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更新日:令和6(2024)年7月17日

ページ番号:4643

千葉県感染症情報センター

千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。

週報月報新型コロナウイルス感染症梅毒腸管出血性大腸菌感染症インフルエンザ感染性胃腸炎麻しん風しんリンク

週報

2024年第28週(2024年7月8日~2024年7月14日)(PDF:942.7KB)

2024年7月8日から2024年7月14日までの期間(2024年第28週)の千葉県結核・感染症週報を掲載しています。

※過去の注目疾患:2015年2016年2017年2018年2019年2020年2021年2022年2023年2024年

※過去の週報:2012年~2016年週報2017年週報2018年週報2019年週報2020年週報2021年週報2022年週報

       2023年週報2024年週報

今週の注目疾患

蚊が媒介する感染症

蚊が媒介する感染症のうち、感染症法で4類感染症に分類されている疾患は、ウエストナイル熱、黄熱、ジカウイルス感染症、西部ウマ脳炎、チクングニア熱、デング熱、東部ウマ脳炎、日本脳炎、ベネズエラウマ脳炎、マラリア、リフトバレー熱がある。これらの疾患のうち、2020年から2024年第28週までに県内医療機関からデング熱37例、マラリア11例、チクングニア熱3例、日本脳炎2例の届出があった(表1)。日本脳炎2例を除き、全て推定感染地域が海外であった。

表1 2020年~2024年に県内医療機関から届出のあった蚊媒介感染症の診断年別届出数 (2024年第28週時点)
区分  2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 合計
デング熱 9 2 7 14 5 37
マラリア 3 1 3 1 3 11
チクングニア熱 0 0 0 3 0 3
日本脳炎 0 0 1 0 1 2

蚊が媒介する感染症を予防するためには、蚊に刺されないようにすることが重要である。現地では長袖と長ズボンの服を着用して素肌を露出させない、虫よけスプレーや蚊取り線香、殺虫剤を使用するなどの対策がある。また、夕方はもちろん昼夜も、そして都市部(家の中)でも注意する必要がある1)。なお、黄熱や日本脳炎にはワクチンがあり2)、マラリアには医師の処方による予防内服がある3)

 

〇渡航前にご確認ください

 蚊が媒介する感染症に限らず、海外においては国内では見られない感染症が流行していることがあります4)。海外へ渡航する際には、事前に渡航先における感染症の流行状況や現地滞在中の注意点をご確認ください。

 また、感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、渡航中や帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなる場合があります。その場合は、医療機関に事前に電話連絡して海外渡航歴があることを伝えた上で受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴等についてお伝えください4)

 

≪デング熱≫

 2024年は第28週までに5例の届出があり、第28週時点における累計届出数としては、過去5年間で2番目に多い(図)。

図:県内デング

 

37例の病型は、デング熱が36例(97%)、デング出血熱が1例(3%)であった。

推定される感染地域は全て海外であり、東南アジア地域が27例(73%)、南アジア地域が8例(22%)、アフリカ地域及び北米・カリブ海地域がそれぞれ1例(3%)であった。

※主な発生地域:熱帯・亜熱帯地域(東南アジア・南アジア、中南米、カリブ海諸国、アフリカ、オーストラリア、中国、台湾)5)

 

≪マラリア≫

 11例の病型は、熱帯熱が6例(55%)、三日熱が1例(9%)、不明が4例(36%)であった。

 推定される感染地域は全て海外であり、アフリカ地域が10例(91%)、南アジア地域が1例(9%)であった。

※主な発生地域:熱帯・亜熱帯地域(アフリカ、アジア、オセアニア、中南米)5)

 

≪チクングニア熱≫

3例の推定される感染地域は全て海外であり、2例が南アジア地域(67%)、1例が東南アジア地域(33%)であった。

※主な発生地域:アフリカ、アジア、アメリカ大陸、南西インド洋諸島、ヨーロッパ、カリブ海地域5)

 

≪日本脳炎≫

 患者の年齢は60代が1例、80代が1例であった。発症時期は、9月が1例、10月が1例であった。推定感染地域は県内が1例、不明が1例であった。予防接種歴は、接種歴なしが1例、接種歴不明が1例であった(表2)。

※主な発生地域:アジア、ミクロネシア、オーストラリア5)

 

表2 2020年~2024年に県内医療機関から届出のあった日本脳炎症例の概要(2024年第28週時点)
No. 年齢群 発症時期 推定感染地域 ワクチン接種歴
1 60代 9月 不明 不明
2 80代 10月 県内

 

■参考・引用

1)厚生労働省:キケンな蚊、どうする蚊?(PDF:325.6KB)

2)厚生労働省検疫所FORTH:海外渡航のためのワクチン(予防接種)外部サイトへのリンク

3)厚生労働省検疫所FORTH:マラリアに注意しましょう!外部サイトへのリンク

4)厚生労働省検疫所FORTH:海外へ渡航される皆さまへ!外部サイトへのリンク

5)国立感染症研究所:蚊媒介感染症, 2012年1月~2022年3月外部サイトへのリンク

 

疾患別・保健所別5週グラフ

RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、水痘、手足口病、伝染性紅斑、突発性発しん、ヘルパンギーナ、流行性耳下腺炎、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、急性出血性結膜炎、流行性角結膜炎の5週間分の保健所別の定点当たり報告数のグラフを掲載しています。

月報

2024年6月の千葉県結核・感染症月報(2024年27週週報)を掲載しています。

新型コロナウイルス感染症

《発生状況について》

2024年28週の県全体の定点当たり報告数は、前週(10.91)から増加し、12.77であった。

2024年28週までの県内の新型コロナウイルス感染症の発生状況について掲載しています。過去の発生状況については以下に掲載しています。

《新型コロナウイルス変異状況について》

県衛生研究所は、国立感染症研究所と協働で、県健康福祉センター(保健所)(千葉市・船橋市・柏市除く)等から収集した検体について新型コロナウイルスのゲノム解析を行い、ウイルスの変異状況を調べています。

その状況についてお知らせします。

 

インフルエンザ/COVID-19定点医療機関から保健所への報告様式

保健所への報告は、報告様式1(小児科定点・インフルエンザ/COVID-19定点用)又は報告様式2(インフルエンザ/COVID-19定点用)をお使いください。なお、集計様式2は、保健所への送付は不要です。

オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(県庁疾病対策課ホームページへ)

梅毒が増加しています!

千葉県では2024年28週に5例届出があり、累計は250例となった。

昨年2023年は1999年の現行感染症サーベイランス開始以降最多となる473例の届出があり、注意が必要です。

2024年28週までの県内の梅毒発生状況について掲載しています。2021年から2023年の過去の発生状況については以下に掲載しています。

腸管出血性大腸菌感染症情報

千葉県では2024年28週に4例届出があり、累計は44例となった。

2024年28週までの県内の腸管出血性大腸菌感染症発生状況について掲載しています。2010年から2023年の過去の発生状況については以下に掲載しています。

インフルエンザ情報

2024年28週の県全体の定点当たり報告数は、前週(0.47)から減少し、0.39であった。

2023/24シーズンの県内のインフルエンザ発生状況について掲載しています。2015/16シーズンから2022/23シーズンの過去の発生状況については以下に掲載しています。

※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。

感染性胃腸炎情報

2024年28週の県全体の定点当たり報告数は、前週(5.50)から減少し、5.00であった。

2023/24シーズンの県内の感染性胃腸炎の発生状況について掲載しています。2016/17シーズンから2022/23シーズンの過去の発生状況については以下に掲載しています。

麻しん情報

千葉県では、2024年28週に届出はなかった(2024年7月17日現在)。2024年の累計は0例である。

2024年28週までの県内の麻しんの発生状況について掲載しています。2008年から2023年の過去の発生状況については以下に掲載しています。

国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。

また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。

風しん情報

千葉県では、2024年28週に届出はなかった(2024年7月17日現在)。2024年の累計は0例である。

2024年28週までの県内の風しんの発生状況について掲載しています。2008年から2023年の過去の発生状況については以下に掲載しています。

リンク

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部千葉県衛生研究所感染疫学研究室

電話番号:043-266-6723

ファックス番号:043-265-5544

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