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更新日:令和5(2023)年3月23日

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知事定例記者会見(令和5年3月16日)概要

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日時

令和5年3月16日(木曜日)10時30分~10時49分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和5年3月16日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 千葉県社会福祉センターのオープンについて

千葉県社会福祉センターのオープンについて

(知事)

本日は、千葉県社会福祉センターのオープンについて、お話をいたします。

社会福祉センターは、長年にわたり福祉関係団体の活動拠点として、本県の社会福祉の推進に大きな役割を果たしてまいりました。

しかし、開館から49年を経て、施設の老朽化が進み、また、複雑化・多様化する課題へ対応するための機能強化が必要であることから、新たな県立の施設として整備を進めてきたところです。

このたび、建設工事が完了し開設の準備が整いましたので、4月に新たな社会福祉センターをオープンいたします。

新センターは、現在の施設の近隣に位置し、建物は5階建て、延床面積は現在の1.4倍となり、非常用電源や災害用の井戸も設置しております。

また、新たな7団体を含む23の民間福祉団体が入居するほか、さらなる県民福祉の増進を図るため、3つの機能を強化いたします。

1つ目が、福祉人材の養成及び確保です。

充実した会議室などを活用し市町村や施設の職員向けの研修を行うとともに、施設内にある「福祉人材センター」、「外国人人材センター」、「保育士・保育所支援センター」と入居団体が連携して、人材の確保・定着の支援に取り組みます。

2つ目が、県民の地域福祉活動の促進です。

地域で福祉的な活動をする方に会議室などを利用していただくとともに、福祉関連の図書の貸出しや展示などによって県民への情報発信を行います。

3つ目は、災害時における福祉的支援の拠点となる機能です。

千葉県災害福祉支援チーム「DWAT」の養成や災害ボランティア等の育成を行うとともに、大規模災害が発生した際には「千葉県災害ボランティアセンター」や「千葉県DWAT本部」を設置いたします。

また、災害用備蓄倉庫を備え、帰宅困難者を最大200人受け入れる一時滞在施設としても活用いたします。

開館に先立ちまして、福祉団体関係者などを対象としたオープニングセレモニーを来月2日に開催いたします。

県では、新たな社会福祉センターの機能を活かして、「誰もが住み慣れた地域で個性豊かにその人らしく暮らせる千葉」を目指して取り組んでまいります。

私からは以上です。

質疑応答

(記者)

新型コロナ対策のマスク着用についてお伺いします。13日(月曜日)から個人判断とされて、県庁でも新たな方針に基づき、個人の意思を尊重した運用になってきたかと思います。運用変更で県庁内で混乱などしなかったかどうかということと、千葉市などは個人の判断とする一方、松戸市は市長部局の全職員が当面マスク着用とするなど、県内自治体でも判断が分かれています。こういった状況をどういうふうに見られているかを伺います。

(知事)

まず我々の県庁内でありますけれども、特に混乱は見られません。

それから、県内の市町村で少し違いがあるということですけれども、これは基本的対処方針を踏まえて、それぞれ判断できる状況になっておりますので、各自治体がそれぞれの考え方の中でやられているのかなと受け止めております。

(記者)

ありがとうございます。次に、統一地方選についてお伺いしたいのですけれども、前半戦の告示まで2週間余りとなりましたが、知事はこれまで候補予定者の皆さんからどのような支援をされてきたかということと、告示後を含め、今後はどういった形で対応されるかをお伺いします。

(知事)

私のスタンスは基本的に変わっておりませんので、選挙期間中に応援に行くとかは現時点で予定はしておりません。これまでも県政にご協力をいただく方に対しては、例えばその方が現職の方であれば、ご質問を我々県執行部側としてはどのように受け止めて、それが具体の施策にどういうふうにつながっているかということを執行部側としてもご紹介してきたこともあります。もしくは県政の共通の課題について、対談という形でお受けしたこともありますので、今後もそうした形で選挙には直接私は関わりませんけれども、県政にご理解ある方々と県政の政策等について意見交換することは、十分依頼があればお受けをするというスタンスです。

(記者)

ありがとうございます。次は柔らかい話題になってしまって申し訳ないのですが、WBCについてです。3月11日の試合は千葉ロッテの佐々木朗希選手が先発して、4回途中1失点、自責点0と好投されました。また、千葉市緑区出身の近藤選手が打率4割以上、出塁率は約6割と大活躍しておりますが、これまでの千葉県関係の選手の活躍をどういうふうに見ていらっしゃるのかということと、今日準々決勝が行われますが、チームに寄せられるコメントがありましたら。

(知事)

ありがとうございます。本当に佐々木朗希投手の堂々たるピッチングを大変私もうれしく拝見をしてまいりました。

それとご質問していただいて大変うれしかったのは、やっぱり近藤健介選手ですね。近藤健介選手が千葉市の成人式に参加されたことも私の市長時代にありまして、ずっと注目をしている選手であります。私は、今回の野手陣の中ではトップクラスの活躍だと思っていますので、まさに欠かすことのできない戦力として見事な活躍をされていらっしゃるのではないかなと思っています。

今日も試合がありますけれども、それぞれの選手の方々が役割を発揮されて勝ち進んでいくことを心から期待しております。

(記者)

ありがとうございます。もう一つ最後にまたスポーツの話で恐縮なのですけれども、プロバスケットのBリーグの千葉ジェッツが12日に天皇杯優勝で、昨日はBリーグの新記録をさらに更新する22連勝を成し遂げましたが、改めてこのジェッツの快進撃といいますか、どういうふうに見ていらっしゃるか。

(知事)

そうですね、本当にここ数年、常勝チームにはなっていらっしゃいますけれども、今シーズンは特に、レギュラーシーズンもそうですし、天皇杯も含めて、この間素晴らしい成績だと思っています。外国人の選手も日本人の選手も本当にチーム一体となって、そしてブースターが後押しをされているところが特徴かなと思っています。

この間、私もbjリーグに参戦されたときからずっと拝見をしておりますけれども、熱いファンとともに着実に基盤を整えられて、これだけのチームに成長されたことは、船橋市はもとより千葉県にとっても大変勇気と希望が持てるチームかなと思っていますので、ぜひ昨年の悔しさを全部払拭するようなシーズンになることを心から期待をしております。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

私からまず1点目が、JR京葉線の幕張豊砂駅があさって開業かと思います。駅の北側には県の免許センターがあるかと思いますが、北側につながる自由通路は、試算はされたのですけれども、実際に設置に向けた動きは今出ていないのが現状だと思います。免許センターは、多くの県民の方が利用される施設だと思います。ただ、50億円に上るとされる建設費の負担の在り方も含めて、県の対応をどのように考えられているかお願いします。

(知事)

当時、私も千葉市長時代に様々な議論に参画をしておりましたので、自分としてもこれは思いとしてあるわけですけれども、平成28年の新駅設置に向けての基本調査を踏まえて、駅舎等の同時期の整備は実施しないという形で結論づけたわけです。将来、通路の設置の検討が必要になった場合は、新駅設置協議会の構成員など、関係者間で協議をすることになっています。自由通路の設置についてはそういう必要性も含めて、まずは千葉市を中心に検討していくものと考えていますので、この辺りはしっかり神谷市長を含めて千葉市の皆さん方とは今後も意見交換していきたいと思います。

(記者)

ありがとうございます。もう一点お尋ねします。今、国会で話題になっている放送法が定める政治的公平についてです。総務省からの文書が公開されましたけれども、知事もツイートで文書が公開された際に、全文読むことをお薦めするとされていたかと思います。

この文書のどのような点に知事は注目されて読まれたのかということと、あとは今のところ放送局の番組全体を見て判断するとしつつも、一つの番組だけでも極端な場合は政治的公平を欠くとして認められないということを見解として出しています。こうした放送の政治的公平について知事のお考えをお願いします。

(知事)

まず、私もあの文書を見たときにやはり驚きました。あるテーマ、それもどちらかというとかなりセンシティブな、繊細な取扱いが求められる政策テーマに関して、その間の政治家と行政側のやり取りが克明に時系列で、しかも発言者も全て実名、というか何もA、B、Cとか見え消しをしない状況で全てを見ることができる状況というのは、私の記憶がある限りないことでして、政府の中の意思決定の裏側を全ての国民が見ることができるという意味では、今までになかったことではないかなと思っています。

それから、放送法の解釈の話ですけれども、当然ながらその放送局全体を見て判断するというのが基本だと思っています。特にロシアのウクライナ侵攻等々見ても、メディアの独立性というか、報道の自由がいかに重要かというのは、我々は日々、今まさに現実として向き合っていると思っています。我々政治家は、政治家に限らず意思決定する側というのは、時には報道の内容とか方向性に対して反論することはあったとしても、それをもって報道機関の許認可とかそうした部分に言及するのは、できる限り慎重であるべきだろうと私自身は考えています。

(記者)

ありがとうございます。前半のほうで追加でお伺いします。意思決定の裏側を見ることができる機会だったということですが、知事が御覧になっての所感といいますか、まさに克明な記録を見て、どういうふうにお感じになられたかお伺いします。

(知事)

行政は、特に放送行政を所管する総務省は、今までの蓄積を基に行政としての筋を通されている様子が拝見できたかなと思います。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

成田空港について伺います。先日14日に構想検討会がワンターミナルの候補地などについて中間案を発表しました。この間、県としても周辺農地の規制緩和であったり、様々な動きが進んできましたけれども、改めて知事として、成田空港、それから周辺の目指すべきビジョンと、投資を呼び込むための方策、この辺りについてお聞かせください。

(知事)

まず成田空港の機能強化、これは我々もこれまでも第二の開港とも言える大変重要な節目、動き、取組だということを申し上げてきましたので、この取組を最大限に効果を発揮していかなければならないと思っています。そういう意味では、成田空港も周辺市町も我々千葉県も運命共同体だと思っていますので、成田空港の機能を高めることは、ひいては周辺地域や県にとっても、我が国にとっても重要でありますし、我々が成田空港周辺でいかに成田空港を活用する、もしくは機能を高めるような取組ができるかどうかというのも、ある種、成田空港の競争力を国際的に引き上げるという意味でも重要だと思っています。

機能強化が2029年にある。それから、今回、中間取りまとめではありますけれども、NAAさんのほうで空港の中をどういうふうに再整備して充実した空港にしていくのかということも、ある程度思いとして見えてきている。我々はできる限りそれを後押しして、成田空港が多くの方に選ばれる、そして周辺地域が共に発展していく、そういう流れをより強めるように県としての役割を全力で果たしていきたいなと思っていますし、それは現実として一つ一つの取組として動きが出てきていると思います。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

先ほどの物流の関連で伺いたいのですけれども、物流施設の重要性が、解禁前の話なのでちょっとあれですけれども、柏のほうまで広がっているみたいな話を昨日地価公示のレクで言及があったのですけれども、常磐道と16号の結節になっている柏インターの辺りですとかは非常に今も渋滞していますし、今後成田空港との物流強化の関連で、周辺の道路の開発というか整備をどのように進めていくのか、もし構想などがありましたらお聞かせいただければと。

(知事)

我々はやっぱり空港の機能を最大限発揮するためには、当然ながらこの道路ネットワーク整備というのは不可欠だと思っています。現在、北千葉道路の整備に全力を注力しておりますけれども、一日も早い全線開通に向けて取組を行うべきでありますし、少し例示された16号の話は、これは空港関係なく以前からニーズの高い道路で、かつ混雑も一定程度発生しておりますので、今、千葉北西連絡道路などの構想も一歩ずつ具体化というか、進んできております。我々としては千葉県全体の道路ネットワークをさらに強化するために、圏央道、それから北千葉道路、その先の様々な道路構想の具体化を関係者と一緒になって取り組んでいきたいと思います。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

政府の物価高対策等で、低所得者世帯に現金給付をすることを検討されているということですが、中間層など対象にならない人も多い条件で物価高騰の支援が行われることで不公平感が高まりかねないだとか、統一選の時期を控えているのでばらまきだといった指摘もあるのですけれども、今回の政府の検討についてどう思われるかということと、長引く物価高騰で多くの人の生活に影響が出ている中、どのような目配り対策を期待しているか。

(知事)

もう今までのこの間の流れ的に、年金受給世帯も含めた低所得の方々に何らかの給付事業が立ち上がるんじゃないかということは以前から予想しておりましたし、やはり出てきたなという気がいたします。

政策そのものは、物価高騰で特に低所得の方々への影響は大きいという意味では、その背景は十分に理解できるものですが、先ほどおっしゃったとおり、中間層といいますか、そのはざまにいる方々にとってみれば、なかなかいろいろな思いが多分おありなんだろうと思っています。

我々の物価高騰対策の考え方としては、まずは政府の具体の方針、もうしばらく先に示されると思いますので、その内容を十分に把握させていただいた上で、我々県として、それに上乗せをするのがいいのか、それ以外の部分に手当てをするのがいいのか、その辺りをしっかり、我々として何ができるのかというのを見極めて判断していきたいと思います。

(記者)

ありがとうございます。花見のシーズンが間もなく来るのですけれども、今年は4年ぶりにお酒を伴う飲食というか宴会が解禁される公園なども県内にはたくさんあると思います。この4年ぶりの飲食解禁のお花見をどのように楽しんでほしいか、御意見をお願いします。

(知事)

多くの方々にとってみれば、季節の移ろいを感じる、そうした場でもあると思っています。ですので、コロナに限らず、そしてウイズコロナだからこそさらに重要だと思うのは、当然ながらそうは言っても羽目を外し過ぎず、適度に会話を楽しんでいただいて、桜をめでていただければと思います。

(記者)

ありがとうございます。

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  • 千葉県社会福祉センターのオープンについて
    →健康福祉部健康福祉指導課【電話】043-223-2607

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