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更新日:令和4(2022)年7月20日
ページ番号:527328
日時 | 令和4年7月14日(木曜日)10時30分~10時59分 |
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場所 | 本庁舎5階大会議室 |
動画 |
(知事)
皆様、こんにちは。
まずはじめに、新型コロナウイルス感染症対策について、お話をいたします。
本県では、新型コロナウイルスの感染者数は、6月中旬以降急速に増加しており、昨日は直近7日間平均の新規感染者数が2,522人となりました。
増加の要因としては、オミクロン株の新たな亜系統への置き換わりが急速に進んでいることが考えられ、県内では、7月12日現在で、BA.5に27.4%が置き換わっているところであり、引き続き注視していく必要があります。
確保病床の使用率は、昨日の時点で26.5%と増加傾向にあり、段階的に病床確保のフェーズを引き上げるなどの医療提供体制の確保を順次、進めているところです。
一方で、重症者病床の使用率は2.5%と低い水準で推移しています。
県としては、現段階では、県民や事業者の皆様に対して、新たな行動制限などは行わず、社会経済活動と感染防止対策の両立を図っていきたいと考えています。
このため、県民の皆様には、基本的な感染対策を徹底していただき、飲食店を利用する場合には、これまでと同様に、認証店や確認店を利用いただくとともに、1テーブル4人を基本として、広さに応じて一定の距離などを確保できる人数で、会話のときはマスク着用などの対応をお願いいたします。
次に、ワクチン接種についてです。
ワクチンの感染予防や発症予防、重症化予防の効果は、接種後、時間の経過とともに低下していくとされています。
3回目接種は、県内では、60代以上は約9割が接種を終えていますが、20代、30代では約5割にとどまっています。
新型コロナウイルス感染症は、若い方でも、重症化したり、治癒した後も症状が長く続くことがあります。
夏休みを前に、御自身の健康を守るためにも、3回目の接種がお済みでない方、特に若い方々には、早めの接種をお願いしたいと思います。
また、60歳以上の方や、基礎疾患をお持ちの方などを対象とした4回目接種も始まっています。3回目接種から5か月後に接種が可能となりますので、対象の方々は早めの接種をお願いいたします。
なお、県集団接種会場であるJR津田沼駅前の「モリシア津田沼」でも、3回目、4回目の接種を行っております。予約がなくても接種が可能でありますので、ぜひ御利用ください。
次に、高齢者の方や基礎疾患のある方などの感染対策についてです。
オミクロン株は、感染性・伝播性が高い一方で、重症化リスクが低いとされておりますが、高齢者や基礎疾患のある方などは、重症化する可能性が一定程度あります。
高齢者や基礎疾患のある方及びこれらの方と日常的に接する方は、感染リスクの高い場所や場面への外出は避けること、家庭内においても室内を定期的に換気するとともに、こまめに手洗いを行うことなどの感染対策を徹底していただくようお願いいたします。
現在、感染者が増加している状況にありますが、県民の皆様にあっては、夏休みに向けて、基本的な感染対策を続けつつ、これまでどおり日常生活を送っていただきたいと思います。
(知事)
次に、「新鮮!ちばのさかな!水産物直売所マップ」について、お話をいたします。
千葉県は三方を海に囲まれており、四季を通じて多種多様な魚介類が水揚げされています。
また、古くから漁業が盛んな千葉県に受け継がれる文化・芸術に触れることのできる博物館や、ダイビングなどのマリンレジャー施設などもあります。
そこで、千葉の漁村を訪れ、地域ならではの新鮮でおいしい魚介類を味わっていただくため、また、マリンレジャーなど、魅力ある千葉県の海を満喫していただくため、水産物直売所やお食事処、マリンレジャー施設を掲載した「水産物直売所マップ」を作成いたしましたので、御紹介いたします。
マップには、直売所やお食事処のほか、今年度は、千葉の海の文化として、大漁の祝い着である「万祝」や「江戸前寿司」、千葉の食文化として、郷土料理のくじら料理やいわしの胡麻漬けも紹介しています。
また、スタンプラリーに御参加いただくか、掲載商品をお取り寄せいただいた方の中から、抽選で10名の方に「千葉ブランド水産物の詰め合わせセット」をプレゼントする企画もあります。
千葉県は、日本屈指の海の県であります。海の恵みにより育まれた食文化、レジャーや海に関わる芸術・文化は、ともに本県が誇る大きな魅力であります。
マップの配布は、本日から首都圏のJR主要駅、高速道路のサービスエリア、パーキングエリア、道の駅などで開始いたします。
また、電子ブック版もあり、スマートフォンでも見ることができますので、ぜひマップやスマートフォンを片手に千葉県にお越しいただき、千葉の海を満喫していただきたいと思います。
私からは以上です。それでは、御質問をお受けいたします。
(記者)
コロナについて、冒頭発言もありましたが、依然として感染者数は増加傾向にあるということで、現在の感染状況の受け止めを改めてお願いします。
(知事)
急速に感染が拡大しているということ、それから、BA.5などの亜系統への置き換わりが他県ではさらに進んでいるところもあります。そういう意味では今月一気に置き換わりが進んでいきますので、今後も感染状況は予断を許さないと思っています。保健所の体制であったり、もしくは病床の確保をしっかり進めて乗り越えていかなければいけないと考えています。
(記者)
行動制限について、先ほど、現時点では考えていないという話ですが、その理由を教えてください。
(知事)
もともと、国の基本的対処方針に基づいて我々都道府県は行動制限等を行っていくわけでありますけれども、現時点において、国のほうでも行動制限の考え方がないということ、それから、病床の状況、重症者・中等症についてはまだ病床に余裕というか、受入れ余地がある。こういう状況の中から、現時点で行動制限を行うことは考えていません。
(記者)
国のお話、病床のお話が出ましたが、今後行動制限の必要性、是非なり有無なり判断するに当たって特に重視する項目は、病床のお話とかワクチンのお話とかあると思いますけれども、どういったところになるのでしょうか。
(知事)
一番重要なのは、やはり何と言っても病床の状況だと思います。中等症や重症の方々が増えてきて、そして県民の皆さんの命を最優先にしなければならない状況になれば、当然ながら様々な国の方針等も見ながら、我々として対応を考えていくということになると思います。
(記者)
昨日、ツイッターで「7月下旬から8月にかけて医療提供体制が厳しくなることも予想される」と書かれていますが、この理由とか、厳しくなる程度をもし予想されているものがあったら。
(知事)
これは、今後の置き換わりの問題であったり、若い方から徐々に高齢の方々に感染が拡大していった場合に、重症化リスクの高い方々が一定程度感染して、中等症や重症の患者が増えてくる。こういうものが今までの経験上、一定程度期間がたつと出てきますので、それがどの程度のレベルになるかというのは、まだ十分には予想がつかないわけですね。ただ、我々としては厳しくなることも予想して、しっかりと早め早めに対策を取っていきたい、医療提供体制の拡充を進めていきたいと、そういうふうに考えています。
(記者)
分かりました。
(記者)
安倍元総理がお亡くなりになった件について、県内で把握している範囲で、記帳所など追悼できる場所を御存じであれば教えてください。
(知事)
県としては、把握することはしておりません。
(記者)
知事が個人的にツイッターのほうで紹介されていましたが、知事個人として把握されているのも、そのツイッターの中で紹介しているものということですか。
(知事)
はい。
(記者)
県としては、今後そういった追悼できる場所を設けるようなお考えはありますでしょうか。
(知事)
我々、もう既に半旗を掲揚させていただいて、弔意を示させていただいたところでありますけれども、そうした場の設置については予定しておりません。
(記者)
後日、お別れの会が開催されると耳にしています。知事自身も先日、個人的な交流もあったというようなお話をされていたと思いますが、出席されるようなおつもりはありますか。
(知事)
お別れの会の詳細、今後多分出てくると思いますので、その内容や出席者の範囲であったり、また当然スケジュールとの兼ね合い等見ながら判断していきたいと思っています。私個人の気持ちとしては、やはりしっかりと気持ちは何らかの形で、出席するなどできればしたいなとは思っています。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(記者)
新型コロナの関係でございます。さきの全国知事会の緊急提言に、濃厚接触者について要望がありました。社会活動の維持継続に支障が生じているというような文言がありましたが、この辺り、なかなか政府も現場をすくい上げ切れないところもあると思います。知事から見て、濃厚接触者について、どのような現場で支障が生じかけている、生じかねないというところがあれば教えてください。
(知事)
例えば保育所に関しては、この間、オミクロン株が比較的弱毒性であるということであったり、もしくは熱中症、発育等への配慮などから、マスクを外した行動というのも広げていくということが政府からも示されたわけであります。
そうした中で、保育所の活動の中で、どうしてもマスクを外して過ごす期間が一定程度あれば濃厚接触者として認定されて、それで多くの子供たちが自宅待機になり、そして保護者が仕事に行けなくなるといった、例を挙げればこういうケースがこの間出てきているわけでありまして、医療的リスクではなくて、そうした濃厚接触者というものがあるがゆえに、比較的健全な方々が社会活動ができない状況、それが一定程度社会活動にも影響を与えている。今後ますますそれが拡大していく懸念がありますので、濃厚接触者の疫学的なエビデンスに基づいて、社会経済活動と感染対策の両立の中で、どのような形であり方を見直していくのか。これは、私も様々な知事とも意見交換をしておりますけれども、かなり多くの知事が同じ課題意識を共有しておりましたし、先日のオンラインでの知事会でも、私以外の知事からも様々発言があったところでありますので、政府には速やかに決断をしていただきたいと思います。
(記者)
かねてオミクロン株について、知事がいわゆる地方の自治体と都市部を抱える自治体、また世代間の分断みたいなものを指摘してきました。今回も急速に広がっているわけですが、この辺りどういうふうに意見統合といいますか、あるべきだと考えますか。
(知事)
結構変わってきたなと思っていまして、例えば3月、4月、春の段階では、地方圏と都市圏ではかなり意見の認識というか、オミクロン株によってある程度状況が変わったのではないかという発言が比較的多かった都市圏の知事に対して、地方圏は少し慎重だったケースが見受けられたわけですが、今、私が意見交換している範囲では、そうした都市圏、地方圏問わず、徐々に多くの知事がこの疾病の扱いを一定程度見直す、その程度にはもちろん意見の差はありますけれども、一定程度見直しをしていくことは妥当ではないかと考える知事が多くなってきていると受け止めています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
屋外でのマスク着用のことと関連で伺いたいのですが、来月、千葉市内で音楽フェスティバルのロックイン、サマソニが開かれるのですが、事務局側が熱中症のリスクを考慮して、基本的にマスクを外せるところは外しましょうという考え方を示しました。国のガイドラインに準ずるルールで運用とのことですが、夏は屋外でのイベントもたくさんあり、県は現在、人が密集しているときは屋外でもマスク着用を推奨していると思いますけれども、熱中症のリスクもある中、音楽フェスティバルの事務局の考え方と、屋外でのイベント時のマスク着用について、改めてお願いします。
(知事)
大規模なイベント開催時には、当然イベント主催者と私どもは意見交換をしながら、我々県として申し上げるべきことを申し上げていきますので、一概に屋外で彼らが密集した状況でマスクを外すということではないと認識しますし、それは我々としても意見は伝えていくということだと思います。
もし、担当部署のほうでも何かあれば。
(職員)
健康福祉政策課です。
8月に千葉市内で行われるロック・イン・ジャパンとサマーソニック、それぞれのフェスについては、このイベントに係る安全計画が提出されておりまして、きちんと確認をしております。
今回の声明ですが、いわゆる熱中症予防の観点から、国や県が呼びかけているマスクが外せる状況であれば外しましょうと、そういう趣旨の呼びかけをしているわけでありまして、我々の考え方と相違がないものと認識しております。ですから、熱中症と感染対策、両方に十分気をつけていただいた上で、安全にフェスを行っていただきたいと考えております。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
濃厚接触者の関係で、知事は一定年齢以下については濃厚接触者の扱いを見直すべきということをツイッターでも言われていますが、一定年齢以下というのはどこら辺の範囲を知事としては考えておられるのか、その考えの背景も併せてお願いします。
(知事)
先ほど例示をさせていただいたとおり、保育所や幼稚園では実際にそのような問題が起きているわけですね。ただ、これについては、当然ながら疫学的な知見等に基づいて判断していく必要があると思いますので、その中で、当然ながら年齢が低ければ低いほど重症化率が低いというのは間違いない事実でありますので、そうしたデータと、濃厚接触者等の制約があった場合に制約を受けるレベル、その中で、政府の中で有識者の意見を聞きながら、一定年齢層以下を見直すというやり方も一つではないかという話です。これは新しく政府で判断していただきたいと思います。
(記者)
幼稚園とかや保育園のすごく小さい年代と、あとは影響を受けるのは働きざかりの20代、30代、40代ですけれども、そこら辺も一定年齢以下というものに知事としては入ってくると考えていますか。
(知事)
私からすると、生活の場面上、マスクを外して一定程度集団で生活をせざるを得ない幼稚園や保育所というのが最も優先順位が高いだろうと考えています。そこから先は、先ほど申し上げたとおりのバランスの中で判断していくべきことだろうと思っています。
(記者)
ありがとうございます。関連して、全国知事会のほうでは、感染法上の位置づけを見直すべきという意見があったのですけれども、知事としては、そこら辺は保健所の感染者の把握なども負担がかかっていると思いますけれども、そこら辺は知事としてはどのようにお考えでしょうか。
(知事)
そうですね、以前も申し上げたかもしれませんが、まず第一として見直すべきなのは、陰性のデータを、いわゆる検査数を日々確認することに何の意味があるのかというところがまず問題ですね。医療機関は毎日検査をして、陰性だったものも含めて検査結果というのをデータに入力をして、集計し、そして各行政機関が集計し、発表する。これに何の意味があるのかというところですよね。
私からすれば、インフルエンザと同じように、定点観測でより正確な数値をしっかりと取ることで十分ではないかと思っていますので、まず第一として、日々検査数を集計することの負担と意味を早急に政府には見直しをしていただきたいと思います。
その上で、次におっしゃったとおり、今度は陽性者数について、日々確認、集計することがどこまで適当なのかというところですよね。しっかり感染傾向をつかむために、日々ある程度のトレンドは追っていかなければいけないと思いますけれども、それは今のやり方しかないのかという部分は、私はもうそろそろ政府は考えなければいけないときに来ているだろうと思いますし、これまでも我々は申し上げてきています。
(記者)
ありがとうございます。最後に、ロック・イン・ジャパンの関係で、主催者側に知事としてはどういうふうに対応していってほしいとお考えですか。
(知事)
サマーソニックであったり、ロック・イン・ジャパンの主催者は、長年しっかりとしたフェス運営をされていますので、我々としても事業者を信頼した上で、安全な計画を我々としては実施していただきたいと思います。重要なのは、参加をする方々だというふうに思っていますので、事業者の方々の思いや計画を十分に理解の上で、個々人が節度ある行動を取ることによって、こうしたコロナ禍の中にあっても、音楽の灯を絶やさないようにできるわけでありますので、一人ひとりの参加者がしっかりとそうした事業者のルールに従ってフェスを楽しんでいただきたいと思います。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
私からも新型コロナウイルスのことについて質問させてください。県のほうでは、最悪の場合を想定して今後の感染状況に多分対応されると思うのですが、これまでの県の1日当たりの最高の感染者数は、2月上旬の6,500人ぐらいだったのですが、その2週間前に3,000人台に突入しました。今回の感染の伸び方というのは、同等と予測されているのか、もっと前回の2月以上のことが、県内最高を超える可能性があるというふうに御認識なのか、どういうふうに予測されて対応されていますでしょうか。
(知事)
これはですね、正直、予断を許さないという一言に尽きると思います。どこまで伸びていくのか分からない。ただ、我々としては、前回を超えるような感染者数が出ることも十分想定をしながら、先ほど申し上げたとおり保健所の機能拡充ですとか、臨時医療施設も含めた病床の確保ですとか、こうしたものはできる限り早く、一つ一つ積み重ねていきたいと考えています。
(記者)
今度はワクチンのことですが、世界的に見ますと、世界のスポーツイベントとかテレビとかを見ますと、マスクをしない人が観客席にいるのは欧米では日常的になっています。それとワクチンに対する考え方ですが、先ほど、まず3回目を受けていない青年層は受けましょう、受ける機会がございますよというふうにお示しされましたが、今、国のほうが定めていない青年層や若者の4回目のワクチンというのは将来的に必要とお考えなのか、まだこれは様子を見たほうがいいとお考えなのか、知事のお考えを教えてください。
(知事)
これはもう世界的に、ワクチンの3回目、4回目接種などにおける有効性、必要性等については様々な研究が行われてきて、順次認められたりしております。そういう意味では、4回目の接種に関しては、今、我が国が行っているとおり、一定年齢以上や基礎疾患を持っている方について、4回目の接種を進めていくことが妥当だということでありますので、今後、海外での世界的な研究の中で、例えばそれよりも若い世代の方々も接種をすることが妥当であるというような知見が得られれば、恐らく政府がしかるべき判断をされて、実施という形になると思います。現時点においてはその段階ではないと考えています。
(記者)
私からは最後なのですが、昨今、政府のほうが、行動制限については都道府県のほうから要請が来ていないと、何度も繰り返しこのやり取りを見てきたわけなのですが、現時点で、例えば1都3県間で今回の第7波について話し合いとかをされているのでしょうか。
(知事)
知事とはいろいろ意見交換をしておりますけれども、現段階において行動制限の具体的なやり取り等を行っていることはないです。
(記者)
分かりました。ありがとうございました。
(記者)
何点か確認させていただきたいのですけれども、先ほどの検査数の定点観測で十分ではないかというお話ですけれども、あれは感染症法上の分類を5類でいいという趣旨を含んでますでしょうか。
(知事)
私、この2類・5類論ってあまり好きではないんですよ。そうするともっといろんな範囲、まさに公費負担も含めていろんなものが動きますので、2類・5類というと、そこに込められるそれぞれの人の受け取り方が全く違うので、私はこの2類・5類論の話は基本的に言及しないようにしています。私が申し上げたのは、濃厚接触者の在り方であったり、もしくは検査数や陽性数の把握の仕組みなどについて、十分に感染対策のレベルなどを維持した上で負担軽減を図ることが、十分にできるのではないかという趣旨です。
(記者)
分かりました。あと、前の質問と重複して申し訳ないですけれども、濃厚接触者の見直しを今おっしゃっているのは、あくまでも世代をある程度限定した上でのことなのかというのを、もう一度確認させていただきたいのですけれども。
(知事)
年齢で切ることが私の趣旨ではないので、そうではなくて、オミクロン株以降、濃厚接触者を特定する意義というのが大きくバランスとして変わってきていますので、そうした中で社会経済活動への影響ということと、それから感染を広げないようにすることの意味合いとのバランスの中で、エビデンスに基づいて政府としては判断してほしい。そのときにそういう考え方も含めてありますよねという例示でしかありませんので、年齢で区切ってそうしろと私が言っているわけではありません。
(記者)
あくまでも疫学的な話であって、年齢が若いと重症化率が低いからとか。
(知事)
それはもちろん、当然要因になるでしょう。結局バランスですから、そのバランスがどこの部分をとるのかという判断のときに、当然、年齢というのも一つのファクターになるのは間違いないですね。
(記者)
例えば、実際に県庁で職員の方が働いていく上で、濃厚接触者というのは現段階では必要か必要ではないかというのは、どう思われますか。
(知事)
我々はもう大人ですから、まだある種、マスクをしっかりして、仕事の空間であれば十分できるわけですから、それそのもので大きな支障が出ているのかというのはありますけれども、先ほど申し上げたとおり、一定程度集団生活を送るようなそういう層であったり年齢に関しては、当然問題が起きますよね。また、それが起きることによって、今度は保護者層やいろんな範囲にさらに濃厚接触者の範囲が広がっていくわけですから、社会経済活動としては影響が出るということです。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
先ほど国のほうで、観光支援策である「全国旅行支援」につきまして、「現在実施する状況ではないというふうに捉えています」というのですけれども、併せて千葉の県民割の対象期間は本日までとなっていると思うのですけれども、このキャンペーンを含めて今後の千葉県としての対応を、決まっていることがあればお聞かせください。
(知事)
国の正式決定がなされて、その中でこのブロック割を延長するということであれば、千葉県も含めて関東ブロック各県は継続する方向で調整しておりますので、正式決定次第、8月末までの延長を判断していきたいと思います。
(記者)
現時点でまだ国のほうから報告だったり、そういうことは来ていないと。
(知事)
そうですね。少なくとも今日来るだろうと思っておりますので、来次第、我々として早急に判断いたします。
(記者)
ありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症への対応について
→健康福祉部健康福祉政策課【電話】043-223-2630
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