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更新日:令和5(2023)年12月26日
ページ番号:403985
日時 | 令和2年11月30日(月曜日)15時~15時20分 |
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場所 | 中庁舎10階大会議室 |
動画 | 令和2年11月30日知事臨時記者会見(動画) |
知事
先ほど、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催いたしましたので、その御報告を申し上げます。
今、全国的に新規感染者数が過去最多となる日が続くなど、新型コロナウイルス感染症が急速に拡大しており、一昨日の我が千葉県、11月28日、1日当たり新規感染者数がこれまでで最大の113名となりました。現在は、感染の拡大を防止するための重大な局面でございます。医療機関や保健所等、関係機関の負担も大きくなっており、地域の医療提供体制の維持のためにも、感染者数の増加を何としても今抑える必要があります。
このような状況を踏まえ、本日から12月22日までを集中的な対策の実施期間と、そのように位置づけまして、従来からお願いしていた基本的な感染防止対策の徹底を働きかけるとともに、新たな協力要請を行うことといたしました。
対策の内容は、飲食の機会の感染リスクを軽減するもの、人の動きを抑えるためのもの、基本的な感染防止対策の徹底、この3つでございます。
今回、新たな取組といたしまして、人が集まる場所で飛沫を広げるリスクを低減するために、東葛地域の飲食店において22時以降の酒類の提供を控えていただくこと、東京都内との往来をできるだけ控えていただくこと、特に飲食を目的とする場合は十分に注意していただくこと、また、外出自粛要請が出されている地域や感染拡大している地域についても、感染状況に応じてできるだけ往来を控えたり、また慎重にお願いをいたします。
以上が特措法に基づくものでございますが、それ以外に、Go Toトラベルの一時停止地域である札幌市と大阪市の方は、「ディスカバー千葉」宿泊者優待券キャンペーンを利用した新規予約を控えていただくこと、これをお願いすることといたします。
また、県民の皆様には、いつもお願いしておりますが、小まめに手を洗う、マスクをする、それから換気、適度な加湿等、引き続き基本的な感染防止対策の徹底をお願いするところでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
(記者)
近隣の県などでは、店の営業時間の短縮をするようなところも出てきてはいるのですけれども、今回、お酒を提供するところに限定した理由について教えてください。
(知事)
要するに、まずお酒の場合ですと、これは専門家の方が言っておりますけれども、どうしても、ばんばんばんばんのっているし、大声になったり飛沫が飛びやすくなる。これは感染のリスクが大変大きいと、そのように言われております。ですから、千葉県の場合は、現在の状況が国の言っている「ステージ3」にはまだいっておりません。ですから、営業の短縮というよりも、飲酒を22時までに制限するということで、まずはお願いしているところでございます。
(記者)
もう1点ですけれども、今回のお酒の提供の時間短縮に応じた飲食店への補償や給付などは考えていらっしゃるのでしょうか。
(知事)
これは他県と異なり、我が千葉県の場合は、営業時間の短縮ではありません。飲酒時間の時短ですよね。その呼びかけは前にも行っております。ですから、今回の要請はその延長上であるというふうに認識しております。とはいえ事業者の皆さんには、大変な御苦労等おかけいたします。こういう時期でございますので、何とか御協力を賜りたいと、そのように思っております。また、これが国のいう「ステージ3」に大変近くなってきた、また、周りの状況が変わってきたというなれば、また協力金等とかそういうものを私どもも考えていかなければならないと、そのように思っております。
(記者)
ありがとうございました。
(記者)
私からは1点でして、今回の飲食店の酒類提供のところで、地域については東葛地域に限定して千葉市は入っていないのですけれども、千葉市が入っていない理由と、今後、例えば東葛地域と同様に直近1週間の新規感染者数の増加となったら、飲食店に対して東葛地域と同様の措置を取ることになるのでしょうか。
(知事)
記者さん、お分かりのように、千葉県というのは、東京に近いところから、ずっと九十九里から外房まであるんですね。そうすると、地域差というのは結構あるんでございます。私ども、しっかり調査したところによりますと、例えば人口10万人当たり、この1週間で東葛地域は13.06人なんですね。国の示すステージの目安が15人です。ということは、もう相当近くなってきております。ですから、まずここを事業者の皆さんにお願いし、また県民の皆様に御協力を賜ろうと、そういうことでございます。千葉市はどうなんだと言われますけれども、千葉市の場合は、まだ5.8です。ですから、今後は分かりませんよ。今後そうなっていけば、そのようにいろいろと考えていかなければならないと、そのように思っております。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
お願いします。今回の要請でどのくらいの効果を見込んでいるのか、ゴールみたいなもの、難しいと思いますが、数字とかがあれば教えていただけますか。
(知事)
数字は私はちょっと、つかむのが大変難しゅうございますが、でも、千葉県の場合は本当に県民の皆さん、相当踏ん張ってくださっていると思うんですね。でも、ここが大事だと思うんですよ。風邪でも本当に悪くなってからじゃ遅いので、まず、引きはじめかな、これからちょっと調子が悪そうだなといったときに手を打つということが私は大事だと思うんです。ですから、まずは1番はリスクの高いお酒ですよね。アルコール類、これを10時ぐらいまでに制限させていただく。本当に申し訳ないけれどもお願いしますと。これは、私、まず一手かなと思います。その辺の数字なんかはつかんでいるんですか。何か説明することがありますか。いいですか。ごめんなさい、数字はちょっと。
(記者)
よろしくお願いします。今回、お店への要請ということなのですけれども、最近の感染者の方の状況を見ますと、自宅とかでの会食で感染というのがよく聞かれます。4人以下でということはお願いしていますけれども、そういった方たちへの、改めて呼びかけというものはいかがでしょうか。
(知事)
あのね、これは四角四面でお願いするのは、ある意味ですごくいいようですけど、現実的でない場合もあるんですよね。ですから、まず、御家族の中でお一人おひとりが基本的にうつさない、うつらない。言うなれば、手洗いからいろいろな面も含めてですね。その中において、例えば食事する場合でも、少し離れてしようよと。そして、ごはんを食べているときには、ちょっと話すのをやめようよと。それから、終わったら話そうよと。それも距離感を持ってとか、マスクもできるならばしてほしいし。そのように、御家庭の中においてもいろいろな工夫をしていただきたいと思います。
(記者)
ありがとうございます。あと、医療提供体制ですけれども、今時点ですと病床稼働率は5割弱というところまで迫っておりますけれども、このフェーズを上げることへの御準備というのは、今はどの辺りでしょうか。
(知事)
私はこれね、人と物が動けば感染者がゼロになるということはあり得ないと思うんですよ。これはやっぱり、経済の両立となれば非常に難しいハンドリングがあると思うんです。でも、私は絶対みんなで知恵を出していけば何とかなるかなと、そのように思っております。では、その辺の詳しいこと。
(職員)
知事の定例記者会見のときにも担当からお話しさせていただいていますけれども、次のフェーズのことについても視野には入っているところです。準備はし始めていますが、まさに今、知事が言われましたように、「フェーズ3」のところでこういった要請をしながら、何とか耐えていければと考えているところでございます。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
お酒の提供の自粛ということになるのですが、お酒を売り物にしている業者さんからすると、10時以降にお酒を提供できないというのは事実上店じまいという、春先と同じような議論になってしまうのですが、恐らく年末で打撃を受ける事業者の方が増えると思います。そういった方々に対する説明というのは何かあるのですか。
(知事)
それはあなたのおっしゃるとおりなんですね。本当にね、私どももいろいろ頭を悩ませているところでございます。ですから、取りあえず22日までにしようよと言ったのはそういうことも含まれているのでございますけれども、これね、やっぱりいろいろな問題が出てきたならば、確かに出そうなところもありますけれども、県としてもいろいろこれからは考える余地があると思います。担当部局、何かありましたら。いいの? 申し訳ない。
(記者)
あと、ちょうど知事から今22日というのがあったのですが、例えば年末年始に向けて感染を抑えるとか、何か22日とした意味があれば教えてください。
(知事)
さっき言ったように、22日以降というのは、いろいろ、ちょっと行こうよとかあると思うんですよ。ただ、22日まで私どもは約3週間やっておりますけれども、これがまた大きくがーっと伸びたと、そうなったらまた別なんですけれども、要するに私どもは、今私たちみんなが努力していれば必ず下がっていくと、良い方向であるということを前提で言っているものですから、もしそういうような場合になったら、またいろいろと皆さんにお願いすることもあるし、また県としてもやらなければならないことが出てくるかもしれません。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
改めてお伺いします。酒類の制限なのですが、22日までにした意味で明確なものというのは何か、お答え願えますか。
(知事)
それはね、やっぱり22日以降、人間ですからね、ちょうどお店としても少しでも稼ぎたいときですよ。本当はもっともっと長くするのがいいのかもしれません。でも3週間、我が千葉県、何とかみんなに御苦労をかけて、私どももまさしくお願いしてまいりますよ。それは必ず3週間において今よりいい方向にいくということを前提に、私は22日ということをお願いしたのでございます。ですから、先ほど言いましたけれども、これから3週間の間に爆発的に上がってきたとか、国の言っているレベル3まで超えちゃったとか、そうなってきたらまた別ですよね。だから、今は良くなるということを前提に決めているところでございます。
(記者)
いわゆる東葛地域というと東京に隣接する地域だと思います。一方で東京は時短営業を17まで要請しているかと思うのですが、そこと合わせるみたいなことは検討されなかったのですか。
(知事)
そうですね。それは、東京さんは東京さんのいろいろな事情があるだろうし、千葉県には千葉県の事情といいますか、環境がありますから、それは千葉県なりに考えて出したところでございます。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
東京都との往来を控えてというメッセージで、これは多分埼玉とか神奈川もまだそこまで行っていないのではないかと思うのですが、このメッセージに込めた知事の思いをお教えください。
(知事)
それはね、隣接している県は、やっぱり東京さんが少しでも減ってもらいたいとみんな願っているし、私たち1都3県、何とか連携して減らそうとしていると思います。ですから、私どもとしてみれば、東京が今一番感染率が高いから。でも、行くなと言ったって、それは学校もあるだろうし、会社もある。それは無理ですよ。ですから、感染防止を万全にして、注意して行ってくださいよということをお願いしているのでございます。
(記者)
ありがとうございました。
(記者)
よろしくお願いします。先日、千葉県は過去最多を更新して、その中でこういった指針を示していただきました。今回の指針のメインというのが、東京都の往来、それから酒類の提供の短縮というところが大きく2つあるかなと受け止めたのですが、今、千葉県が最多を更新している背景は、酒と東京都の往来というのが大きな原因であると受け止めていらっしゃるのでしょうか。
(知事)
それは非常に難しい問題です。どれが100%と私は言えません。でも、専門家の方だとか、いろいろな情報を収集してみると、パーセンテージはその辺が高いのかなと想像しているところでございます。ですから今、私どもはできる手はなるたけ打っていく。でも、これはやっぱり県民の皆さんの生活も仕事もあるわけですから、そういうことも考えながらやっていかなければならないと、そのように思っております。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。酒類の提供制限のところなのですが、自粛の要請ということでお店の協力を得ることが不可欠だと思うのですけれども、一方で事業者としては春先とは状況が違って、なかなか我慢ができないというところもあると思うのです。そこについては、例えばどういうふうに県として説明して理解を得ていくのかとか、知事からのメッセージというものがあればお願いします。
(知事)
これね、やっぱり事業者の皆さんの御協力を得なければいけません。前回のときも何とかお願いしますと言って、非常に御協力を賜ったのも事実でございます。でも今、国の言うフェーズの問題でございますけれども、確かにそこまで行っていないんですよね。確かに行っていないんだけれども、ここで千葉県は営業を短縮するという、そういうことではないんです。お酒類だけは何とかひとつ協力してほしいということなので、何とかここは大事なので御協力を賜りたいと、そういうところでございます。これはお願いするのは本当に辛いですよ。でも、こういうときなので御協力をいただきたいと、再度お願いしたところでございます。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
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