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更新日:令和5(2023)年4月12日

ページ番号:578422

知事定例記者会見(令和5年3月24日)概要

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日時

令和5年3月24日(金曜日)15時30分~15時58分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和5年3月24日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 令和5年度定期人事異動について
  2. 「第5次ちば中小企業元気戦略」について
  3. 千葉県誕生150周年記念「ちば文化資産」追加選定の結果発表について

令和5年度定期人事異動について

(知事)

皆様、こんにちは。

本日は、定期人事異動についてお話をいたします。

まず、今回の人事異動の基本的な考え方です。

人事異動に当たっては、職員一人ひとりが能力を最大限発揮できるよう、職員の意欲・能力・実績を重視した「適材適所」の人事異動を行ったところです。

また、「千葉県総合計画~新しい千葉の時代を切り開く~」の各種施策を一層推進するための人事体制を整えました。

なお、人事異動の規模についてですけれども、今回の異動者数は2,520人であり、前年度の2,696人と比べ176人減少いたしました。

次に、役付職員の登用についてです。

登用に当たっては、男女の区別なく、それぞれの職にふさわしい能力・適性を備えた職員の積極的な登用を図りました。

幹部職員については、部局長のうち、定年により6人が退職するため、総合企画部長に冨沢昇地域づくり担当部長を、防災危機管理部長に添谷進地域防災担当部長を、環境生活部長に井上容子政策調整担当部長を、農林水産部長に前田敏也スポーツ・文化局長を、企業局長に吉野美砂子環境生活部長を充てるなど、7人を交代といたしました。

女性幹部職員については、組織の中枢となるポストに積極的に登用した結果、部長級職員が過去最高の4人となりました。

また、課長級以上の女性幹部職員は前年度から3人増加し、過去最高の39人となったところです。

そのほか、成田空港を活かした地域の活性化に向け、空港地域振興課を改組し、成田空港政策課と空港地域共生課を新設し、体制の強化を図りました。

また、千葉県誕生150周年記念事業の実施に向けて、全庁的な調整や官民の連携を推進するとともに、市町村主催の記念事業に係る支援を実施するため、体制の整備を図りました。

さらに、こども・子育て施策をより一層推進するため、「こども家庭対策監」を新設するなど体制の整備を図ったほか、児童虐待の防止に向けて、児童家庭課の体制の整備を図りました。

新年度はこの新たな体制のもとで、職員とともに議論を重ね、知恵を出し合いながら、「千葉県総合計画~新しい千葉の時代を切り開く~」の各種施策について、スピード感をもって一層の推進が図れるよう、しっかりと取り組んでいきたいと思います。

「第5次ちば中小企業元気戦略」について

(知事)

続いて、中小企業の振興について、お話をいたします。

県内企業の99.8%を占める中小企業は、本県経済を支える重要な存在であります。

中小企業の振興と地域活性化の好循環を図り、県全体が活性化するよう、このたび、「第5次ちば中小企業元気戦略」を策定いたしました。

今回の戦略では、社会・経済環境の急速な変化に対応するため、施策横断的な視点として、デジタル技術の活用、SDGsの推進、グローバルな動きへの対応、ライフスタイルの多様化を設定いたしました。

そして、これらの視点のもと、基本的方向として4つの取組を記載いたしました。

1つ目が、起業・創業などの「成長の後押し」です。

若い世代の起業への意欲を高める取組や、革新的なベンチャー企業への短期集中型の伴走支援を行います。

また、洋上風力発電関連の産業や、健康・医療ものづくり、バイオ関連などの成長産業への参入を促進していきます。

2つ目は、「経営基盤の強化」です。

中小企業が多様な経営課題に対応できるよう、産業振興センターなどの支援機関が連携して伴走支援をいたします。

3つ目は、「人材の確保・育成・定着」です。

中小企業の人材不足の解決には、若者や女性、高齢者、障害者、外国人など多様な人材の活躍が重要です。

そのため、誰もが働きやすいと実感できるような魅力ある職場づくりに向けた支援や情報発信を行います。

4つ目が、「地域活性化」です。

地域資源を活用した商品開発への支援や、新しい技術やアイデアによる地域課題の解決へ向けた取組を促進いたします。

また、充実した広域交通網や豊かな自然環境などの本県の強みを生かした企業誘致や観光振興も進めます。

本県経済の発展のため、中小企業が果たす役割は大変重要です。中小企業が社会・経済環境の変化に対応し、持続可能性を高め、千葉らしい力強い成長を実現できるよう、これからも全力で後押ししてまいります。

千葉県誕生150周年記念「ちば文化資産」追加選定の結果発表について

(知事)

最後に、「ちば文化資産」の追加選定について、お話をいたします。

県では、千葉の魅力を多くの県民の皆様に知っていただくため、現在111件ある「ちば文化資産」を、県誕生150周年にちなみ、合計150件となるよう、今回新たに39件を選定いたしました。

今回追加した「ちば文化資産」の一部を御紹介いたします。

ドイツ式ソーセージの製法が日本で初めて習志野に伝えられたという歴史が由来の「習志野ソーセージ」、野田に伝わる水神信仰に基づく雨乞いの神事「野田のつく舞」、世界初の農業協同組合「先祖株組合」を創設した「大原幽学の旧宅」など、多彩な魅力にあふれたものが選ばれております。

これら追加選定分も含む「ちば文化資産」の全体に関する情報は、県のホームページで御覧いただけます。

「ちば文化資産」は、多様で豊かなちば文化の魅力が集まったものであり、未来に贈る大切な宝物です。

今後開催される150周年記念事業などを通じて、ぜひ皆様も千葉らしい文化に触れながら、本県の歴史を振り返り、未来に思いをはせていただきたいと思います。

私からは以上です。

質疑応答

(記者)

人事異動についてお伺いしたいのですけれども、まず、今回の人事の特徴ですとか、前年から大きく変わった点がどういうところにあると知事はお考えになっているかというのをお教えいただけますか。

(知事)

それぞれ部局長が退職をしますけれども、総合計画の推進に向けて、必要な分野に適材適所で人材が配置できたのではないかなと思っています。それぞれ非常に視野の広い方々だと思っています。

また、先ほど少し申し上げたとおり、女性の登用がさらに進んだというところも特徴ではないかなと、そういうふうに思います。

当日の発言内容について、囲み部分を訂正しました。

(記者)

ありがとうございます。今少しお話しいただいたところではあるのですが、女性の登用について、部長級、課長級とも過去最高とのことですけれども、女性の幹部と管理職の登用や昇進について、どういったお考え、お気持ちで臨まれたかというのを、もう少し詳しくお願いします。

(知事)

まず千葉県の職員は、男女共に非常に優秀な職員が多いと受け止めています。その中で、当然、性別で昇進等を決めているわけではありませんけれども、女性の職員の方々の中に大変優秀な方々も多いということと、それから、これは男女だけではありませんけれども、できる限り意思決定であったり政策決定に多様性を組織の裏づけとしてつくるべきだと思っていますので、そういった意味でも、女性の幹部職員等が増えているというのは、全体の組織の傾向としてはいいことではないかなと思っております。

(記者)

ありがとうございます。話題が変わって、WBCについてお伺いしたいのですけれども、日本代表が決勝戦でアメリカを3対2で下して、14年ぶりに三度目の優勝を果たしました。この優勝のお受け止めを伺いたいのが一つと、昨日、千葉市の神谷市長が、緑区出身の近藤選手と千葉ロッテの佐々木投手、吉井コーチに市民栄誉賞を贈ると表明されました。県として、千葉県ゆかりの選手やコーチを表彰されるお考えがあるかというのをお聞かせください。

(知事)

私も全て予選も含めて試合を見てきましたけれども、特に準決勝と決勝は、本当にこんな展開があるんだというぐらい劇的な展開ばかりで、相手チームも含めて、本当に全ての選手の皆さん方の役割が発揮されて、野球の醍醐味が詰まったような、そうした2試合であったのではないかなと思っています。本当に感動と勇気を多くの方々に与えていただいたのではないかなと思います。

特に、千葉ゆかりの佐々木朗希投手、そして近藤健介選手が、本当に活躍をしたということは、我々千葉県としても大変うれしく、誇らしい気持ちになったなという思いがいたします。

賞の関係でありますけれども、まず、近藤健介選手に関しては、東京2020大会での功績によって、既に県民栄誉賞を受賞されているということと、佐々木朗希投手は、御承知のとおり、もう完全試合等の個人の記録で知事賞を授与されておりますので、改めて表彰は考えておりません。もう、それをはるかに超えるような、素晴らしい頂に上られた方々でありますので、賞はそういうことの考え方でありますけれども、今後も、我々千葉県としては、こうした千葉県でプレーされている、もしくは千葉県ゆかりの選手の方々の活躍を県民と共に応援をしていきたいと考えています。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

私からは2点質問させていただきます。1点目は、先月行われました県立高校の入学試験で採点ミスが多数見つかって、本来合格していた受検生が不合格になったというような問題が明らかになりました。この事案に対する知事の受け止めと、再発防止に向けて教育委員会にどのようなことを求められるのか、お願いします。

(知事)

本当に入試は生徒の進路を左右する非常に重要なものでありますので、今回の問題はあってはならない誤りであり、まず、教育委員会は、責任を持って不合格とした受検生、そしてまた保護者の方々に寄り添った対応を速やかに行っていくことが重要だと考えています。

教育委員会のほうからは、採点誤りの原因を徹底的に究明すると、そういうふうに聞いております。外部の意見も聞きながら、実効性のある再発防止策に取り組んでいただけると思いますので、しっかり対応していただきたいと思います。

(記者)

ありがとうございます。では、2点目なのですけれども、松戸市で小学3年生の女の子が連れ去られて殺害された事件から、今日で丸6年となりました。去年には小学校の保護者会の元会長の無期懲役が確定しています。改めてこの事件の受け止めと、昨今の情勢から子供の安全を守るということについてどのようにお考えか、お願いします。

(知事)

リンさんの御冥福を改めてお祈り申し上げたいと思いますし、また親御さんのお気持ちも察するに余りあるものがあります。改めてになりますけれども、通学路の安全も含めて、関係者がこうした事件が起きないようにするために、みんなが一丸となって対策の取組を継続していくべきだと思っていますし、千葉県の子供たちがそうした事件に巻き込まれないように、県としてもしっかり役割を果たしながら、関係者とともに安全安心な千葉県をつくっていきたいと思っています。

(記者)

発表にあった「第5次ちば中小企業元気戦略」について質問させてください。中身では、基本的方向で4つの方向性が示されたと思うのですけれども、知事として、今後の中小企業の成長と発展に向けて必要と考えているところを改めて聞かせてください。

(知事)

それぞれ4つの視点というのは重要なわけでありますけれども、大事なことは、環境の変化をチャンスというふうに捉えて、新しい事業に意欲的に取り組む。これは新規に創業する方、起業する方もそうですし、また、既存の企業でも、新分野に挑戦をしていく。こうした機運を高めるということと、そうした方々を、確実に我々がその挑戦を後押しをしていくということが大事だと思っていますので、そうした意欲を、我々、こうした戦略も策定して、具体の事業を充実させながら後押しをしていきたいと考えています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

人事異動に関連して、先立った当初予算案の編成において、知事が職員の皆さんとの意見交換や議論を大事にされてきたというような話があったかと思います。改めて、今回の人事を踏まえて、どのような県庁組織にしていくか。また、御自身が就任してから、何か変化みたいなものがあるのか、この辺りを教えてください。

(知事)

お話しいただいたとおり、政策面において、特に今の時代は、2つのアプローチがあるというのは予算時に申し上げたとおりですが、まず、ボトムアップに関して言えば、若い方々であったり、それぞれの現場の方々がやりたいと思うことを、できる限り実現をしていく。チャレンジをしていく。それによって組織文化が活性化すると思っていますので、そうした挑戦を引き出したり、実現に向けて動けるような人というのが、いわゆる管理職であったり幹部に、私は一つまず求められるものだと思っています。

それから、もう一つはトップダウンですよね。今の時代というのは、先が見通せない世の中でありますので、県庁の中で座っていて、考える、立案するだけで時代の変化を捉まえた千葉県の政策というのはつくれませんので、積極的に外部とコミュニケーションをとったり、時代の最先端にキャッチアップをしていく、そういうフットワークであったり、外部との接触、交渉ができるような能力が必要だと思っています。そういった両面から、この間、職員とも向き合ってまいりましたし、それに基づいて、できる限り、そうした職員が評価されるようにしてきたつもりであります。

(記者)

ありがとうございます。

(知事)

なかなか、知事レクというと、何かもう全部出来上がって、あとはオーケーを言っていただくためだけみたいな世界がどうしても、これは私が前の千葉市長のときもそういう状態でしたけれども、もちろん、それも組織としては当然あるわけですけれども、本当にみんなで知恵を出し合うような、そういう局面も増えてきたのではないかなと思います。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

2点お願いします。まず、少子化対策のところなのですけれども、厚労省の人口動態調査によると、2022年の出生数が80万人を割り込み、千葉県でも約3万8,000人で戦後最少となりました。過去の会見でも出生数の減少について言及されていらっしゃいますが、改めて受け止めをお願いしたいのと、県は国のこども家庭庁の発足に合わせて組織を改正し、今日も御説明をいただきましたが、こども家庭対策監を置くということですが、こども家庭庁への期待と、今後の少子化対策に向けた取組なりお考えを、改めてお願いします。

(知事)

本当に、今進んでいる少子化というのは、極めて深刻だと思っています。特に、私なんかは団塊ジュニアの若干下ですけれども、本当にこの下を支える世代がいないと言われている世代でありますので、日本の将来を考えていくと、当初想定以上のスピードで少子化が進んでいるということは、極めて深刻に受け止めなければならないと思っています。

そうした中で、私たち行政に求められるのは、本当に実効性のある少子化対策だと思っています。子育て支援と、いわゆる効果的な少子化対策というのは決してイコールではないので、そこはしっかり切り分けて、両方とも大事という観点の中で取り組んでいかなければならないと思います。

そういう中で、政府においてこども家庭庁ができるということは、こうしたこども家庭政策について、司令塔ができるということ、もしくは総合調整機能がより強化されるということでありますので、その組織と、その組織に見合うような新しい取組が行われることを、私も期待をしております。

我々県としても、各部局にまたがるこども関連施策について、総合調整をしっかり図るということと、こどもの視点に立って我々が政策を立案していけるように、体制をこれから整備することにいたしました。予算面においても、新年度予算は、子育て、教育分野に関して特に予算を拡充しておりますけれども、まだまだ道半ば、まだまだやらなければいけないことはたくさんあると思っていますので、特に少子化部分については、国の政策も見ながら、我々県がやらなければならないことをしっかりと拡充、充実するべく、しっかり議論をしていきたいと思っています。

(記者)

ありがとうございます。あともう1点お願いします。岸田首相がウクライナに電撃訪問した件なのですけれども、多分、WBCを御覧になっていたときだったのかなと思うのですが、そのことへの受け止めだったり、今回の訪問がどのような意義があるとお考えなのかお願いします。

(知事)

本当に、なかなかタイミングが難しかったと思いますけれども、そうした中で、スケジュールを調整されてウクライナに訪問されたことそのものは、首相はもとより、関係の方々に敬意を表したいと思っております。

我が国は、G7の中のほかの国と違ってアジアの国でありますので、そういった意味では、我々しかでき得ない立場の役割もあると考えていますので、広島サミットも含めて、日本政府がそうした立場の中で、欧米諸国と連携しながらも、日本政府としての独自性も発揮しながら、平和の実現に向けて努力されることを期待しております。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

では、文化資産の関係をお伺いしたいのですが、先ほどいくつか御説明をいただきましたけれども、新たに追加された39の文化資産について、全体的にどのような印象をお持ちになったのかということと、なかなか一つというのは難しいかもしれませんけれども、知事は、何か一つ印象的だというものがあれば教えていただければと思います。

(知事)

結構、「これ入っていなかったんだ」というものも含まれていて、追加選定してよかったなと思うんですよね。例えば、オオガハスみたいなものも、「ああ、これは入ってなかったんだ」というようなものもありますし、あとは歴博みたいなものもそうでありますし、そういう意味では、非常に、捕鯨もそうですよね。こういったものが入ったというのはよかったのではないかなと思います。

全体的には、お祭りですとかそうした習俗の部分が、無形的な文化資産が比較的多く選ばれたのかなと思っております。ソフトもハードも含めて、有形、無形問わずに、次代に受け継ぐべきものが文化資産だと思いますので、多くの方々に挙げて、投票してもらって、それにふさわしいものが選定されたのではないかなと思います。

(記者)

なかなかこれを一つというのは。

(知事)

一つはなかなか、正直難しいかなという気はしますね。さっき言ったようなものなどが、本当に入っていなければいけなかったねというものが今回入ったので、よかったかなと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

今日のお話とは関係のないことですが、先日、県教委が作成しています県内の教職員向けのガイドブックに、これは10年前につくられたものだったのですが、働き方の項目のところで、いわゆるブラック労働を想定しかねないような記述、具体的に言うと、「忙しいはありがたい」と考えたらどうかという記述があった点について、県教委のほうも改訂版を今月中に公表するという、もともとそういう計画ではあったそうなのですが、この一連の事態に関しての受け止めなどをお伺いできればと思います。

(知事)

やはり時代にそぐわない表現、表記かなと思います。その裏に込められた趣旨の一部は分からなくはもちろんないわけですけれども、当然、改訂していく中で適切な表現、中身に修正されていくべきではないかなと思います。

(記者)

ありがとうございます。

(知事)

これはね、教員の皆さんって真面目なんですよ、本当にいい意味で。私もこの間いろいろ見てまいりましたけれども、その真面目な中でなくしてほしくない真面目な部分と、子供たちのため、教員のために視点を変えてほしい部分と、それぞれありますので、今、教育委員会のほうも働き方改革で様々取り組んでおります。まずは教員の皆さん方の目線でできることをしっかり積み上げていただいた基盤の上で、外部の目線の中でも新鮮な目線で、今の教員や学校の置かれている状況を少しでも改善していく、そういう予算も計上しております。千葉県で教員の皆さんが働きやすい職場環境をつくり、そしてそれが結果的に子供たちにとって最善の環境となるように、県教委と連携しながら取り組んでいきたいと思います。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

人事の話についてなのですけれども、今回のこの人事の中で、子育て支援課長から財政課長になられています。これは、先ほどからこども家庭庁の話なども出ましたけれども、子育て支援課との連携が取りやすいというようなことを念頭に置かれた上でのこういう人事だったのでしょうか。

(知事)

彼女は総合的に能力が高いわけですし、それから財政の経験値もあります。それから、おっしゃったとおり、子育て部門を含めたそうした分野に対しても経験値があるということで、総合的に選びました。なので、最初から子育て系の中から絶対に財政課長をということではないですけれども、おっしゃったような要素も含めて、総合的にふさわしい要素がありましたので、今回、原見氏を財政課長にすることにいたしました。

(記者)

総合的にという中には、当然、子育て支援を強化したいという思いもあるということですか。

(知事)

そうです。そうした部分への経験値ももちろん評価しております。

(記者)

分かりました。

(記者)

同じく人事異動の関係で一つお尋ねです。女性職員の幹部登用が前年に比べてさらに進んでいて、過去最多となっているということですけれども、基本的には能力、資質本意での結論だと思うのですが、知事御自身は組織の中で女性の幹部職員の割合として、これぐらいターゲットとしてあるべきだとか、何がしかそういったお考えがもしありましたらお聞かせいただけますでしょうか。

(知事)

基本的には、理想は社会の構成比と同じであることが当然望ましいわけですよね。その上で、そうは言っても、例えば入ったときに男女比率が6:4だったら、それは普通に組織としての評価を適正に行ってくれば6:4になる、近づいていく。もちろん男女ともに置かれている環境、家庭の事情、プライベート、いろんなものがありますからそうはないですけれども、基本的には社会全体の状況であったり、もしくは組織としての構成であったり、そういうものにより近い形で意思決定、上層部も含めて構成されるようにするのが望ましいと思います。これは、繰り返しますが男女だけではなくて、もしくは今カミングアウトされていなくても、そうした性自認や性的指向の部分もあるかもしれませんし、障害の有無もあるかもしれません。様々な要因で多様な立場、バックグラウンドを持った人たちが政策決定に参画できる、その結果が政策として現れていくということが理想だと思います。

(記者)

分かりました。

内容についてのお問い合わせ先

  • 令和5年度定期人事異動について
    →総務部人事課【電話】043-223-3584

  • 「第5次ちば中小企業元気戦略」について
    →商工労働部経済政策課【電話】043-223-2703

  • 千葉県誕生150周年記念「ちば文化資産」追加選定の結果発表について
    →環境生活部スポーツ・文化局文化振興課【電話】043-223-2408

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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