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書誌情報
2024『八千代市上高野白幡遺跡(2)・(3)―一般国道296号道路改良事業埋蔵文化財発掘調査報告書2―』千葉県教育委員会埋蔵文化財調査報告第47集
発行:令和6年2月20日
印旛沼に注ぐ小竹川の左岸に位置する標高約24mの台地上にある遺跡です。今回の調査では、弥生時代中期の環濠の一部が検出されました。これまでの調査で見つかっている中期の竪穴住居跡群を囲むように、断面がV字状を呈する環濠と呼ばれる深い溝がめぐっています。稲作が始まる弥生時代中期になると、外敵からムラを守るために環濠を掘って周囲を囲む「環濠集落」が西日本から伝わり、千葉県内の各地にこの環濠集落がつくられるようになります。印旛沼周辺の佐倉市大崎台遺跡や八千代市田原窪遺跡などでは、集落全体が発掘され、環濠の中に展開する竪穴住居跡群の様子が明らかになっています。
写真1 検出された環濠
写真2 V字状に掘られた環濠の様子
写真3 環濠の調査風景
写真4 竪穴住居跡出土の弥生土器
画像出典
写真1・2・3・4 報告書掲載写真
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