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更新日:令和6(2024)年5月13日
ページ番号:343127
2018『袖ケ浦市文脇遺跡(旧石器時代~奈良・平安時代編) 主要地方道千葉鴨川線(袖ケ浦市高谷)県単道路改良事業埋蔵文化財発掘調査報告書2』千葉県教育委員会埋蔵文化財調査報告第29集
この遺跡からは、旧石器時代~中・近世の遺構や遺物が見つかりました。中・近世については平成28年度に報告書が刊行されています。
文脇遺跡にはさまざまな時代の生活の跡が残されていましたが、その中でも弥生時代の遺構が多数見つかり、壺などの土器も多く出土しました。集落は中期に営まれ、一時期断絶したのち後期に巨大集落となったようです。東京湾沿岸を中心とする安房・上総地域では後期に集落が爆発的に増加しますが、文脇遺跡はそうした集落の中でも大規模なもののひとつであったと考えられます。また種実圧痕注)の分析も行っており、当時の食生活を知る手掛かりのひとつとなるでしょう。
注)種実圧痕とは、土器を作る際に混入した植物の種や実の痕のことです。
写真1 平成20年度調査区写真
写真2 弥生時代後期土器
2007『千葉県の歴史 通史編 原始・古代1』財団法人 千葉県史料研究財団
写真1:報告書掲載
写真2:千葉県教育委員会保管
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