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更新日:令和8(2026)年9月2日
ページ番号:4643
千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。
新型コロナウイルス感染症/インフルエンザ/麻しん/百日咳/腸管出血性大腸菌感染症/感染性胃腸炎/梅毒/風しん
過去の注目疾患:2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年、2025年、2026年
過去の週報:
2012年から2016年週報、2017年週報、2018年週報、2019年週報、2020年週報、2021年週報、2022年週報、2023年週報、2024年週報、2025年週報、2026年週報
2026年第35週に県内医療機関から13例の届出があり、累計は96例となった(図1)。
第33週以降、診断週別届出数が、過去5年間の平均と比較して多くなっている(図2)。一般的に気温が高い初夏から初秋は腸管出血性大腸菌の多発期であり1)、県内でも例年届出数が多くなる傾向があるため、引き続き注意が必要である。


2026年に届出のあった96例の概要は以下のとおり。
性別は、女性55例(57%)、男性41例(43%)であった。年代別は、20代が24例(25%)で最も多く、次いで30代が15例(16%)、40代が12例(13%)であった。
発現した主な症状(発生届の記載による、複数記載あり)は、有症状者58例のうち、腹痛が52例(90%)で最も多く、次いで水様性下痢が48例(83%)、血便が36例(62%)と続いた。溶血性尿毒症症候群(HUS)の症状を呈したのは5例(9%)であった。
血清群毒素型別は、腸管出血性大腸菌が分離された94例中、O157VT2が21例(22%)で最も多く、次いでO157VT1VT2が13例(14%)であった。VT2陽性株(VT2単独またはVT1VT2)は48例(51%)であった。
腸管出血性大腸菌感染症の原因菌はベロ毒素を産生する大腸菌である。腸管出血性大腸菌は家畜等の腸管内に生息しており、感染経路は糞便に汚染された食品や手指などを介した経口感染である。少ない菌数(100個程度)で感染が成立する1,2)。
症状は、無症候性から軽度の下痢のみのもの、激しい腹痛、頻回の水様便、さらに著しい血便とともに重篤な合併症を起こし、死に至るものまで様々である。多くの場合、3日から8日間の潜伏期を経て、水様便で発病し、後に激しい腹痛を伴う血便となることがある。有症者の6%から7%において、溶血性貧血、血小板減少、急性腎不全を伴うHUS等の重篤な合併症が発生する1-3)。
予防の方法として、食品を介した経口感染(食べ物から人への感染)に対しては、以下のことに注意しましょう2)。
また、手指を介した経口感染(人から人、動物から人への感染)に対しては、以下のような際には、必ず石けんと流水でよく手を洗いましょう1-3)。
3)千葉県健康福祉部健康福祉政策課:O157等腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう
≪夏休みに海外へ渡航される皆様・渡航された皆様へ≫
海外においては、国内では見られない感染症が流行していることがあり、海外滞在中に感染する可能性があります。海外へ渡航する際には、事前に渡航先における感染症の流行状況、現地滞在中の注意点、海外渡航に際し推奨されている予防接種をご確認ください1,2)。予防接種の種類によっては、数回(間隔を開けて2、3回)接種しなければならないものもあります。そのため、海外に渡航する予定がある場合には、なるべく早く(できるだけ出発3か月以上前から)、トラベルクリニック、渡航外来等の医療機関で、接種するワクチンの種類と接種日程の相談をしてください3)。
また、感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、渡航中や帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなる場合があります。その場合は、医療機関に事前に電話連絡して海外渡航歴があることを伝えた上で受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴等についてお伝えください4)。
2)厚生労働省:夏季休暇の海外渡航者に対する感染症予防啓発について(協力依頼)(PDF:145.1KB)
2026年第35週の県全体の定点当たり報告数は、前週(1.20)から増加して、1.29となった。
2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
2026年第35週の県全体の定点当たり報告数は、前週(1.80)から増加して、2.51となった。
2015/16シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。
千葉県では、2026年第35週に届出はなく、累計は32例であった。
2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。
また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。
千葉県では2026年第35週に4例届出があり、累計は185例であった。
2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では2026年第35週に13例の届出があり、累計は96例となった。
2010年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
2026年第35週の県全体の定点当たり報告数は、前週(2.27)から増加して、2.62となった。
2016/17シーズンから2024/25シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では2026年第35週に7例の届出があり、累計は206例であった。
2021年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県では、2026年第35週に届出はなく、累計は0例であった。
2008年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。
千葉県の検体採取週別ARI病原体検出状況(2025年第15週から2026年第18週、2026年5月14日時点)(PDF:184.2KB)
県内のARI病原体定点医療機関で採取された検体の病原体検出状況を掲載しています。次回更新は9月の予定です。
保健所へは、小児科・ARI定点の医療機関は報告様式1と2の両方を、ARI定点は報告様式2をご報告ください。
なお、集計様式は、保健所への送付は不要です。
参考:急性呼吸器感染症(ARI)に関する説明会の開催について(千葉県疾病対策課)
急性呼吸器感染症定点にかかるシステム上の入力方法について 医療機関向け(PDF:1,419.1KB)
オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(健康福祉政策課ホームページへ)
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