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千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。
週報/月報/新型コロナウイルス感染症/麻しん/梅毒/腸管出血性大腸菌感染症/インフルエンザ/感染性胃腸炎/風しん/リンク
定点医療機関におかれましては、急性呼吸器感染症(ARI)の患者集計等の開始をお願いします。月曜日から日曜日までの患者数を原則、翌月曜日に報告をお願いします。初回は4月7日(月曜日)から4月13日(日曜日)までの患者数を、4月14日(月曜日)にご報告ください。
保健所へは、小児科・ARI定点の医療機関は報告様式1と2の両方を、ARI定点は報告様式2をご報告ください。
なお、集計様式は、保健所への送付は不要です。
参考:急性呼吸器感染症(ARI)に関する説明会の開催について(千葉県疾病対策課)
急性呼吸器感染症定点にかかるシステム上の入力方法について 医療機関向け(PDF:1,419.1KB)
オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(県庁疾病対策課ホームページへ)
2025年第14週(2025年3月31日から2025年4月6日)(2025年3月分月報を含む)(PDF:950.2KB)
2025年3月31日から2025年4月6日までの期間(2025年第14週)(2025年3月分月報を含む)の千葉県結核・感染症週報を掲載しています。
※過去の注目疾患:2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年、2025年
※過去の週報:2012年から2016年週報、2017年週報、2018年週報、2019年週報、2020年週報、2021年週報、2022年週報、
2025年第14週に県内医療機関から24例の届出があり、本年の累計は116例となった。既に昨年1年間の届出数を上回っていることから、引き続き動向に注意が必要である(図1)。
2025年に届出のあった116例の概要は以下のとおり。
性別では男性が57例(49%)、女性が59例(51%)であった。
116例のうち検査診断例は111例であり、検査診断方法はLAMP法やPCR法などの核酸増幅法による病原体の遺伝子の検出が最多の73例であった。
年齢群別では、10代が80例(69%)、10歳未満が21例(18%)、30代及び50代が各6例(各5%)、40代が2例(2%)、20代が1例(1%)であった。本疾患の全数把握が始まった2018年以降において、本年は初めて10代の届出数が10歳未満を上回った。
なお、患者の年齢の中央値では、2024年及び2025年はいずれも13歳と、2018年から2020年の10歳と比較し、高くなっていた(図2)。
特有のけいれん性の咳発作(痙咳発作)を特徴とする急性気道感染症であり、臨床経過は以下のとおり3期に分けられ、全経過約2か月から3か月で回復する1)。
(1)カタル期(約2週間持続)
通常7日間から10日間程度の潜伏期を経て、普通のかぜ症状で始まり、次第に咳の回数が増えて程度も激しくなる。
(2)痙咳期(約2週間から3週間持続)
次第に特徴のある発作性けいれん性の咳(痙咳)となる。なお、年齢が小さいほど症状は非定型的であり、特に乳児期早期では特徴的な咳がなく、単に息を止めているような無呼吸発作からチアノーゼ、けいれん、呼吸停止と進展することがあるとともに、合併症として肺炎の他、脳症も重要な問題となっており注意が必要である。
(3)回復期
激しい発作は次第に減衰し、2週間から3週間で認められなくなるが、その後も時折忘れた頃に発作性の咳が出る。
なお、成人の百日咳では咳が長期にわたって持続するが、典型的な発作性の咳嗽を示すことはなく、やがて回復に向かう。軽症で診断が見逃されやすいが、菌の排出があるため、ワクチン未接種の新生児・乳児に対する感染源として注意が必要である1)。国立健康危機管理研究機構の報告では、重症化リスクが高い6か月未満児の患者の感染源の多くが兄姉をはじめとする家族であったとされている2)。
2023年度以降は、百日咳による乳児の重症化予防の観点から、定期予防接種の接種可能な最低年齢が生後3か月から生後2か月に前倒しされた3)。
■引用・参考
2)国立健康危機管理研究機構:全数報告サーベイランスによる国内の百日咳報告患者の疫学(更新情報)2023年疫学週第1週~第52週
3)厚生労働省:「予防接種法第5条第1項の規定による予防接種の実施について」の一部改正について(令和5年3月31日)(PDF:98.6KB)
RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、水痘、手足口病、伝染性紅斑、突発性発しん、ヘルパンギーナ、流行性耳下腺炎、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、急性出血性結膜炎、流行性角結膜炎の5週間分の保健所別の定点当たり報告数のグラフを掲載しています。
2025年3月の千葉県結核・感染症月報(2025年第14週週報)を掲載しています。
2025年14週の県全体の定点当たり報告数は、前週(3.83)から減少して、2.29となった。
2025年14週までの県内の新型コロナウイルス感染症の発生状況について掲載しています。過去の発生状況については以下に掲載しています。
県衛生研究所は、国立感染症研究所と協働で、県健康福祉センター(保健所)(千葉市・船橋市・柏市除く)等から収集した検体について新型コロナウイルスのゲノム解析を行い、ウイルスの変異状況を調べています。
その状況についてお知らせします。
千葉県では、2025年14週に1例の届出があった(2025年4月9日現在)。2025年の累計は4例である。
2025年14週までの県内の麻しんの発生状況について掲載しています。
【国内の状況】
国立健康危機管理研究機構のまとめによると、2025年は第13週に11例の届出があり、累計58例となりました。近隣都県では、これまでに東京都及び神奈川県で各7例、埼玉県で5例、茨城県で1例の届出がありました1)。
また、国内外での報告増加を受け、厚生労働省は令和7年3月19日付けで注意喚起をしています2)。
2)厚生労働省:麻しんの国内外での報告増加に伴う注意喚起について(協力依頼) (PDF:190.4KB)
【千葉県の過去の状況】
国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。
また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。
千葉県では2025年14週に2例届出があり、累計は86例となった。
2025年14週までの県内の梅毒発生状況について掲載しています。2021年から2024年の過去の発生状況については以下に掲載しています。
千葉県では2025年14週に届出はなく、累計は17例であった。
2025年14週までの県内の腸管出血性大腸菌感染症発生状況について掲載しています。2010年から2024年の過去の発生状況については以下に掲載しています。
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2024年1週から52週)(PDF:207.2KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2023年1週から52週)(PDF:381.4KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2022年1週から52週)(PDF:249.1KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2021年1週から52週)(PDF:270.2KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2020年1週から53週)(PDF:250.6KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2019年1週から52週)(PDF:240KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2018年1週から52週)(PDF:242KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2017年1週から52週)(PDF:254KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2016年1週から52週)(PDF:145KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2015年1週から53週)(PDF:233KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2010年から2014年)(PDF:224KB)
2025年14週の県全体の定点当たり報告数は、前週(2.01)から減少して、1.10となった。
2024/25シーズンの県内のインフルエンザ発生状況について掲載しています。2015/16シーズンから2023/24シーズンの過去の発生状況については以下に掲載しています。
※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。
2025年14週の県全体の定点当たり報告数は、前週(8.84)から減少して、6.30となった。
2024/25シーズンの県内の感染性胃腸炎の発生状況について掲載しています。2016/17シーズンから2023/24シーズンの過去の発生状況については以下に掲載しています。
千葉県では、2025年14週に届出はなかった(2025年4月9日現在)。2025年の累計は0例である。
2025年14週までの県内の風しんの発生状況について掲載しています。2008年から2024年の過去の発生状況については以下に掲載しています。
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