をしていただいていますので、こうした今まで培ってきた良き連携関係が今後も続いてくる、これを私たちとしては大前提に考えています。
(記者)
ありがとうございます。また別の話なのですけれども、先ほどもちょっと話題に出ていた、これからワールドカップであったり、クリスマスであったり、年末年始であったり、そういったものがある中で、忘年会シーズンにも突入すると思うのですけれども、県内企業のうち6割が、今年もちょっと忘年会はやらないというような意向であるという調査結果が出ました。ここら辺について知事の受け止めをお願いいたします。
(知事)
これは各企業の皆様方が判断されることですので、やれとかやるなとか言うものではないと思います。我々は忘年会であろうとどんな場合であっても、飲食に関しては、先ほど申し上げたとおり、十分な空間と、換気であったり、基本的な飲食をする際の留意事項を徹底していただいた上で行われる飲食については、何も問題はないという立場でありますので、そのことが我々のメッセージであります。
(記者)
先ほど行動制限の話も出ましたけれども、そんな中でいわゆる飲食の自粛みたいなものも続いていると思うのですけれども、忘年会シーズンに向けて行政として何らかのメッセージを出すということは特にないということですか。
(知事)
それは当然、先ほど申し上げたとおり、クリスマスであったり年末年始であったり、先ほどのアンケートで6割、逆に言えばそれ以外は忘年会をやられるということ、新年会もある。ですので、その時期に合わせて、先ほど申し上げたとおり、例えば換気であったり、こういう部分を留意した上で楽しんでくださいみたいなメッセージというのは、これは十分に考えられると思っています。
(記者)
分かりました。ちなみに知事御自身は、忘年会への出席の予定はありますか。
(知事)
何を忘年会と位置づけるのかというのはありますけれども、まあまあ、ほどほどにという感じじゃないですかね。いずれにしてもしっかり留意した上で私としても行動していきたいと思います。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
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