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更新日:令和6(2024)年5月13日
ページ番号:422665
2020『袖ケ浦市東上泉遺跡・文脇遺跡 主要地方道千葉鴨川線(袖ケ浦市高谷)県単道路改良事業埋蔵文化財発掘調査報告書3』千葉県教育委員会埋蔵文化財調査報告第33集
東上泉遺跡では、旧石器時代~中・近世までの遺構や遺物が発見されました。旧石器時代では、石器が集中する地点が14か所見つかり、ナイフ形石器や石斧などが出土しています。弥生時代後期~古墳時代前期では竪穴住居跡が21軒見つかり、台地の縁辺部まで集落が広がっていたことが明らかになりました。また、弥生時代後期の住居跡からは、具体的な用途は不明ですが底に小さな穴が開けられた土器が出土しています。
文脇遺跡は、東上泉遺跡の北西に浅い谷を挟んで隣接し、今回の調査でこれまでの調査で明らかになっている弥生時代後期の大規模な集落の範囲をより明確にすることができました。
東上泉遺跡 H23年度調査区<南から>
底部に穴が開けられた弥生土器
参考文献・画像出典
2007 『主要地方道千葉鴨川線埋蔵文化財調査報告書5―袖ケ浦市東上泉遺跡・神野台遺跡―』千葉県教育振興財団調査報告第584集
2019 『袖ケ浦市文脇遺跡(旧石器時代~奈良・平安時代編)―主要地方道千葉鴨川線(袖ケ浦市高谷)県単道路改良事業埋蔵文化財発掘調査報告書2―』千葉県教育委員会埋蔵文化財調査報告第29集
写真1 報告書掲載写真
写真2 千葉県教育委員会保管
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